5分でわかる映像!学問が学べる大学・専門学校とは。卒業後の就職先なども解説!

更新:2021.5.3

映像および映像学は、私たちの身近に存在する学問です。たとえば、CMやミュージックビデオも映像作品ですし、最近では同じく映像作品のひとつであるアニメ作品が、高い人気を確立しています。映像学は、映像に関する技術を身につけたい方、映像作品の考察が好きという方も楽しめる学問です。また、独学で学ぶことは可能? と気になる方も多いでしょう。本記事では、独学で映像を学ぼうと考えている方向けの書籍もご紹介します。映像を学ぶことで、どんな仕事に就けるのか、どんな可能性が広がるのか、進学先にはどんな学校があるのか。映画やアニメに興味がある方も、ぜひチェックしてみてくださいね。

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映像ってどんな学問?

「映像」とは、映像制作に必要な知識と技術を身に付ける学問のことをいいます。映像のジャンルによって必要なスキルも異なり、演出・カメラワーク・編集・音響効果の技法などが、それに該当します。

映像のジャンルは、映画・テレビ・プロモーション・TVCM・報道・アニメーションなど、私たちにも身近なものが多いのも特徴です。実際に勉強する内容は、どうやって作られているのか? ということを考えたり、研究したりするのが中心となります。

その他にも、どんな表現手段が使われているか分析する、美学的な観点から映像を読み解く、文化的・社会的な意味を読み解く、映像が人に与える心理的な面を研究するといった専門的な内容も含まれます

大学では学部も設けられている

大学などでは、映画学という名称で、学部やコースが設けられているところもあります。

ちなみに映画学とは、大学・大学院や専門学校において、映画について学び研究する学問のひとつです。大きく制作分野と理論分野の2つに分けることができます。なお、名称が映画学であっても、テレビ・ビデオ・写真を並列的カリキュラムとして設置している教育機関が多いのが特徴です。

映像を学べる大学・専門学校

映像は独学で学べる部分もありますが、理論的な部分は学校で学んだ方が効率がよいでしょう。この章では、映像・映像学を学べる大学・専門学校を例としていくつかご紹介します。

東京ビジュアルアーツ

現場ですぐに活躍できるよう、授業の8割が実習という特徴があります。インターンシップも盛んで、最近だと映画『記憶にございません』の制作スタッフとして、生徒が参加した実績もあります。卒業後すぐに映像業界の第一線で活躍したいと考える方におすすめの進学先です。

参照:映像学科 MV・CG・映像編集分野

東放学園映画専門学校

映画・ミュージックビデオ・CM・アニメ・小説の世界でも卒業生が活躍している専門学校です。プロの映画監督が講師として授業をおこなってくれるため、実際の現場での働き方、活躍の仕方がイメージしやすいでしょう。

参照:東放学園映画専門学校

日本大学芸術学部映画学科

時代とともに進化する映像文化を新たな視点でとらえ、芸術創造と情報伝達の両面から探究をおこなうことができる大学です。高度な専門知識と技術を身につけることができ、映画・映像界のスペシャリストとして働きたい方におすすめの進学先といえるでしょう。

「映像表現・理論」「監督」「撮影・録音」「演技」の4つのコースに分かれており、自分に合わせた独自のカリキュラムを作ることができる。

参照:映画学科

城西国際大学映像芸術コース

現代社会におけるメディアを8つに分け、それらのなかから好きなものを選んで学ぶことができる大学です。4年間でひとつの分野を専門的に学んでも、複数の分野を総合的に学んでもOKなカリキュラムが魅力的です。自由に選択できるのが魅力の大学です。

参照:映像芸術コース

映像は独学も可能な学問である

なかには、思い立って映像を学びたいと考えている方もいるかもしれませんね。そのようなケースでも、独学で映像を学ぶことは不可能ではありません。

  • 書籍や専門サイトで学ぶ
  • オンラインスクールを利用する
  • 実際に映像を作ってしまう


このように、独学でスタートする方法はいろいろあります。YouTubeやインスタグラムから始めるという方も多いですし、始めるのがとても手軽です。挑戦するためのハードルは低いので、社会人や他の分野を学ぶ学生にも取り組みやすい学問といえるでしょう。

映像を学んだ人におすすめの資格

座学を通して理論的に映像・映像学を学んだり、実習を通して制作することにより、映像への理解は深まっていきます。身に付けた知識や技術を証明するには、映像に関する検定を受け、資格を取得しておくとよいでしょう。

この章ではおすすめの検定・資格をいくつかご紹介します。

マルチメディア検定

画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)主催の民間資格です。ビジネスや生活など、あらゆるシーンでデジタルコミュニケーションをおこなう際に必要となる知識や技能を評価する検定試験です。ベーシック・エキスパートにレベルが分かれており、ベーシックは基礎知識の理解を測り、エキスパートは専門知識の理解および応用能力を測ります。

出題範囲は広く、メディアに関する基礎知識と技術的な知識から知的財産権についての法的な知識から出題されます。同協会から対応書籍が出版されているので、試験対策はその書籍をやり込めば問題ないでしょう。

参照:マルチメディア検定

CGクリエイター検定

画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)主催の民間資格です。デジタル映像やWebなど実際の制作現場で、表現のプロフェッショナルとして活躍できるクリエイターに必要な能力を評価する検定試験です。ベーシック・エキスパートにレベルが分かれています。

一見、映像には関係のない検定に思えますが、映像制作における日程や予算、シナリオ、絵コンテのもとでCGソフトウェアを効果的に用いることができるのかなど、ただ制作するだけでなく、全体スケジュールや予算、そのなかで表現を突き詰められるか、役割を考えたうえでの動き方・スキルの証明となります。

出題範囲は技術面からが多いですが、知的財産権、関連知識からも出題されます。

参照:CGクリエイター検定

映像音響処理技術者資格認定試験

日本ポストプロダクション協会主催の民間資格です。映像産業に従事するために必要な映像音響処理技術について、基礎知識の有無を判定する資格となっています。

受験は誰にでも可能で、全国40会場で開催されます。協会発行の資格試験問題集の範囲から出題されるため、問題集をしっかり解き、理解すれば合格率は60%ほどとなります。

参照:映像音響処理技術者資格認定試験

学んだことを活かせる就職先とは

映像を学ぶことで、将来的にどんな道が開かれるのか気になる方は多いはず。この章では、映像を学んだ方が就くことの多い職業をご紹介します。

  • 映画監督
  • テレビディレクター
  • 演出家
  • シナリオライター
  • 美術スタッフ
  • 映画編集者
  • アニメーター
  • CGアニメーター
  • 音楽プロデューサー
  • サウンドエンジニア

ひとつの映像制作には複数の映像系職種の方々が携わっています。映像を学んだ後にどの職種に就くかはその人次第ですが、さまざまな職種があるので自分にぴったりの職種を見つけてくださいね。

大きな作品ほどチームワークでできている

ひとつの作品を作り上げるためには多くの方が関わっています。いくら映像の技術が優れ、センスのある人でも、協調性がないと活躍は難しくなります。

YouTube動画制作に挑戦してみたい人向けの一冊

著者
木村 博史
出版日

人気動画になるための動画の作成方法や機材選びのポイントが記載されています。プロも使っている簡単な動画制作テクニックが載っており、すぐに真似できるのも初心者に嬉しいポイントです。

昔は高額で手に入れることが難しかった撮影機器も、いまは手頃で性能も申し分ないものがたくさん登場しています。金銭面からみても、独学で映像を学んで作品を作ることのハードルは、低くなってきているといえるでしょう。

大学で製作された映像作品が、YouTubeで公開されている場合もあるので、勉強の一環として見てみるのもおすすめですよ。

CGクリエイター検定に挑戦した人向けのテキスト

著者
CGクリエイター検定問題集編集委員会
出版日

CGクリエイター検定問題集編集委員会公式のテキストなだけあって、この1冊だけで試験に合格した方もいるほど。CGクリエイター検定は、いまや映像の分野において、欠かすことのできなくなったCGの技術と知識を身につけたい方に、おすすめの検定です。

カラーで説明してくれている分かりやすい内容になっています。

アニメから社会学が学べる本

著者
["永田 大輔", "松永 伸太朗"]
出版日

人気作品ともなると、社会現象を起こすこともあるアニメ作品。映像の分野でもひとつの大きな産業となっているアニメについて、社会学的な視点で語られている1冊です。

総勢16名の研究者が独自の目線で語るアニメ産業と社会の関わりを読む前と後では、アニメの見方が大きく変わるでしょう。出版が2020年と最近ですので、過去から最近までのアニメを含めた論集となっています。

自分の市場価値をアプリで診断

映像に関する職業は思っている以上に多く、学ぶことで就職や転職先の幅が広がる学問といえるでしょう。独学も可能ですので、今回ご紹介した書籍を使い、YouTubeで自分の作品を発表してみるのもおすすめです。

人気動画となれば、大きな事務所やメディア関係者から声がかかることも珍しくありません。

撮影に必要な機材も、現在では手に入りやすい価格帯のものが多く販売されています。今回ご紹介した映像という学問は、特別な学校に行っていないからと諦めることなく、チャレンジすることができる魅力的な学問です。

興味のある方は、映像に関する本も読んでみてください。自分に合ったやり方を見つければ、明日にでも作品制作に取り掛かることができるはずです。

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