死からはじまる物語【Maison book girl・和田輪】

死からはじまる物語【Maison book girl・和田輪】

更新:2021.12.17

こんにちは! Maison book girlの和田輪です。 今日、3月14日はなんとわたしの誕生日です! ヤッター! しかし私はそこでふと考えました  生まれる前は一体なんだったんだろう? 今回は人の生死にまつわる作品を紹介します。

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絶望と希望のコントラスト

著者
イイヅカ ケイタ
出版日
2016-09-16
「新しい命をどう使おうと私の勝手」という理屈の元、一度死んだ人間(や動物)のコピーを生み出し戦わせるガンツ。

作中、人間以外のある存在によって人間の身体や魂の正体が明かされます。生きている間の感情は微弱電流による現象でしかないと言い切り、いわゆる輪廻転生を情報の移動とする表現がおもしろい!

神の存在を否定しつつも前世での因果関係は肯定する、絶望と希望の入り混じったエンドが大好きです。

輪廻の仕組み

著者
伊勢 ともか
出版日
2014-08-18

懲役339年もの大犯罪を犯した「ハロー」。輪廻を重んじる国で、生まれ変わりが引き継いで投獄されていきます。

覚えてもいない前世の罪をどう反省すればいいというのか? 看守たちは疑問を募らせ、国の欺瞞を暴いていきます。

……というストーリーなのですが、正されたのは国のシステムであり輪廻転生自体が否定されたわけではありません。本当の罪人の生まれ変わりがどこかにいて、覚えのない前世の業に苦しめられているのか? それともなにか他の死後の世界とかがあったりなかったりするのかな???

いろいろ考えてしまう作品です。

6代目ハローちゃんがかわいいです。

『懲役339年』については、<漫画『懲役339年』の圧倒的な設定に驚愕!全4巻の見所をネタバレ紹介!>で詳しく紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

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