漫画『アサシンズプライド』全巻あらすじをネタバレ紹介!アニメ化漫画が面白い

更新:2021.12.9

教師によって生徒の能力が、劇的に向上するといった話をよく耳にします。『アサシンズプライド』は、才能に恵まれなかったお姫様メリダと、彼女の家庭教師となったクーファの物語。クールで万能な教師によって、メリダはどう変わっていくのでしょうか。アニメ化も決定した本作の漫画版を、ネタバレつきでご紹介いたします。

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『アサシンズプライド』が面白い!アニメ化漫画を全巻ネタバレ紹介!【あらすじ】

特別な力である「マナ」が存在する世界。マナとは能力者に宿る神聖な輝きを放つ焔で、特殊能力を発現させたり、身体能力を向上させたりすることができます。およそ7歳前後で覚醒し、能力者の特性によってランクが取り決められ、能力を持つ者は貴族階級を得ることができるなど、特別な扱いを受けていました。
 

メリダ・アンジェルは13歳。上級位階である聖騎士(パラディン)を継承している、アンジェル公爵家の令嬢です。しかし、マナに目覚めていないことから「無能才女」と呼ばれ、母メリノアの不義の子ではないかという噂がありました。

メリダの母方の祖父から依頼を受けたクーファ・ヴァンピールは、メリダの家庭教師を三年間務めることになります。新しい先生の登場に、胸を高鳴らせるメリダ。しかし、クーファはメリダの覚醒が見込めなければ、彼女を暗殺するという任務をも同時に負っているのでした。

著者
["加藤 よし江", "ニノモトニノ"]
出版日
2017-10-19

『アサシンズプライド』の原作は、KADOKAWA富士見ファンタジア文庫より刊行されている、天城ケイの書くライトノベル。原作のイラストは、ニノモトニノが担当。第28回「ファンタジア大賞」を受賞した作品で、2016年1月より刊行。コミカライズは集英社「ウルトラジャンプ」2017年6月号より連載が開始されており、作画を担当しているのは加藤よし江。基本的には原作に忠実な作りになっています。

テレビアニメ2019年10月に放送開始!

キービジュアルやPVが公開されており、クールでかっこいいクーファと、健気でかわいいメリダが動く姿を見ることができます。


 

作品の魅力とは?

作品の魅力とは?
出典:『アサシンズプライド』1巻

本作の魅力は、なんといってもキャラクターとその関係性にあります。メインヒロインであるメリダは、強力なマナを持った公爵家の令嬢です。しかし、本人はマナに覚醒していないという状態。出自を疑われ、別宅で生活を送っていることに加え、聖フリーデスウィーデ女学院ではいじめに遭うなど、難しい境遇を生きています。

彼女は周囲の誹謗中傷に傷つきながらも、努力を惜しみません。必死で前を向こうとしているメリダの姿に、胸が締め付けられます。一緒に暮らしているメイドたちの前では、少々おてんばな少女らしさが見られ、笑顔に癒されるでしょう。逆境に負けないように努力する姿を応援したくなります。

メリダを教え導く教師でありながら、暗殺ギルド「白夜騎兵団」の一員として、暗殺を担っていたクーファもただ者ではありません。通常時でも高い戦闘能力の持ち主ですが、実は瘴気によって人間や動物が変質した人外の存在「ランカンスロープ」なのです。教師であるからには強くなければならないという、読者の期待を裏切りません。

普段は無表情のクールキャラでありながら、メリダやメイドたちと接しているときは幾重にも猫を被った紳士モードになる、というギャップも高ポイント。初めての出会いの時は、メリダが王子様のようだと評しており、素のクーファとの印象の違いにクスッと笑えます。

メリダとクーファは師弟関係になります。メリダがクーファを信頼し慕う姿はもちろんですが、彼女のために困難に立ち向かおうとするクーファの姿にも胸が熱くなります。他にも、従姉妹のエリーゼや、いじめ主犯格であるネルヴァとの関係も要注目。メリダを中心とした人間関係に引き付けられます。

漫画版ならではの楽しみはやはり、すべてのシーンを絵で読むことができる、というところ。戦闘シーンの臨場感はもちろんのこと、本作の特徴である「マナ」も視覚的に捉えることができます。また、原作の挿絵だけでは補完できなかった、作品の世界観がより明確になるというのも漫画ならではの魅力です。

漫画『アサシンズプライド』1巻の見所をネタバレ紹介!

1巻では、クーファが依頼を受け、メリダのところに家庭教師として赴任してきます。メリダに見込みがなければ暗殺するという任務を背負っているクーファですが、メリダはもちろんそのことに気が付きません。新しい教師の登場に胸を高鳴らせ、褒めてくれるかなと淡い希望を抱いていました。

しかし、クーファはメリダを暗殺するべきだと判断します。

暗殺しようとしたクーファでしたが、ランカンスロープに襲われているメリダの諦めない様子に心を動かされ、彼女にとある施術をします。それは彼女の身体に危険がともなうものであり、彼自身も、周囲にその事実が知られれば死を免れない危険な行動でした。
 

著者
["加藤 よし江", "ニノモトニノ"]
出版日
2017-10-19

クーファとメリダの出会いの物語です。

本巻の見所は、やはりメリダの頑張る健気な姿。自分の才能のなさに落ち込んだことのある人にとっては、胸が苦しくなる場面でもあります。冷徹なクーファですら心を動かされる、その真っすぐな瞳と、「見限らないで」と声には出さないものの、全身で伝わる空気が印象的です。

ハラハラしつつも、メリダのことを応援したくなるような第1巻。

またシリアスな雰囲気だけでなく、メリダのもとに仕える、明るいメイドたちとのコミカルなやり取りも注目のポイント。年齢相応のクーファの姿もご堪能ください。

漫画『アサシンズプライド』2巻の見所をネタバレ紹介!

クーファが施した術により、マナを覚醒させたメリダ。しかし、学期末に行われる公開試合で実力を示し、メリダが価値のある存在であると認められない限り、2人に未来はありません。因縁の相手でもある同級生のネルヴァとの戦いに向け、メリダたちは特訓に明け暮れるのでした。

著者
["加藤 よし江", "ニノモトニノ"]
出版日
2018-04-19

マナを手に入れたからといって、周囲の反応が変わるわけではありません。能力を使いこなし、認められていく必要があります。2巻ではクーファとメリダの特訓を中心とした日常パートと、ネルヴァたちとの対決が中心となっています。

特訓はかなり過酷なもので、実はドSであるという新たな一面をのぞかせるクーファ。特訓の内容には意図せず少々お色気要素ととれるような描写もあり、もしやクーファはむっつりなのでは、と読者も疑わずにはいられません。可愛い女子がたくさん登場しますが、最も注目してほしいのはネルヴァ。

1巻ではあまりよい印象を抱けませんでしたが、2巻では印象が変わってくるはずです。
 

漫画『アサシンズプライド』3巻の見所をネタバレ紹介!

3巻では原作小説1巻の終盤にあたる物語が展開されています。

「サークレット・ナイト」という、平和を願うお祭りが開催されることになりました。メリダとエリーゼは、幼い頃に一緒にパレードに参加するという約束を交わしていましたが、その約束は未だ果たされていませんでした。

著者
["加藤 よし江", "ニノモトニノ"]
出版日
2018-11-19

しかしメリダの努力が認められ、学院の代表としてパレードに参加することが決まりました。喜ぶメリダとエリーゼでしたが、犯罪ギルドに命を狙われ、二人は攫われてしまいます。メリダは、人工的にランカンスロープになったという男、ウィリアム・ジンによって、強制的に聖騎士へと変異させられるという危機に陥るのでした。

大きな見所は、スパルタ万能教師であるクーファの正体が判明する場面です。戦闘シーンの迫力も満点。普段から強いクーファですが、いざ敵と向き合うとその次元が違う強さを見せつけてくれます。

そしてもう1つの注目ポイントは、メリダとエリーゼの和解。長年のわだかまりが消え、微笑みあう姿に思わず涙腺が刺激されてしまいます。

漫画『アサシンズプライド』4巻の見所をネタバレ紹介!

4巻からは原作の2巻の内容に入っていきます。

女学院では年に一度、聖ドートリッシュ女学園との交流を目的とした「ルナ・リュミエール選抜戦」が行われていました。両校の代表生徒が閉鎖空間で、ルナの称号を獲得するために一か月間かけて競い合うという恒例行事です。

著者
加藤 よし江
出版日
2019-06-19

開会式で、メリダは参加予定がなかったにもかかわらず、候補生として名前を呼ばれてしまいます。ネルヴァ、全校生徒のあこがれの的であるシェンファとともに、ユニットを組むことになったメリダ。

クーファは3人を勝利に導くための特訓をおこなうとともに、「白夜騎兵団」からの刺客からメリダを守るため、奔走するのでした。

ついに白夜騎兵団からの刺客が現れ、緊迫感のある展開が待ち受けますが、学園ほのぼのパートも満載です。特にクーファとメリダの関係にやきもきしていた読者が待ち望んでいたような。わずかな発展を見ることができるでしょう。照れ顔のメリダが可愛いのはもちろんのこと、学園生活を楽しむクーファの姿にも心が和みます。

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