目には目を……女って怖い!と感じる本

目には目を……女って怖い!と感じる本

更新:2021.12.2

こぶしファクトリーの広瀬彩海です。今回のテーマは「女って怖い」です。実は私の大好物です。(笑) 男性は、虫や幽霊や迷信などに怖がるな、男なら泣くな、と教えられ、その通りに育った方も多いと思います。そんな男性でも、歯が立たないのが、女性の執念なのです。

ブックカルテ リンク
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

いきなりですが、漫画って、最新巻が出るとすぐに買いたくなって、読み終えると続きを知りたくなりますよね。私のこの連載も、更新されたら何より先に読みたくなって、読んだら早く次の更新が来てほしい……と思ってもらえるような、そして、読者の皆様にワクワクをお届けできるような存在になる。これが私の今年の目標です。

まだまだ拙い文章ですが、自分なりの言葉を交え、より洗練された言葉選びが出来るよう読書を通じて語彙力も深めていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。

今回のテーマは「女って怖い」です。実は私の大好物です。(笑)

男性は、虫や幽霊や迷信などに怖がるな、男なら泣くな、と教えられ、その通りに育った方も多いと思います。そんな男性でも、歯が立たないのが、女性の執念なのです。

女性の執念に勝てるのは、それを上回る女性の執念しかないのではないでしょうか。
目には目を……。

劣等感がやがて……

著者
真梨 幸子
出版日
2015-04-22
読み始めた頃はたった2、3人だった女性の数も知らぬ間にどんどんと増えていき、誰が何をしたのが、一体何が起きているのか、この人物は誰なのかさえ分からなくなり、何度も読み返しながら読み進めていきました。

結局誰が犯人なんだ……と途中から心に霧がかかったような感覚に陥って、読み進めたいのに自分の読むスピードの限界にもどかしささえ覚えました。

ミステリー小説は犯人を予想しながら読み進めるのが好きなのですが、見事に当たらなかった。裏切られ続けるこの世界に私は一生どっぷり浸かっていたい気分です。

でもこの小説に関しては一番酷いのは……あの女ではなく……。

可笑しいのは、誰なんだ

著者
今邑 彩
出版日
この小説は、怖い女という表現が合わないかもしれませんが、女性を題材とした小説として紹介させて頂きます。

これは2人の女性がルームシェアをしている中で起きる奇妙な出来事が中心となり繰り広げられていく物語です。ミステリー小説にはありがちな展開だな、と思っていたら……。やはり甘かったようです。そう簡単に私たちに主導権は握らせてくれない。

これだから最高ですね。
そして、この小説の醍醐味はなんといってもエピローグ。その前に作者からの注意書きが入りますが、そこで鵜呑みにして止めるなんて言語道断。そんな人いないかもしれませんが……。

エピローグを読まなくとも結末として成立はしています。ですが、少なくとも私はエピローグありの方が物語に締りがあるというか、いかにもイヤミス!でとても面白かったです。

誰が可笑しいのか想像しながら、皆様も是非、裏切られに行ってきてください。

美という罠

著者
東野 圭吾
出版日
闇に包まれた一人の女性と、真実を知っても盲目的に彼女を愛す男。彼女の美貌、利口さによって愛という甘くて大きな罠に嵌められた一人の男性は女性の奴隷と化す。

出会ってしまえばそこで終了。彼女からは逃れられない。だから絶対に出会いたくない女。でも、そんな風に人を虜にすることが出来るってひとつの大きな才能。

私はこの女性を、怖い、嫌いと思う反面、少し羨ましいと思ってしまいました。そしてラストはなんとも切ない。男性に同情するしかないほどに辛く重たい結末でした。

男はこんなにも彼女を愛していたのに。この女性の非情さには最後まで苛立ちを隠せませんでした。ですが、皆様も読んでみた時にこの女性を嫌いだ、と思ったら作者の大勝利……ではないでしょうか。

この記事が含まれる特集

  • 本とアイドル

    アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る