人生が変わる本おすすめ5選!人生で大切なことに、きっと気が付く

更新:2021.11.9

日々を過ごしていく中で、どうにも上手くいかないときや、行き詰まってしまうときがあるものです。そんなとき、ふと開いた本があなたに生きるヒントをくれるかもしれません。ここでは、大切な何かを教えてくれる、おすすめの本を5冊ご紹介していきましょう。

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頑張りすぎる人の人生が変わる・心を楽にしてくれる一冊

アメリカ出身の作家・アラン・コーエンによる本書では、心をリラックスさせることが、物事を成功に導くコツなのだと教えてくれています。

生活を今よりも豊かにするためには、もっともっと頑張らなければいけないと思われがちですが、実は頑張ることよりも、肩の力を抜き心の平安を保っていることが、人生のより良い道を切り開いていく一番の近道なのだとか。

全部で9つの章で構成されており、全体を通して具体例なども挙げながら、精神的、経済的な豊かさを手に入れるための法則が紹介されています。第1章「いつでもじゅうぶんにある」には、生きるために必要なものは、もうすでに足りるほど持っている、ということにまず気づくべきだと綴られており、つい頑張り過ぎてしまう人へ、様々な新しい価値観を提示しています。

著者
アラン・コーエン
出版日
2010-08-26

翻訳を担当しているのは、『ユダヤ人大富豪の教え』などの著者としても知られている本田健。翻訳本とは思えないほどの自然な文章で分かりやすくまとめられているため、とにかく読みやすく、すんなりと理解していくことができます。

一時の状況に惑わされず、心をリラックスさせながら余裕をもって日々を過ごすことで、自分の本当に進みたい道も見えてくるかもしれません。「頑張らなければいけない」という強迫観念に縛られ、身も心も疲れきっているという方には、ぜひおすすめしたい作品です。

新しい考え方を発見することができ、肩の力を抜いて毎日を送れるようになるのではないでしょうか。

実践することの大切さを知ることができる大ヒット作品

本書は、水野敬也による大ベストセラー作品です。コメディタッチで描かれた軽快な物語を楽しみながら、成功し人生を変えていくための秘訣を知ることができる、新感覚の自己啓発本となっています。  

主人公の「僕」は平凡なサラリーマン。これまでに数々の自己啓発本を読み、自分を変えるためインドへ旅行にも出てみたのですが、一向に成果は上がらずモヤモヤとした日々を送っています。成功者と自分の差に愕然とし、インドで購入した象の頭を持つ神様の置物に「変わりたい」と泣きながらお願いする始末なのでした。

ところがそんな主人公の姿を見兼ねて、翌朝「ガネーシャ」という謎の神様が出現します。泣きながら縋った置物にそっくりなその神様は、なぜか小気味良い関西弁を喋り、「自分が出した課題をこなしていけば、簡単に変わることができる」と言うのです。

こうして様々な教えを説きながら課題を出すガネーシャと、自分を変えるためガネーシャの出す課題を実践していく主人公の、奇妙な共同生活がスタートしたのでした。

著者
水野敬也
出版日
2011-05-20

ガネーシャと主人公のコミカルなやり取りは本当に面白く、自己啓発本というジャンルが苦手な方でも、楽しんで最後まで読めるのではないでしょうか。

課題は「靴を磨く」「会った人を笑わせる」「食事は腹八分目」など、すぐに実践できそうなものばかり。その行動が実際にどのような効果を生むのか、論理的にわかりやすく説明されています。 大事なのはただ意識を変えようとするだけではなく、「具体的な何か」を変えることだという言葉には深く納得させられるでしょう。

ありふれた主人公の姿を通し、「些細な習慣をつくることから、自分も変われるかもしれない」と思わせてくれる説得力は、さすがの一言。主人公が成長していく姿には勇気をもらうことができ、最後には感動の場面が待っています。いつまでも心に残る、素敵な一冊です。

独自の理論を展開させる物語!人生が変わる人気ビジネス書

本書は、偶然出会った老人の助言が、主人公の仕事への考え方を変えていく、物語形式で綴られた人気ビジネス書です。アメリカの人気コラムニスト、デイル・ドーテンによって執筆されたこの本では、これまでの定説とは違った全く新しい理論が展開させています。

主人公は、真面目にこつこつと働いてきたにも関わらず、なかなか給料も上がらず、すっかり毎日に退屈してしまっている35歳の男性。ある日、大雪に見舞われて空港が閉鎖になり、長時間足止めを食うことになってしまいました。

そんな時出会った一人の老人に「仕事は楽しいかね?」と聞かれ、動揺しながらも日頃の不満を語り始めます。その風変わりなその老人の正体は、実は数々の成功を収め、巨万の富を築いた起業家マックス・エルモアでした。マックスは主人公に様々な助言を行い、仕事を楽しみながら成功させる秘訣について気づかせていきます。

著者
デイル ドーテン
出版日

本書が語るポイントは「目標の設定」は重要ではないということ。明確な目標を立て、それに向かって計画的な努力を行うことが大事だ、と教わった方は少々驚くかもしれません。

成功した人は皆目標に向かって突き進んでいったわけではなく、「遊び心でいろいろやって、成り行きを見守る」ことを続けた結果、成功したのだと説いています。「世の中は、君の目標が達成されるまで待っていたりはしない」という言葉には主人公だけでなく、読者もどきりとさせられるでしょう。

とにかくいろいろなことを「試してみる」ことが大事だということを教えてくれる作品。短いながらも読み応えたっぷりのビジネス書になっていますから、仕事にマンネリを感じている方は、試しに一度読んでみてはいかがでしょうか。 

考え方が変われば生き方が変わり、人生が変わる

「仕事とは何か」「生きるとはどういうことか」といった人生哲学を学びたい方におすすめの本書は、「京セラ」と「KDDI」を創業して成功へと導き、さらには赤字の続いていたJALを短い期間で再建したことでも知られている実業家、稲盛和夫によって執筆された作品です。

稲盛は、考え方と熱意、能力を掛け合わせた結果が、その人の仕事であり人生であると言います。掛け算なので何かが足りなくても、他のことでそれを補うことができ、能力で足りない部分を熱意でカバーするといったことも可能になるのだとか。そしてこの方程式の中で、最も大切になるのが「考え方」です。

その理由は、「考え方だけはマイナスになる要素を持ち合わせているから」。 いくら優秀な人間でも、否定的な考えやよこしまな思いに支配さたままでは、結果はマイナスにしかならないものです。良い考え方を常に意識することが、長い目で見たときの物事の成功、延いては人生を実りあるものにしていく最もオーソドックスにして一番の秘訣なのだと綴っています。

著者
稲盛 和夫
出版日
2007-06-05

著名人たちから、座右の書として名前があがることも多い本書。仕事とは自分磨きの場であり、日々感謝の心を忘れず、人としてどうあるべきかを考えながら打ち込むことで、人格が高まり良い人生が開けるといった教えには、背筋が伸びる思いがします。

著者のこれまでの人生の道のりを振り返り、その経験に基づいて書かれたメッセージだからこそ、心に響くものがあるのです。 「人として正しいことを正しいままに貫く」という、シンプルで重みのあるアドバイスは、ビジネスをしている人に限らず、すべての人に強い印象を残すことでしょう。

とても基本的で当たり前のこととは言え、実際に行動に移すのは簡単なことではないかもしれません。それでも、一日一日を真剣に生きてみようと思わせてくれる一冊です。

人は誰もがアーティスト!創造性を復活させることができる本

自身もアーティストとして活躍し、長年に渡って「創造性を育てる方法論」について提唱し続けている、ジュリア・キャメロンが書いた本書では、誰もが持っている内なる創造性を引き出すことで、忘れていた本来の自分を取り戻すことができるとし、その実践的な方法を教えてくれています。

キャメロンは、「人は誰もが創造的な力を宿している生き物である」と言います。子供の頃は夢中になって絵を描いていたり、歌を歌ったり、好きなことを自由に楽しんでいたはずなのに、多くの人がいつしか創造することを諦め、自分の中にある創造力を忘れてしまうのだそうです。

本書では、豊かな人生を過ごしていくためには欠かせない、創造性を取り戻す方法がワーク形式で紹介されています。

著者
ジュリア・キャメロン
出版日
2017-05-08

毎朝起きたときに、思ったことや頭に浮かんだことをそのままノートに書き写す「モーニングページ」と、一人きりになって好きなことをする時間を、週に2時間設ける「アーティストデート」という2つの課題をベースに、様々な課題が提案されています。

最初は大変でも、続けていくうちに楽しんで実践できるようになるでしょう。 やりたかったのに諦めてしまったことや、知らず知らずのうちに閉じ込めてしまった本来の自分を思い出すことができ、ストレスから解放されるかもしれません。「挑戦することに、早い・遅いはない」ということを教えてもらえます。

本気で何かを変えたいと願う方には、この上ない一冊となるはずです。興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

人生に行き詰まったとき読んでみていただきたい、おすすめの本5冊をご紹介しました。どの作品にも、心に響く名言が盛りだくさんです。大切な何かに気づくことができれば、今よりもずっと生きやすくなることでしょう。

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