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1冊読み切る読書術

1冊読み切る読書術

作者 齋藤 孝
出版社 ダイヤモンド社
出版日 2019年01月17日

◎これなら読める!

読書に関しては、こんな興味深い話があります。

世界には、最初から最後まで生涯で5冊も本を読まない人が大勢います。
アメリカの大手出版社によれば、「購入された書籍全体の95%が読了されていない」のです。
でも、途中まで読もうとしただけでもまだマシです。
「購入された書籍全体の70%は、一度も開かれることがない」のですから。

程度の差はあるでしょうが、日本でも似たり寄ったりではないでしょうか。

「漫画は読めるけど、文字だらけの本だと途中で飽きてしまう」
「読書したいと思ってるのに、時間がない」
「本を買っても、ついつい“積ん読"してしまう」
そういう人はとても多いのです。

どうしたら1冊読み切れるようになるのか?
この本の出発点は、そこにあります。

著者は明治大学の教職課程で教えていますが、
教師志望といえども、読書に苦手意識を持つ学生はいます。
小中学生も、やはり読書に苦手意識を持つ子は少なくありません。

でも、著者ならではの読書の楽しみ方を教えると
「えっ、そんな方法もあるのか」
「それならできそう!」
という感じで、読書への苦手意識が薄まっていきます。

はじめに断っておきますが、
☆本は最初から最後まで順番に読まなくてもいいです。
☆3章くらいから読んだほうがいいこともあります。
☆頭に入れるのは3割くらいで十分です。
☆3分のスキマ時間を使って1冊読めます。
☆その都度3行でSNSに感想を投稿するといいです。

どうでしょうか?
ちょっとできそうに思っていただけたのではないかと思います。
「最初から最後まで頑張って読む」
「途中であきらめない」
こんな漠然とした考えは、今すぐ捨ててしまって結構です。

この本では、もっとずーっと手前に目標を設定しました。
目指すは、とにかく「1冊読み切る」ことです。
著者が長年かけて蓄積してきた“戦略的に読み切る技術"を、
できるだけ噛み砕いて読みやすく、難しいこと抜きで紹介しています。

もっとも終わりのほうでは、世界的な文豪であるドストエフスキーの長編小説
『カラマーゾフの兄弟』だって読破できる方法も紹介します。
著者は大学で『カラマーゾフの兄弟』を読む授業をしていますから、
あなたも著者の教え子になったつもりで、ぜひ一緒にチャレンジしてみてください。

読書とは文章を読むことですが、
大切なのは「文章を読む」ことより「楽しんで読む」ということです。
そのための「ありえないほどシンプルな55の方法」を、この本でご紹介しましょう。

◎主な目次
序 章 1冊読み切る一番カンタンな方法
小さな成功体験を積んでいく
いつでもどこでもスキマ時間に読む
オーディオブックを聴きながら読む

第1章 3つのポイントで読み切れる本を見つけよう
興味のある「テーマ」で選ぶ
興味のある「著者」で選ぶ
本棚を用意する

第2章 人に話したくなることを3つ見つける
目次で選ぶ
「はじめに」でわかった気になる
出だしの3行で判断する

第3章 頭に入れるのは3割でいい
本を買ったらカフェに飛び込もう
3章あたりから読む
3つのベストを探す

第4章 3分の細切れの時間で1冊読める
3分あれば読書できる
週1冊で成功体験を積む
10分あったらカフェに行く

第5章 3色ボールペンを使おう
本に直接書き込む
赤・青・緑を使い分けて書き込む
ボールを打ち返すように線を引く

第6章 3か所に本を分けてみよう
3か所に本を配置する
お風呂で音読する
新幹線や飛行機で読み切る

第7章 3行でSNSに投稿してみよう
SNSに3行で投稿する
本のなかの埋蔵金を掘り当てる
グッとくる文章を3つ探す

終 章 3つのステップで長編古典だって読める
準 備 入門書から入る など
読み方 主人公をイメージする
進め方 進捗をチェックしながら読む
など

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