モブ女子が輝くおすすめ恋愛漫画5選!めざせ恋愛下克上!

更新:2021.11.13

「モブ」とは英語で「集団」「群衆」を表す言葉。漫画やアニメにおいてはそのような状態になってしまった「脇役」を意味します。今回は、主人公にするには地味すぎるモブ女子が、自分の恋で主役を目指して奮闘する作品をご紹介しましょう。ある意味すごく現実的かも? スマホアプリで無料で読める作品もありますので気になった方はそちらもどうぞ。

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花を愛する主人公が性格美人なモブ漫画『ブスに花束を。』

主人公の田端花(たばたはな)は、ブスを自覚している高校1年生。やや自虐的なところがあり、オタクでボッチ気質な自分には、女の子らしい振る舞いは分不相応だと思い込んでいます。

ただ美化委員を務めるほど花が好きで、毎朝クラスの花瓶を変えるために早めに登校し、密かに自分だけの世界に浸っていました。

ある日いつものように花を換え、悦に入っていた彼女は、その姿をクラスで1番のイケメンである上野陽介に目撃されてしまいます。パニックに陥り逃げ出してしまいましたが、意外にも彼からは好印象で……それ以来、つかず離れずの微妙な関係を築いていくのです。
 

著者
作楽 ロク
出版日
2016-11-04

2016年から「ヤングエース」で連載されている作楽ロクの作品。地味で眼鏡で大人しい少女が、ひょんなことからクラスカースト上位の男子と親しくなってしまうラブコメディとなっています。

本作はキャラクターの描き分けが特徴的。花はかなりデフォルメされていて、リア充の陽介は少女漫画チックなイケメンに描かれているのです。こうすることで主人公と周囲の顔面偏差値の差を表現しつつ、マスコット的なかわいらしさが表現されています。

花のネガティブ思考の暴走と、陽介の天然具合が絶妙にかみ合っているのが面白いところ。無自覚な当人たちをよそに、勝手に三角関係に燃える鶯谷すみれという美少女にも注目です。

基本的には善人しか登場しないため、読むだけで癒やされるはず。進展しそうで進展しない、モブ女子の恋と友情をご覧ください。
 

恋愛圏外の非モテ女子にエールを!ステップアップストーリー『圏外プリンセス』

主人公の目黒美人(めぐろみと)は、過去のトラウマから恋愛に前向きになれない中学3年生。容姿に強いコンプレックスを抱いており、乙女ゲーに勤しむ日々を送っていました。

そんなある日、彼女が困っていたところを国松という美少年に助けられます。ひと目惚れしてしまった美人は、一念発起して非モテを脱し、魅力的な女性に生まれ変わろうと努力を始めるのでした。

著者
あいだ 夏波
出版日
2014-10-24

2014年から「マーガレット」で連載されていたあいだ夏波の作品です。

もっとも目を引くのは、やはり美人の外見でしょうか。率直に言って可愛くありません。作者のあいだはかねてより、地味やブスという設定なのにかわいい主人公が出てくる漫画に違和感を覚えていたそう。あえて本当にかわいくない女の子を主人公に据えて、物語に説得力を持たせようとしました。

中学生編と高校生編に分かれており、美人が女性としても人間としても成長していくところがポイント。非モテだった彼女が苦心のすえにメイクやファッションを学んでいくので、ある種のハウツー本としても利用できるのではないでしょうか。

全編をとおして読めば、あのへちゃむくれの子がこうも変わるのかと、親心にも似た感動を得ることができますよ。

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地味なモブ女子の妄想が現実に⁉意地悪イケメンとの秘密『恋わずらいのエリー』

市村恵莉子は存在感の薄い女子高生。誰からも相手にされない彼女の唯一の楽しみは、学校で1番のイケメンである近江章(おうみあきら)との甘い関係……を妄想することでした。

日々、頭の中でくり広げた妄想をSNSアカウント「恋わずらいのエリー」で呟いていた彼女。よりによって章本人にその事実を知られていまいました。

誰にでも愛想を振りまく学校の王子様は、実は口の悪い子供のような少年で……恵莉子はそんな彼にからかわれながらも、距離を縮めていきます。

著者
藤 もも
出版日
2015-11-13

2015年から「デザート」で連載されている藤ももの作品。スマホが普及した現在、コミュニケーションツールとしてSNSを活用する学生は少なくありません。いわゆるリア充ならば仲間内でわいわい騒ぐところですが、本作の主人公の使い方はかなりぶっ飛んでいます。

実在する人物を話の種にし、ポエムめいた妄想を垂れ流す日々。ハッシュタグで事実ではない旨の予防線を張っているものの、それなりにフォロワーを抱えているところがなんとも恐ろしいです。

章にバレてしまってからは、彼のいたずら心で妄想が事実になってしまうところも見どころでしょう。

夢見がちな奥手女子の四角い関係『思い、思われ、ふり、ふられ』

消極的でおっとりとした性格の主人公、市原由奈。高校入学を前にして、1番の親友が引っ越してしまいました。見送りに行った際、同じ境遇の山本朱里(やまもとあかり)という少女と出会い、同じマンションに住んでいる縁もあって仲良くなります。

同じ日、かねてより絵本に出てくるような王子様に憧れていた由奈は、ついに理想の相手を見つけました。しかし彼が朱里の弟の理央(りお)だと判明してしまいます。

一方の朱里は、由奈が唯一親しく話すことができる異性である、乾和臣(いぬいかずおみ)に心奪われていくのです……。

著者
咲坂 伊緒
出版日
2015-10-13

2015年から「別冊マーガレット」で連載されている咲坂伊緒の作品。恋に恋をしている地味な由奈と、サバサバしたリアリストの朱里がダブルヒロインです。

由奈は高校生にもなって王子様に憧れている女の子。片や朱里は、サバサバしたリアリストです。自分の弟に理想を重ねる由奈に対し、やや懐疑的な感情を抱いていますが、その一方で彼女と少女漫画的な関係である和臣に惹かれているのがかわいらしいでしょう。

登場する4人は全員が一方通行の片想いをしていて、物語は都合よくは進みません。すれ違いながらも爽やかな日々を謳歌する彼女たちの青春群像劇にご注目ください。
 

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世間ではモブでも恋では主役『モブ子の恋』

主人公の田中信子は、口下手で引っ込み思案な性格をした大学生。バイト先の同僚である入江とは1年間も一緒に働いていているものの、連絡先を交換していないほど控えめです。

ある日、信子とは正反対の明るい性格をした安部が、新しくバイト先に入ってきました。彼女に触発された信子は、密かに気になっていた入江と距離を縮めるため、自分にできる範囲で少しずつ勇気を出していきます。
 

著者
田村茜
出版日
2017-10-20

2017年から「月刊コミックゼノン」で連載されている田村茜の作品。主人公の信子は地味で控えめを絵に描いたようなヒロインです。おまけにネガティブ思考で自己評価が低く、名前の信子を「モブ子」に聞き間違えられても、怒るどころか納得してしまう始末。

入江には働きはじめた頃に親切にされたことがあり、それ以来ほのかな恋心を抱いてきました。ただ人見知りで心配性な彼女は、当然のように色恋にも奥手。まともに話すこともできません。

そんな信子が、後輩の安部が登場したことによって激変。少しずつ入江との接点を増やしていくのです。

彼女の行動があまりにも微々たるものすぎるもの見どころで、派手さはありませんが、ウブで純真な姿に思わず応援したくなってしまう物語です。

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地味で取り柄なくてもひたむきに努力するモブ女子は、勇気と感動を与えてくれます。ひょっとすると彼女たちの行動が、あなたの背中を押してくれるかもしれません。

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