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特集!あの人の本棚
309.

心屋仁之助   (心理カウンセラー)


頑張って「いい人」してても非難される。だったら「やりたいこと」やった方がええやん【心屋仁之助さんインタビュー(3)】

心屋仁之助
40代で大企業の営業管理職から、全くの異業種である心理カウンセラーとして起業した心屋仁之助さん。独自の「言ってみる」カウンセリングスタイルは、テレビで話題となり、著書累計は440万部を突破!

今や心理カウンセラーとして絶大な人気を誇る心屋さんですが、過去には様々な悩みや葛藤を抱え不遇の時代もあったのだとか。

今回のインタビューでは、ここ十数年で生き方が激変したという心屋さんに『人生を好転させるために必要なこと』について3回にわたってお話いただきました。
頑張って「いい人」してても非難される。だったら「やりたいこと」やった方がええやん【心屋仁之助さんインタビュー(3)】

インタビュー第1話:運がいい人と悪い人。両者の決定的な違いとは!?

インタビュー第2話:2年間で200万部越えの大ヒット!本が爆発的に売れた理由とは!?


強みは人に見つけてもらうもの、天職は自分で勝手に思うもの

―― 心屋さんは、ご家族の問題がキッカケでカウンセラーという天職に出会って、強みを生かされていますが、世の中には「自分の強みってなんだろう?天職ってなんだろう?」とまだ見つかっていない人も多いと思います。そういった方に、もしアドバイスがあれば。

心屋仁之助(以下、心屋) あのね、強みって自分では分からへんから。自分で強みって言っていても、「えっ、それが強みなんですか?」って言われることもあるし。

強みって人に見つけてもらうものだと思うのね。だから僕は自分で「これが強みです!」って言わないの。僕が普通にやっているのに「それ、すごいですね」って他人から言われたことを、「じゃあ、それが強みってことにしといて」みたいな。そんな感じ。

―― 強みは他人に見つけてもらうもの。では、天職はいかがでしょうか?

心屋 天職っていうのはね、自分が勝手に思うもの。しかも、天職っていうのは、ずっと変わり続けてもいいと思うの。 僕は昔、カウンセリングすることが天職だと思っていたけど、今は個人カウンセリングはしてないのよ。数年前にやめたらね、そんなに天職じゃなかったんだって気づいたの。やっていくうちに変えていってもいいんです。

僕は常に自分がテンションが上がることだけしか追い続けないんですよ。テンションが上がること、ウキっとすること。明日その仕事があるって考えただけで、「うふふ」って笑っちゃうような仕事ばかりを埋める。

それ以外の予定を極力排除していって、ウキっとする予定ばかり詰まっていたらずっと楽しいよね。

もちろんウキっとする為には、ウキっとしないこともやらなアカン時もある。でもそのウキっとすることの為だったら、嫌なことも乗り越えてやる!ってぐらいウキっとすることをやるんです。

手帳を見てそういう仕事ばかり並んでいたら、それは最終的に天職になるんだろうね。

「いい人」でいても非難される。だったら「やりたいこと」をした方がいい!

心屋 僕はこんまりさんの本に出会ってから、「ときめくこと」だけしかしないってことを徹底してきたのよね。

人生がときめく片づけの魔法

『人生がときめく片づけの魔法』 近藤 麻理恵

心屋 それこそ、仕事も、人付き合いも、全部自分が好きなことしかしない!逆に言えば、人が嫌がっても自分がしたかったらする!みたいな。それをここ数年はずーっとやり続けてきた。

でもこれ、ものすごい覚悟がいるんですよ。

―― そうですよね。人からなんと言われようと、嫌われようと、やりたいことをやるって、周りの目を気にしがちな日本人はなかなか難しいかもしれません。

心屋 好きなことと、常識、マナー、倫理、世間の目……この戦いよね。

自分の好きなことと、これらがすべて一致していることなんてまずないから、怒られて嫌われて批判されても、これを突き通す。楽なことではないけど、この覚悟を持っていないと、自分を濁らしていく感じがするのよね。

―― 自分を濁らしていくとは、どういうことでしょうか?

心屋 自分を濁らすってことは、自分がやりたくないことをやって我慢し続けるということ。そうやって我慢し続けていたら、自分を大事にすることにならないと僕は思うんだよね。

もちろん、人の目って気になるやん。でもね、頑張って「いい人」してても非難されるねん。

―― すべての人から好かれるなんて、そもそも無理ですよね。

心屋 いい人してても、やりたいこと全開でやってても非難される。だったら、やりたいことをやったらええやんかって思うねん。

その方が自分がハッピーでいられるから、周りの人にも優しくなれるしね。やっぱり自分が我慢ばかりしていると、自由にやりたいことをやっている人を見るだけでイライラするし、人にも厳しくなるもんね。

「好きなこと」だけして生きていく。

『「好きなこと」だけして生きていく。』 心屋 仁之助

嫌いな人には、早く嫌われた方が人生楽しい

心屋 「ときめくこと」だけする為には、仕事でも人間関係でも断ることが大事なんやけど、断る時に嘘をつくとややこしくなるんですよ。だから僕は嘘をつかないようにしてるのね。

たとえば、気乗りしない誘いに対して、スケジュールが空いていても「あっ、ごめん!その日アカンねん」って嘘ついて断る時ってない?

―― ありますね。

心屋 でもそうやって嘘をついて断っても「じゃあ、いつだったら空いてる?」って言われたらドボンやねん。

―― 確かに。でも日程は空いていても、例えばその人に会いたくないという理由だったとしたら、言いにくくないですか?

心屋 言いにくいよ。でも僕は「ごめん、テンション上がらへんねん」って言う。あとは、最終的には「自分はこんなしょうもないヤツやねん、ごめん!」ってキャラを作って断ったらいい。

そしたら、断った相手から批判されることもあるかもしれない。でもね、断って批判するような人とは付き合わない方がいいのよ、絶対。

なのに人って、嫌なヤツにも好かれようとしてしまう。嫌なのに断れず、自分で自分を苦しめてる人って少なくないけど、嫌なヤツからは早めに嫌われた方がいいって。

「あいつは人でなしだ!」って言われた方がね、人生豊かに過ごせると思うの。

「誰かの為に」が一番だと楽しめない

心屋 昔は僕も、自分の楽しさよりも、誰かの為にとか、誰かの役に立つようにって、そんなことばかり考えていたの。そしたらね、あんまり楽しくないの。

たとえばお客さんのために、お客さんの役立つようにって講演しているのに、目の前のお客さんがつまらなさそうにしていたら、目がいくわけ。

―― そうですよね。

心屋 こんなに役立つこと話してるのに、えっ、今トイレいくの?って。今、すごいいいこと言ったのに、メモとってないの?とか思うやんか。

―― 仕事をする上で「お客さんの為に」を考えることは大事だけど、そればかりだとお客さんの反応を見ては一喜一憂して疲れてしまいますよね。

心屋 ところが、僕が楽しいことをしていたら、目の前でお客さんがトイレに行ってても全然気にならないの。しかも、やりたいことをやった方が、結果的に喜んでくれるお客さんが増えていったし、自分も楽しくいられるから、ずっと仕事を続けられるのよね。

僕らは素敵なクズ。いい所も悪い所もどっちもあるから大丈夫。

心屋 あと僕はね、ある時から自分はクズだってもう決めちゃったの。

―― えっ!?  クズって(笑)!

心屋 もう最低のクズで、あれもできへん、これもできへん。ワガママも言うわ、エロいわ、もうひどい。自分は最低なヤツってベースができたらね、失敗しても怖くないのよ。

だってクズやからね。クズが失敗してもクズやねん。

だから僕は、大勢の前で講演したりセミナーするんだけど、緊張しないの。それは、自分をクズだと思うようになってからなのね。

―― 「もう失敗してもいいや!」って思うようになったから緊張しなくなったってことですか?

心屋 そう!緊張するってことは、ダメな自分を隠していい所を見せようとするから緊張するの。自分から「僕はクズなんです、ポンコツなんです」ってオープンにしていたら、相手もポンコツだと思って付き合ってくれるからラクになれるし、自然体でいれるのよね。かっこ悪い所もいい所も両方、全部出せるの。

それにね、僕はステージで色々間違えたりするけど、その度にお客さんの笑顔が増えるわけよ。

―― なるほど!失敗がお客さんの笑顔になるって考えたら、失敗が怖くなくなりますね。

心屋 だから、僕らはクズだけど最高なんです。素敵なクズなんです!

ひどい所もいっぱいあるけど、いい所もいっぱいあるねん。みんな、どっちも両方持ってるから大丈夫なんですよ。

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プロフィール

心屋仁之助
心屋仁之助
心理カウンセラー

兵庫県生まれ。「自分の性格を変えることで問題を解決する」という「性格リフォーム心理カウンセラー」として活動。19年間大手企業で働き管理職まで務めたが、退職。その後、自分や家族の問題がきっかけとなり、心理療法を学び始める。現在は京都を拠点として、全国各地での講演活動やカウンセリングスクールを運営。また、2015年より音楽活動を本格的に開始。現在も音楽活動を積極的に行っている。

ライターについて

Writer 13
鮫川佳那子(さめこ)

NY在住ライター/ニューヨーク女子部♡主催。青山学院大学フランス文学科卒業後、サイバーエージェントに入社し広告制作・メディア編集・イベント企画運営に携わる。2015年より夫の海外転勤で渡米し、現在はニューヨークの新聞をはじめ様々な媒体でコラムや、海外で活躍する日本人のインタビュー記事を執筆。またNY在住の20~30代女性が約600名所属するコミュニティ「ニューヨーク女子部♡」を主催し、イベント企画運営も行っている。

プロフィール

心屋仁之助
心理カウンセラー

兵庫県生まれ。「自分の性格を変えることで問題を解決する」という「性格リフォーム心理カウンセラー」として活動。19年間大手企業で働き管理職まで務めたが、退職。その後、自分や家族の問題がきっかけとなり、心理療法を学び始める。現在は京都を拠点として、全国各地での講演活動やカウンセリングスクールを運営。また、2015年より音楽活動を本格的に開始。現在も音楽活動を積極的に行っている。

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