冬の寒さを忘れてしまうくらい夢中になった本【MISAKI】

冬の寒さを忘れてしまうくらい夢中になった本【MISAKI】

更新:2021.11.12

La PomPonのMISAKIです。私にとって寒い毎日を過ごす中で、暖かい飲み物が手放せません! カフェでひと息ついて、暖かい抹茶ラテを飲みながら読書をするのが冬の楽しみでもあります。寒さに負けず、冬の楽しみも味わっていけたらいいなと思います。 そして現在、La PomPom 1st アルバムのリリース・イベント真っ最中です。アルバムの中に収録されている新曲「Give Me」は、女の子の恋する気持ちを描いたポップで可愛らしい楽曲となっています。 また振り付けの特にサビの部分では、皆さんと踊れるものになっているので、 実際に私達のLIVEに来て一緒に踊れたらうれしいです!さて今回紹介させて頂く本は、冬の寒さを忘れてしまうほど夢中になって読んだ3冊を紹介したいと思います。

ブックカルテ リンク

カエルの楽園

著者
百田 尚樹
出版日
2017-08-27

私がずっと読んでみたかったこの作品。読み終えた後、面白かったのはもちろん、今、私たちが生きているこの国が物語のような結末になってしまったらと考えると、ただただ怖くなりました。それと同時に平和とは何なのか考えさせられました。


アマガエルのソクラテスとロベルトは、安全な地を求めて旅をしている途中、豊かで平和な国「ナパージュ」に辿り着きます。その国では優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守って暮らしていました。しかし平和が続くと思っていたナパージュに予想していなかったある大事件が起きてしまいます……。


本当に読みやすく、内容も理解しやすいので一日もあれば読みきってしまうと思います。私はこの本を読んで、毎日見ているニュースの見方が変わった気がします。皆さんはこの本を読み終えた後、どんなことを感じるでしょうか?

氷姫  エリカ&パトリック事件簿

著者
カミラ レックバリ
出版日
2009-08-01

この作品は少しボリュームがありますが、あらすじに惹かれ手にとってみました。私はスウェーデンの本を読むのは初めてで、読んでいる時も情景がうかび、何だかスウェーデンを身近に感じることができました。


小さな町にある、海辺の古い邸で凍った美しい女の全裸死体が見つかるところから物語が展開していきます。被害者とかつて親友であった作家のエリカは事件解決の捜査に協力していくことになります。事件解決に近づけば近づくほど、どんどん恐るべき素顔が覗き、最後には衝撃の過去が明らかになっていき、思わず目がはなせません。


物語の中で登場する女性たちの生き方が鮮明に書かれていたので、女性作家さんだからこそ書くことができたのだと思いました。こうなのかなと推測して読んでいましたが、それを裏切られる意外な展開がとても面白かったです。

グレートギャッツビー

著者
スコット フィッツジェラルド
出版日

この題名を聞いて、知っている人は多いのではないでしょうか。アメリカ文学の代表作でもあるので、私も聞いたことはありましたが、どんな物語なのか詳しく知らなかったので読んでみました。


かつての恋人を取り戻すため、富を築き上げてきたギャッツビー。そんな一途な愛をもったギャッツビーの物語となっています。しかしその一途な愛は、ある悲劇を招いてしまうのです……。


昔の最愛の恋人をもう一度手に入れるため、駆け上ってきたギャッツビーのように、何かに執着して生きることはとても魅力的です。しかし、恋愛は時と場合によって、その人の人生まで変えてしまうのではないかと思いました。切ないけれど美しい作品でした。

ホンシェルジュで連載させて頂くのは今回で最後となりました。
私の連載を見てくれた皆さん、ありがとうございました! 読書が好きで、本を通して自分から発信できる機会を頂けて感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもさまざまな本を読んで感性を磨いていきたいです!

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