「ワンピース」ビッグ・マム海賊団メンバー一覧【ネタバレ注意】

更新:2021.11.28

魚人島を縄張りとしジェルマ66との政略結婚のため麦わら一味からサンジを奪ったビッグ・マム海賊団。船長のビッグ・マムは新世界に皇帝の如く君臨する大海賊、四皇の一人として数えられておりそれを支える船員たちも癖のある猛者ぞろいです。今回はそんなビッグ・マム海賊団のメンバーを紹介していきます!

ブックカルテ リンク

家族を中心に構成された異色のビッグ・マム海賊団

著者
尾田 栄一郎
出版日
2016-11-04

ビッグ・マム海賊団を構成するメンバーは主にビッグ・マムの子供達でなんとビッグ・マムは夫43人息子46人、娘39人からなる大家族の母親です。

そして万国(トットランド)の住人たちもビッグ・マム海賊団の活動に全面的な協力をしており中でもソルソルの実によって人格を与えられた無機物および動物たちはホーミーズと呼ばれビッグ・マムの目指す夢の国を実現するための大事な存在となっています。そんな住民たちも航海に出ることはありませんが実質的なビッグ・マム海賊団のメンバーです。

船長ビッグ・マム

船長ビッグ・マム
出典:『ONE PIECE』66巻

四皇の一人で本名はシャロット・リンリン。ソルソルの実の能力者です。
 

金銀財宝などの宝よりも甘いものに目がなく、自己中心的ですが夢は世界中全ての種族が差別なく共存する理想郷の建国で彼女の縄張りである万国(トットランド)には世界中の様々な種族が暮らしています。唐突に頭に浮かんだ食べ物が無性に食べたくなりそれが口の中に入るまで自我を失って暴れまわり楯突くものは実の子供だろうと容赦なく命を奪う発作、食いわずらいが持病です。

幼少期に国外追放を受けて巨人の住む島に捨てられマザー・カルメルの営む孤児院で育ちました。しかしそこで食いわずらいを起こして巨人族の村を滅ぼした上に英雄ヨルルを殺して、大好物を頬張る勢いで恩人マザー・カルメルと孤児院の友達を食い殺したため巨人族中に恐れられ、嫌われる存在となります。その際にビッグ・マムはマザー・カルメルの能力だったソルソルの実を手にいれてその実力を利用しようと企んだシュトロイゼンとともに海賊団を築き上げました。

海賊や軍団を傘下として迎える時は政略結婚を義務付けていることから海賊団を家族で構成することに相当なこだわりを感じます。サンジのお茶会への招待もジェルマ66との政略結婚での花婿としてでした。


四皇について考察した<「ワンピース」四皇を強さや懸賞金から徹底考察!ロックスも四皇だった?>の記事もおすすめです。あわせてご覧ください。

プロメテウス&ゼウス

プロメテウス&ゼウス
出典:『ONE PIECE』85巻

プロメテウスはホーミーズの一人。ビッグ・マムの右手となる太陽です。
 

ビッグ・マム自身の魂を入れられているためかなり大きな力を持ち、ブルックによる魂の攻撃が効きません。大きさを自在に操れることや本物の太陽を従えられるはずがないことからプロメテウスは炎の塊だと思われます。ゼウス、ナポレオンとともに四六時中ビッグ・マムの元にいて離れることはありません。ビッグ・マムのボディガードのような役目も務めていて夜中に蚊が来ようとも全力で攻撃します。

ゼウスもホーミーズの一人。ビッグ・マムの左手となる雲です。

ビッグ・マム自身の魂が入れられているためビッグ・マムのみ乗ることが可能で移動手段として使われておりただの雲と違い降らせるのが水飴です。温厚な雰囲気を持っていてナミが出す雷雲を絶賛し、その雷雲を毎日食べさせる代わりにナミのしもべになるという要求を飲もうか考えるなど忠義はあまり感じられませんが怒るビッグ・マムを恐れています。

ナポレオン

ナポレオン
出典:『ONE PIECE』85巻

ホーミーズの一人。ビッグ・マムの帽子となる剣です。
 

プロメテウス、ゼウスと同じようにビッグ・マム自身の魂を入れられています。この剣を使って繰り出されるビッグ・マムの技「威国」は、巨人族のドギーとブロギーが巨大金魚を倒した「覇国」という技に似ています。

総料理長シュトロイゼン

総料理長シュトロイゼン
出典:『ONE PIECE』85巻

美食騎士と呼ばれビッグ・マム海賊団の総料理長を勤めています。あらゆるものを食材に変化させることができるククククの実の能力者です。
 

ビッグ・マムがマザー・カルメルや孤児院の子供達を食べているところを目撃しその力に目をつけ共に海賊団を築き上げた最古参のメンバーです。玉手箱の爆発でホールケーキ城が倒壊した時は市民や海賊団の危機を救うため能力を使ってホールケーキ城を本物のホールケーキへと変化させその被害を最小限に抑えました。しかし当の本人は市民たちを救った後、着地に失敗してしまい意識不明の重体を負いました。

カポネ・ギャング・ベッジからは戦っても相当強いはずと評されている謎の多い男です。

長男ペロスペロー

長男ペロスペロー
出典:『ONE PIECE』83巻

本名はシャーロット・ペロスペローで万国のキャンディー大臣。飴を生み出し、自在に操ることのできるペロペロの実の能力者です。
 

パンクハザードにあったシーザーの研究所の再現や螺旋式エスカレーターの作成、ジェルマ66の拘束など飴細工でなんでもやってしまいます。ジェルマ66を完全に抑えサンジが割る時にディアブルジャンブを使うなどかなりの強度があり意外と汎用性が高く戦闘にも使える能力の持ち主です。

次男カタクリ

次男カタクリ
出典:『ONE PIECE』86巻

本名はシャーロット・カタクリで三将星の一人。粘着質と弾力性を持った餅を生み出し、自身の体を餅に変化させることができるモチモチの実の能力者です。
 

ビッグ・マム海賊団の中でもトップクラスの戦闘力を持っています。サンジとプリンの結婚式では猛者たちを圧倒したりビッグ・マムの発狂に耐えるため餅で耳栓を作ったりするなどルフィたちの計画阻止において最も活躍しました。ルフィは一度カタクリの餅に捕らえられてしまいましたがジンベエのかいりゅう一本背負いで逃れることができたように水気があればカタクリの餅は粘着力を弱めるようです。

カタクリの強さは能力というよりもカタクリ自身の基礎戦闘力にあり、チェリービーンズを指で弾けば銃弾のような殺傷能力を持たせることができます。どちらかというと能力の方は対象の拘束や状況に応じた道具などサポートとしての役割の方が大きいです。未来を予知できるほどの見聞色の覇気を使えば戦闘や危機管理においてかなり有利に立ち回ることができますがカポネ・ギャング・ベッジはその覇気を逆手にとってこれから行おうとしていることがビッグ・マム海賊団にどれほどの被害を与えるかカタクリの顔色を見て判断します。

カタクリについては<「ワンピース」883話でカタクリの口の秘密が明らかに! 【ネタバレ注意】>もあわせてご覧ください。

三男ダイフク

三男ダイフク
出典:『ONE PIECE』86巻

本名はシャーロット・ダイフクで万国の豆大臣。アラビア風の格好をした魔人を召喚することができるホヤホヤの実の能力者です。
 

ダイフクの召喚する魔人は武装色の覇気で覆われているように身体中が黒く、サンジを圧倒するほどの強さを持っています。丸坊主で屈強な見た目をしておりサンジの殺害を失敗したプリンに攻撃を仕掛けていることから硬派でビッグ・マムに忠実なことがうかがえます。

四男オーブン

四男オーブン
出典:『ONE PIECE』86巻

本名はシャーロット・オーブンで万国のこんがり大臣。体を高温にすることができるネツネツの実の能力者です。
 

金属の武器で攻撃を受けるとその武器から熱を伝えて逆に攻撃したものにダメージを与えられるほど高温になれます。ルフィたちの逃走時はチョッパーを抑えるもヴィンスモーク・ニジの妨害にあい取り逃がしてしまいました。穴の空いたおにぎりのような髪型で上裸にマントと極めて特徴的な見た目をしています。

五男オペラ&十九男モンドール&十八女ガレット

五男オペラ&十九男モンドール&十八女ガレット
出典:『ONE PIECE』84巻

シャーロット・オペラは万国の生クリーム大臣。可燃性の生クリームを自在に操ることができる能力者です。
 

ルフィとナミが囚われていた囚人図書館ではナミからローラの居場所を聞き出すためボウガンを使って尋問をしようとしましたがジンベエの謀反により二人を取り逃がしてしまいました。

見張りをしくじったことを隠すため、ジンベエが二人を逃がすために起こした火事を自分がやったとして二人を焼き殺したと嘘をついてその場をやり過ごします。その結果ホールケーキアイランドに侵入した麦わらの一味とそれに加担する者たちは全て殺したか捕らえたということになってしまい結婚式での大混乱を招くこととなります。結婚式では食いわずらいを起こしたビッグ・マムに立ちはだかって寿命を抜き取られてしまいました。五つ子の長男で一緒に生まれたのは覇気の使い手で五つ子の次男カウンター、五つ子の三男カデンツァ、五つ子の四男カバレッタ、五つ子の末っ子ガラとなっています。

シャーロット・モンドールは万国のチーズ大臣。生物を本に閉じ込めたり対象を本の世界に引きずりこむことができる能力者です。

クラッカーを倒したルフィとナミへの仇討ちでは二人を直接本の中に閉じ込め活躍しました。オペラがついたルフィとナミを殺したという嘘を見抜いており見張りの続行を部下に命じてましたが結局ルフィたちの結婚式侵入を許してしまいます。

シャーロット・ガレットは万国のバター大臣。バターと思われる液体のようなものを操る能力者です。

クラッカーの仇討ちに参加しナミの両腕とクリマタクトを液体のようなもので自身は触れることなく拘束していました。ナミが落雷で出した被害の甚大さにひどく驚いている描写があります。悪魔のような角に鋭い目つきが特徴的です。

十男クラッカー

十男クラッカー
出典:『ONE PIECE』83巻

本名はシャーロット・クラッカーでビスケット大臣でありながらスイート三将星の一人。ビスケットを生み出し自在に操ることのできるビスビスの実の能力者です。
 

戦闘時は本物の人間のように精巧な作りをしたビスケットの鎧を身につけており手配書の顔もその鎧のものとなっています。本人曰く職人カタギでビスケットの鎧は攻撃を受けるとジャムで作った血糊で吐血するようになっています。

鎧をつける理由は痛いのが嫌いだからで注射も嫌と言っています。その鎧と同じ見た目でかなりの強度を持ったビスケット兵に戦闘させており一体一体が強いのに加えて壊されても再生するためかなり厄介です。

スナックが活動していた時はスナックを含めたカタクリ、クラッカー、スナック、スムージーの四人でスイート四将星でしたが二年間の間にウルージがスナックをうち沈めたためスイート三将星となりました。その時はスナックの仇討ちとしてクラッカー率いる艦隊がウルージを倒しました。ルフィは水をかけてサクサクおやつとして食べ続けることでビスケット兵と戦っていましたがビスケット兵はクラッカーの体力が持つ限り無限に生成されるので満腹になってしまいました。最終的には満腹バージョンのギア4タンクマンでなんとか勝利を収めます。

十六男モスカート

十六男モスカート
出典:『ONE PIECE』83巻

本名はシャーロット・モスカートで万国のジェラート大臣。正義感が強く兄弟や市民から慕われていました。
 

初登場してすぐにクロカンブッシュを求めて食いわずらいを起こしたビッグ・マムに立ちはだかって寿命を抜き取られ死亡してしまいます。

長女コンポート

長女コンポート
出典:『ONE PIECE』86巻

本名はシャーロット・コンポートで万国のフルーツ大臣。ビッグ・マムに似て丸っこいシルエットをしています。目立った活躍は描写されていませんが化物と評されるなどかなりの実力者と予想される人物です。
 

八女ブリュレ

八女ブリュレ
出典:『ONE PIECE』83巻

本名はシャーロット・ブリュレで鏡の反射で生物の姿を別の生物のものに変えたり鏡の世界を自由に行き来することのできるミラミラの実の能力者です。
 

誘惑の森を取り仕切っており森の木々と協力して自身の能力で侵入者を惑わします。ですがチョッパーとキャロットに捕まってしまい結婚式まで数々のシーンでチョッパーたちに利用されホールケーキアイランドで大活躍しました。生物を別の生物の姿に変えることができる能力を使って結婚式では動物たちをルフィの姿に変えて混乱を起こすことに成功し暗殺に失敗してからやっとカタクリによってビッグ・マムサイドに戻されると、港へ向かうルフィたちを止めるべく鏡の中に一万の兵を準備します。

自身をシーザーの姿に変えた時にシーザーの能力であるガスガスの実の飛行までを再現していました。ミラミラの実の能力でどこまで真似できるのかはわかりませんがその度合いによってはかなり強い能力なのかもしれません。

十四女スムージー

十四女スムージー
出典:『ONE PIECE』84巻

本名はシャーロット・スムージーで万国のジュース大臣でありながらスイート三将星の一人。あらゆるものからジュースを絞り出す能力者です。
 

この能力はジュースが絞り出されたものは水分を失いミイラのように干からびてしまうため戦闘にも使える他、毒を受けた自身の腕から毒を絞り出すこともできるなど毒の除去にも使えます。宝物庫の見張りをしていた所ブルックの侵入を許してしまったりレイジュの妨害を受けてナミを仕留めきれなかったりとスイート三将星であるため相当な実力者であることが予想されますがその実力を発揮しきれていません。

二十二女シフォン

二十二女シフォン
出典:『ONE PIECE』85巻

本名はシャーロット・シフォンでカポネ・ギャング・ベッジの妻、ローラとは双子の姉妹です。
 

ローラと顔が似ていることからビッグ・マムからはかなり嫌われておりベッジの暗殺計画にも反対しませんでした。カポネ・ギャング・ベッジとの間にカポネ・ギャング・ベッツという子をもうけておりファイアタンク海賊団の船員たちからはおかみさんと呼ばれ慕われています。ローラを助けたナミたちに大きな恩を感じておりナミたちを狙うビッグ・マムの食いわずらいを止めたいというプリンに手を貸します。

二十三女ローラ

二十三女ローラ
出典:『ONE PIECE』50巻

本名はシャーロット・ローラでローリング海賊団船長。シフォンとは双子の姉妹です。
 

ビッグ・マムの元にいた時にエルバフの王子ロキに一目惚れされました。ビッグ・マムはこの二人を政略結婚させて子供の頃から続く巨人族との亀裂を埋めようとしていましたがその結婚を望まなかったローラはビッグ・マムの元を離れて海に出ます。海賊団を強くする大きなチャンスを目前に結婚から逃げたローラをビッグ・マムは恨み、探し出して殺そうとしています。

そんなローラはローリング海賊団を結成してグランドラインの前半まで航海したところでスリラーバークに入ってしまいゲッコー・モリアに影を取られ島を出ることができずにいました。そこでルフィたちに助けられ影が戻ると、怒りの矛先が向けられているとは気づかずによろしく言っておいてと母親であるビッグ・マムのビブルカードをナミに渡します。

二十九女プラリネ

二十九女プラリネ
出典:『ONE PIECE』83巻

本名はシャーロット・プラリネでシュモクザメの半人魚。タイヨウの海賊団副船長アラディンの妻です。
 

ビッグ・マムたちと一緒にいることは少なく普段は魚人たちと過ごしているのでタイヨウの海賊団のメンバーからの信頼を得ています。タイヨウの海賊団がビッグ・マム海賊団の傘下になる時の政略結婚によりアラディンの妻になりましたがアラディンとの仲は良く、タイヨウの海賊団が傘下をやめるときはアラディンについていくと言っています。

三十五女プリン

三十五女プリン
出典:『ONE PIECE』82巻

本名はシャーロット・プリンでショコラタウンにあるカフェ「カラメル」のオーナー。記憶を取り出し入れ替えることのできるメモメモの実の能力者です。
 

ビッグ・マム海賊団とジェルマ66の政略結婚でサンジの結婚相手として紹介されます。しかし実際はジェルマ66皆殺し計画でサンジを殺す役目を担っていました。かなりの演技力でサンジを欺き誓いのキスの時に銃殺する計画でしたが今まで親を含めた全ての人に醜いと罵られてきた第三の目をサンジに美しいと言われたことで不意をつかれ失敗してしまいました。

その後は演技かもしれませんが食いわずらいを起こしているビッグ・マムの標的となったサンジたちを守るためにシフォン、サンジとショコラタウンでウェディングケーキを作ろうとします。

アナナ

アナナ
出典:『ONE PIECE』84巻

シャーロット家の子息。小人族と思われ可愛らしい見た目をしていますが包丁でぬいぐるみを切りたいというような危険な性格を匂わせる言動があります。
 

ドルチェとドラジェ

ドルチェとドラジェ
出典:『ONE PIECE』84巻

シャーロット家の子息。丸っこい体型をしており風船でプカプカと浮いています。包丁で風船を割られるためアナナのことを嫌っています。
 

タマゴ男爵

タマゴ男爵
出典:『ONE PIECE』66巻

ビッグ・マム海賊団戦闘員。致命傷を受けても形態を変えてさらに強くなることができるタマタマの実の能力者です。
 

足長族ですが他の同族のものたちとは違ってファッションで足にタトゥーを入れて見せびらかしたりするようなタイプではないようです。

強くなる段階は鶏の成長過程と一緒でタマゴ男爵→ヒヨコ子爵→ニワトリ伯爵というように見た目と共に呼び名が変わっていきます。しかし進化している最中は無防備というのが大きなデメリットです。以前ノックス海賊団がホールケーキアイランドに侵入した時はペドロとの戦闘で片目を失っており再度ペドロと戦った時もその速さに圧倒されてしまいましたがニワトリ伯爵の状態ではペドロの実力に上回るとのことです。ペコムズと派遣任務に出ることが多いですがビッグ・マムの子息から同格の扱いを受けており幹部たちの作戦会議で判断を仰がれるなど船内での階級は上の方に位置すると思われます。

ペコムズ

ペコムズ
出典:『ONE PIECE』66巻

ビッグ・マム海賊団戦闘員。ライオンのミンク族で亀に変身することができるカメカメ実の能力者です。
 

ビッグ・マムに忠実で海賊として尊敬しています。友達や同族を救ってくれたものには敵味方関係なく感謝し任務よりも恩返しを優先するなど非常に義理堅いです。魚人島へのお菓子の徴収やホールケーキアイランドへのサンジ、シーザー連行などタマゴ男爵との派遣任務を多く任されます。

ゾウ編では麦わらの一味のメンバーに故郷を救われたことに恩を感じサンジの連行という任務を放棄してまで恩返しをしようとしたところ、任務に私情を挟んだとしてカポネ・ギャング・ベッジに背中を撃たれ意識不明の重体を負いました。その後はルフィたちと共にホールケーキアイランドへ向かいましたがベッジに持ちかけられたビッグ・マム暗殺計画に猛反対して殺されかけタイヨウの海賊団の救済で一命を取り留めます。

カメカメの実の能力で亀に変身するとダイヤモンドと同レベルの硬さを持つ甲羅を手に入れるのでカリブーによる機関銃の連射攻撃も無傷で耐えました。ですがいつも能力は防御の際にしか使っておらず攻撃の実力は武装色の覇気を交えた基礎戦闘力によるものがほとんどです。

威圧をしようといつもかけているサングラスを外して相手を睨みますが性格に似合わずつぶらな瞳をしているため逆効果になることが多いです。ライオンらしく口癖はガオでよくガッツポーズをするなど可愛らしい一面もあります。

ボビン

ボビン
出典:『ONE PIECE』85巻

ビッグ・マム海賊団戦闘員。仮面の役割をする布を垂らした帽子をかぶっているため素顔が明らかになっていません。
 

始末屋の異名を持ちルフィとナミへの仇討ちでは何百人もの軍隊の先頭に立って歩くなど戦闘に関しては信頼されています。サンジの弁当を食べようとして蹴り飛ばされたりそのサンジを追ってファイアタンク海賊団のヴィトたちに倒されたりしており、かなりの実力者というわけでもなさそうです。

アマンド

アマンド
出典:『ONE PIECE』84巻

ビッグ・マム海賊団戦闘員。広い帽子が特徴的で首の長さから蛇首族と思われます。
 

ルフィとナミへの仇討ちでは先頭から二番目を歩いており戦闘員としての信頼が感じられます。使用する武器は名刀「白魚」。スローバラードという技でナミに手を貸した罰として巨木のキングバームを痛めつけるようにゆっくりと苦しませながら切っていました。

ディーゼル

ディーゼル
出典:『ONE PIECE』85巻

ビッグ・マム海賊団謎の煙突男。頭に煙突、胴体に車輪と蒸気機関車のような格好をした男です。
 

常人より素早く走ることができチョッパーとキャロットから逃げようとしましたがキャロットに飛びつかれてしまいます。それからは鏡の中でみんなを荷台に乗せて走り移動手段としてブリュレと共に利用されてしまいました。

キングバーム

キングバーム
出典:『ONE PIECE』83巻

ホーミーズの一人。誘惑の森の主です。
 

ナミの持つビッグ・マムのビブルカードから出る力によってナミに逆らえなくなり誘惑の森でナミたちの移動手段として利用されました。誘惑の森に入ったものは木々に惑わされ出口が分からなくなりますがキングバームは目的地に直進することができます。

ランドルフ

ランドルフ
出典:『ONE PIECE』83巻

ホーミーズの一人。ウサギにビッグ・マムの能力で魂を入れることによりできた人格を持つウサギです。
 

誘惑の森でブリュレたちと共にチョッパーとキャロットを捕らえキャロットでジビエ料理を作ろうとしていました。見た目は普通のウサギですが二足歩行が可能で人の言葉を喋ります。

貴族ワニ

貴族ワニ
出典:『ONE PIECE』83巻

ホーミーズの一人。ワニに魂を入れ人格を持たせたものです。
 

かなり巨大なワニで二足歩行が可能です。誘惑の森にある橋を渡る獲物を丸呑みにしようとしますが人間は食べません。ランブルボールを食べたチョッパーによって地面に叩きつけられ倒されました。

タイヨウの海賊団

タイヨウの海賊団
出典:『ONE PIECE』86巻

ビッグ・マム海賊団の傘下。元奴隷の魚人たちを元に結成された海賊団です。
 

主な船員はジンベエザメの魚人ジンベエ、船医と副船長を務めるイタチウオの人魚アラディン、オオトラフグの魚人ワダツミ。船長の元王下七武海、海峡のジンベエは根っからの善者で海賊になった理由も仲間のため。同族に危害を加えようとする海賊には容赦なく制裁を与えるため海軍からは海賊嫌いの海賊として知られています。

仁義を守ることをモットーとしており大海賊時代の幕開けで海賊たちに荒らされていた魚人島を救った白ひげに大きな恩を感じて頂上戦争では白ひげ側として活躍し王下七武海を抜けました。その後ルフィたちと共に故郷の魚人島を救い麦わらの一味に誘われましたがビッグ・マム海賊団の傘下だったため勧誘を断ります。

ホールケーキアイランドへのサンジ連行と同時期にビッグ・マムに傘下から抜ける旨を伝えますが、抜ける条件が自分だけでなく仲間の命も差し出すというもので一度断念しましたが結婚式での混乱の中で親子分の盃を返しました。

結成当初の船長フィッシャー・タイガーは元奴隷で、同じく奴隷として苦しむものたちを助けるため聖地マリージョアを襲撃し多数の奴隷たちを解放しました。元々は冒険家でしたが行き場を失った元奴隷の魚人たちを受け入れるためにタイヨウの海賊団を結成しました。

悪行を目的に結成された海賊団ではないので殺さないことを貫いていましたがフィッシャー・タイガーの死後はその信念に従えないとフィッシャー・タイガーの後を継ぐジンベエのタイヨウの海賊団、人間の殺害を躊躇しない過激派アーロン一味、人さらいを主な活動とするマクロ一味に分裂します。

ファイアタンク海賊団

ファイアタンク海賊団
出典:『ONE PIECE』85巻

ビッグ・マム海賊団の傘下。マフィアのような船員で構成される海賊団です。
 

主な船員は船長のカポネ・ギャング・ベッジ、怪銃として知られジェルマ66のファンで大きな手を持つ男ヴィト、殺し屋で暴力的だが仲間のことを悪く言うものを許さないゴッティ。船長のカポネ・ギャング・ベッジはルフィたちと同時期にシャボンディ諸島に到達し最悪の世代の一人として数えられていました。ルフィの天竜人暴行事件による海軍大将の登場を受け足早に新世界へと向かいましたが新世界に入って一年も経たずにビッグ・マムの縄張りに入りビッグ・マムの傘下となります。傘下になる際の政略結婚では船長のカポネ・ギャング・ベッジが二十二女のシフォンと結婚しました。

傘下に入ってからは元々の趣味だった組織のボス殺しをするために入念な計画を練り機会をうかがいます。傘下に入って一年以上経ちついにサンジの結婚式でルフィ、シーザーと協力して計画実行しますがビッグ・マムの予想外の力を前に計画は失敗に終わりました。息子のカポネ・ギャング・ベッツをかなり愛していて息子をあやしたあとはしばらく赤ちゃん口調が抜けません。

 


海賊団の強さをランク付けした<漫画「ワンピース」海賊団強さランキングベスト23!2位はビッグマム海賊団>の記事もおすすめです。どの海賊団がランクインしているのでしょうか。

こう一覧にしてみるとやはりビッグ・マム海賊団のメンバーたちは一癖も二癖もある人たちばかりです。しかし船長を四皇にまでのし上らせた優秀な子供達には確かな実力がありその暴れっぷりにはこれからも目が離せません!

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