5分でわかるセールスエンジニア!元エンジニアからの転向が多い。年収、おすすめ資格など解説!

更新:2021.4.2

セールスエンジニアとは、機械関連のメーカーやIT企業などに勤務する、技術的な知識を備えた営業職のことです。自社の商品を売り込むためには、商品に関する基礎知識・専門知識が必要です。専門性の高い機械やIT製品になると、お客さまもプロとしての知識を持っているわけですから、通常の営業では対応しきれないことも出てきます。そこで活躍するのがセールスエンジニアです。 本記事では、セールスエンジニアの仕事内容や就職先、おすすめの資格、平均年収などについて解説。記事を読んでセールスエンジニアの仕事に興味をもった方向けて、おすすめの本も紹介しています。

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目次

セールスエンジニアとは。どんな人がなれるのか

セールスエンジニアとしてイチからキャリアを築く人は実は稀です。セールスエンジニアになる人は、ファーストキャリアとしてメーカーの技術者として配属されることがほとんどです。そこで上司や他部署とのコミュニケーションを通じてポテンシャルを見出され、セールスエンジニア部門に転属されるわけです。

そのためセールスエンジニアを目指そうと考えている人は、まずはエンジニアを目指しましょう。高校で理系コースに進めば、エンジニアとしての素質や考え方を若いうちから養えるはずです。

もし大手企業を目指すのであれば、高校卒業後、大学や専門学校のIT・情報処理計や機械系の学部に進学することがおすすめです。これはどの職業にもいえることですが、学歴重視の日本において高い学歴を手にしておくことは就職で有利になります。

セールスエンジニアにおすすめの資格

セールスエンジニアは、エンジニアリングの専門知識と営業のセールススキルが必要になる仕事です。そのため資格も技術者としての知識を証明できるものと、営業としてのセールススキルをアピールできるもの、それぞれの取得を目指すとよいでしょう。

基本情報技術者試験、応用情報技術者

IT関連資格で知名度の高い試験が、独立行政法人 情報処理推進機構が実施する「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」です。技術面だけでなく、経営や管理など実際の業務に必要な知識を包括的に習得していることの証明となります。

参考:情報処理推進機構/試験

セールススキル検定

営業力の証明として活かせる資格には、セールスコーチング協会が実施する「セールススキル検定」があります。セールススキル検定は、営業力を正しく測定する資格です。現場で本当に役立つ資格を目指して作られた背景があります。

当検定は営業活動の基礎的知識が問われる検定3級から、セールスコンピテンスを総合的に問われる1級までが用意されています。

参考:セールスコーチング協会

セールスエンジニアの仕事内容

ここまでセールスエンジニアになるための進路や資格について解説しましたが、つぎは仕事内容について触れていきます。

セールスエンジニアとして働く場合、主に扱う商品はITシステムや複雑な機械などです。ITシステムの導入はコストがかかりますし、機械も規模の大きなものになると投資額も莫大です。そのためクライアント側も導入を簡単に決めることはできません。そこで、セールスエンジニアの技術的観点も交えた上での的確な提案が必要になるわけです。

提案

クライアントの技術部門の担当者にヒアリングし、製品の説明と技術的な質疑応答などをおこない、導入を検討してもらいます。ちなみに最初の新規開拓やアポ取りなどは一般的な営業スタッフがおこなう場合がほとんどで、セールスエンジニアはその後の商談の場から同席します。

デモ実演

デモ実演とは商品やサービスをデモンストレーション形式でプレゼンテーションすることです。商材がITシステムの場合はプロトタイプを作成し、それをデモ環境として顧客に対して実演します。デモ実演のフェーズは提案に組み込まれるケースもあります。

導入支援

システムは仕組みが複雑なことが多く、専門的な知識が必要です。そのため新しいシステムを導入する際、そのシステムの使用方法をクライアントにレクチャーしたり、テスト運用時のサポートやアドバイスをしたりします。

アフターサポート

セールスエンジニアの仕事は、システムや機械を導入してもらったら終わりということではありません。システムを導入してみて発生する技術的質問なども当然出てきますし、システム障害や技術トラブルが発生することもあります。そういったケースに対応するアフターサポート業務も、セールスエンジニアの仕事です。

セールスエンジニアの平均年収

セールスエンジニアとして活躍するには、前述した通り専門的な知識と技術、そして営業力を身に付けている必要があります。本章では、そんなセールスエンジニアの収入事情を解説します。

平均年収は450万円前後

 セールスエンジニアの平均年収は450万円前後です。一般的な会社員の給与は400万円強と言われているため、セールスエンジニアの給与は高めの部類に入ります。

年代で見ていくと20代で377万円、30代で583万と経験を積むにつれて昇給していきます。いわゆる中堅と呼ばれる年齢になれば、家族を養える程度の給与を得ることができます。

セールスエンジニアのやりがい

技術者と営業の側面を併せ持つセールスエンジニアのスキルは、一朝一夕では身につけられるものではありません。しかし、2つの職種の性質を備えているということは、やりがいを見つけ出すのが容易であるともいえます。ここではセールスエンジニアのやりがいについてご紹介します。

専門知識を活かしお客さまの課題解決ができる 

セールスエンジニアの最大の特徴は、専門知識をフルに使った営業ができることです。そのため、お客さまの課題解決により深くコミットした提案ができます。お客さまの課題のヒアリングかたはじまり、エンジニアとしての知識を活かしながら、課題解決にマッチした提案していくのは、やはり気持ちがいいものです。

また、エンジニアとは違いお客さまと直に接する機会が多いため、対面で感謝の言葉をもらえるのもひとつの魅力です。

 インセンティブ報酬がつく

技術職にインセンティブがつく仕事はほとんどないと思いますが、セールスエンジニアは営業としての役割もあるため手当がつく会社も多くあります。頑張り次第で給与が上がっていくのは、収入面でもモチベーションを高めていく面においても大きな影響を与えてくれます。

エンジニアの「伝える力」を学ぶ

著者
亀山 雅司
出版日

本書では、エンジニアが自から開発した商品の価値やポイントを伝えるためにコミュニケーション技術を学ぶことができます。 いわゆるエンジニアが社内営業に活かせるコミュニケーション技術を身につけるための本です。

  • 話し方改革「7つの準備」
  • 話すための「聞く」
  • 話し方改革の戦略化
  • エンジニアの話し方はこう変わる!

外部営業のセールスエンジニア用の本ではありませんが、5つの章立てでセールスエンジニアに不可欠なスキルである「伝える力」を学べます。

提案依頼書から見積り、プレゼンテーション作法までを網羅

著者
["木村 哲", "ITpro"]
出版日

セールスエンジニア必読の提案術マニュアル。 提案依頼書・提案書の作成から、コンペの準備の仕方、見積りの作り方、プレゼンテーション作法などを戦術的な観点解説しています。

たとえば「既存顧客を奪われてしまった 」「当て馬として扱われていないか?」「提案書を書くのに疲れた」など、シーンごとに実践的な戦術を伝授し、顧客アプローチから契約までの提案力が向上できます。

通常のシステムエンジニアと違い、セールスの方法や上手なプレゼンまで学ぶセールスエンジニアにとって、よい教本となるでしょう。

ITエンジニアの基礎知識はこれで完璧!

著者
日経SYSTEMS
出版日

エンジニアの知識を強化するために読んでおきたい1冊がこちらです。

本書では、若手のITエンジニアに必須の基礎知識を20テーマを網羅しています。テーマごとに理解しておきたい7つのポイントを、図解を使ってわかりやすく解説。ITの技術に関する基本的な知識、システム開発のためのエンジニアリングの知識が詰まっています。


セールスエンジニアは、セールスのスキルと、エンジニアの知識を持ち合わせていなければならないため、一朝一夕でなれるような職種ではありません。多くの人はまずエンジニアとして商品開発に携わり、そこで高い専門知識を得て、さらにそこから営業としての適性などを見出されてなっていくものです。段階を経てステップアップしていく職種のため、計画性は重要でしょう。

セールスエンジニアを目指したいと思った人は、ここで紹介している書籍などでいま一度詳しく勉強し、セールスエンジニアになるための計画を練ってみるのもよいかもしれません。

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