Webデザイナーになるには?5分で分かる、年収や仕事内容、将来性など

更新:2021.12.3

広告やアプリ、企業サイトなどで見た人の心を惹きつける作品を手掛けるWebデザイナー。インターネットの発達に伴い飛躍的に活躍の場を広げている魅力的な職種でもあります。そこで今回は、時代によって変化する彼らの仕事や将来性について、見ていきたいと思います。

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webデザイナーの仕事内容、年収は?

これまで、企業に所属することが当たり前であったWebデザイナーですが、最近はフリーランスとして活動する方も増え、企業から個人まで多岐に及ぶクライアントの仕事を受けるようになっています。

仕事の依頼を受けて、実際にデザインをおこなう際、レイアウト作り、Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)などのソフトを使用したカラー設定や画像加工、アイコン作成など、様々な作業が発生しますが、Webデザイナーは、この全工程をおこなう職種となります。

また、各素材作成後には、サイトに組み込むコーディング作業も担当。そのため、ページの要素や構造を設定する「HTML」やページのデザインをおこなう「CSS」、サイト内の動作を制御する「ジャバスクリプト」に関する基礎知識も必須となります。

Webデザイナーとして独立している人の中には、すべてこの作業を一人でやっている方も。ただ、基本的には、サイト構成やレイアウト、カラー決めなどを担う「デザイン担当」、HTMLやCSS、Javascriptを使用してシステムを組み上げていく「プログラミング担当」といったように得意分野ごとに作業の分担を行い、協力してデザインを手掛けて行くことになると思います。

ちなみに、Webデザイナーの平均年収は、一般的に300~400万円程度といわれ、資格や賞の獲得をしたり、プロデューサーやディレクターになることで収入がアップしていきます。そのためには、自分の将来を見据え、キャリアデザインをきちんと構築しておくことがポイントとなるので、「どんなWebデザイナーになりたいか」をイメージしておくとよいでしょう。

業種はどこに分類される?職種はどんな内容?

「クライアント相手に、技術を提供する」という点で、Webデザイナーの業種は、サービス業に分類されます。サービス業というと、受付や販売員、接客業を連想する方もいらっしゃると思いますが、基本的に、「無形のものを提供する」活動を行っている業種は、すべてサービス業に分類されるのです。

「自らが施したデザインという商品を通して、クライアントに価値を提供する」ことを目的としているWebデザイナーには、クライアントの課題を読み取る高いコミュニケーション能力と課題解決能力が求められます。

変化の速いWebデザインの世界において、過去のデザインを活かしながらも、課題解決の糸口になる流行把握することが、クラアントのニーズに繋がるのです。

将来性は?フリーランスでも働ける?

冒頭でお話した通り、昨今のフリーランス化の流行に伴い、特定の企業に所属せず、個人で仕事をこなすWebデザイナーの方も年々増えてきています。実際、筆者の周りでも、自分の売り込みをおこなうためのポートフォリオサイトを構築し、そこから新たな繋がりを築き上げ、ステップアップを目指している方が後を絶ちません。近年は、SNSが発達していることもあり、プロモーションツールとして活用している方もいます。

このように、フリーランスデザイナーの動きが活発化する一方で、AIの発達によりWebデザイナーの職種がなくなると言う噂も耳にしますが、現段階では、その可能性きわめて低いと言えます。現在のAIの技術では、緻密なサイト設計、画像のカラコレをおこなうのは難しく、人の手がなければ、「人が見て、美しいと思うサイトのデザイン構成」が不可能だからです。

なのでAIにより仕事がなくなるというのはまだ心配しないでいいと思いますが、Webデザイナーのフリーランスになるのであれば、まずは企業に入り人脈を広げておき、そこからフリーになるのがいいと思います。

なぜ最初からフリーランスになるのをおすすめしないのかというと、クライアントを見つけるのが難しいからです。webデザイナーはネット上で仕事をするので顧客獲得が難しいという難点があります。そのため企業に入り人脈を広げることが有利となります。

なるにはどうしたらいい?資格、難易度は?

webデザイナーになるために、必須の資格はありません。ただし、就職をするにあたり、デザインに関する資格を取っておけば有利になるので、可能な限り資格を取得するようにしましょう。特に「Webクリエイター能力認定試験」は、比較的取得が容易なので、Webデザイナー初心者の方におすすめです。

唯一の国家資格である「ウェブデザイン技能検定」は一級から三級までありますが、前段階の資格に合格していなければ一級や二級は受けられないのでまずは三級から受けていきましょう。試験は筆記・実技の二部構成となっており合格は100点中70点以上です。

合格率は三級で60~70%、二級で40~50%、一級になると10~20%程となります。当たり前ですが一級になるにつれて試験難易度は難しくなるのでしっかりと対策をしなければなりません。

この資格は企業における認知度も高いので就職の際有利になります。

また他にもWeb関係者必須の「Webクリエイター能力検定」、最新のマークアップ技術の習得済み証明になる「HTML5プロフェッショナル認定資格」など、自身の能力を証明することに繋がる資格がたくさんあるので、就職時はもちろん、クライアントから仕事を獲得する際の有効な説得材料に活かしてください。

Webデザイナーを目指し始めた方へ『いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門 レイアウト/配色/写真/タイポグラフィ/最新テクニック (Design&IDEA)』

著者
["伊藤 庄平", "益子 貴寛", "久保 知己", "宮田 優希", "伊藤 由暁"]
出版日
2017-02-25

 配色の基本や実例デザインの配色見本集、写真と図版の使い方からマーケティングの知識まで、Webデザイナーに必要な基礎知識を詰め込んだこの一冊です。

サイトや画像加工における配色の基礎などは、初心者にもわかりやすく、比較画像付きで、説明を行ってくれています。すでに、働いている方で、ユーザーの心を動かすサイトの作り方を根本から学び直したいとおもっている方にもおすすめです。

Webデザイナーの業務内容を紐解いてくれる『ウェブデザインを仕事にする。 プロの考え方、ワークフロー、つくる楽しさ』

著者
フレア
出版日
2013-09-25

業務において「ユーザーの心を打つ作品になっているか」「クライアントの伝えたい情報をきちんと伝えられているのか」という視点を構築できるように、Webデザイナーに必要な知識や考え方をわかりやすく解説してくれている一冊です。

仕事を受注してから納品するまでの一連のワークフローを紹介してくれているので、チームワークで働くことのやりがいや楽しさを知ることもできます。第一線で活躍しているデザイナーの仕事をのぞきながら、自身が将来、どんなタイプのデザイナーになりたいか、夢を膨らませながら読めるのも魅力的です。
 

将来への希望が膨らむ『ウェブ・デザイナーが独立して年収1000万円稼ぐ法 (DO BOOKS)』

著者
川島 康平
出版日
2014-03-22

将来的に独立を考えている方、今、まさに独立し用としている方へ「1000万円を稼ぐため」のアドバイスを詰め込んだ一冊。クライアントに自分自身をどのように売り込めばいいのか、営業方法やクライアント獲得に必要なマーケティングスキルなどを紹介してくれています。

独立した後、個人で仕事獲得や課題解決を行っていくのに不安を抱えている方は、ぜひ、一読してみてください。

トップデザイナーに学ぶ『Webデザイナーになってよかった 独立起業&ウェブサイト制作ドキュメント』

著者
堀田 理佳
出版日
2002-06-19

松任谷由実のアルバム『acacia(アケイシャ)』のデザインも手掛けた、新進気鋭のデザイン会社、ラナデザインアソシエイツの副社長・堀田理佳氏のが書いたのがこの本です。

これからWebデザイナーを目指している方に向けて、魅力的なビッグプロジェクトの背景を語ったり、Webデザインの魅力を語ってくれている、夢あふれる一冊となっています。誰もが知る有名なデザインが、どのような過程を経て、形になっていったのか知ることができる内容となっています。

時代ごとに、人々の心を打つデザインを提供してくれるWebデザイナー。資格が必要ない分、自分自身の感覚だけが武器となります。今回おススメさせていただいた本は、そんな実力主義の世界で生き抜くために必要な事が多く書かれているのでぜひ一読ください。

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