まんがで読破おすすめランキングベスト5!漫画であの名作が分かる

更新:2021.12.18

まんがで読破で読める名作を5作品、ご紹介します。気軽に楽しく、名作文学を読んでみてください。

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とても画期的で素敵な企画、まんがで読破とは

まんがで読破、というものをご存知ですか?「みんな知ってる。でも読んだこと、ある?」がキャッチコピーのまんがで読破は、誰もが知っているような名作文学を親しみやすい漫画で楽しむことができるのです。

文字だけではなかなかとっつきにくい名作を気軽に読んでみることができるので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
 

5位:壮絶な覇権争いの時代を戦い抜いた英雄たちの物語

5位は『三国志』。180年から280年の約1世紀にかけて中国の魏、呉、蜀の三国が覇権を争っていた時代、そしてその時代を戦いぬいた英雄たちの物語です。

著者
バラエティアートワークス
出版日
2011-04-30

学生の頃、授業で中国の歴史を学んでいるものの、面白いと思わなかった人も多いと思います。それは教科書だけでは、歴史の本当に面白い部分、深いところまでを知ることができないからではないでしょうか。

まんがで読破であれば、とっつきにくい歴史ものの『三国志』もわかりやすく読むことができます。そして歴史の面白さを知ることができるでしょう。

中国史となると、漢字が多いのも難しく感じる理由だと思います。しかし漫画だと絵があることで、登場人物を把握しやすく、ストーリーも理解しやすいです。歴史の入門書としてはぴったりの作品となっています!
 

4位:商取引と恋の喜劇!

4位はシェイクスピアの人気の戯曲を漫画化した作品『ヴェニスの商人』。

イタリアのヴェネチアと架空の街ベルモントを舞台に展開される、金貸しとの商取引、美しい女性を射止めようとする恋の喜劇です。
 

著者
シェイクスピア
出版日
2009-06-25

自分の財産を乗せた商船が航海中だったため親友に金を貸すことができず、ヴェニスの商人、アントーニオは借金をします。しかしその相手はアントーニオを恨んでいるユダヤ人の悪名高い金貸し。

もしも期日までに返済できなければアントーニオは自分の肉を1ポンド与えなければいけないという条件を飲んでしまい、これが思わぬ事態を引き起こしてしまうのです。現代日本の法律では成り立たない契約ですが、担保が人肉という衝撃。アントーニオはどうなってしまうのか、思わず先が気になってしまいますね。

この『ヴェニスの商人』のもう1つの主軸は、アントーニオの親友バサーニオが富豪の令嬢である美しいポーシャの心を射止めようとする恋の物語です。これが、アントーニオが金貸しから借金をする原因でもあるので、2つの主軸は絡み合って物語が展開していくことになります。

果たしてバサーニオはポーシャの心を射止めることができるのか。人肉を担保に借金をしたアントーニオはどうなってしまうのか。シェイクスピアの傑作を、ぜひ漫画で、まずは気軽に楽しんでみてください。
 

3位:あの有名な名文から始まる作品!

3位は『平家物語』。平家の繁栄そして没落を描いています。鎌倉時代から室町時代にかけて歴史上の戦いを題材に書かれたものを指す、軍記物語の傑作の1つです。

著者
バラエティ・アートワークス
出版日
2012-06-30

「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」(『平家物語』より引用)

この名文を、誰もが見聞きしたことがあるはず。しかし平家物語をしっかり読んだことのある方は少ないのではないでしょうか。漫画にすることで、わかりやすく、そしてとっつきやすくなっているので、楽しく歴史を知ることができますよ。

絵も癖がなく読みやすい印象なので、子どもから大人まで、歴史の入門書としておすすめの1冊です。日本の歴史、その時代の人々が生きてきた証とも言えるそれが、フィクションに負けず劣らずの面白いものであることがきっとわかるでしょう!
 

2位:孤独な男の生涯を綴った作品

2位は太宰治が亡くなる直前、最後に書き上げた自伝的小説、『人間失格』。

気弱で、世間や人を恐れて孤独に生きる主人公、葉蔵。愛されたいと願いながらも人を恐怖し、日々苦悩する彼の生涯を自身の手記という形でつづった作品です。
 

著者
["太宰 治", "バラエティアートワークス"]
出版日
2007-07-01

「人間がわからないのです ただ おそろしいのです」(『人間失格』より引用)

一番近くにいる人間、家族ですらなにを考えているのかわからない。人がただただ恐ろしい、そんな自分は変人だから嫌われないためにも、それを悟られてはならない。

主人公の葉蔵が皆に愛されて生きるために選んだのは、道化を演じることでした。そしてお茶目に、人を笑わせ、無邪気を装っているうち、葉蔵は本当のことを言わない子、拒否ができない人間に成長してしまうのです。その弱さ、もろさが淡々と語られているにも関わらず、痛いほど伝わってきます。

上手く生きられず、自分は人間を失格したのだという思いに至るまでの葉蔵の波乱の人生を、彼の手記を読んでいく形で知ってみてください。誰しもが感じることのある、人と関わることに関する不安、恐怖……。自分だったらどうする?と、思わず考えさせられる作品です。そしてあまりに孤独な男の生涯に、心を揺さぶられることでしょう。
 

1位:エゴ、倫理観との葛藤。人の心が抱えるものを描く

1位は夏目漱石の代表作、『こころ』。

語り手の「私」が出会った「先生」は、豊富な知識を持っているにも関わらず仕事をせず、美人の妻と隠居生活を送っていて、人を信じていない人間。そんな「先生」の壮絶な過去が遺書という形で描かれます。
 

著者
["夏目 漱石", "バラエティアートワークス"]
出版日
2007-07-01

「私は……人間全体を信用していない」(『こころ』より引用)

そう言い放つ影のある人物、「先生」には壮絶な過去があったのです。それが遺書という形で明かされるのですが、人間のエゴ、葛藤、心の闇が実にありありと描かれています。「先生」の過去から、人間とは一体?と思わず考えさせられることでしょう。

明治という時代背景と、その時代の精神、そういったものも大きく作品に反映しているため、『こころ』が執筆された時代背景も想像して読んでみてください。いつ読んでも、古くささはありません。現代に通ずる人間の心を描きだした、まさに名作です。

子どものうちは、わかりにくいかもしれません。年齢を重ねるうち、感じるものが増えていくことでしょう。だからこそ、何度も読み返したくなるのです。
 

いかがでしょうか。タイトルは知っている、だけではもったいない。どの作品も名作と呼ばれるだけの理由がきっとあるはずです。まずは気軽に漫画で楽しんでみませんか?

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