飯島奈美のおすすめ本5選!毎日使えるレシピや、映画に出てくる料理など

更新:2021.11.7

飯島奈美は、『かもめ食堂』『ごちそうさん』『深夜食堂』など、有名な映画やドラマで活躍しているフードスタイリストです。気さくで明るく愛情のこもった料理の数々は、一見ありふれているのに、なぜか幸せな気持ちになれます。そんな彼女のレシピ集から、厳選した5冊をご紹介します!

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CM、ドラマ、映画などで活躍するフードスタイリスト飯島奈美

飯島奈美は1969年生まれ、東京都出身のフードスタイリストです。栄養の専門学校を卒業後は、映画『かもめ食堂』や『東京タワー』、連続テレビ小説『ごちそうさん』、その他CMなど様々な作品で活躍しています。

彼女のレシピで作る料理は、だれでも1度は食べた事のあるものがほとんど。映画やドラマでも引っ張りだこの彼女のレシピで、だけど普段使いできる料理の数々は主婦たちからも評判が高いです。

飯島奈美のエピソードも楽しいレシピ本

本書は、糸井重里が寄せた「はじめに、ちょっと。」というタイトルの文章からはじまります。ここで糸井は「まずは、じぶんなりの工夫なんかもやめて、レシピそのままつくってみてください。自分と、好きな人につくって、いっしょに食べてください。」と述べています。

ぜひ彼の言うとおりに、作って食べてみましょう。

著者
["飯島 奈美", "糸井 重里"]
出版日
2009-03-12

レシピには「おとうさんのナポリタン。」「がんばれ兄ちゃん!のハンバーグ。」「温めて食べてね、の豚汁。」のようにそれぞれ名前がついています。レシピにまつわる飯島奈美のエピソードが一緒に書いてあり、小説のようについつい読み込んでしまいます。

レシピは写真つきで、手順ごとに丁寧に解説されていて、料理に慣れていない方でも迷わない構成です。レシピ通りに作れば、失敗せずにおいしく作ることができるのではないでしょうか。

料理のある食卓を中心とした、日常と家庭のノスタルジックな空気も伝わってきて、今日のごはんが楽しみになるような1冊です。

これぞ朝活!いい1日は、いい朝ごはんから。

食事はやっぱり夜ごはんがメインで、朝は簡単なもので済ませてしまったり抜いてしまったりと、ついつい軽く考えてしまいがち……。でもそれって、もしかしたらすごく損をしているのかもしれません。

丁寧な朝ごはんからはじまる丁寧な生活は、1日の質を左右する大きな力があるんだと気付かされる1冊です。

著者
飯島 奈美
出版日
2008-11-15

朝というのは1日の中でも特に忙しい時間なので、朝ごはんにはついつい手を抜きがち。でも、朝だからこそ丁寧に心をこめてごはんを作ることは、意味があるのではないでしょうか。

目玉焼きとほうれん草のソテー、お味噌汁に、白いごはん。メインのレシピとあわせて付け合わせも載っているので、1食分迷う事なく準備ができるのが嬉しいポイントです。そんな理想の朝ご飯が、12のシーン別にたっぷりと掲載されています。

朝ごはんの時間を充実したものにできると、自然とその日1日が気持ちよく過ごせるはずです。

世界の「あともうひと品!」を飯島奈美がまとめて紹介

雑誌『AERA』で連載している人気のレシピに、コラムが加わった1冊。世界中の家庭にある“きんぴらごぼうのようなレシピ”が紹介されています。

きんぴらのように定番で、メインにはならないけれども、あると嬉しいもうひと品。飯島奈美が様々なところを旅して教わった、72の家庭のレシピと、旅のエッセイが収められています。

著者
飯島奈美
出版日
2011-10-20

世界中の個性的な1品料理がつまったレシピ集。どれもきんぴらごぼうのように、万能で定番なものばかりです。

料理に慣れてきた人は、いつもの定番だけではなく、色んな味付けにチャレンジしてみたいものですよね。卵、玉ねぎ、キュウリやナスなど、いつも使っている食材でも、世界に目をむけてみると、各国のお母さんたちが今まで考えつかなかったようなアイディアを授けてくれます。

飯島らしい、くすっと笑えるけれどどこかほっこりするエピソードも満載です。白いごはんも進むし、おつまみにもなる、そんなひと品を見つけてみてはいかがでしょうか。

映画の感動がよみがえる!『飯島風』のレシピ本

飯島奈美がフードスタイリストを担当した4つの映画、『かもめ食堂』『めがね』『プール』『マザーウォーター』に登場する、65品の料理が掲載されています。

映画のワンシーンを思い出す写真や、出演者との料理についてのエピソードもあり、彼女のファンにはたまらない1冊です。

著者
飯島 奈美
出版日
2010-10-28

映画を見たことがある方なら一気にテンションがあがるレシピばかりです。しかし映画を見ていない方にも、もちろんおすすめできます。じつは載っている料理は、おにぎり、ポテトサラダ、卵焼きに鶏の唐揚げなど、ふだん使いできるものばかりなんです。

随所に描かれている、幼いころの母とのエピソードも見どころ。母親が作ってくれた「のりたまをふったおにぎり」など、とりたてて手がこんでいない料理でも、彼女にとっては強烈に記憶に残っていることがわかります。

料理に対する愛情があふれている彼女だからこそ、映画やドラマなど視覚だけで見てもその思いが伝わるし、それこそが「飯島風」と言われるゆえんなのかもしれません。

飯島奈美が紹介する「南極料理人」のレシピ

映画『南極料理人』に登場した料理をまとめたレシピ本です。

映画の中で、南極生活の厳しさを忘れさせてくれていたのは、温かい料理の数々でした。きっと日々の家庭でもそれは一緒。自然とほっとするような料理がたっぷり掲載されています。

著者
["飯島 奈美", "榑谷 孝子"]
出版日
2009-07-25

無性においしそうに見えた朝食のシーンや、インパクトのある伊勢エビフライ……『南極料理人』に出てくる料理を自宅で作ることができます。

小皿を多く使った理由など、監督の演出方法や、出演者のコメントが載っているのももうれしいポイント。また写真もとても綺麗なので、見ているだけでも楽しめる1冊になっています。

もちろんレシピ本としても優秀で、料理の手順も詳しく解説されているので、映画をみて料理を始めたくなった方でも安心ですよ。

日常のレシピ集として気軽に使うのもいいですし、お気に入りの映画を大切な人と見たあと、実際に作ってみて感動を共有するのも素敵です。5冊とも、毎日のなかで食事の時間を大切に過ごすようになる本です。

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