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戸田恵梨香出演の映画、テレビドラマの原作はハズレなし!読み応えありの粒より作品

更新:2020.11.29 作成:2020.6.4

押しも押されもせぬ人気女優・戸田恵梨香。映画やテレビドラマで活躍する彼女は、その演技力に定評があります。テレビドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と~』では、若年性アルツハイマーに冒されるという難しい役柄に挑戦。朝ドラのヒロインも演じ、国民的女優として、今後も期待される実力派です。 この記事では、そんな戸田恵梨香が演じた役柄と作品について紹介します。

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戸田恵梨香は女性の憧れの的!まずはプロフィールから

30代に入って、さらに輝きを増している戸田恵梨香のプロフィールをみていきましょう。 

戸田恵梨香(とだえりか)は、1988年8月17日生まれ、兵庫県出身。2020年6月現在、31歳です。小学生の頃から、関西を中心に芸能活動を始めます。中学を卒業と同時に上京。現在の事務所へ所属します。 

2006年に、映画『デスノート』で映画初出演を果たすと、一躍脚光を浴びることに。その後、数多くのテレビドラマや映画に出演。途切れることなく、着々と実力をつけていきます。2019年、30代になった節目として、NHK連続テレビ小説『スカーレット』のヒロインに抜擢されることに。もともと演技力の高さに定評があったものの、国民的女優として、幅広い層に知られることとなりました。 

2018年にはコスメブランド「ランコム」のミューズに就任。女性ファッション雑誌の表紙の顔としてもたびたび登場し、2020年6月号の「美的」では、その美貌を保つための美容法などにも言及しています。 

特技は、ピアノ、書道、少林寺拳法、ダイビングとアクティブな一面も。父が少林寺拳法の師範だったこともあり、戸田自身も初段の腕前です。また、レスキューダイバーの資格も取得。書道に関しても、『SPEC』シリーズにて、その達筆な腕前を存分に披露しています。演技だけなく、さまざまなことに興味を持ちチャレンジする姿は、女性としても憧れの存在です。 

【出演作品一覧】戸田恵梨香の出演映画、テレビドラマはどれも記憶に残る

戸田恵梨香のこれまでの変遷がわかるよう、映画やテレビドラマの出演作品を一覧にまとめてみました。

【映画】   

『DEATH NOTE-デスノート-』(2006年)  原作『DEATH NOTE』  

『デスノート the Last name』(2006年) 

『ユメ十夜』(2007年)  原作『夢十夜』 

『天国は待ってくれる』(2007年)   

『Presents〜うに煎餅〜』(2007年)  原作『Presents』  

『L change the WorLd』(2008年)   

『闘茶〜Tea Fight〜』(2008年)   

『恋極星』(2009年)  原作『君に光を』 

『GOEMON』(2009年)   

『アマルフィ 女神の報酬』(2009年)  原作「アマルフィ」シリーズ  

『沈まぬ太陽』(2009年)  原作『沈まぬ太陽』  

『大洗にも星はふるなり』(2009年)   

『LIAR GAME The Final Stage』(2010年)   

『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011年)   原作『阪急電車』 

『アンダルシア 女神の報復』(2011年)   

『DOG×POLICE 純白の絆』(2011年)   

『劇場版 SPEC〜天〜』(2012年)   

『劇場版 SPEC〜結〜 漸ノ篇』(2013年)   

『劇場版 SPEC〜結〜 爻ノ篇』(2013年)   

『エイプリルフールズ』(2015年)   

『駆込み女と駆出し男』(2015年)   原案『東慶寺花だより』 

『予告犯』(2015年) 原作『予告犯』  

『日本のいちばん長い日』(2015年)  原作『日本のいちばん長い日 決定版』 

 『デスノート Light up the NEW world』(2016年)     

『ぼくのおじさん』(2016年)   原作『ぼくのおじさん』  

『無限の住人』(2017年)  原作『無限の住人』  

『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(2018年)   

『あの日のオルガン』(2019年)   原作『あの日のオルガン 疎開保育園物語』  

『町田くんの世界』(2019年)  原作『町田くんの世界』  

『最初の晩餐』(2019年)   

 

【テレビドラマ】   

『オードリー』 第3話(2000年)   

『浪花少年探偵団』 第10話(2000年)  原作『浪花少年探偵団』  

『聖徳太子』(2001年)   

『新ズッコケ三人組』第4話(2002年)  原作「ズッコケ三人組」シリーズ 

『パパトールドミー 大切な君へ』 第8話(2003年)   原作『Papa told me』  

『ディビジョン1 「放課後。」』(2004年)   

『エンジン』(2005年)   

『天国へのカレンダー』(2005年)   

『ずっと逢いたかった。』(2005年)   

『野ブタ。をプロデュース』(2005年)  原作『野ブタ。をプロデュース』  

『女王の教室スペシャル エピソード1〜堕天使〜』(2006年)   

『奇跡の動物園〜旭山動物園物語〜』(2006年)   

『奇跡の動物園2007〜旭山動物園物語〜』(2007年)   

『奇跡の動物園2008〜旭山動物園物語〜』(2008年)   

『奇跡の動物園2010〜旭山動物園物語〜』(2010年)   

『新・奇跡の動物園 旭山動物園物語2015〜命のバトン〜』(2015年)   

『ギャルサー』(2006年)   

『もうひとつのシュガー&スパイス「大学生編」』(2006年)   

『たったひとつの恋』(2006年)   

『翼の折れた天使たち』第2話(2007年)  原作『翼の折れた天使たち』  

『花より男子2 リターンズ』第10〜11話(2007年)  原作『花より男子』  

『世にも奇妙な物語~2008春の特別編~「これ……見て……」』(2008年)   

『ありがとう、おかん』(2008年)  

『世にも奇妙な物語’14秋の特別編「ファナモ」』(2014年)   

『LIAR GAME Season1』(2007年)  原作『LIAR GAME』  

『LIAR GAME Season2』(2009年)   

『牛に願いを Love&Farm』(2007年)   

『雪之丞変化』(2008年)  原作『雪之丞変化』  

『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 』(2008年)   

『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 新春スペシャル』(2009年)   

『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season』(2010年)   

『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』(2017年)   

『コード・ブルー 特別編 -もう一つの戦場-』(2018年)   

『流星の絆』(2008年)  原作『流星の絆』  

『BOSS 1stシーズン』(2009年)   

『BOSS 2ndシーズン』(2011年)   

『うぬぼれ刑事』 第4話(2010年)   

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(2010年)   

『SPEC〜翔〜』(2012年)   

『SPEC〜零〜』(2013年)   

『大切なことはすべて君が教えてくれた』(2011年)   

『鍵のかかった部屋』(2012年)  原作「防犯探偵・榎本」シリーズ  

『鍵のかかった部屋SP』(2014年)   

『鍵のかかった部屋 特別編』(2020年)   

『東野圭吾ミステリーズ 第7話「白い凶器」』(2012年)  原作『白い凶器』

『書店員ミチルの身の上話』(2013年)  原作『身の上話』 

『SUMMER NUDE』(2013年)   

『花の鎖』(2013年)  原作『花の鎖』  

『海の上の診療所』 (2013年)   

『三谷幸喜「大空港2013」』(2013年)   

『予告犯 -THE PAIN-』(2015年)   

『恋愛あるある。「同棲恋愛あるある」』(2015年)   

『リスクの神様』(2015年)   

『この街の命に』(2016年)   

『#ハイ_ポール「タイムパトロールのOL」』(2016年)   

『リバース』(2017年)  原作『リバース』  

『崖っぷちホテル!』(2018年)   

『大恋愛〜僕を忘れる君と~』(2018年)   

『スカーレット』(2019年) 

彼女の出演作を追っていくと、その成長ぶりに驚かされます。そして、どんな役柄を演じていても、必ず足跡を残しており、それが今の成功に繋がっているのです。

その実力を裏付ける戸田恵梨香の魅力とは

女優として、ますます活躍が期待される戸田恵梨香。彼女が他の誰とも違う魅力の1つに、特徴的な「声」があります。安定した低音ボイス。それが、戸田恵梨香です。彼女の感心すべきところは、この地声を生かしながら、役柄や心情に合わせ、声を巧みに使いわけることができるところにあります。

これまで、さまざまな役柄を演じてきた戸田。王道ヒロインから一風変わった役柄までありましたが、安心できる低音と明るい印象の高音を使い分けていることがわかります。もしかしたら計算ではなく、天賦の才なのかもしれません。 

また、共演者との距離感の取り方もうまく、朝ドラ『スカーレット』で共演したイッセー尾形にも、「共演者に火をつけてくれる人」と絶賛されています。役に対してのアプローチも非常に真面目。そこに、意味合いや意義を求めるタイプだと、本人も自覚しているようです。そんな彼女の仕事に対してのストイックな姿勢に、憧れる人も多いのではないでしょうか。

一方、撮影現場での彼女は明るく、笑顔を絶やさないような人だと周囲の人たちは語ります。 飾らない人柄は、彼女の自然な美しさも引き出しています。シリアスな役柄とのギャップも、彼女の魅力の1つなのかもしれませんね。

そんな彼女の魅惑的な姿を見たい方は、こちらのフォトブックもおすすめです。

著者
北島明
出版日

これまで、戸田恵梨香の演技に、何度泣かされ、癒され、また勇気づけられたかしれません。そんな彼女の出演作の中から、特に原作がある作品を詳しく紹介していきます。 

【映画原作】『DEATH NOTE』(2006年)  

『DEATH NOTE』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健というゴールデンコンビによる漫画作品。爆発的な人気を誇り、世界各国で出版。日本では、あらゆるメディアミックス展開がされています。 

夜神月(やがみらいと)はある日、1冊のノートを拾います。それは、死神のリュークが、人間に拾わせた「デスノート」でした。ノートに名前を書かれた人間は、死ぬ運命に。自らの正義のもと、次々と犯罪者を抹殺する月は、世間から「キラ」と呼ばれ恐れられる存在となっていきます。事件を解決するべく派遣された天才探偵・Lとキラの攻防戦が、スリル満点の物語です。

戸田恵梨香は2006年の実写映画版で、弥海砂を演じています。彼女もまたデスノートの持ち主で、第2のキラとして事件を起こしていくのです。

これが彼女の映画デビュー作。戸田の演じる弥海砂の可愛さは、一躍話題となりました。実写映画版として、2006年に 『デスノート the Last name』、2008年に『L change the World』、2016年に『デスノート Light up the NEW world』が公開され、戸田恵梨香はいずれも出演しています。 

著者
大場 つぐみ
出版日
戸田恵梨香の出演映像を観る

【映画原作】『夢十夜』(2007年)

1908年、「朝日新聞」で連載された夏目漱石の短編集が『夢十夜』です。これを原作に実写映画化されたのが、2007年の『ユメ十夜』。小説も10編の短編集ですが、映画版も10本のショートフィルム集となっています。 

「こんな夢を見た」という書き出しで始まり、第一夜から第十夜まで、独特な虚構と空想を織り交ぜた10の物語。彼が抱えている問題や不安などを、夢という形で表現しています。学生時代から、精神衰弱などを繰り返してきた漱石。そんな状況の中で書いた作品だと思うと、また印象も違ってみえますね。 

「この作品が理解されるには100年もの月日がかかるだろう」と予言した漱石。その漱石の挑戦状を受けるという形で、実写映画化されました。戸田恵梨香は、映画オリジナル導入部のショートフィルムに出演。夏目漱石のサロンに集う門下生の女子学生を演じています。羽織袴姿がとてもよく似合っていました。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

<5分でわかる『夢十夜』ラストの第十夜は意味不明!?名作をネタバレ解説!>

著者
夏目 漱石
出版日

【映画原作】『Presents』(2007年)

直木賞作家角田光代の短編集『Presents』。女性が一生のうちにもらうプレゼントの数々。そんなプレゼントをテーマにした12編の短編小説です。この中から2編が、実写映画化。その1本が、戸田恵梨香主演の映画『Presents~うに煎餅~』です。 

小説の中に出てくるプレゼントは、「名前」「ランドセル」「初キス」「鍋セット」「ヴェール」「記憶」「絵」「料理」「ぬいぐるみ」「涙」といったものたち。子どもが親から最初にもらうプレゼントが名前であるように、その時々で想いとともに送られるプレゼントは大切な宝もの。松尾たいこの優しいイラストが花を添えてくれています。 

戸田恵梨香は、主人公の松下羽月を演じています。ある人からもらったプレゼントのおかげで、自分の1番大切なものに気付く羽月。まだ初々しさの残る戸田恵梨香が、等身大の女の子の心情を上手に表現していました。 

著者
["たいこ, 松尾", "光代, 角田"]
出版日

【映画原作】『君に光を』(2009年)

『君に光を』は、「別冊フレンズ」に掲載されたミツヤオミ原作の漫画です。これを原作とし、タイトルを『恋極星』として実写映画化されました。主演を務めたのが戸田恵梨香です。 

両親を亡くし、障害を持つ弟・大輝をたった1人で支えながら懸命に生きる主人公・菜月。そんな彼女のもとに、初恋相手の幼馴染・颯太が11年振りに現れます。喜びも束の間に、再びいなくなってしまう颯太。取り残された菜月には、過酷な運命が待っていました。そんな運命に向き合いながらも大人になっていく菜月の成長を描いた物語です。戸田恵梨香自身も少し大人な雰囲気で演じていました。 

実写映画は、かつて「星の降る町」と呼ばれた白銀の北海道を舞台にくり広げられていきます。写真家として活動する監督・AMIY MORIならではの映像美が堪能できる作品です。映画原作となった『君に光を』は、『恋極星』に収録されています。 

著者
ミツヤ オミ
出版日

【映画原作】「アマルフィ」シリーズ(2009年) 

数々の文学賞受賞歴を持つ真保裕一の「外交官シリーズ」の1つが、小説『アマルフィ』です。もともとアニメの演出出身の神保は、2009年の映画『アマルフィ 女神の報酬』に、プロット作成として参加。小説の『アマルフィ』は、最初の原案をもとにしているので、内容は異なります。主人公の肩書、誘拐された母の職業、少女の設定など細かいところまで異なり別物です。 

イタリアの町・アマルフィを舞台に、日本人少女の誘拐事件に立ち向かう外交官・黒田康作の活躍を描いた物語。普通の誘拐事件だと誰もが思ったその瞬間、徐々に犯人の真の目的が明かされていきます。エンターテインメントの猛者・神保裕一の手腕が存部に楽しめる作品です。 

戸田恵梨香が演じるのは、黒田のもとで働く安達香苗。仕事に対して懸命な香苗を、戸田自身も真摯に演じていました。2011年には舞台をスペインに移し、『アンダルシア 女神の報復』が公開されました。戸田恵梨香は、こちらの作品にも同役で続投しています。 

著者
真保 裕一
出版日

【映画原作】『沈まぬ太陽』(2009年)

『白い巨塔』など、社会派の名作を数多く手掛けてきた山崎豊子。彼女のベストセラー『沈まぬ太陽』は、実写映画化ののちテレビドラマ化もされました。小説は全5巻。アフリカ篇、御巣鷹山篇、会長室篇の3篇です。日本航空をモデルとした国民航空を舞台に、その社員であり労働組合委員長を務めた恩地元を通して、人命を預かる企業としてあるべき姿を描く物語。

自らの信念を貫く恩地は、会社から左遷され、10年間耐えることに。そんな恩地が日本に戻ると、大型旅客機の墜落事故とという惨劇に直面します。やがて、新しく就任した会長から、恩地は会長室部長に任命され、組織にはびこる不正を暴き出していくのでした。山崎が、実在する人物の経験を基づいて書き綴った物語は、私たちに真実を訴えかけています。 

実写映画の中で、戸田恵梨香が演じるのは、恩地の長女・純子です。父との葛藤に悩む姿に挑戦しています。 

著者
山崎 豊子
出版日

【映画原作】『阪急電車』(2011年) 

『図書館戦争』シリーズで知られる有川浩の小説『阪急電車』は、大ヒット連作短編集です。2011年、『阪急電車 片道15分の奇跡』というタイトルで実写映画化されました。 

阪急電車は、西宮北口駅から宝塚駅まで8つの駅しかありません。片道わずか15分。そこに乗り合わせた乗客が織り成すさまざまなエピソードを描いた物語です。 

同じ図書館に通う者同士の出会い、同僚に婚約者を奪われた結婚式帰りのOL、粋な老婦人と孫、彼氏に問題がある若いカップル、彼氏の話をする女子高生集団、同じ大学へ通う男女などのエピソードが互いに重なりながら展開していくさまが見事です。 

戸田恵梨香は、ダメな彼氏に振る舞わされる女子大生・ミサを演じています。原作の持つそれぞれの登場人物の群像劇が、映像化されることでよりリアルなものになっています。

著者
有川 浩
出版日
2010-08-05
戸田恵梨香の出演映像を観る

【映画原案】『東慶寺花だより』(2015年)

江戸時代、離縁の望む女性たちが駆け込んだ東慶寺。そこに駆け込む女性たちを描いた物語が、井上ひさし原作の『東慶寺花だより』です。これを原案に、2015年、『駆け込み女と駆け出し男』というタイトルで実写映画化されました。 

幕府公認で存在していた鎌倉にある駆け込み寺、東慶寺。主人公は、中村信次郎です。見習い医師でもあり、新米の戯作者である信次郎は、駆け込み女たちの聞き込みをする書記を務めています。彼女たちの物語を、鎌倉の四季に寄せて描いた時代もの連作集です。井上ひさしは、この「東慶寺」という存在の素晴らしさに感心し、本作を執筆したとのこと。 

この短編集を脚色し、映画では3人の女性の物語に仕立てています。戸田恵梨香は、DV夫から逃れてきたじょごという女性を演じています。顔に傷があることがコンプレックスだった彼女は、それをも乗り越え自立していくのです。大泉洋演じる信次郎との掛け合いも絶妙。さすがの一言です。 

著者
ひさし, 井上
出版日

【映画原作】『予告犯』(2015年)

筒井哲也原作のサスペンス漫画『予告犯』は、スピンオフ漫画やノベライズも制作され、同名で実写映画化もされました。その後、テレビドラマ化もされている人気シリーズです。 

インターネットの動画投稿サイトに、ある犯行予告動画が投稿されます。そこに現れる、新聞紙で顔を隠した謎の男。彼の正体を暴くべく、警視庁のサイバー犯罪対策課も調査を開始します。その後も幾度となく犯行予告を繰り返す謎の男は、「シンブンシ」と呼ばれカリスマ的な存在になっていくのでした。現代のテロリズムを描いたサスペンススリラーです。

映画では、原作漫画のストーリーは変えずに映画独自のドラマを付け足しています。 戸田恵梨香は、犯人を追うサイバー犯罪対策課の班長・吉野絵里香を演じています。キャリア組で、犯人逮捕のため執念を燃やすという役柄。こういう役を演じると様になる女優が、戸田恵梨香ですね。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

<『予告犯』全3巻の見所ネタバレ紹介!社会派ダークヒーロー漫画に泣ける⁉>

著者
筒井 哲也
出版日

【映画原作】『日本のいちばん長い日 決定版』(2015年)

昭和史に造詣の深い半藤一利によるノンフィクション『日本のいちばん長い日 決定版』。これまでこの書籍をもとに、実写映画化は2度ありました。1つは1967年の岡本喜八監督の作品と2015年の原田眞人監督の作品です。戸田恵梨香は、2015年版の映画『日本のいちばん長い日』に特別出演しています。 

昭和20年の8月15日をめぐる24時間。半藤の綿密な取材と証言、埋もれていた資料をもとに書き綴ったノンフィクションです。ポツダム宣言受諾を要求されても決断をできずにいた日本に、広島、長崎の原爆投下が実行されてしまいます。阿南惟幾陸軍大佐、鈴木貫太郎首相、昭和天皇の苦悩と葛藤をする中、若い将校たちはクーデターを企てようと画策するのですが・・・・・・。

玉音放送に至るまでの24時間を描いた物語。私たちが知る由もなかった歴史の事実が、そこに描かれています。 戸田恵梨香は、ラジオ放送員の保木令子を演じています。ラジオ局に押しかける若い将校たちに毅然と立ち向かう女性です。出演はわずかですが、心に残る重要なシーンでした。

著者
半藤 一利
出版日
2006-07-01

【映画原作】『ぼくのおじさん』(2016年)

『ぼくのおじさん』は、医師でもあり、芥川賞受賞作家・北杜夫の児童文学です。1974年に、NHKの少年ドラマシリーズにてテレビドラマ化、2016年には実写映画化されました。北杜夫の実体験を盛り込んだ作品。

主人公の「ぼく」である雪男には、同居しているおじさんがいました。このおじさんは30歳も過ぎているのに、ぼくには何もしてくれません。大学の先生といいますが、本当かどうかも怪しいものです。そんな折、ぼくが作文の懸賞に入選したおかげで、おじさんと一緒にハワイ旅行にいくことに。原作では、和田誠の挿絵が、作品の世界観をより温かみのあるものにしています。 

実写映画化にあたり、時代やおじさんの職の設定、ぼくの年齢、おじさんの恋の模様など多少の変更がなされています。戸田恵梨香は、雪男の担任・みのり先生を演じています。ぐうたらなおじさんに好意を持つ女性です。松田龍平が飄々としたおじさんを演じたことで、より魅力的な作品になっていました。 

著者
北 杜夫
出版日

【映画原作】『無限の住人』(2017年)

『無限の住人』は、沙村広明のデビュー作にして、第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した話題の作品です。スピンオフ漫画やテレビアニメ化、実写映画化されました。 

自身の目の前で父を殺され、母を連れ去られた少女・凛。父が道場を開いていたため、逸刀流の者たちに惨殺されたのでした。母も殺されたことが判明。凛は、仇討ちのため、不老不死の侍・万次を用心棒に、逸刀流統主・天津を狙います。凛と万次に、次々に襲いかかる刺客たち。果たして凛は仇討ちを成し遂げることはできるのでしょうか……。その過激な描写は美しくリアルで、沙村の画力の高さが窺えます。 

激しいアクションシーンを見事に実現した実写映画は、見応え十分な出来に。戸田恵梨香演じる乙橘槇絵は、逸刀流最強の女剣士です。漫画の槇絵も美しく、かつ最強という設定ですが、映画の戸田もその美しさは原作以上。アクションも見事にこなしていました。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

<原作『無限の住人』結末までの6つの魅力!あらすじ、登場人物をネタバレ紹介> 

著者
沙村 広明
出版日
2016-08-23

【映画原作】『あの日のオルガン 疎開保育園物語』(2019年)

自身も幼稚園の園長を務めた経験のある久保つぎこが、戦時中の疎開保育についての取材をまとめたノンフィクション『あの日のオルガン 疎開保育園物語』。この原作をもとに実写映画化した作品が、『あの日のオルガン』です。 

『あの日のオルガン 疎開保育園物語』は、もともと疎開保育についての映画をつくるという企画のため、依頼された作品。実際の保母さんたちに会って、取材を重ねていった内容が描かれています。彼女たちは、それぞれ個性的でユーモアのセンスを持ち合わせていました。戦争に注目するのではなく、保母さんたちの人柄の魅力を伝える作品となりました。 

映画は、第2次世界大戦末期の東京を舞台に、品川の戸越保育所から埼玉に疎開する園児と保母の奮闘を描いています。戸田恵梨香は、保母たちのリーダー板倉楓を演じることに。モデルとなった細谷光代先生は、自他ともに認めるほど、怒りっぽい性格だったそう。

映画のキャラクターと実際の先生たちを比べてみてもいいかもしれないですね。明日も見えない状況のなか、悩みながらも子供たちを守り抜いた保母さんたちの姿に心打たれる感動作です。 

著者
久保つぎこ
出版日

【映画原作】『町田くんの世界』(2019年)

安藤ゆきの漫画『町田くんの世界』は新感覚な少女漫画と絶賛されている作品です。文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞や手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど確かな評価を得て、2019年に実写映画化されました。 

主人公・町田一は、成績は中の下、要領も悪く、スポーツは苦手。これといった特技があるわけでもないのですが、彼は周囲の誰からも愛されている高校生です。それは彼が、自然と他人を思いやることのできる人だから。とにかく「人が好き」な一は、「人が嫌い」な猪原奈々と出会うことで、今まで知らなかった気持ちに気付くことになるという物語です。 

映画は原作をリスペクトしつつも、ちょっとした設定や終盤を改変しています。戸田恵梨香は、ゴシップ記事を担当する週刊誌記者である吉高洋平の妻・葵を演じました。もとは文芸希望な夫が苦悩する姿を見守る葵。そんな葵を細やかな演技で表現しています。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

<漫画『町田くんの世界』の神対応を最終回まで全巻ネタバレ紹介!【映画化】>

著者
安藤 ゆき
出版日
2015-07-24

ここまでは、戸田恵梨香の出演した映画原作について紹介してきました。この後は、テレビドラマ原作について紹介します。

【テレビドラマ原作】『浪花少年探偵団』(2000年)  

東野圭吾原作の推理小説『浪花少年探偵団』。第1作目が好評でシリーズ化されました。テレビドラマ化もされ、2000年版と2012年版があります。戸田恵梨香は、この2000年版に出演しています。 

主人公は、小学校教師の竹内しのぶ。担任をしている6年5組の児童の父親が、殺害されてしまいます。その事件に疑念を持ったしのぶ先生が、教え子を巻き込んで事件を解決していく短編集です。作者の東野圭吾の出身校や姉がモデルとなっている作品。登場人物の大阪弁も軽快なタッチで読み進められます。 

2000年のテレビドラマは、NHKのドラマ愛の詩シリーズで放送されました。それは子どもたちも楽しめるドラマ枠。事件の内容やしのぶ先生が太極拳をやっているなどのオリジナルの設定がみられます。戸田恵梨香は、第10話に出演しましたが、当時12歳でした。 

著者
東野 圭吾
出版日
2011-12-15

【テレビドラマ原作】「ズッコケ三人組」シリーズ(2002年)

「ズッコケ三人組」シリーズは、1978年から2004年まで刊行され続けてきた人気の児童書シリーズです。一旦終了しましたが、あまりの人気ぶりに、大人になった三人組の物語が出版され、2015年、三人組が50歳になったところで完結となりました。

2002年のドラマ愛の詩シリーズにて、『新ズッコケ三人組』というタイトルでテレビドラマ化され、戸田恵梨香も出演しています。 

短気でおっちょこちょいのハチベエ、物知りのハカセ、ゆっくりだけど気持ちの優しいモーちゃんの仲良し三人組。彼らは花山第二小学校の6年1組のクラスメイトで、いつも一緒です。そんな三人組は、さまざまな事件や冒険に、力を合わせて立ち向かいます。 

2002年版のドラマの舞台は大阪。当時、大阪で活動していた戸田恵梨香は、『新ズッコケ三人組』の第4話に出演しています。クラスメイトの1人を演じていました。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

<「ズッコケ三人組」シリーズの魅力とは。作者や登場人物、「中年版」も紹介!>

著者
那須 正幹
出版日

【テレビドラマ原作】『Papa told me』 (2003年)  

榛野なな恵の『Papa told me』は、1987年から連載されている人気漫画です。2003年にNHKのドラマ愛の詩シリーズにて、『パパトールドミー 大切な君へ』というタイトルで、テレビドラマ化されました。同枠には、これまでも戸田恵梨香の出演がありました。 

主人公は、小学生の女の子的場知世。彼女の視点から描かれています。作家である父・的場信吉と二人暮らしのため、実年齢よりもしっかりした知世。そのため、物事をよく把握し、鋭い視点を持ち合わせている彼女が読者の共感を誘っています。父子の温かいエピソードが1話完結でくり広げられる物語。 

テレビドラマでは、関西弁が使用されるなど原作の雰囲気とはちょっと違ったものとなっています。戸田恵梨香は本作の第8話に出演していました。 

著者
榛野 なな恵
出版日
戸田恵梨香の出演映像を観る

【テレビドラマ原作】『野ブタ。をプロデュース』(2005年)

文藝賞受賞作品『野ブタ。をプロデュース』は、白岩玄のデビュー作です。2005年にテレビドラマ化されると、原作とともに大ヒットを飛ばしました。 

桐谷修二は、マドンナ的存在のマリ子を彼女に持ち、クラスメイトからも信頼される人気者。ある日、典型的ないじめられっ子の小谷信太(野ブタ)が転校してきます。そんな信太を修二がプロデュースして、クラスの人気者に仕立てることになるのでした。 

原作では、修二の一人称で描かれているので、彼の心情をよりストレートに表現。周囲の人間を見下し、人をコントロールすることに喜びを感じるところが色濃く描かれています。

テレビドラマでは、修二がプロデュースする転校生を女子の信子に変更、オリジナルキャラクターである修二の親友・彰を登場させています。ドラマの中のエピソードもオリジナルばかりで、もはや別物。

戸田恵梨香がこのドラマで演じていたのは、修二の彼女・まり子です。信子を励ます心優しい女の子です。制服姿がとてもキュートでした。 

著者
白岩 玄
出版日

【テレビドラマ原作】『翼の折れた天使たち』(2007年)

ケータイ小説のはしりとなった『Deep Love』の原作者・yoshi。彼がフジテレビと共同企画した作品が、『翼の折れた天使たち』です。この作品は全て、yoshiの元に送られた読者の実話をオムニバスの物語としてまとめています。傷ついた少女たちが、さまざまな出会いや出来事を通して、自分を取り戻していく物語です。 

テレビドラマでは、2006年に放送された第1弾、2007年に放送された第2弾と分かれており、それぞれのお話の主人公は若手注目の女優たちをキャスティング。戸田恵梨香は、第2弾の第2夜『サクラ』で、主人公の斉藤遥を演じました。出会い系カフェで男をだましながら働くサクラが、ある日出会ったエリート社員三上に惹かれていきます。 

この作品に出演するのは、後にブレイクを果たす女優ばかり。若かりし頃の彼女たちのあどけない演技が、胸に刺さります。 

著者
Yoshi
出版日

【テレビドラマ原作】『花より男子』(2007年)

「マーガレット」に1992年から連載された『花より男子』は、神尾葉子の大人気少女漫画です。数々のメディアミックス展開がなされ、2005年にテレビドラマ化。2年後には『花より男子2 リターンズ』として再び放送されました。戸田恵梨香はこのドラマの第10話~第11話に登場しています。 台湾や韓国、中国でもリメイクドラマが作られました。

牧野つくしが入学した学校は、超金持ち名門校の英徳学園。その学園は、F4なる男子4人組に牛耳られていました。彼らの家から多額の寄付がされていたため、我が物顔のF4。ある日、彼らにぶち切れたつくしは、リーダー的存在である道明寺に飛び蹴りしてしまいます。そんなつくしと道明寺の学園ラブストーリーです。 

戸田恵梨香は、原作にも登場する中島海を演じています。記憶を失くしてしまう道明寺に一目惚れしてしまう海。嘘までつきながら、以前のつくしの居場所を奪うよう仕向けるちょっと意地悪な女の子です。戸田恵梨香の演技の上手さから、本当に嫌いになる視聴者も出たほどでした。 

著者
神尾 葉子
出版日

【テレビドラマ原作】『LIAR GAME』(2007年)

「週刊ヤングジャンプ」に連載されていた甲斐谷忍の漫画『LIAR GAME』。2007年にテレビドラマ化されるとその人気ぶりに、2年後に続編ドラマ『LIAR GAME Season2』、2010年に劇場版『LIAR GAME The Final Stage』が公開され、一大ブームとなりました。戸田恵梨香と松田翔太のダブル主演です。 

戸田恵梨香演じる神崎直は、バカ正直な女の子。そんな彼女が、大金をかけたライヤーゲームに参加する羽目に。直は、天才詐欺師である秋山深一とタッグを組んで挑みます。お人好しのだった直が奮闘しながらも、自らの信条を変えずに成長する姿と人間心理を巧みに表現した物語です。 

テレビドラマと原作では、ゲームのルールやキャラクターの設定など変更も多々あります。しかしながら、主要キャラクターはほぼ同じ。ハラハラドキドキするストーリー展開は、どちらも非常に面白く描かれています。韓国でもリメイクドラマが作られました。 

著者
甲斐谷 忍
出版日
2005-09-16

【テレビドラマ原作】『雪之丞変化』(2008年)

大正、昭和と活躍した大衆小説の人気作家・三上於菟吉の代表作『雪之丞変化』。映画やテレビドラマの他、舞台、歌舞伎、宝塚などの原作にもされてきた人気作品です。

江戸で活躍する上方芝居の若手女形の雪之丞。長崎で商売をしていた彼の両親は、やってもいない抜け荷の罪をきせられ、家族は破滅の道へ。そんな彼は、親の復讐を誓うべく、剣術も鍛えていました。長崎奉行ほか5人の宿敵を相手に、義賊である闇太郎とともに復讐を成し遂げていく物語です。 

2008年のテレビドラマで、戸田恵梨香は敵の一人娘・浪路を演じています。雪之丞の復讐に巻き込まれ若い命を落とすことに。そのことが雪之丞の心に変化をもたらすことになるのですが……。人を恨み続けることの虚しさに気付く雪之丞を描いています。 

著者
三上 於莵吉
出版日

【テレビドラマ原作】『流星の絆』(2008年)

幼い頃、夜中に流星群を観るため、家を抜け出した洋食店「アリアケ」の三兄弟、功一、泰輔、静奈。その間に、両親が何者かに殺害されてしまいます。幼い三人は、大人になったら犯人を見つけて、復讐しようと誓うのでした。 

14年後、大人になった彼らは、結婚詐欺などをして一緒に暮らすなか、犯人かもしれない人物に遭遇します。しかし、その人物は、静奈が恋心を抱いた男の父親でした。 

テレビドラマでは、細かい設定は変更されているものの、ほぼ東野圭吾の原作どおりのストーリー。戸田恵梨香は静奈を演じています。犯人かもしれない男の息子に好意を寄せてしまうという複雑な役柄に挑戦。兄の2人とも息のあった演技をみせています。 

著者
東野 圭吾
出版日

【テレビドラマ原作】「防犯探偵・榎本」シリーズ(2012年)

『黒い家』や『青の炎』で知られる貴志祐介の推理小説シリーズ「防犯探偵・榎本」シリーズ。 『硝子のハンマー』、『狐火の家』、『鍵のかかった部屋』、『ミステリークロック』の4作品のシリーズとなっています。この第3作目の『鍵のかかった部屋』のタイトルで、2012年からテレビドラマ化されました。2014年にはスペシャルドラマ、2020年には特別版が放送されています。 

表向きは防犯ショップ「F&Fセキュリティ・ショップ」の店長で防犯コンサルタントの榎本径が主人公。彼が、美人弁護士の青砥純子と密室殺人の謎を解いていくというシリーズです。

テレビドラマでは、この榎本の素性は明かされていません。元泥棒の知人がいて、警察から身辺調査されるなど怪しい人物として描かれてはいます。しかしながら、原作を読めば彼が何者であるかわかります。

戸田恵梨香は、榎本の相棒的存在である青砥を演じています。聡明ですが、天然なところもあり、榎本とのコンビ感が非常に面白くみどころの1つです。 

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。 

<『鍵のかかった部屋』原作「防犯探偵・榎本」シリーズの魅力を紹介!>

著者
貴志 祐介
出版日
2012-04-25

【テレビドラマ原作】『白い凶器』(2012年)

2012年、『東野圭吾ミステリーズ』というタイトルで、オムニバス形式の連続ドラマが放送されました。原作は、東野圭吾の短編集『犯人のいない殺人の夜』『怪しい人びと』『あの頃の誰か』の中から厳選された11編。

ナビゲーターは共通に、毎回主演が交代していくというドラマでした。その第7回目『白い凶器』は、東野圭吾の短編集『犯人のいない殺人の夜』の中の一編です。戸田恵梨香が主演を務めました。

中町由希子は交通事故で夫を亡くし、しばらく会社を休んだ後、会社に戻りました。その会社で、ある社員の転落死が起きます。捜査が難航する中、また別の人間が交通事故に。そこで捜査上に由希子の名が浮上してくるのでした。果たして犯人は?その理由は?いわゆる「イヤミス」な物語です。

戸田が演じた由希子は、夫も亡くしただけでなく、さらなる悲劇に襲われます。そんな彼女の哀しさは、計り知れないもの。さまざなま役柄を演じてきた彼女のまた違った一面を見ることのできるドラマでした。

著者
圭吾, 東野
出版日

【テレビドラマ原作】『身の上話』(2013年)

『永遠の1/2』や『ジャンプ』で知られる佐藤正午の小説『身の上話』。これを原作にしたテレビドラマが、『書店員ミチルの身の上話』です。戸田恵梨香はこの作品で主演を務めました。平凡な人生を送っていたミチルに降りかかる災厄を描いた物語です。 

主人公・ミチルの夫が、彼女の身の上話を淡々と語っていきます。ある日、同僚から宝くじを買ってくるよう頼まれたミチル。しかし、衝動的に不倫相手と東京に行ってしまいます。その途中、宝くじが高額当選したことを知る彼女。ここから彼女の逃亡劇が始まるのでした。ミチルだけでなく、彼女に関わる人たちの運命も狂い出していくサスペンスストーリー。 

もし自分だったらと思うと、心の底から恐怖を感じるそんな物語です。 戸田恵梨香演じるミチルが流され続けていくさまを見事に演じています。彼女の演技力の高さが証明されたともいうべき作品です。 

著者
佐藤 正午
出版日
2011-11-10
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【テレビドラマ原作】『花の鎖』(2013年)

『告白』などで知られる湊かなえの小説が、『花の鎖』です。中谷美紀、松下奈緒、戸田恵梨香のトリプル主演でスペシャルドラマ化されました。花が繋ぐそれぞれの人生。謎の男「K」を巡る感動ミステリーです。 

ある田舎町を舞台に、決して相容れることのない3人の女性、美雪・紗月、梨花。それぞれの主人公の視点で物語が進んでいきます。彼女たちには「誰にも言えない秘密」がありました。そして、謎の男「K」。その正体が紐解かれる時、紛れもない事実が判明することに。そこには、感動のサプライズが待っているのでした。

戸田恵梨香演じる紗月の物語は、大学の時に所属した山岳同好会からスタートします。先輩の浩一と恋に落ちるも、2人の間には決して結ばれてはいけない事実があったのです。とにかく涙を流す演技が多く、戸田の技量があるからこその役柄でした。  

著者
湊 かなえ
出版日

【テレビドラマ原作】『リバース』(2017年)

数多くの作品が映像化されてきた湊かなえの原作『リバース』は、同名でテレビドラマ化されました。同じ湊の小説『夜間観覧車』や『Nのために』をテレビドラマ化したスタッフが集結しています。 

深瀬和久は、平凡なサラリーマン。好きなことは、コーヒーを飲むくらいです。そんな深瀬ですが、いきつけのコーヒーショップで出会った越智美穂子と付き合うことに。ある日、美穂子のもとに「深瀬和久は人殺しだ」という告発文が届けられます。そのことをきっかけに、深瀬の過去のある事件が発覚。告発文の犯人を探るべく動き出す深瀬でしたが……。

最終的には衝撃の事実が明るみに。やはり湊かなえ。一筋縄ではいきません。 戸田恵梨香は深瀬の恋人、越智美穂子を演じました。美穂子は、謎多き女性。戸田の機微のある演技を存分に楽しむことができます。 

著者
湊 かなえ
出版日
2017-03-15

小学生の頃から女優として活動していた戸田恵梨香。こんな作品にも出演していたのかと、あらためて気付かれた人も多かったのではないでしょうか。彼女の成長を確認するためにも、原作の役柄と比べてみてください。きっと面白い発見があるはずです。