漫画『クレヨンしんちゃん』主要キャラクター24人!懐かしさが蘇える!

更新:2021.12.5

1990年に連載が開始したギャグ漫画『クレヨンしんちゃん』。双葉社の漫画アクションから連載され、アニメ化や映画化だけでなく、ゲームも作られるなど、長年にわたって愛され続けている作品です。

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漫画『クレヨンしんちゃん』の魅力とは?

誰もが知っている『クレヨンしんちゃん』。1990年に『漫画アクション』で連載を開始した当初の作風は、わりと大人向けのモノでした。嵐を呼ぶ幼稚園児、野原しんのすけに関わった人々の騒動が主な題材とされ、野原夫婦の性事情や、ブラックジョークなども多めに描かれています。

しかし1992年にアニメの放送が始まると、瞬く間にお茶の間の人気となり、作風はだんだんと柔らかくなりました。当時流行っていたモノのパロディや、彼が巻き起こす騒動、野原家の面白おかしい団らん風景など、話は多岐にわたります。

基本的に作中の時間は進みませんが、新しい家族のひまわりが生まれるなど、ある程度の進行はみられます。

また、幼稚園児としてのしんのすけの話以外に、超能力者や怪盗になった彼など、本編以外のシリーズがたびたび展開されることも。このシリーズはアニメでは放送されないことが多いため、漫画ならではの作風といえるでしょう。

作者の臼井儀人が2009年に亡くなり、1度は連載が終わった『クレヨンしんちゃん』ですが、2017年現在でも臼井のアシスタントたちを中心に『新クレヨンしんちゃん』として連載がされています。

著者
臼井 儀人
出版日

キャラクター1:野原しんのすけ

皆さんご存知、本作の主人公、野原しんのすけです。おじいちゃんの銀之助の影響で自分のことを「オラ」と呼び、下ネタなどお下劣なネタが大好きだったり、「ケツだけ星人」と言ってお尻を出して動き回ったりします。5歳の幼稚園児なのに、ギャルや年上の女性をことあるごとにナンパをする、大の女好きです。

女好きとはいっても同年代の幼稚園児には興味がなく、どれだけアプローチされても逃げてしまうなど、かなりマセた一面もあります。

何かとバカなことをして叱られている彼ですが、剣道をさせればすさまじい才能があると認められ、跳び箱をすれば新体操並みの技をうっかりくり出すなど、凄まじい運動能力の持ち主です。

また、趣味で妙な遊びをしていることが多く見られます。セミのコスプレをして「セミごっこ」をしたり、全力でダラダラしたりするなど、傍から見たらよくわからない行動に呆れられることもしばしばです。

幼稚園では、風間トオル、桜田ネネ、佐藤マサオ、ボーちゃんの4人と仲が良く、「かすかべ防衛隊」というチームを組んでいます。担任の先生であるよしなが先生の自宅を拠点に、春日部の平和を守るために日々活動し、「かすかべ防衛隊ファイアー!」が合言葉です。

しんのすけの妙に芯を吐いた発言やむちゃくちゃな行動が、相手に勇気を与えたり、プロポーズの後押しになったりするなど、深く考えずに取った行動が誰かのハッピーエンドにつながる運の良さを持っています。

キャラクター2:野原みさえ

野原家の頂点に君臨する野原みさえ。年齢は29歳で、妊娠している時は「子供は絶対に叱らない」などと夫のひろしに言っていましたが、産んでからは一転、とても怖い母親になっています。とはいえ、いつもおバカなことをしでかすしんのすけを、怒らないというわけにはいけませんから、みさえが鬼になるのもしかたないでしょう。

また、いつも理解しがたい行動などを起こす息子の動向を把握しているのも彼女だけです。飼い犬のシロの散歩に行かせようとしんのすけを呼ぶと、彼は嫌がって逃げますが、それを先回りして捕まえるなど、その動向はお見通しです。

夫のひろしとは喧嘩をすることもありますが、基本的には熱々夫婦。2人の間でのボディーランゲージによる無言の意思疎通などもこなすことができます。

息子のハチャメチャな行動には頭を悩ませており、「ママとのお約束」が100条を超えていたり、しんのすけのお仕置きにげんこつやコメカミをぐりぐりする「ぐりぐり攻撃」をしたりと、おバカな真似をさせないようしつけてはいますが、あまり進歩はありません。

キャラクター3:野原ひろし

著者
臼井 儀人
出版日
2004-12-18

一家の大黒柱である野原ひろし。2階建て庭付きの35年ローンの家と車を持つ4人家族を一人で養う営業マンという、今でこそ立派な男ですが、連載当初はそれが当たり前だったために「どこにでもいる冴えない男」と言われています。

女好きでスケベな男ですが、家族を愛しており、痴漢から偶然助けた若い女性に言い寄られたときなども、家族を思い出して告白をきっぱりと断るなど、男らしい一面を持っています。

とはいえ女性のことは好きですので、若い女性に鼻の下を伸ばしたり、海ではサングラスをして目線を隠しつつ若い女性の水着姿を全力で目で追っていたりするのが常で、普段は情けないお父さんといった感じです。

また、足が強烈に臭く、その匂いは「兵器」と称されるほどで、たびたび連載される長編シリーズで誰かと戦うことにになれば「足クサ攻撃」を繰り出し、強烈な匂いをもってどんな強敵も撃退してしまいます。

映画では、息子のために時を超えて迎えにいき、戦国の武士たちを相手にダイエット器具で戦ったり、「しんのすけ。父ちゃんが人生で一番幸せだと思ったのは、お前とひまわりが生まれた時だ」と断言したりするなど、家族を守るためならば、どんな困難でも乗り越える気概を持っている、それが野原ひろしです。

キャラクター4:野原ひまわり

連載の途中で野原みさえが妊娠・出産し、野原家の一員い加わることとなった野原ひまわり。

その性格は母親ににて、イケメン、ブランドのバッグ、宝石などが大好きという、赤ん坊にしてすごく俗っぽい性格です。

兄のしんのすけと仲が良く、チャンネル争いなどをする一方で、ひろしが美味そうに飲んでいるビールに憧れを持ち、兄妹2人で作戦を立ててビールからひろしを離そうとするなど、抜群の連携プレーも見せます。

キャラクター5:シロ

捨て犬だったところを拾われ、野原家の一員となりました。当初は普通の犬らしい性格でしたが、しんのすけが「ちんちんかいかい」や、白い体をまるめて「わたあめ」になるなど、妙な芸を仕込まれはじめてから段々と賢くなっていきます。 
 

今となっては、しんのすけが散歩に逃げたときは自分ひとりで散歩をしたり、みさえからのお使いをシロがおこなうなど、犬とは思えないほどの賢さを持っています。

そんな名犬であるシロですが、飼い主に似てとても女好きです。散歩中に美しいメス犬とあうと鼻の下を伸ばし、積極的にアプローチをするなど、その行動はしんのすけそのもの。

とはいえ、普段はとても賢いので、しんのすけの行動に呆れていることが多く、彼ほど無節操にナンパすることもありません。

 

キャラクター6:風間トオル

著者
臼井 儀人
出版日
2007-12-14

しんのすけと同じ幼稚園に通う仲のよい友達で、よく一緒に遊んでいる風間トオル。その性格はちょっとナルシスト気味で、お母さんが大好きです。しかし友情には厚く、しんのすけの行動に呆れつつも親友と認めているなど、実は彼と一番仲がよい存在です。

また勉強が一番に見えて、しんのすけから「勉強がすべてじゃない」と学ぶなど、しんのすけからの影響も多く受けています。
 

親がお金持ちで、将来は一流の大学に行くために塾に行き、成績も一位を保持するなどとても賢い反面、マザコンな一面や、「もえぴー」という魔法少女のアニメが大好きなことなど、隠し事が多いのも彼の特徴です。

キャラクター7:風間みね子

風間みね子は、トオルの母親です。高級マンションに住み、いつも上品そうな笑みを浮かべ、高そうな衣服を身にまとうことから「お金持ちの上品なお母さん」というイメージを持たれています。

裕福だからと言って嫌味なわけではなく、基本的にはよい人です。しかし、自宅の高級ベッドで跳ねまわるしんのすけを押さえつけるトオルの姿を見て、息子は男が好きなんだと錯乱するなど、ちょっと思い込みが強いところがあります。

キャラクター8:桜田ネネ

しんのすけたちが通う幼稚園児の友達で、かすかべ防衛隊の紅一点なのが桜田ネネです。普段はぶりっ子っぽくふるまっていますが、その本性は凶悪で、むかつくことがあれば愛用の「うさぎちゃん」のぬいぐるみを持ち出して殴るなど、みんなからは恐れられます。

また、ネネは「リアルおままごと」が大好きで、何をして遊ぶかという話しになるといつも「おままごとをしよう」と台本を持ち出します。

しかし、世知辛い世の中を再現するおままごとは皆から避けられているため、その提案が出たらすぐに他の遊びを見つけ、どうにか回避するために男子たちを団結させてしまい、中々させてもらえない遊びになちました。

キャラクター9:桜田もえ子

著者
臼井 儀人
出版日
2003-07-19

桜田ネネのお母さんであるもえ子は、ネネのお母さんだけあって、普段は上品に笑い、子供たちにはとてもやさしい姿を見せていますが、やはりその本性は凶悪です。娘と同じように、イラつくと特大のうさぎちゃんぬいぐるみを持ち出し、プロレスの技をかける癖があります。

彼女にとってしんのすけは天敵で、焼き肉に行けば自分が育てた肉を食われ、家に呼べば楽しみにしていたおやつを食べられ、と会うたびに散々な目にあうため、できるだけ避けようと頑張っています。

また、ネネがぬいぐるみを持ち出してストレス発散している場面を見ると、「いつものネネじゃない……」とショックを受けていますが、本人もうさぎのぬいぐるみにストレスを発散しているところをたびたびネネに見られており、そのたびに「いつものママじゃない」と泣きじゃくられるなど、親子の行動は瓜二つです。

キャラクター10:佐藤マサオ

しんのすけと仲のよい友達である佐藤マサオは、とても気の弱い幼稚園児です。かすかべ防衛隊の中では常にネネちゃんの尻に敷かれています。一度ストレスから入院したことがありますが、その際には「リアルおままごとが原因なのでは」とお見舞いに来た人たちに勘繰られることがあるなど、周囲からも不憫扱いされがちです。

途中で幼稚園に編入してきた少女「酢乙女あい」に恋しており、「まさお笛」という犬笛のような笛で呼び出されたり、かすかべ防衛隊の仲間たちと遊んでいるとき以外は酢乙女あいにこき使われたりして、幸せそうにしています。

その一方で、作者の臼井義人をモチーフにした漫画家のキャラクターの仕事現場に出入りしたり、自作の漫画を編集者の人に見せて褒められたりするなど、漫画を描くのが大得意です。「将来は漫画家になりたい」という明確な夢を持っています。

キャラクター11:ボーちゃん

かすかべ防衛隊の中で、唯一謎の存在であるぼーちゃん。本名不明、住所不明、親の顔も不明で、一度しんのすけたちが正体を探ろうとしたことがあるほど、何もかも不明の存在です。 

常に鼻水をたらしていますが、その鼻水は自身のアイデンティティのようなモノで、新体操のリボンのように操ったり、「鼻水がないとバランスが取れない」とつぶやいていたりと、彼にとっては鼻水は切っても切り離せないものなのです。

何もかも謎に包まれているボーちゃんですが、趣味は石集めで、変わった形の石をよくさがして河原にいるところが発見されています。またとても器用で、料理や絵など、大概のことは普通以上にこなすなど、知れば知るほど謎な存在です。

キャラクター12:酢乙女あい

著者
臼井 儀人
出版日
2000-01-01

ある日突然に幼稚園に転入してきた、大金持ちの令嬢・酢乙女あい。とても美人で、転入早々に幼稚園の女王となり、すべての男子を虜にしています。しかし、唯一自分になびかないしんのすけを追っているうちに、彼に恋をして女王をやめるなど情熱的な性格の持ち主です。

当初は男子すべてを虜にしていましたが、恋をして以降は「趣味が悪い」と感じられたのか、マサオ以外は彼女に付きまとわなくなりました。

また、しんのすけが唯一苦手にする存在で、「しん様」と呼んで追いかけては彼から逃げられるという逃走劇を繰り広げています。

かすかべ防衛隊の一員ではありませんが、それでも彼らとは仲が良く、自宅にあるプールや、施設などに招待して一緒に遊ぶこともあります。

キャラクター13:黒磯

酢乙女あいのボディーガードで、何かと無茶ぶりをされている黒服の男・黒磯。ことあるごとにあいから呼ばれ、物を準備したり、乗り物を手配したりするなど、召使のような扱いを受けています。

幼稚園の保母さんである上尾ますみとは、相思相愛ではありながらお互いに超がつくほど奥手で、顔を合わせては赤くなって目をそらすなど、2人の仲は一向に進展していません。

キャラクター14:河村やすお

河村やすおは、しんのすけたちとは違うクラスの幼稚園児です。通所「チーター河村」で、何か催し物や勝負事があるたびにしゃしゃり出て、同じ組の仲間を紹介し、勝利宣言をしていきます。

運動神経に優れていますが、しんのすけの運の良さに勝てず、一方的に彼らをライバル視をしているのが特徴です。

キャラクター15:高倉文太(園長)

ヤクザのような顔で、出てくるたびに怯えられる園長先生。本名はほとんど知られておらず、しんのすけからは「組長」と呼ばれています。当初は、顔を合わせるたびに子供に泣かれてしまい、「園長でありながら一回も子供に懐かれたことがない」と嘆いていました。 

しかし、長年園長をしているだけあって、子供たちに対する愛は本物です。子供に絡むチンピラを必死に撃退したことで、子供たちに受け入れられる存在となりました。

その強面は、起きて鏡を見て自分の顔で驚き、妻からは「数十年見てても(怖さで)飽きない」といわれるほどです。

キャラクター16:吉永みどり

著者
臼井 儀人
出版日

しんのすけたちのクラスの先生である吉永みどりは、面倒見がよく、癖の強い子供たちに振り回されながらも何とか職務をこなしている先生です。

若くてハンサムな彼氏がおり、作中でも結婚、妊娠、出産と仲を深めていきます。婚約した頃はマリッジブルーにもなりましたが、しんのすけたちの助力によって前向きになるなど、園児たちからも愛される存在となっています。

同僚のまつざか梅とは何かと張り合う仲で、ことあるごとに喧嘩などをしていますが、落ち込んだときには励まし合える、良き同僚です。

子供たちの面倒見はよいですが、その面倒見の良さのせいで彼氏とのデートを邪魔されたり、自宅をかすかべ防衛隊の基地にされたりと、裏目にでることもしばしばあります。

 

キャラクター17:まつざか梅

 

まつざか梅は、しんのすけたちとは違うクラスを受け持つ幼稚園の先生です。当初は演歌などを聞くと鳥肌を立て、ジュリアナ東京ではお立ち台に立つなど、根っからの都会育ちのようにふるまっていましたが、実は田舎の生まれであることが発覚します。

ブランド品に身を包み、二日酔いでよく頭を痛めているなど、「幼稚園の先生としてはどうなんだ」と思われることもしばしばです。しかし、さりげない優しさに心を打たれる園児は多く、ボーちゃんは彼女に一度恋をしたこともあります。なんだかんだで慕われている先生です。

また、作中では「骨マニア」な医者の彼氏が途中でできますが、彼は化石などを掘るために世界中を飛び回っており、中々会えません。

しかも彼が、外国でテロにあって亡くなるという非常にハードな展開がなされました。あまりにも作風に合わない展開で、お茶の間に流すのはまずいと判断されたのか、今だこのエピソードはアニメで放送されていません。

キャラクター18:上尾ますみ

上尾ますみは、吉永みどりが産休を取っている間の先生として登場しました。メガネをかけ、照れやで人と面と向かって話せない先生ですが、メガネを外し、周りが見えなくなると一転して、強気でヤンキーさながらの態度で本音を話すなど、気の強さを発揮します。

チンピラに絡まれている園児を助けるために眼鏡をはずして果敢に立ち向かったり、木の上から降りられなくなった猫を助けようとしたりするなど、勇敢な側面もあるようです。

また、妙なこだわりを多く持ち、しんのすけと息の合う変わった先生として描かれています。彼の言葉に同調したり、彼が「恐ろしい復讐」と称して読書中のしおりを十ページほど戻した時も「なんて恐ろしい……」と恐怖していたりするなど、しんのすけと似た思考の持ち主として周りからも変わり者扱いされています。

ちなみに、酢乙女あいのボディーガードである黒磯とはふとしたきっかけで相思相愛になりますが、どちらも超奥手で、仲は一向し進展していません。

キャラクター19:大原ななこ

大原ななこはしんのすけの憧れのお姉さんです。アニメではお淑やかで優しい女性として描かれていますが、漫画では、優しいけれど気が強く、さっぱりとした性格の持ち主で、しんのすけのことを「しんちゃん」ではなく「しんのすけ」と呼び、彼のハチャメチャな行動にもツッコミを入れるなどという姿を見せます。

また、ナンパをきっぱり断ったり、しんのすけの機転でナンパを諦めた男たちに舌を出して手を振っていたりと、原作のななこはアニメのイメージとは真逆のような、気の強いお姉さんです。

キャラクター20:大原四十郎

大原ななこの父親で、豪快な主人公の豪快な生き方を描いた小説「豪快」シリーズを25年にもわたって執筆するベストセラー作家です。小説は豪快ですが本人はとても神経質で、極度の心配性。ことあるごとにななこのことを心配し、彼女を心配するあまり、小説に手がつかないこともしばしばあります。

娘を狙うしんのすけのことを警戒していますが、彼からはお義父さんと呼ばれたたりするなど、気に入られている様子です。

また、ななこが遠出するときは必ず同行し、しんのすけとななこが旅行するときも、必ず姿を現します。 

キャラクター21:神田鳥忍

神田鳥忍は、大原ななこと同じ大学の友人です。女子プロレス同好会に在籍している大柄の女性で、しんのすけとななこが一緒に遊びに行く際にはよく同行しており、彼とも仲の良くしています。

しんのすけからは、ななことの旅行に毎回ついてくる邪魔者として苦手意識を持たれていますが、一緒にお風呂に入るなど、なんだかんだで気のいい友達のような接し方をしています。

キャラクター22:大屋主代

大家主代は、野原家の家が爆発した際に引っ越すことなった「またずれ荘」の家主です。憂さ晴らしに部屋の抜き打ちチェックを行ったり、廊下に大量の禁足事項を張ったりするなど、住人への意地悪を趣味としているところがあります。その反面、ペット持ち込み禁止のまたずれ荘にシロを連れてきたしんのすけをそれとなく見逃すなど、甘いところもあったりします。

子供嫌いを自称しており、子供が相手になるとついつい意地悪な態度をとりがちですが、それは夫と娘を事故で亡くしていて、子供を見るたびに娘のことを思い出すからだそうです。根は子供好きの優しい人で、ひまわりの面倒を楽しそうに見ているなど、親しみやすい人柄をしています。

また、元助産師で、吉永みどりの出産の際には助産師を引き受けるなど、いざという時に頼れる存在なのが大家主代です。

キャラクター23:四郎

四郎は野原家の家が爆発し、またずれ荘に引っ越してきたときの隣人です。過去に運悪く大学の入試を受けられず、三浪した四郎は名前と同じ「四浪」だけはごめんだといって、悩んでいます。

隣に引っ越してきた野原家のしんのすけが無茶をしたことにより、壁がはがれ、大きな穴を開けてしまったことを大家には隠していますが、その穴を通じてご飯を食べさせてもらったり、ひろしとみさえが不在中は子供たちの面倒を見たりと、野原家とは何かと縁の深い関係です。

キャラクター24:ふかづめ竜子

今は懐かしい存在であるふかづめ竜子は、「埼玉紅さそり隊」という3人組の女番長です。しんのすけからはお笑い軍団と勘違いされているなど、何かと不良っぽくありません。出てくるたびにポーズとともに掛け声を発して登場するので、お笑い軍団に見えてしまうのでしょう。

しんのすけからは(お笑いの)師匠と呼ばれ、彼が一発ネタなどを拾うするたびに、ついつい批評をしてしまいます。しかし、本人は不良としてのカリスマはあるようで、舎弟ができたり(途中でダサいといわれて逃げられます)他の軍団との争いに勝ったりと、時々不良らしさも見せます。

また、恋をしたイケメンになんとかラブレターを渡そうとするなど、年頃の女性っぽさも持ち合わせていますが、その男が道に歩く老人にぶつかっても邪魔だと罵声を浴びせるのを見るや、老人を助け起こした後に顔面を殴ってその場でラブレターを破くという、正義感と漢気の溢れる性格です。

懐かしい『クレヨンしんちゃん』ですが、アニメの方を知っている人は多くとも、原作を読んだことがない人は意外と多いのではないでしょうか。原作はブラックジョークや、本編とはまったく違った話なども多いので、アニメとはまた違った楽しみをもって読むことができます。一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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