『バレーの球語』の魅力をネタバレ紹介!可愛いJKたちのスポ根漫画が無料!

更新:2021.11.11

女子バレー部員たちの活躍を描く本格バレー漫画『バレーの球語』。今回は可愛い女子高生と熱いスポ根展開が魅力です。スマホの漫画アプリ「マンガワン」で無料で読むことができるので、スポーツ漫画が好きな方はぜひともご一読ください。

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漫画『バレーの球語』が無料で読める!可愛いJKたちの熱い青春漫画をネタバレ紹介!

著者
僕 男
出版日
2017-08-18

バレー経験者のニートが、女子バレー部の部員たちと熱い青春をともに歩む熱血スポーツ漫画『バレーの球語(たまご)』。今回は可愛い女子高生たちが登場する作品でありながら、内容はきわめて真剣にバレーと向き合っている本作の魅力を紹介していきます。

『バレーの球語』はスマホの漫画アプリ「マンガワン」にて無料で読むことができますので、スポ根漫画が好きな方はぜひチェックしてみてくださいね。

漫画『バレーの球語』あらすじ

漫画『バレーの球語』あらすじ
出典:『バレーの球語』1巻

夏休みが2000日を突破してしまったフリーターの冴島春男(さえじまはるお)は、定職にもつかずに、バイトの稼ぎをパチンコに注ぎ込むような自堕落な生活を送っていました。

そんな彼のもとに、高校時代の同級生で、現在は高校の教師になった棚原幸司(たなはらこうじ)が現れ、バレー部のコーチを頼まれました。

高校最後の大会を自分のミスのせいで負けてしまったと悔やんでいた春男は、バレーに対するトラウマから返答に困りますが、なんとか自分を奮い立たせてコーチの件を承諾し、高校へと出向きます。

てっきり男子バレー部を受け持つと思っていましたが、実際は女子バレー部で……前途多難な春男のコーチ生活が幕を開けるのでした。

魅力をネタバレ紹介!JKたちが可愛い!だけど内容は硬派なガチバレー漫画!

魅力をネタバレ紹介!JKたちが可愛い!だけど内容は硬派なガチバレー漫画!
出典:『バレーの球語』1巻

女子バレー部を舞台にしているため、登場人物の男女比は当然女子が多くなっていますし、そのほとんどが女子高生です。春男がコーチを務める駆馬(かるま)高等学校の女子バレー部員は、その誰もがクセのあるキャラクターで魅力に溢れています。

もちろん皆見た目も可愛いのですが、本作は彼女たちの可愛さだけでなく、それぞれの葛藤や苦悩など内面のエピソードもしっかりと描かれているのです。

特に物語の序盤から活躍する部長の本宮蘭(もとみやらん)と、エースの美波楓(みなみかえで)、そして1巻の表紙にもなっている七瀬零奈(ななせれな)は、春男がコーチを務めることになってから間もなく関わることになる主要人物です。

七瀬は春男が女子バレー部の顧問としてやっていこうと決意するきっかけを作る重要な役割を担っています。彼女は高校までバレーの経験がありませんでしたが、思い切りスパイクを打ってみたいという思いから入部を決めました。

少し天然っぽいところがあり、普段はローテンションで表情に変化がない彼女ですが、内には熱い想いを秘めているようです。そんな彼女が、うまく指導ができず落ち込んでいた春男の指導を受け、天使のような笑顔を向けるシーンは、春男でなくても前向きな気持ちにさせてくれます。

続いて部長の蘭と楓ですが、彼女たちは部内でも突出した実力を持っており、楓にいたっては、春男が自分より上手いと断言するほどです。

それもそのはず、彼女たちは下級生が入部するまでの間、2人で女子バレー部を強くしようと他の誰よりもあがき続けてきたのでした。そのため2人のコンビネーションは凄まじく、男子バレー部との公開試合でも相手を圧倒してみせました。

そんな彼女たちですが、2人だけで強くなることを目指してきたため、他の部員たちと足並みを揃えることに対する苦手意識ができてしまいます。他校との試合でそれが浮き彫りとなったとき、春男が自らの体を張って彼女たちに指導するシーンは感動的で、体の底から熱くさせられます。

このように、生徒ひとりひとりの内面に着目しながら、彼女たちの奮起の物語が描かれているのが、『バレーの球語』の大きな魅力のひとつであるといえるでしょう。 

魅力をネタバレ紹介!ニートの冴えない青年が少女たちと成長する姿に泣ける!

魅力をネタバレ紹介!ニートの冴えない青年が少女たちと成長する姿に泣ける!
出典:『バレーの球語』1巻

女子部員たちの魅力を中心に紹介してきましたが、もちろん主人公の春男の内面が描かれるシーンも見どころです。

彼はスポーツ漫画の主人公としてはガッツに満ちているとは言い難く、冒頭から過去の挫折にとらわれている姿を見せるため、いまいち頼りないように思えてしまいます。

またトラウマによってうまく指導することができなくなってしまい、思わず部員たちの前から逃走を図るなど、ひと言でいえばダメ男なところも多々あります。さらに彼は、あまり口が達者なわけではなく、伝達力に優れているわけでもありません。

しかし彼自身はこれまでバレーに対して真剣に向き合ってきたため、自分の体を使ってバレーへの情熱を部員たちに伝えようとします。そんな不器用だけど真剣な姿が、図らずも部員たちの心を動かしていくのです。

また彼の肉体は筋骨隆々で、それはニートの期間も筋トレを継続していたから。失敗からトラウマを抱えながらも、心のどこかでバレーに対する熱い想いを捨てきれない春男の姿はとても人間味にあふれ、親しみが持てるのです。

そして、そんな彼が指導者として部員たちとかかわり、悪戦苦闘しながらも確かに前進しようと努力する姿は、読者として応援したくなるでしょう。

女子部員たちの活躍ももちろんですが、コーチとして人間的に成長していく春男の姿も『バレーの球語』の見どころです。

魅力をネタバレ紹介!特徴的な表現方法に作者の才能を感じる!

魅力をネタバレ紹介!特徴的な表現方法に作者の才能を感じる!
出典:『バレーの球語』1巻

これまで女子部員たちや春男の魅力をメインに、エピソードを交えて紹介してきましたが、そうした展開の魅力をさらに引き立てているのが『バレーの球語』の作者である僕男(ぼくおとこ)の印象的な表現方法であるといえるでしょう。

本作は春男を含むキャラクターたちが個々に課題を抱えており、それらを克服するために奮闘する姿が描かれています。そうしたキャラクターたちが思い悩んでいることを表現する時のコマの構図、吹き出しや文字のフォントまで、実に巧みに用いられており、キャラクターの感情を分かりやすく表現しているのです。

これにより、文面の説明だけではなく漫画全体で読者に印象深くエピソードを刻み込み、キャラクターひとりひとりの魅力を引き立てることに繋がっています。

また試合を描く際は、迫力ある構図と印象的なオノマトペが用いられており、1枚の絵だけでグッと物語に引き込まれていきます。

これだけ多彩な表現技法を持ち、かつ魅力あふれるキャラクターたちの織り成す情熱的なストーリーを描ける作者の僕男は、なんと本作が初の連載作品であるというのだから驚きです。

これからの展開が楽しみな『バレーの球語』ですが、作者の今後の活躍にもおのずと期待が高まるところです。

『バレーの球語』1巻の見所をネタバレ紹介!

著者
僕 男
出版日
2017-08-18

 

ニートだった春男が女子バレー部のコーチとして着任する1巻。トラウマのせいでボールに触れることすらできなかった彼が、徐々に部員たちと信頼関係を築いていく様子が描かれます。

ライバルの百合代高校と初めての練習試合も経験し、バレー部の絆を強くしました。

見どころは、この練習試合の後に春男が体を張って、蘭と楓のスパイクを受け止めるシーンです。春男にとっても、蘭と楓のコンビにとっても精神的に大きく成長するきっかけとなる大事な場面。スポコン好きなら必見の内容になっています。

 

『バレーの球語』2巻の見所をネタバレ紹介!

著者
僕 男
出版日
2018-01-19

 

練習試合を経験し、新たな気持ちで再スタートを切る2巻。前巻で春男は、蘭と楓の2大エースと信頼関係を築くことはできたものの、まだまだバレー部自体はバラバラの状態です。

見どころは、春男が各部員たちの課題に向き合い、ひとつずつ解決のためのコーチングをしていくところ。個性を見極め、それぞれに適した対応をとろうと奮闘します。

結果として蘭や楓に助けられることが多いですが、それでも指導者として優秀なのが見てとれるでしょう。

そのほか百合代高校との合同合宿もあり、迫力の試合を堪能できます。


今後の展開が気になる熱血スポーツ漫画『バレーの球語』は、スマホアプリ「マンガワン」で無料で読めます。今後も熱い展開が予想される本作を、スポ根好きもそうでない方も、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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