『花君と恋する私』の優等生×不良少年が胸キュン!魅力をネタバレ紹介

更新:2021.11.24

クラス委員で優等生な少女と、暴力事件で停学処分となった少年の失恋から始まる恋物語を描いた『花君と恋する私』。王道展開ながらもピュアな2人の姿に胸キュンが止まらない本作の見どころを紹介していきます。

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『花君と恋する私』の優等生×不良少年の恋をネタバレ紹介!

 

優等生でクラス委員の少女・七世は、ひょんなことから停学処分を受けるような不良少年の花と話す機会があり、彼が本来持っている優しさに惹かれていきます。

しかし花にはすでに好きな人がいるみたいで、七世の恋は失恋確定……。

優等生と不良、失恋からの恋など王道要素を多分に含み、自分の気持ちに正直に生きる彼らが眩しくて魅力的です。

この記事では、そんな本作の見どころについてご紹介していきます。ネタバレを含むのでご注意ください。

 

著者
熊岡 冬夕
出版日
2011-08-11
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『花君と恋する私』のあらすじ

『花君と恋する私』のあらすじ
出典:『花君と恋する私』1巻

 

喧嘩相手を骨折させてしまい、停学処分となった花大好(はなだいこう)。彼と同じクラスでクラス委員をしている坂下七世は、ひょんなことから花と話すようになり、停学期間が過ぎてからも何かと面倒を見ていました。

素行の悪い彼を避ける生徒も多いなか、ちょっと抜けたところのある七世は臆することなく接し、実は優しくてかわいらしいところのある花にいつの間にか夢中になってしまうのです。

しかし彼にはすでに好きな人がいて、その相手は七世もよく知る人物でした……。

 

見どころ1:優等生と不良少年の恋。王道展開がいい!

 

地元で有名な進学校である桐北高校に主席で入学した七世。勉強ができるのはもちろん人柄もよく、進んで人の手伝いをするなど育ちの良さがうかがえる主人公です。

そんな彼女の相手となるのが、同じクラスの不良少年、花。授業をサボるのは当たり前、喧嘩もしょっちゅうです。そんな彼がなぜ桐北高校に来たのかというと、この学校に好きな人がいるからでした。

もともと成績は足りていませんでしたが、意地と根性で補欠合格を勝ち取ったそうで、花の純粋さがわかりますね。

七世は花に好きな人がいることを知り失恋しますが、その直後、花の想い人が結婚することが判明し、彼も失恋してしまうのです。

ヒーローとヒロイン2人して失恋確定。そして、自暴自棄になりかけていた花を七世が奮い立たせました。

自分の想いをきちんと伝え、花もきちんと想いを伝えるべきだと促します。誰よりも彼の幸せを願って奮闘する姿は、まさに少女漫画の主人公らしい王道展開。素直な七世とピュアな花のコンビは見ていて微笑ましくなることも多く、それぞれの恋をつい応援したくなります。

その後、七世のアタックの結果2人は付き合うことになるのですが、すぐにライバルとなる少年が登場し、波乱の展開が続きます。ワクワクドキドキの王道ストーリーをぜひ堪能してください。

 

見どころ2:胸キュン満載の青春!

 

高校生らしくウブな2人のやりとりは、つい顔が緩んでしまうようなものばかり。育ちのいい七世が恋愛慣れしていないのはわかりますが、不良の花が照れている姿は非常に可愛らしいものがあります。

初めてキスができるというタイミングが来た時、七世は緊張のあまり先延ばしにしてしまいました。花はそんな彼女の気持ちを汲み取り、キスをしていい解禁日を問います。

その結果、クリスマスイブを指定するところが、恋愛に夢見がちな七世らしい選択です。彼女のお願いをちゃんと聞いてあげるあたり、花の実は真面目な性格もわかりますね。

そしてイブ当日。いい雰囲気になりつつも、周りには他の恋人たちがたくさんいたり、知り合いの落し物を届けたりと、なかなかタイミングが無いまま七世の門限が近づいてしまいました。

家まで送ってもらった後も、七世はキスをできなかったことを気にやんでいます。

2人で撮った写真を眺め、思い立ったように家を飛び出すと、そこには同じように引き返してきていた花の姿が。そして彼は、そのまま七世に口づけました。

花も、彼女と同様にこの日を楽しみにしていたのでしょう。ウブすぎる2人の姿に胸キュン必至です。

ゆっくりと、でも確実に距離を縮めていく彼らのやりとりに、ときめきっぱなしの作品になっています。

 

見どころ3:2人の恋の行方は……?最終回が待ち遠しい!【ネタバレ注意】

 

順調に恋心を育んでいるように見えた2人ですが、花が2回目の停学を受けたことで、一気に心の距離が離れてしまいました。これは、気持ちが冷めたとかいうわけではなく、単純にお互いのことをまだよく知らないことが露わになってしまったのです。

同じ学校の生徒とは連絡をとらないよう言われているため、七世のもとには1度電話がかかってきたきり。結局ろくに話ができないまま、停学期間が終わりました。

再会したその時、2人はそれぞれ自分の気持ちを持て余していました。そして出した答えは、別の道を歩むこと……。先に別れを切り出したのは花でした。七世は自分のなかにある気持ちを落ち着けながら、最後のデートの日に別れることを決意します。

その後2人は2年生へと進級し、クラスも分かれて顔をあわせることが極端に減りました。嫌いで別れたわけではないため、お互いに無関心でいることもできず、かといって気安く話すこともできず、どんどん疎遠になっていきます。
 

見ているほうがもどかしくなるこの関係。まだお互いに好きなのに、1度別れることを決めたせいか、2人は元サヤにおさまろうとはしません。きっと、なぜこういうことになったのかという根本的な問題が解決してないからなのかもしれないですね。

そしてある日、七世は友人に誘われて合コンに参加することに。花も友人からその事実を聞かされて……。

七世は本当に花への想いを断ち切ってしまったのか、花はどんな行動に出るのか、すれ違った2人の恋から目が離せません。

 

ラブラブな時期とそうでない時期のアップダウンが激しく、ついつい惹き込まれてしまう本作。まっすぐで純粋な2人の姿に、疲れた心が癒されること間違いなしです。ぜひ読んでみてくださいね。

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