『7SEEDS』作者田村由美のおすすめ漫画ランキングベスト5!

更新:2021.12.16

今回は『7SEEDS』など多くの人気作を生み出した田村由美のおすすめ作品5選を、ランキング形式でご紹介します。長編から短編、ほのぼのとした作品からシリアスな作品まで、多才なジャンルを描き分ける実力派の珠玉の作品をお楽しみください。

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著書にハズレなしといわれる天才作家田村由美とは?

1983年に『オレたちの絶対時間』でデビューを果たした、田村由美。SFやアクション、サイコホラー、架空戦記物など躍動感あふれる作風で人気を博し、現代の少女漫画とは一線を画した巨匠として名高い作家です。

代表作『BASARA』では第38回小学館漫画賞を受賞しました。『7SEEDS』では、小学館漫画賞少女向け部門を受賞しています。

5位: 田村由美が届けるオカルトファンタジー

テストで赤点を取った少年トオル。彼の前に現れた不思議な男レイジと、綺麗な女性カナ。彼らはとある事件から百の鬼を回収しなければ解けない呪いを受けてしまった、不思議な力を持つ2人組でした。本作『ビショップの輪』は、町で起こる謎の怪奇事件に関わる鬼と戦う、オカルトファンタジー作品です。

著者
田村 由美
出版日

美人のカナと、クールなレイジは恋人同士。しかし呪いによって、レイジは昼間は馬の姿となり、カナは夜には鳥の姿になってしまうのでした。昼夜逆転で動物の姿になってしまう2人は、いつも一緒にいるのに、人間として触れ合うことができません。そんな恋人たちのもどかしい関係も印象的です。

オカルト漫画としても、普段は真面目な人が急に犯罪を犯してしまう、学校の生徒が次々に集団自殺、など鬼が人間に仕掛けてくる災厄はえげつないもの。ですが、カナとレイジが戦う姿は美しく痛快で、ホラー特有の後味の悪さや読み終えた後に怖さが抜けないといった感じはありません。

ホラーというジャンルにも分類できますが、どちらかといえばオカルトアクションといったほうがしっくりとくる作品です。事件を解決してくれるカナとレイジの、美しさとかっこよさの対比を楽しんでくださいね。

4位: 猫好きにはたまらない、もふもふケモノ奇譚!

『猫mix幻奇譚とらじ』の舞台は、人間とねずみが戦いを始めて2000年以上経つ世界。自分の息子を魔法のねずみに攫われた主人公パイ・ヤンは、息子が飼っていた猫のとらじと旅に出ます。

著者
田村 由美
出版日
2008-01-25

とらじは、ねずみによって半獣半人の姿に帰られた猫mixという種族です。基本的には服を着ていて二足歩行、しゃべることもできるのですが行動や思考はかなり猫に近く、気まぐれで子供っぽい性格になっています。もふもふの毛並みや肉球がとても可愛らしいです。

様々な獣人が登場する本作では犬mix、魚mixなども登場します。それぞれの動物の習性や性格を上手く反映している作品です。攫われた息子を探すパイ・ヤンと、可愛いとらじが旅を通して絆を深めていく様子からも目が離せませんよ。

3位: 田村由美によるサスペンスアクションの名作

主人公巴の通り名は、「シュトコーの巴御前」。ローラースケートでスピードバトルを繰り広げる族の頭として、警察でも舌を巻いていた彼女でしたが、仲間の死がトラウマになり、暴走族を抜け気力を失ったままの生活を送っていました。そんな巴をスタントマン養成所にスカウトした教官上総。行き場を見失っていた巴は、上総の導きのままスタントマン養成所へ身を寄せます。しかしスタントマンの養成所とは仮の姿、その実態はスポンサーである東条財閥の設立したスパイ養成所だったのです。命からがら脱走した巴を待ち受ける運命とは……!

著者
田村 由美
出版日

ローラースケートで高速道路を暴走するという斬新な主人公と、東条財閥の隠し子伊織の命を狙うスパイ達、財界の抗争を巡るサスペンスアクションが描かれる本作。1987年の連載開始当時のローラースケートブームと、不良女子高生を掛け合わせた前衛的な設定の作品です。

財界の跡取り問題などのサスペンス要素と、精鋭のスパイにも引けを取らない巴を含む登場人物達のアクションも見ものですが、主人公巴、上官の上総、財閥御曹司の伊織という3人を巡る恋の三角関係からも目が離せない作品ですよ。

2位: 人類滅亡のその先を描くSF超大作!

地球に隕石が堕ち、人類の滅亡が危ぶまれたときに立ち上げられた、7SEEDSプロジェクト。本作『7SEEDS』は、健康で若い人間を冷凍睡眠させ、地球の環境が人類の適応できる条件に戻ったときに解放し、人類の存続を託すという壮大な計画に選抜された7人の若者の物語です。

著者
田村 由美
出版日
2002-03-26

プロジェクトで選ばれた人間は5つチームに分けられ、7人で共同生活を開始します。そのため本作では複数の主人公が存在し、様々な視点で物語が語られる点が面白いといえるでしょう。チームは、春・夏A・夏B・秋・冬と呼び分けられ、それぞれの目覚めた環境、解放後の生活なども大きく異なります。

1話目は、夏のBチームの目覚めから描かれます。また物語の導入も語られ、突然放り出された状況と、サバイバル生活の過酷さが描き出されます。夏のBチームの他には4つのチームがありますが、彼らがどのような状況にあるのか? どんな環境で生き抜いているのか? 他のチームとの関わりは? など、ぜひ実際に読んで確認してほしいと思います。本作で人類の存続をかけたサバイバルSF超大作を、ぜひお楽しみください。

7SEEDSの魅力については<『7SEEDS(セブンシーズ)』5分でわかる、あらすじと魅力!滅亡後の地球で繰り広げられる壮大ファンタジー【35巻完結、ネタバレあり】>の記事で詳しく解説しています。

1位: 田村由美が描く、男装少女の架空戦記

20世紀末、文明が滅びた未来。王国の悪政に縛られながらも、慎ましやかな生活を送る村に、この世界を変革する運命の子供が生まれます。その少年の名は、タタラ。そして瓜二つの双子の妹更紗は、同じように生まれた双子なのに、自分は運命の子ではないという劣等感に苛まれていました。しかしタタラが元服を迎えた夜、村に赤の王の軍勢が押寄せ、運命の子供だった兄は更紗の目の前で殺されてしまいます。信仰を砕かれ絶望する人々を救うため、兄のタタラと瓜二つの更紗は髪を切り、自らが運命の子タタラとなって立ち上がるのでした。

著者
田村 由美
出版日

文明が滅び、荒廃した近未来を舞台に描かれるファンタジーアクション漫画『BASARA』。本作の人気は1998年の連載終了後も衰えることなく、少女漫画の域を超えて様々なファン層に愛されています。

人々を導くことの責任、本当の自由、政治、贖罪など様々なテーマを読者へと問いかけてきます。第38回小学館漫画賞を受賞し、名実ともに名作である本作。ネタバレなしで読むことをおすすめします。

いかがでしたでしょうか。どれも甲乙つけ難い、名作揃いの田村由美作品。長年ファンに愛される実力派作家ともあって、どれから手をつけようかと迷ってしまう作品ばかりです。読んで損なしと謳われる作風に、ぜひあなたも魅了されてみてはいかがでしょうか?

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