武論尊のおすすめ漫画ランキングベスト5!『北斗の拳』はもはや伝説!

更新:2021.12.18

伝説と言える名作、『北斗の拳』を生み出した漫画原作者の武論尊。他にも読者を魅了する素晴らしい作品の数々を執筆している彼のおすすめ漫画ランキングベスト5をご紹介します。

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かっこいい男を生み出す!武論尊

『北斗の拳』と言えば、漫画に詳しくない人でもタイトルやキャラクターをご存知なのではないでしょうか。もはや伝説となった作品ですね。その作者が武論尊です。史村翔という別ペンネームでも執筆活動を行っており、『北斗の拳』以外にもこの記事でご紹介していく『サンクチュアリ』や、『ドーベルマン刑事』『HEAT-灼熱ー』など、人気の漫画を多数世に送り出してきました。

デビュー以前は、16歳の頃から航空自衛隊に入隊し、7年間在職しており、同僚に『サラリーマン金太郎』などを執筆した本宮ひろ志がいます。除隊した後に本宮の仕事場にアシスタントとして通うようになったものの、絵が上手くなかったためにマージャンに明け暮れていたそうです。そんな武論尊に本宮の担当編集者が漫画の原作者という選択肢を提示したことで、デビューを果たすことになりました。

ペンネームの武論尊は、自称チャールズ・ブロンソン似であるということを他のスタッフに言われたのが始まりでニックネームとなり、漢字をあてたものが出来上がったというエピソードがあるそうです。

熱くかっこいい男を主人公にした作品を数々執筆しており、男らしい漫画という印象が先行しがちですが、実際は男女問わずファンの多いものもありますので、女性も気軽に読んでみてください。きっとハマること間違いなしですよ!

5位:ハードボイルド過ぎる刑事が活躍!

第5位は『ドーベルマン刑事』。原作は武論尊、作画はハードボイルド漫画で有名な平松伸二が担当しています。

凶悪犯罪を専門に取り扱う通称、特犯課に所属している主人公の加納錠治が、愛銃のスタームルガー・ニュースーパーブラックホークで44マグナム弾をぶっ放しながら凶悪犯を倒し、事件を解決していくというストーリーです。
 

著者
["武論尊", "平松 伸二"]
出版日

22歳の主人公、加納錠治は世間からは狂犬、ドーベルマンとして恐れられるほどの人物。凶悪な犯罪者を絶対に許さず、相手がどんな肩書を持っていようと、未成年であろうと、全く容赦しません。しかしそれでいて、実は人情に篤い一面も持ち、面倒見の良さも垣間見せてくれる、強さと優しさも持ち合わせた主人公らしい人物でもあるのです。

射撃や狙撃の腕も一流で、様々な乗り物の運転技術も素晴らしいものがあるというスペックの高さに加え、22歳とは思えない落ち着きぶりと渋さ、まさにハードボイルド!溢れる男らしさがこの漫画の大きな魅力です。

また、武論尊の作品には名台詞が多くみられますが、『ドーベルマン刑事』は「ド外道がぁー!!」という名台詞が登場した漫画でもあります。作品を読んでいなくとも聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。それほど絶大なインパクトを与えた台詞であり、漫画ですので、ぜひハードボイルドを堪能してみてください。

4位:三国志を題材にした物語!

第4位は『覇ーLORD-』。原作は武論尊、作画は池上遼一による三国志を題材に起用した漫画です。

舞台は中国、時は三国時代、西暦184年。奴国の燎宇は後漢の覇を掌握せんと決意し、幽州で関羽、張飛、劉備の三兄弟と出会います。3人と共に行動する中、燎宇は劉備が極悪人であることに気が付くのです。あることがきっかけで燎宇が劉備を殺害してしまい、関羽と張飛はひどく怒ります。しかし、燎宇の思想を目の当たりにした彼らは誓いを交わすことに。そして、3人は混迷する国の制覇に挑むことになるのです。

著者
武論尊
出版日
2005-01-28

武論尊版、三国志。史実に基づき描いたものではなく、三国志を題材としたフィクション作品です。史実とは異なるフィクションならではの、先の読めない人を惹きつける起伏や展開を楽しんでほしい漫画でもあります。

三国志をよく知らない方にとっては、歴史を知りたくなるきっかけになるかもしれませんね。実際は大きく内容も変わってくるのですが、歴史の入門としての可能性も秘めているということ。歴史を知った上で違いを楽しむも良し、まずは気軽にフィクションから楽しむも良し。自由に楽しんでみてください。

3位:腐った日本社会に変革をもたらす男たちを描く!

第3位は『サンクチュアリ』。こちらも武論尊(名義は史村翔)と池上遼一による作品です。

2人の主人公、北条彰と浅見千秋が、腐った日本の政治を変えるため、表社会と裏社会からアプローチをして変革していくというストーリーです。

著者
史村 翔 池上 遼一
出版日

北条彰は極道、裏社会でトップを目指し、もう1人の主人公である浅見千秋は政界という表社会でトップを目指していきます。平和ボケした日本に変革をもたらすために。

ヤクザには見えない色男な北条と、硬派で知的な浅見の2人がとにかくかっこよすぎる本作。熱い男たちの生き様をぜひ目に焼きつけてほしい、そんな漫画になっています。

特に若者の政治への興味が薄れゆく現代社会に、自らの意志で国を変えんとする主人公たちの物語が警笛を鳴らしているようにも感じられるでしょう。フィクションでありながらリアルな問題を取り上げている点も魅力の1つですよ。

読めばきっとこの2人がつくりあげる日本を見てみたくなることでしょう。

2位:己を貫き通す男の挑戦!

第2位は『HEAT-灼熱ー』。武論尊と池上遼一タッグで描かれた漫画です。

新宿、歌舞伎町に現れた背中に鶴の入れ墨のある1人の男、唐沢辰巳。彼はわずか2日でホストクラブを乗っ取り、関わっていく人々を惹きつけるオーラを放ちながら、警察だろうが暴力団だろうが媚びない己のスタイルを貫き通して生きていきます。そんな男の熱い生き様を描いた漫画です。

著者
武論尊
出版日

武論尊の作り上げる「男」は、とにかくかっこいいやつが多いのです!この『HEAT-灼熱ー』の主人公、唐沢辰巳もその1人。権力、暴力、財力、様々な抵抗し難い力のぶつかる世界でも、彼はどんな力にも媚びず、屈しません。己を貫き通して生きる姿は、男性から見ても女性から見てもかっこいい男と言えるでしょう。

自分の中の正義や信念を曲げない強さを持っているアウトロー唐沢辰巳の物語は、先の展開が気になってついつい夜更かししてしまうくらい読者を引き込む力を持っています。男らしい内容ですが、女性ファンも多いので男女問わず気軽に手に取ってみてください。

1位:武論尊による伝説の名作!納得の1位!

第1位はやはり、『北斗の拳』。武論尊と原哲也のタッグが生み出した代表作であり名作です。

舞台は199X年、核の炎に包まれ、文明も秩序も何もかもが失われた地球。暴力がはびこり、力がモノをいうようになってしまった世界に現れた伝説の北斗神拳の伝承者、ケンシロウの生き様を描いた熱い漫画です。

著者
["武論尊", "原 哲夫"]
出版日

『北斗の拳』は、もはや伝説となった武論尊が描く名作です。読んだことはなくとも、タイトル、名セリフ、敵キャラの独特な断末魔の叫びなど、きっと多くの人が知っていることでしょう。それほど一世を風靡した漫画なのです。やはり納得の1位でしょう。

愛するものを奪われた主人公が、冷徹な復讐の鬼となり次々と迫りくる強敵や因縁の宿敵と対峙して戦っていくという、少年漫画の王道ストーリー。それでいてハードボイルドな絵のタッチや雰囲気、珍しい擬音等で他の作品とかぶらない世界観を演出しています。登場するキャラクターたちがとにかく渋くて熱いのも魅力です。

「お前は もう死んでいる!」(『北斗の拳』より引用)

ケンシロウと共に壮絶な旅に繰り出し、数々の有名なセリフを叫ぶくらい物語に入り込んでしまいましょう!

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漫画原作者、武論尊が生み出した名作の数々、いかがでしたでしょうか?まずは気軽に読んでみてください。作品との素敵な出会いになることを願っております!

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