『TWO突風!』が無料!名言といい、二つ名といい、センス溢れすぎ!!

更新:2021.11.26

名言と二つ名が強烈すぎる『TWO突風!』をご存知でしょうか?実はこの隠れた名作ヤンキー漫画は無料で読めます!今回は本作の魅力をご紹介します。

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『TWO突風!』が最高に頭悪い!無料で読める!

著者
藤井 良樹
出版日
2003-04-07

ヤンキー漫画や不良漫画は数あれどここまで頭の悪い漫画はそうそうないだろう、そう思わせてくれるのが『TWO突風!』。ありえない展開ばかりで進んでいくのですが、中二病感のあるかっこよさ、有無を言わせぬ勢いにのみこまれていきます。

まず本作はすべての会話の言葉選びが素晴らしく、インパクトがすごいです。それらは名言としてファンの間で語り継がれています。ラインスタンプになるほどのキャッチーさで、自分でも使いたくなるような言葉が溢れているのです。

そしてそんな言葉で名付けられた登場人物たちの二つ名も秀逸。ネタとしか思えないようなものから本当にかっこいいものまで様々です。

今回はそんな本作の無軌道な勢いのある魅力をご紹介します。無料で読めるのでまずはちょっと作品を覗いてみるのもおすすめです。

名言が頭から離れない!

本作の魅力のひとつは何といってもやはり名言。濃すぎるキャラたちのキャラクターが際立つ言葉ばかりです。その中でも最も有名なのがこれ。

出典:『TWO突風!』1巻

「突っ込んでくる」
「突っ込んでくる」
「突っ込んでくる」
「そう 突っ込んでくる!!」
「そこをガツンだ!!」

何のことやらポカンだと思いますが、これは主人公ツートップの行動を敵幹部のみなさんが予想したときの会話。ここまで答えが揃うとはさすがです。

作品を読むと『TWO突風!』を知っている人に「突っ込んでくる?」と続きを促したくなるようなチームプレイを感じさせる名言です。

その他にはこちらも有名。

「絶対死ぬ…よくて脳死だぜ…」

これは敵の隊長が「首都高一周逆走全開ぶっちぎり」すると言った時、隊員のひとりが言った言葉です。死or脳死……。暴走道、激しすぎます。

ぶっ飛んでいてちょっとバカっぽい名言が本作の魅力のひとつです。

 

二つ名にセンス溢れる!

本作でもうひとつ双璧をなす魅力のひとつは、キャラたちの二つ名。主人公のふたりは案外普通です。池上火祭(いけがみひまつり)は「喧嘩天才伝説」、矢澤荒野は「喧嘩バカ一代」。普通というよりむしろ野暮ったさすら感じられてしまうかもしれません。

主人公以外の二つ名が人気の本作。池上と矢澤よりも人気かもしれないキャラクター・比嘉忠市の二つ名は「カミソリ・ピカチュー」。可愛い名前ですが、ピカチューはなかなか魅せる展開を見せ、熱い男気を感じさせます。

また、本名がすでに暴走族のキャッチコピーのような座羅月龍頭(ざらづきりゅうと)。彼の二つ名は「関東平野の悪い夢」。範囲が狭いような、どこか平和な雰囲気が漂っているような気がしますが、かっこいいです。

この他にも「走り出したらもう止まらない違反切符10枚綴りのノーチン」というごろの悪いものや、「東京NO.1パンチパーマ」という床屋の宣伝のようなもの、「渋谷の癒し系タコ殴り坊主」という全く想像のつかないものまで様々。

笑わせにきているのではないかと思うような二つ名が『TWO突風!』には数多く登場するのです。

キャラ設定がやばいww

本作はキャラ設定もぶっ飛んでいます。まず主人公が敵に容赦ありません。ふたりで100人の敵を相手にすることもある強さなのですが、そのやりようはこれ完全に相手死んでるだろ、というもの。

しかもふたりはすでに再起不能な敵を無言で鉄パイプや金属バットで殴り続けるのです。完全にイかれてます。

その他にも敵キャラもキャラの濃さが優秀。シベリア犬とリスしか殺したことないという、二つ名「シベリアン犬殺し」の山本山昇や、喧嘩偏差値が72あるという、常人にはどれくらいすごいのかあまり想像がつかない梵葉豪豪豪(ぼんばごうごうごう)。彼は名前も設定もすごいですね。

彼らのように一度聞いたら忘れられないキャラクターばかりが登場するのも本作の魅力です。

『TWO突風!』の最高さを作品でチェック!

著者
藤井 良樹
出版日
2003-08-07


心に残る名言に二つ名、キャラたちなどてんこ盛りの内容のヤンキー漫画『TWO突風!』。そのいい意味で「頭の悪い」魅力は作品でしか味わえません。ぜひ本編で実際の彼らの熱量の高さを感じてみてください。


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