7歳8歳9歳女の子向けクリスマスプレゼント!楽しく学べるおすすめの本

更新:2021.11.11

体を使って外で遊ぶのが好きな子や、部屋の中で遊ぶことが好きな子、本を読むのが好きな子。1人1人の好きな事、やりたい事はさまざまですよね。小学生1~3年生の女の子がいきいきした毎日をおくれるようなクリスマスプレゼントにぴったりの本をご紹介します。

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『花さき山』 人間にとって大切なことを教えてくれる

クリスマスの特別なプレゼントに、女の子の心が豊かに育ち一生の宝物になるような絵本はいかがですか。

ある山には1人の老婆がすんでいました。みんなは、老婆を山姥(やまんば)と呼んでいたのです。山姥というと怖い印象がありますが、この山姥はそうではありません。何もしないのに、山姥に出会うとみんなが勝手に怖がってしまい、弁当を忘れて逃げたり、驚いて谷に落ちたりしていたのでした。ある日、小さい女の子あやは、山菜を取りに山に入ります。そこで、山姥に出会いました。山姥から、花がどうして綺麗に咲いているのか、山がどうして生まれたのかを教えてもらうのです。

著者
斎藤 隆介
出版日
1969-12-30

山姥は、一般的には怖いイメージがありますよね。この話の山姥は、最後まで怖いところはなく、あくまで自分を山姥ではなく、一人のただの老婆と言っています。しかし、あやの事をなんでも知っていることや、綺麗な花の咲く訳や、山が生まれる訳を知っているところを見ると、やはり、神秘的な存在に思えてしまいまうのでした。

自分よりも人の事を思いやる気持ちがいかに大切かがこの絵本から伝わってくるお話になっています。あたたかい気持ちになるクリスマスプレゼントです。

『マジックツリーハウス』 あらゆる時代にタイムスリップし大冒険できる

女の子の中には空想が好きな子も多いかと思います。特に小学生の1~3年の女の子は、あこがれの人になりきったり、ごっこ遊びをして楽しんでいるところをよく見かけますよね。そんな、女の子たちの想像をもっと豊かにするお手伝いをするのに、ぴったりのクリスマスプレゼントをご紹介します。

とにかく本が大好きでまじめな兄のジャックと、行動的だけど空想大好きで動物と仲良くなるのが得意な妹のアニーが、森でツリーハウスを見つけるところから話がはじまります。2人がツリーハウスに入ると、そこには本がいっぱいありました。ふと、その中の恐竜の本を手に取ると……なんと二人は恐竜がいる白亜紀にタイムトリップしてしまったのでした。

著者
メアリー・ポープ・オズボーン
出版日
2002-03-26

ツリーハウスで、あらゆる時代に行き、2人で大冒険するお話です。恐竜に会いにいったり、中世のイギリスに行ったり、古代エジプトに行ったり、海賊のいるところにもタイムトリップ。

動物の生態だったり、歴史上の事件や出来事など、冒険に出かけるごとに、楽しみながら自然に学べてしまうため、子どもだけでなく親御さんも一緒になって読めるシリーズ作品です。スリル満載の二人の大冒険はまだまだ続いており、2016年12月現在までに41巻まで刊行されています。

きっと、子どもたちも読んでいるうちに、一緒に冒険している気持ちになれますよ。空想好きの女の子におすすめのシリーズをクリスマスプレゼントにいかがですか。

『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?』 子どもの素朴な質問に真摯に答える

「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?」この素朴で素直な質問を投げかけられた事はありませんか?私たちも子どもの時に、同じ疑問を持ち、理不尽さを感じました。

サンタさんが、子どもたちに良き知恵を授けてくれますように。そんなご両親の願いを叶えてくれるのにおすすめのクリスマスプレゼントです。また、クリスマスプレゼントに添えてあげるのも良いですね。

著者
おおたとしまさ
出版日
2013-06-20

ここでは、荒俣宏、内田樹、瀬戸内寂聴、坂東眞理子、福岡伸一、藤原和博、茂木健一郎、養老孟司の8名が代表となり、その理由を子どもたちに真剣に答えています。

この本を作成した育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさは、「この難しい問いへの答えは一つではないのではないかと思いました。複眼的な意見があった方がいいと思い、複数の方の意見を伺ってまとめたのです」と言っています。

勉強する意義がわかった時、取り組み方が変わってきます。自分が納得できる答えが見つかるといいですね。

『完訳アンデルセン童話集 大畑 末吉訳』 人生の教訓を教えてくれる童話

アンデルセン童話というと、何が思いうかびますか?

例えば、「親指姫」「人魚姫」などがありますが、それらは、誰もが一度は耳にした事のあるほどの有名な物語ですよね。

世界の名作は、大人になっても何度も読み返すことができます。情緒豊かになろうと成長していく小学校低学年の女の子にぴったりです。心豊かな女の子になるようご両親の願いを込めて、クリスマスプレゼントにいかがでしょうか。

アンデルセン童話は、一般的には、メルヘンだったり、ファンタジーを想像させるものと捉えがちですが、実はアンデルセンが書いたものは、そのような夢のような世界の話の中にでも、彼自身の波瀾の人生の一片が垣間見える作品になっているのです。

著者
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
出版日
1984-05-16

例えば、人魚姫ですと、私たちがよく知っているラストシーンでは、思いを遂げることができなかった人魚姫が海の泡となって消えていきます。しかし、このアンデルセン童話集では、空気になった人魚姫がその後300年間の修行生活に入ることになるのです。少し心にチクッとしませんか?

絵がない分、想像がいろいろと掻き立てられます。少し、7際8歳9歳女の子には早いかもしれませんが、大人になるまで繰り返し読めるので、少しずつチャレンジしながら読み進めていくのもよいでしょう。

『ちびまるこちゃん』 昭和の良き時代を思い出させる

このコミックは楽しくのびのびと小学校生活を送って欲しいというご両親の願いを込めて贈るクリスマスプレゼントにおすすめです。同じ年頃の女の子が主人公ですので、おもしろいことが大好きな女の子や、本があまり好きではない女の子でもきっと楽しめるお話が満載ですよ。きっと毎日の楽しいことが増えるでしょう。

さくらももこは小学3年生の小さい女の子です。みんなから 「ちびまる子ちゃん」「まるちゃん」と呼ばれています。 ユーモアの溢れるとっても愉快な家族や学校の友だちとの楽しい毎日がいきいきと描かれています。

まるちゃんのモデルは、作者のさくらももこの子供時代というのは、有名な話ですよね。1970年代のお話で、テレビのチャンネルがリモコンではなく、つまみだったり、山本リンダや百恵ちゃんが出てくるところが、40代以上の大人にはグッとくると思います。

著者
さくら ももこ
出版日

小学生のそのままの日常がたくさん載っていて、子どもたちには自分の日常と重ねる事ができて楽しめますよ。

思わず吹き出してしまう場面や、時に感動で目に涙を浮かべたりする場面など、笑いあり感動ありです。少しでも楽をしようとするところもあるまるちゃんですが、時に正義感も強く、そんなところもかわいいですよね。


以上をご紹介させていただきました。クリスマスプレゼントには、親としていろいろな思いを込めますよね。きっとその思いはお子さんにも伝わり、宝物になっていくと思います。今回は、女の子の心が育つおすすめのクリスマスプレゼントをご紹介させていただきました。

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