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特集!あの人の本棚
112.

小桃音まい   (アイドル)


少女マンガで味わう「共感」 (CHEERZ×honcierge インタビュー Vol.1) 

小桃音まい
アイドル写真投稿アプリ「CHEERZ」。このアプリにて「マンガ好きであること」が条件のオーディションが開催された。受賞者はホンシェルジュでのインタビュー掲載が約束され、多数のマンガ好きアイドルが自身をアピールした結果、5名のアイドルが選出された。ホンシェルジュ編集部とマンガサロン『トリガー』運営スタッフが選んだ5名の中から、まずは小桃音まいのインタビューをお届する。
少女マンガで味わう「共感」 (CHEERZ×honcierge インタビュー Vol.1) 

8月14日の東京・恵比寿LIQUIDROOM公演でソロアイドルとしてのキャリアにいったん終止符を打ち、その先はユニットでの活動を公表している小桃音まい。そんな彼女がアイドルと同じように偏愛してきたのが、少女マンガだ。今回はその熱い想いを語ってもらった。

憧れは『カードキャプターさくら』のさくらちゃん

―― 小桃音さんは子どもの頃からアイドルが大好きだったそうですが、マンガも同じように夢中になって読んでた感じなんですか?

小桃音まい(以下、小桃音) そうですね。ただ、そのきっかけもアイドルだったんですよ。私が小学校の頃は、『ちゃお』『りぼん』『なかよし』の全誌でモーニング娘。さんのマンガ連載をやってたんです。『娘。物語ーモーニング娘。オフィシャルストーリー』『ミニモニ。やるのだぴょん!』とか。で、それ以外の連載作品も読むようになって、どんどん少女マンガが好きになっていったというか。実家にいる時は300冊くらい少女マンガがありましたね。

―― 少女マンガのどういうところに惹かれたのですか?

小桃音 そもそも可愛い女の子を見るのが好きで、アイドルを好きな理由もそういうところにあるんですけど、少女マンガも同じなんですよ。登場人物がみんな可愛くて、こういう女の子になりたいなって思える。その中でも私の憧れだったのが、さくらちゃんなんです。

カードキャプターさくら

『カードキャプターさくら』 CLAMP

―― 今日持ってきていただいた『カードキャプターさくら』の主人公、木之本桜ですね。

小桃音 はい。『カードキャプターさくら』はモーニング娘。さんを知るより前に見ていて、最初はテレビアニメから入ったんですよ。でも、アニメだけじゃ物足りなくなってきて、マンガも読むようになりました。さくらちゃんは顔も可愛いんですけど、親友のともよちゃんが作ってくれる衣装が毎回可愛くて。当時、『おジャ魔女どれみ』も人気があったんですけど、毎回戦闘シーンとかの衣装は一緒なんです。でも、さくらちゃんは毎回クルクル衣装が変わるので、これは最高だなと思って。あと性格がまっすぐなんですよ。そんなさくらちゃんが、シャオランくんっていう男の子のキャラクターと恋愛っぽい感じになったりするんですけど、それも良かったです。

―― 小桃音さんが何歳ぐらいの頃ですか?

小桃音 私が小学校2~3年くらいの時の話ですね。お話の中に出てくるクロウカードっていうカードが玩具で発売されていて、それを使って遊べるセットもあったんです。だから、なりきりごっことかよくしてました。私がさくらちゃんで、友達がともよちゃん。それくらい憧れたキャラクターですね、さくらちゃんは。最初はぜんぜん魔力がなくて、クロウカード1枚使うのにも苦労していた女の子が、少しずつ成長していく。それを見ながら自分も一緒に「頑張れ!」って応援してる。それはアイドルが成長していく姿にも通じるところがあるのかなって。

―― そういった感覚で応援していたモーニング娘。のメンバーというと誰なんでしょう?

小桃音 私は加護亜依さんが一番好きでした。私が小学校3~4年の頃に加護ちゃんがモーニング娘。に加入したんですけど、ついこないだまで小学生だったような女の子でも、こんな夢のような世界でアイドルでデビューできるんだ!と思って。

こどものおもちゃ

『こどものおもちゃ』 小花 美穂

―― 『こどものおもちゃ』はどういうところが好きなんですか?

小桃音 これは私がマンガを読むようになった後、小学校6年の時に古本屋で知ったんです。それまで恋愛要素があるものとか、ファンタジーの要素があるものとかは読んだことあったんですけど、『こどものおもちゃ』は話が結構リアルなんですよ。人間関係のドロドロしたところも描いていて、「なんだこのマンガは!」とすごく衝撃を受けました。大人になってからまた読みたくなって、もう一回読んだんですけど、やっぱり面白かったです。主人公のサナちゃんは芸能活動してるタレントで、明るくて元気な子なんです。でも、実は捨て子で辛い過去があったりして、それを乗り越えていく……みたいな。そんなサナちゃんの強さに励まされるし、今読んでも泣いちゃいます。少女マンガが得意じゃない人でも楽しめると思います。

―― 芸能活動というと、小学6年だったら小桃音さんもそういう世界でお仕事してみたい!とか思ってたんじゃないですか。

小桃音 芸能活動というよりは、モーニング娘。さんに入りたかったです。そんな時に『こどものおもちゃ』を面白そうだなと思って手に取って読んだら、芸能界ってこんなドロドロしてるのか!と思って(笑)。実際、ストーリーが進むにつれて心が痛くなって、途中で読めなくなっちゃったんです。で、何カ月か間を空けたら読めたという。最初は刺激が強すぎたのかもしれないです(笑)。

ストロボ・エッジ

『ストロボ・エッジ』 咲坂 伊緒

―― 『ストロボエッジ』は最近のマンガですよね。

小桃音 はい。映画化もされたんですけど、王道の学園恋愛モノですね。三角関係になるお話って結構あると思うんですけど、『ストロボエッジ』の場合はちょっと変わっていて。主人公の仁菜子が気持ちを寄せてる蓮くんには、既に美人の彼女がいるんです。でも、蓮くんは実は主人公のことが気になっているという。キャラクター同士の関係の描かれ方がリアルで、単行本10巻出てるんですけど、誰と誰がくっつくのかとか毎回ドキドキしながら見てました。この作品に限らず、私は主人公に感情移入して読むタイプなんですけど、主人公を邪魔する女の子が物語の中盤くらいに大体出てくるんですよ。それが憎くて仕方なくて。でも、最終巻くらいになると実はその子にも一筋縄ではいかない背景があったというのが分かって、その女の子のことも愛おしく思えたりして。最後はみんなのことを好きになって終わることが多いです。『ストロボエッジ』もそういう作品ですね。

隣のあたし

『隣のあたし』 南波 あつこ

―― 『隣のあたし』はどんなマンガなんですか?

小桃音 主人公の仁菜のマンションの隣の部屋に住んでる幼馴染の先輩がいて、京介っていう名前の彼のことが仁菜は小さい頃から大好きなんです。でも「妹にしか見れない」って彼には言われていて、恋愛関係にはならない。で、そんな時に現れた同級生に告白されて付き合うんですけど、その後もいろいろあって同級生と先輩のどっちとくっつくのか?みたいなお話です。登場するキャラクター全員、本命じゃない子と付き合ってたりして、それもあって先が読めないんです。こういう場合、私だったら誰がいいかな~とか妄想しながら読むのが楽しくて(笑)。

ラストゲーム

『ラストゲーム』 天乃 忍

―― 最後が『ラストゲーム』です。

小桃音 これはギャグマンガっぽい要素もあるんですけど、男女の登場人物の掛け合いが面白いですね。みんな一生そのままでいて欲しいなと思います。お話は小学生の頃から始まるんですけど、何にも不自由せず頭も良い俺様キャラだった男の子が、ある日転校してきたヒロインの女の子の境遇と勉強と運動もできる実力を知って挫折感を覚えて、「それだったらこいつをその気にさせて、好きになったら振ってやる」っていう風に思って惚れさせようとするんですけど、逆に自分が好きになってしまう……みたいな。そのまま成長していって今大学生なんですけど、そんな2人の距離感が面白いです。

お風呂でマンガを読むと元気になります

―― 今も少女マンガの単行本は定期的に買ってるんですか?

小桃音 はい。私、お風呂場でマンガを読むのが好きで、半身浴をしながら毎日マンガを読んでるので。そのために毎月5~10冊くらいは買ってると思います。最初は収納ケースにマンガ本を入れたんですけど、そのうちケースに収まりきらなくなって、床の上に積むくらいまで増えてしまって。その時は300~400冊くらいあったと思います。でも、こないだ引っ越ししたので、その時にかなり整理しました。少年マンガって字が多くて読み進めるのにすごく時間がかかるんですよ。でも、少女マンガは文字量も少ないから、そんなに時間かからない。だから、お風呂でさっと読むにはちょうどいいというか。

―― マンガとアニメだと楽しみ方は違いますか?

小桃音 アニメの方はセリフを声優さんが話してくれるので、気軽に見れますよね。そこまで集中しなくても楽しめる感覚があって、「ながら見」できるのがいいなと思うんです。マンガの方が集中力を要する感じです。一日のお仕事が終わって、どれだけ疲れていたとしても、マンガはやっぱり読みたくなるので、いいリフレッシュになってると思います。どんなにイヤなことがあっても、すごく元気ができるというか。マンガの世界に没頭できるので。

―― かつてモーニング娘。に憧れていたように、小桃音さんも誰かに憧れられるような女性になりたいっていう気持ちはあるんじゃないですか。

小桃音 はい。まだそんな立場じゃないので、もっと自分を磨かなきゃいけないなって思いますけど、やっぱり女の子だから可愛くありたいっていう気持ちはすごくあります。誰かに憧れられるくらいキラキラしていたいなって。

―― 今後はソロ活動を休止して、ユニットとしての活動に臨むことをアナウンスしてますが、そういう意識がさらに高まっていくでしょうね。

小桃音 はい。女の子が一人ステージに立ってるより、何人か立っていた方が華やかさが一気に増すと思うので、ユニットではそういう部分をもっと出していきたいです。

Photographs by Motoki Adachi

アイドル応援アプリ「CHEERZ」

アイドルが投稿した写真を見て応援できる無料アプリ。お気に入りの写真を見つけたら、CHEER=応援ボタンを押すことでランキングが変動し、順位によってさまざまな特典がアイドルに与えられる。現在の参加アイドルは600人以上。
https://cheerz.cz/

Honcierge manga idol cover1
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プロフィール

小桃音まい
小桃音まい
アイドル

1990年8月24日生まれ。兵庫県神戸市出身。2009年、神戸から単身上京しライブ活動を開始。民族大移動系と呼ばれるユニークな動きがあるライブは、年間300本という数に達し、“まいにゃ”の愛称でいつしかライブアイドルのトップに君臨。インディーズでの音楽活動、テレビドラマやグラビアなどの仕事を経て、2013年5月10 日、彼女が以前から勝手に制定していた「5月10日はコトネの日」が日本記念日協会によって正式に認定。さらに同日、ビクターVERSIONMUSICよりメジャーデビューすることを発表した。同年8月、「BANG BANG 鼓笛サンバ」でメジャーデビュー。オリコンデイリーチャート最高位8位、ウイークリーチャート最高位20位を記録した。また、海外からの評価も高く、これまでタイ、中国、台湾にてライブを開催。特に台湾では定期的にワンマンライブを開催している。現在開催中の小桃音まいツアー2016「MAI RING vol.4 小桃音まい lovers ××」ファイナル公演、東京・恵比寿LIQUIDROOMにてソロ活動休止。その後、ユニット挑戦を表明している。
http://www.kotonemai.com/

ライターについて

Writer 5
ホンシェルジュ編集部・芸術/芸能班

音楽、映画、アイドル、その他の芸術/芸能に詳しいライターによる班。もちろん皆が本好きだが、そのレベルや守備範囲はさまざま。日本のエンタテイメントのトップランナーを通じて、本/読書の楽しみへの入り口をつくりたい。あるいは本/読書という切り口を通じて、トップランナーの新たな一面を引きだしたい。

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小桃音まい
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1990年8月24日生まれ。兵庫県神戸市出身。2009年、神戸から単身上京しライブ活動を開始。民族大移動系と呼ばれるユニークな動きがあるライブは、年間300本という数に達し、“まいにゃ”の愛称でいつしかライブアイドルのトップに君臨。インディーズでの音楽活動、テレビドラマやグラビアなどの仕事を経て、2013年5月10 日、彼女が以前から勝手に制定していた「5月10日はコトネの日」が日本記念日協会によって正式に認定。さらに同日、ビクターVERSIONMUSICよりメジャーデビューすることを発表した。同年8月、「BANG BANG 鼓笛サンバ」でメジャーデビュー。オリコンデイリーチャート最高位8位、ウイークリーチャート最高位20位を記録した。また、海外からの評価も高く、これまでタイ、中国、台湾にてライブを開催。特に台湾では定期的にワンマンライブを開催している。現在開催中の小桃音まいツアー2016「MAI RING vol.4 小桃音まい lovers ××」ファイナル公演、東京・恵比寿LIQUIDROOMにてソロ活動休止。その後、ユニット挑戦を表明している。
http://www.kotonemai.com/

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小桃音まい(アイドル)が、少女マンガで味わう「共感」

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