恋愛に悩んだら読んでほしい自己啓発本おすすめ5選!【女性向け】

更新:2021.11.7

辛い恋に悩んでいる人、大切な恋を失って涙している人、新しい恋を探して彷徨っている人、胸に抱いた想いを伝えられない臆病な人。幸せな恋愛を求めるすべての女性たちに、願いを現実にするためのテクニックと、踏み出す勇気をくれる恋愛本をご紹介します。

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婚活に疲れた女性に勇気を与えてくれる『いままで結婚しなくて正解だったと思える本』

結婚したい。パートナーがほしい。そう熱望しながらもうまくいかずに焦っている女性は「いままで結婚しなくて正解だった」というフレーズに苛立ちを覚えるかもしれません。「こんなに努力しているのに『結婚していない』ことが正解だなんて!」……と。

でも、いままで結婚に至らなかった理由は、「最高に幸せな結婚ができる相手にまだ出会っていなかっただけ」、もしくは「本心から結婚を望んでいなかっただけ」なのです。

結婚できないのは、自分に魅力が足りないからでも、出会いに恵まれないからでもなく、「幸せになる心の仕組み」(『いままで結婚しなくて正解だったと思える本』から引用)を知らないだけだと本書は教えてくれます。

著者
恒吉 彩矢子
出版日
2017-04-05

これまでの恋愛や結婚にまつわる出来事を肯定し、自分自身を肯定する。そして本書を読み、本気で結婚に向けて動きだすことで、もっともっと幸せに満ちた結婚生活を手に入れることができる、というのです。

「幸せな結婚」を引き寄せるには、焦りや不安から結婚を望むのではなく、心から「結婚っていいよね!」と希望を抱くこと。「幸せ」を引き寄せるためには、まず今の自分が幸せになること。自分の心に「結婚への恐怖」が隠れていないか確かめ、その恐怖を解消しておくこと。

そうして「自分が思う「幸せな結婚」を受け入れる心づくりと準備」(『いままで結婚しなくて正解だったと思える本』から引用)をすれば、想定外の幸せが舞い込んでくると著者はいいます。

何を隠そう著者・恒吉彩矢子自身が、この方法でオーバー40にして茶飲み友達から突然プロポーズされ、交際期間3か月と1週間で入籍しているのです。結婚相手に望む条件をすべてクリアした旦那様なうえ、2人になったことで新しい世界が広がり、困ったことも驚いたことも含めて、理想以上に幸せな結婚生活を送っています。

つまり、本書で紹介される幸せになる方法は、どれも実証済みだということです。最高のパートナーを求めている人、うまくいかない恋愛や結婚に落ち込んでいる人が本書を読めば、幸せになることにもっと前向きになれるでしょう。

男が愛さずにはいられなくなる「男心のわかる女」になれる本

幸せなカップルになるためのバイブルとして多くの女性に愛読されてきた一冊が、この『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』です。

著者のジョン・グレイはアメリカでは著名な心理学者で、男女関係のスペシャリストと言って過言ではありません。恋愛にまつわる著書をいくつも出版しています。

著者
ジョン グレイ
出版日

大好きな彼なのにイラッとしてしまう瞬間がありませんか?急に押し黙ってしまった彼の気持ちがわからず、困惑した経験は? やさしかったはずの恋人から、思いやりや愛情が失われたように感じたことは?隣にいてほしいときに放っておかれ、1人にしてほしいときに構おうとする彼にうんざりしたことは? 

恋愛中の女性なら誰もが抱くそんな疑問や不安に、答えをくれるのが本書です。そのとき一体彼が何を考えていたのか、疑問に思った行動がなぜ愛ゆえだったといえるのか、それを丁寧に解き明かしてくれます。

男性と女性の間には、考え方、感じ方、正しいと思うもの、理想とするものに、大きな違いがあるのだと、ジョン・グレイは言うのです。つまり、恋する2人のすれ違いのほとんどは、お互いの「違い」に気づかないために起こっている、と。

恋愛は「好き」という2人の気持ちが重なってとても劇的に始まりますが、続けていくには「好き」だけでは足りません。いつまでも愛し愛されるためには、相手が求めるものを上手に受け止め、同時に自分の求めるものを相手に快く受け入れさせるような「賢さ」が必要です。

彼をあなたの理想の恋人にできるかどうかは、あなたの伝え方や振る舞い方、接し方によって決まります。では、一体どうすればいいのか……。幸せな恋愛ができる賢い女性になるための方法を教えてくれる一冊です。

つらい恋から立ち直りたい女性へ送る自己啓発本

本書は、以前に著者が出版した『恋とセックスで幸せになる秘密』という本を、大幅に加筆し、改題してあらたに文庫として出版されたものです。元本は、上野千鶴子や、白河桃子など、いわばフェミニストの代表格としてよく知られる女性たちから絶賛されたことでも話題になりました。

何度恋愛してもひどい男……たとえば、浪費癖のある男、乱暴な男、浮気をする男にひっかかり、つらい恋愛ばかりを繰り返していると、女性は「悪い男ばかり寄ってくるのは、私に何か問題があるからでは……」と、自分を責めてしまうことも少なくありません。

しかし著者は、つらい恋愛の原因は「心の穴」に関係があるといいます。

著者
二村ヒトシ
出版日
2014-04-10

「心の穴」とは、それがその人の個性であることもあるし、性格であったり、考え方のクセであったり、トラウマであることもあります。また、幼いころからの家族関係の中で、母から十分な愛情を与えられなかったこと、父から心からの安心感を得られなかったことなど、さまざまな事情からぽっかり心に穴が空いてしまうことも……。

この「心の穴」を埋めようとするのが「恋愛」である、と著者は考察しているのです。そして、幸せな恋愛のためには、自分の「心の穴」をしっかり見つめることが重要なのだといいます。

つらい恋を経験したときこそ、自分の「心の穴」を見つけるいい機会かもしれません。彼に求めたもの、物足りなさを感じたところ、どうしても許せなかったこと、逆にとても幸せに感じられたことを思い返し、自分の過去や経験に照らし合わせて、自分の「心の穴」を探ってみてはどうでしょうか。

恋をして夢中になっているときは、自分を冷静に見ることができません。でも、恋を失ったあとなら、つらい気持ちを鎮める期待もこめて、自己分析にとりかかってみると、立ち直るいいきっかけになります。新しい幸せな恋を見つけるためにも、ぜひ本書を手にとってみてください。

キラキラ女子じゃなくてもいい恋愛はできる!

恋愛に誰もが積極的になれるわけではないのです。「オクテ」という肩書きは男性だけの専売特許ではありません。女性のなかにも、恋愛に対して二の足を踏んでしまう人は少なくないはずです。

好きな人がいても「彼には私なんかふさわしくない……」と尻込みしてしまったり、「出会いがないから」「時間がないから」と恋ができない言い訳をいつも探していたり、幸せなカップルたちを横目に見ながら「私はモテないから」と諦め宣言してしまったりしていませんか?

本書は、そんな「オクテ女子」の方々におすすめしたい一冊です。

著者
アルテイシア
出版日
2016-02-09

世の男性たちは「草食系になった」と言われて久しいのです。恋愛にあまり興味がなかったり、「1人のほうがラク」と涼しい顔をしていたり、仲よくなっても決定的な一言はくれなかったり、というタイプの男性が増えています。

女性は美人だろうが、そうでなかろうが、待っているだけでは恋愛できない時代です。それでも恋人がほしい、恋愛がしたい、でもうまくいかない。そうした「オクテ女子」のために、「挙動不審なブス」を自称する著者が、実体験をベースにして、自分にぴったりのパートナーを見つけるテクニックを紹介してくれるのが本書です。

ポイントは、自分らしさも大切にしつつ、男性が心惹かれやすい女性像にちょっぴりシフトしていくこと。さらには、「どうでもええわ」の口グセで自信をつけること、「ブスで色気がないからモテない」は誤解であること、自分目線で男性を選ぶことの大切さなど、恋愛ベタな女性にも現実的なアドバイスと、恋愛あるあるが満載です。

後ろ向きな話になりそうなネタも、軽い語り口でギャグを交えながらテンポよく披露してくれるので、あっという間にサクサク読めてしまうのもおすすめポイントです。恋にいまいち積極的になれない自分に発破をかけたいとき、本書はきっと、強い味方になってくれます。

いくつになっても、誰かを愛したい人のための自己啓発本

恋に悩み、男に悩むのは、なにも若い女性に限られたことではありません。40代になっても、50代になっても、さらに年齢を重ねても、女は男という生き物に悩まされるのです。

それと同時に、自分自身についても戸惑いがでてきます。顔に増えたシワや、ハリのなくなった肌を眺めては「年甲斐もなく……」と恋や愛や性に興味を向けることにまで臆病になっていくのです。

しかし、愛の国フランスに生きるマダムたちは違うのです。本書は、フランスに住むR45の男女たちに著者自らがインタビューを行い、彼らが生涯恋愛現役であることを当たり前のように受け止め、実行し、いつまでも愛し合い、美しく生きようとする姿をつまびらかに描きだします。

著者
岩本麻奈
出版日
2015-01-29

82歳の母親が恋人と毎週愛し合うことを「素敵!」と語る50歳の娘や、若い女性を好む日本男性を「自分に自信がない証拠」と切って捨てる男性、「母であることと女であることは両立できる」と語る女性。また全編を通して、フランス人が年齢にかかわらず男女関係においてセックスにかなり重きを置いている点も、とても印象的です。

フランス人の、愛に、美に、性に真正直に生きる様は、年齢や外見の衰えから恋愛に踏み込んでいけない日本女性を、勇気づけてくれます。著者はフランス人のように、官能的でありながら、年を重ねて磨かれた感性と知性を合わせもっている人のことを「センシュアル」という言葉で表現しました。

フランス人のもつ「よい香り、肌の柔らかさ、そして気品ある色気、上質の会話術など、センシュアルな魅力」とはどんなものか気になったら、ぜひ本書を開いてみてはどうでしょう。フランス人の生き方を知れば、年齢など関係なく、恋に愛に生きることに戸惑いがなくなるはずです。

恋に躊躇したとき、誰かに背中を押してほしいときに、ぜひ手にとってみて下さい。

恋愛本は数限りなくありますから、どの本を選べばいいのか迷う人もいるでしょう。それぞれの恋愛に対するアプローチも、千差万別です。ただ1つ共通しているのは、今よりもっと幸せになるためのヒントがいくつも散りばめられているということ。今ある幸せをもっと確かなものにしたいのか、新しい幸せを手に入れたいのか、自分の恋愛事情に合わせて気になった本を手にとってみれば、きっと得られるものがありますよ。

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