『七つの大罪』嫉妬の罪ディアンヌをネタバレ!記憶を取り戻した?キングとの関係は?

更新:2021.12.5

七つの大罪のひとり、嫉妬の罪(サーペント・シン)のディアンヌ。彼女はこれまで2度に渡って記憶を失い、大切なキングとの思い出も忘れてしまいました。1番初めに友達になったキング……。妖精王と巨人族の少女は、この先結ばれるのでしょうか。

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『七つの大罪』嫉妬の罪ディアンヌとは?

著者
鈴木 央
出版日
2013-02-15

「七つの大罪」のひとり、「嫉妬の罪(サーペント・シン)」のディアンヌ。巨人族ということもあり、可愛らしい見た目に反した大きさで、巨人族の里「メガドーザ」の戦士でもあります。印となる蛇の刺青は、左の太ももに刻印。

罪を着せられてリオネス国を追われた後は、魔物を従えて白夢の森に滞在していました。その10年後、白夢の森を訪れたメリオダスと再会し、「豚の帽子亭」の看板娘として、また七つの大罪として活躍しています。

女の子らしく可愛らしい性格ですが、仲間を傷つける者には容赦しません。彼女はかつて、同じ「七つの大罪」のキングとゴウセルによって2度も記憶を失くしたことがありましたが、現時点では、キングが大切な人であることなど、すべての記憶を思い出しています。

2018年1月からは、アニメが放送される本作。ディアンヌの声を演じるのは悠木碧(ゆうきあおい)です。4歳から芸能活動をはじめていて、2003年に『キノの旅』のさくら役で声優デビューを果たしました。それ以降、『魔法少女まどか☆マギカ』のまどか役を演じるなど、声優業で広く活躍しているタレントです。

可愛らしい表情とは裏腹に、バトルシーンでは神器を使いこなしたり、持ち前の武力を発揮したり、パワーのあるキャラクター。キングとのイチャイチャ含め、日常とバトルシーンをどのように演じ分けるのか、注目したいところです。


「七つの大罪」と「十戒」についておさらいしておきたい方は、以下の記事をご覧ください。

「七つの大罪」と「十戒」の強さを30巻までネタバレ考察!神器と闘級も紹介

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2期のアニメ化が決まっている漫画『七つの大罪』。主要キャラクター7人と、魔神族「十戒」との最終決戦を目前に控え、この先の行方が気になるところです。戦いに入る前にまずは、「七つの大罪」の魔力や神器、「十戒」らの魔力や闘級について紹介しつつ、考察していきます。

 

記憶喪失になったディアンヌ

記憶喪失になったディアンヌ
出典:『七つの大罪』16巻

先述しましたが、ディアンヌはこれまでに2度記憶を失っています。1度目は、幼ない頃に孤独だった彼女が、記憶を失くして川岸で倒れていたキングを救った後のことです。

 

キングとの生活は思いのほか楽しく、ひとりぼっちの寂しさを忘れさせてくれました。キングが記憶を取り戻し、友人を救いに行かなければならなくなった時は、寂しく思いながらも彼が言った「絶対に戻ってくる」という約束を信じ、精一杯の笑顔で送りだしたのです。

キングと知り合うまで、彼女はずっとひとりぼっちでした。そのため、友達ができたことが本当に嬉しかったのでした。

しかし、妖精王としての責務を果たせずディアンヌの元に戻れないと察したキングによって、2人で過ごしていた時の記憶を消されてしまいます。彼はひとりぼっちの寂しさを再び彼女に与えたくなかったのでしょう。

しかし、14巻で彼女はすべてを思い出したのです。

「このまま戻ってこなかったらどうしよう こんなに キングが 好きなのに」(『七つの大罪』14巻から引用)

ただ、その時キングはバンと一緒に妖精王の森に行っていたので、記憶を取り戻したことを知りません。また、ゴウセルが聖騎士ギーラの記憶を操作したと知ったディアンヌは、「大切な想いを消すことは誰にもできないんだ!!」と、ゴウセルとぶつかってしまいます。

そしてゴウセルは、彼女のその言葉が本当なのか試してみたいという思いで、記憶を消去してしまったのです。これによって彼女は、自分が七つの大罪のひとりであること、さらにキングとの思い出も失ったまま、メガドーザに帰ってしまいました。

ディアンヌの記憶に残っていたのは、メガドーザで戦士として訓練されていた頃、絡んできた騎士たちから守ってくれたメリオダスのことだけです。

ただ、「ずっと君を好きでいるし、側にいる」と言ってくれたキングの「言葉だけ」は記憶に残っていました。これは、記憶を消去されても、大切な思い出は決して消せないという証明でもありますね。

 

ディアンヌの「嫉妬の罪(サーペント・シン)」とは?師であるマトローナって?

ディアンヌの「嫉妬の罪(サーペント・シン)」とは?師であるマトローナって?
出典:『七つの大罪』16巻

 

ディアンヌはメガドーザの戦士でありながら、血で血を洗う戦いを嫌っていました。しかし仲間であり、師匠であるマトローナは、戦うことこそがメガドーザの戦士であると言います。

物語の舞台である大地「ブリタニア」には、古くから5つの種族が存在していました。そのなかで巨人族は初めて生まれた種族で、圧倒的な力を誇っていたのです。このときディアンヌたちの部族は、騎士たちに傭兵として雇われていました。

なぜ人間同士の争いに手を貸さなければならないのかと問う彼女に、マトローナはそれが巨人族の生き方であり「共存」だと言います。

ある時、「蛮族との戦いがある」とのことでギャノン騎士団から呼ばれたディアンヌとマトローナ。新顔の彼女に、騎士団が冷やかします。
 

騎士「せいぜい 俺たちの仕事の邪魔すんなよ~~~~~~?」
ディアンヌ「そんなに文句があるならマトローナに言えば?ボクだって 来たくて来たんじゃないよ!」
騎士「おっとっと~~~!!マトローナ殿への対抗心メラメラ?女の<嫉妬>は人間も巨人もこわいねぇ~!!」(『七つの大罪』16巻から引用)

しかし、いざ向かった場所に蛮族の姿は見当たりません。実は騎士ギャノンが「蛮族千人討つよりも、巨人を一人討つほうが功績がいい」という理由から巨人族を裏切り、討ち取るためにふたりを呼び出したのです。
 

容赦なく襲ってくる騎士団に、ディアンヌとマトローナは立ち向かわなくてはなりません。巨人族にとってはたかが数百人の人間など相手にならなかったはずでした。しかし、マトローナが毒矢にかかって戦闘不能となってしまいます。

倒れてしまった彼女に寄り添い、泣きつくすディアンヌ。騎士が襲いかかって来た時、マトローナは最後の力を振り絞って彼らを惨殺します。こうして彼女は、師匠として厳しく指導していたものの、本当は妹のように可愛がっていたディアンヌを最後まで守りぬくのです。

この戦いの後、生き残った数人の騎士らは状況を偽って王国に伝えます。その結果、ディアンヌはマトローナの力に嫉妬して彼女を毒殺、騎士を300名以上殺した、という濡れ衣を着せられてしまったのです。

これが、「嫉妬の罪(サーペント・シン)」をつけられた過去でした。

血で血を洗う戦いを拒み続けた、心優しい巨人族のディアンヌ。この出来事の後、彼女は大切な人を守るために戦うという強い意志を抱くようになりました。

 

小さくなるディアンヌ!普段の身長は?

小さくなるディアンヌ!普段の身長は?
出典:『七つの大罪』5巻

普段の身長は915cm。だいたい3階建てのビルほどの高さに相当します。自称では1フィート(30cm)分だけ小さく伝えていました。しかし、ゴウセルに指摘されてしまうハメに。やっぱりそこは年頃の女の子ですから、小さいことに憧れがあるのかもしれません。それにしてもゴウセル、空気読めなすぎ。

5巻では、念願叶って(?)ディアンヌが小さくなる事例が発生!何が起こったのか、おさらいしてみましょう。

ディアンヌとエリザベスが森で夕食の材料集めをしていたときのこと。2人は見たことのない巨大なキノコの怪物に出会います。「珍しいキノコ!食材にしよう」とパンチを食らわせたところ、威嚇して胞子を振りまかれてしまいました。

途端に体が小さくなって、素っ裸になってしまう2人。とりあえずディアンヌはエリザベスの服を借りて、エリザベスは小人サイズになってしまったので、ひとまず裸のままお胸に挟まれている状態に。小さくなった2人の様子をみて、スケベ男子たちは鼻血祭りです。

ディアンヌは体が小さくなって、とても嬉しそうでした。団長に飛びつき、「お姫様抱っこしてもらうのが夢だったんだ……」とうっとり。

ただ、「エリザベスにするみたいにお触りしていいのよ?」とオープンな彼女に対して、メリオダスはいたって冷静でした。そして、

「大事な仲間に、そんなことできるわけないだろ、これで我慢しろ」

と言って、頭をなでなでしてあげるのです。普段のドスケベ団長どこいった……とひたすらメリオダスがイケメンなシーンでした。

エリザベスは、2人の様子をみて少しだけ嫉妬してしまいます。一途に彼女を想うキングは、パンチラを見ただけで鼻血による大量出血ののち、戦線離脱(どうしようもない童貞王ですね)。ディアンヌ、いいから早く記憶取り戻して……。

結局、2人を小さくしたのは「チキン・マタンゴ」という種類の種類でした。マーリンお手製の魔法グッズとして活躍しており、ミニマムなディアンヌは14巻でも登場します。

普段の姿も可愛いけれど、小さくなったときもその魅力は健在。ぜひそのシーンを読み返して見てくださいね。

 

キングとの関係は?

著者
鈴木 央
出版日
2017-03-17

ふたりは、戦うことを嫌ったディアンヌが里から抜け出して放浪していた時、川岸に倒れていたキングを救った時に出会いました。そしていつしか心を通わせるようになり、互いに大切な人だと想い合うようになります。

ディアンヌはキングに「ずっと好きでいて」と願い、キングは彼女に「ずっと好きでいるし、ずっと側にいる」と誓いましたが、キングは先述の理由から寂しい思いをさせたくないという一心で、彼女の記憶を消してしまいます。

しかしディアンヌが言ったとおり、大切な思い出は決して消えることはないのです。14巻で彼女が記憶を取り戻した時キングはそこにおらず、また再びゴウセルによって記憶を消去されていたので、実際にふたりの心が繋がったのは、3千年前の聖戦で記憶を取り戻してからということになりますね。


キングとディアンヌについては、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

『七つの大罪』怠惰の罪キングを徹底考察!ディアンヌとはどうなる?

『七つの大罪』怠惰の罪キングを徹底考察!ディアンヌとはどうなる?

「七つの大罪」のひとり、妖精王のキング。その可愛らしさから読者の心を鷲づかみにし、高い人気を誇っているキャラクターです。29巻までの情報をもとに、過去には何があったのか、愛するディアンヌとの今後は?など紹介していきます。

十戒のドロールの体を借りて修行!3千年前の聖戦にタイムスリップ【25巻ネタバレ注意】

十戒のドロールの体を借りて修行!3千年前の聖戦にタイムスリップ【25巻ネタバレ注意】
出典:『七つの大罪』25巻

大罪のメンバーと離れ、妖精王の森にいたディアンヌとキング。仲間たちと楽しく踊っていたところ、突然現れた十戒のグロキシニアとドロールに連れ去られてしまいました。

完全にやられる、と思われましたが、実は十戒の彼らの目的は、ディアンヌとキングに試練を与えることだったのです。

その内容は、3千年前の聖戦に行って、グロキシニアとドロールが選んだ判断が間違っていたのか、正しかったのか確かめること。

大罪たちにとって敵であるはずの十戒の一員が、彼らに接近してくること自体、非常に怪しいですよね。ましてや、3千年前の聖戦に送りこむというのですから、2人に危険が迫る可能性も大です。

しかし、2人は自分たちを鍛えるため、躊躇なく試練を受けることを決意!次の瞬間、なんとディアンヌがドロール、キングがグロキシニアの姿に変身していました。

かつて巨人族の長だったドロール。そんな彼の体を借りることになるのですが、口調はディアンヌのまま。ごつい体で「いや〜ん」とぶりっ子気味に振るまう様子は、かなり衝撃的です。

ドロールとグロキシニアが迫られた判断とは、いったい何だったのでしょうか?十戒の一員となった理由が隠されているようにも感じられます。詳細は、25巻から描かれている3千年前の聖戦の様子をご覧くださいね。

 

ディアンヌの記憶が戻るのはいつ?

ディアンヌの記憶が戻るのはいつ?
出典:『七つの大罪』26巻

14巻でゴウセルによって記憶を消されてしまった彼女は、再びキングとの過去を思い出す日がくるのでしょうか?

25巻から描かれている、2人の3千年前を舞台にした修行中にある出来事が起こりました。彼らは、そこでゴウセルに出会うのです。ただ、2人が知っている彼とは少し様子が異なりました。

そのとき2人が出会ったのは、人形のゴウセルを作った張本人。彼は十戒の一員で、500年もの間、牢獄に入れられていました。自分の代わりに外を見れる存在として、人形を作りあげたのです。

ディアンヌは、大罪の仲間であるゴウセルと勘違いして、「記憶を戻して」とお願いをします。もちろん3千年前の人物ですから、相手は何があったか理解していません。

人形を作ったゴウセル本人は、まだ心が未発達の人形をうまく導いてほしい、とディアンヌに告げます。彼は、聖戦を終わらせるために何かを覚悟していたのでしょうか。

出典:『七つの大罪』27巻

彼の願いを汲み取った代わりに、贈り物を授かりました。これが、ゴウセルによって消されたディアンヌの過去、キングとの愛しい日々の記憶だったのです。

無事に修行を乗り切り、現代に戻ってきた2人は、互いの気持ちを確認して初々しいキスをしています。気持ちを再び通じあわすことができたのです。

愛のパワーは絶大。絆が深まり、個々の力も大幅にアップした彼らの今後の期待が高まります。

 

ディアンヌの強さ・神器は?必殺技も紹介!【28巻ネタバレ】

ディアンヌの強さ・神器は?必殺技も紹介!【28巻ネタバレ】
出典:『七つの大罪』7巻

ディアンヌの闘級は3250(魔力900:武力1970:気力480)でしたが、27巻ではすでに1万5100にまで上がっていることが確認できます。これは、3千年前の聖戦で「ドロール王」の力を経験したことによって上昇したようです。

28巻では、城塞都市コランドでメラスキュラと戦っていた時に、闘級が4万8000まで上がっています。ただ、これは怨霊に取り憑かれた状態の数値。実際にはここまで上がっていないかもしれませんが、身体が耐え切れるということは、今後これ以上成長する可能性も考えられるでしょう。

魔力の「創造(クリエイション)」は巨人族特有の魔力です。大地を自由自在に操り、多彩な技を披露します。

1:砂の渦(サンドワール)

大地をやわらかい流砂のように変化させ、相手の動きを止める技。

2:重金属(ヘビメタ)

自分の体を重い金属に変えることがでる技。

3:大地の怒号(マザー・カタストロフィ)

ギデオンで砕いた大地の破片を上空で固めて、対象に向けて降らせる技。

4:大地の剛剣(グラウンド・グラディウス)

大地を剣のように尖らせて、対象を攻撃する技。

5:昇天隕石(ライジング・メテオ)

大地を星の形に盛り上げて、対象を上空にたたきつける技。

6:千の礫(ラッシュ・ロック)

無数の岩石を、対象に向けて一気に飛ばす技。

7:双子の巨像(フィレアンドロース)

岩石で2体の巨像を作り、操ることができる技。幼少時代、キングと出会うまで2体の巨像と生活していました。

8:双拳 (ダブル・ハンマー)

岩石から、2つの拳を作り対象を殴る技。

9:土人形(フレンズ)

「双子の巨像」よりも強く、実際に存在している人物の姿で作るゴーレム。これまでに、メリオダス、エリザベス、マトローナ、キング、ホークの土人形を作っています。

10:ドロールの舞

巨人族に伝わる舞いで、魔力を強めることができる技。

11:十字射撃

これは、キングの「霊槍シャスティフォル」と、ディアンヌの「千の礫(ラッシュロック)」の合わせ技。岩石を飛ばし、対象を怯ませた後、キングが霊槍で貫きます。

【神器】戦鎚ギデオン

巨大な大槌で、重さは2200ポンド。「七つの大罪」離散後に失くしてしまったが、後にバイゼル喧嘩祭りで優勝賞品となっていました。


ディアンヌは記憶を取り戻して、キングともかなりよい雰囲気になりました。この先もさらなる恋の発展に期待したいですね。

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