漫画『学園アリス』キャラの魅力を最終回までネタバレ紹介!【学アリ】

更新:2021.12.9

選ばれたエリートしか通うことのできない「アリス学園」を舞台に描かれる本作。元気で裏表のない性格の小学生・蜜柑と、冷静沈着で美少女な蛍が、アリス学園で大暴れ!最初は蜜柑のことを敵対視していたクラスメイトも、彼女の行動力に魅了され、どんどん結束していきます。一生懸命で純粋な彼女たちの行動に、いくつになっても胸を打たれるでしょう。90年代生まれのバイブルをご紹介します。 この記事では、アリス学園でくり広げられる物語のあらすじや本作の魅力、主要なキャラクター、彼らの物語での役割などを、名言とともに紹介していきます。本作はスマホアプリで無料で読むこともできますよ。

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漫画『学園アリス』の魅力、キャラをネタバレ紹介!無料で読める!

特殊能力「アリス」を持つ者しか入れない「アリス学園」を舞台に描かれる物語です。

ファンタジーのような世界観とは裏腹に、登場人物たちから発せられる言葉や、次々に起こるエピソードから深く考えさせられるようなシリアスさもあるのが魅力です。

著者
樋口 橘
出版日

物語に登場する個性的なキャラクターたちは、時々ドキッとするような言葉を発します。漫画だけど深みのある彼らの名言が、本作の人気の理由のひとつにあげられるでしょう。

この記事では、主要な登場人物の物語における役割や名言から、本作の魅力を紹介していきます。

現役で学校に通う学生さんも、また学校生活からは離れて久しい社会人の方も、日常生活に疲れたときなど、少し気分を変えて手に取ってみてはいかがでしょうか。

ちなみにスマホアプリ「マンガPark」で無料で読むこともできるので、気になった方は以下のボタンからどうぞ!

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漫画『学園アリス』あらすじ

 

ある日、佐倉蜜柑(さくらみかん)の幼馴染みで親友の今井蛍(いまいほたる)が、都会の学校に転校することになりました。その学校は、さまざまな場面で特殊な能力を使用することのできる、「天賦の才能」を意味する「アリス」を持つ者しか入ることのできないエリート校です。

特別な才能である「アリス」には、技術系や特殊能力系などの分類があり、この学園ではそれによってクラス分けがされています。

著者
樋口 橘
出版日
2003-07-18

蜜柑は家出までして転校した蛍のあとを追いかけます。

学園まで着くと、なんと蜜柑も「アリス」を持っていたことが判明。

その能力を認められ、彼女も何とか蛍と一緒に入学することができました。こうして、さまざまな困難を持ち前の明るさで乗り切りながら、友人たちと学園生活を謳歌していくことになるのです。

そんななか、「アリス学園」の生徒を高額で売買している反学園組織「Z」(ZERO)との抗争が始まります……。

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「ウチは、逃げへん」【佐倉蜜柑】

 

佐倉蜜柑は、『学園アリス』の主人公。

今井蛍を追いかけて学園を訪れ、アリスという能力の存在、そして自分にもその能力があることを知りました。彼女の能力は他人のアリスを打ち消すことのできる「無効化」で、さらにアリスを結晶化して出し入れできる「盗み」「入れる」というアリスも持ち合わせていることが判明します。

性格は天真爛漫で、「めげへん」「くじけへん」をモットーにしています。自分よりも他人のことを考えるタイプで、誰かのために無茶をしてしまうことも少なくありません。

 

著者
樋口 橘
出版日

「ウチは逃げへん」
(『学園アリス』27巻から引用)

 

Zとの戦いの際に蜜柑が発した言葉。彼女は、いつでも誰かのために、自分のために、自分が置かれた境遇から逃げずに生きていきます。

そんな蜜柑の「めげへん」「くじけへん」生き方は本作の見どころのひとつです。

 

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「おいで、バカ」【今井蛍】

今井蛍は、蜜柑の幼馴染みの女の子です。

国のスカウトで「アリス学園」に入ることになりました。その能力は「発明」で、思いついた案などを機械に宿らせることができるため実用性が高く、世界中の企業から注目されています。

性格はクールで毒舌。家族や友人思いな一面もあり、特に蜜柑のことは大切にしています。また美少女ですが大食家で、いつでも何かを食べているような印象があります。

著者
樋口 橘
出版日
2003-11-19

「おいで 『バカ』」
(『学園アリス』1巻から引用)

 

蛍のあとを追ってきた蜜柑に毒舌を浴びせながらも、温かく迎え入れた彼女の優しさを感じられる名言。

物語のなかでは、少し距離がありながらも、Zと戦う蜜柑たちの手助けをしています。同じく学園に通う兄、今井昴(いまいすばる)との関係性なども気になるところです。

 

「これでお前は未来永劫ずっと俺のもの」【日向棗】

日向棗(ひゅうがなつめ)は、家族全員がアリスの才能を持つアリス一家に育ち、幼い頃は、学園からのスカウトを逃れるために、たびたび転校をくり返していた過去がありました。

命を削るような危険を伴いながら炎を起こすことができる「炎」のアリスを持っている棗。アリス学園に入学してからは、その能力の高さを買われて裏工作員としての任務を務めています。

密かに蜜柑に対して恋心を抱いています。お互いに思い合っているにも関わらず、不器用な性格からうまく表現することができないでいました。

著者
樋口 橘
出版日
2003-07-18

「これでお前は未来永劫ずっと俺のもの」
(『学園アリス』25巻から引用)

しばらく学園を離れていた蜜柑と棗が再会して、愛を誓い合うシーンで見られるものです。相思相愛の2人は、共にZと戦っています。彼らの恋愛模様にも注目です。

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「好きになったのは佐倉が初めてだから……」【乃木流架】

乃木流架(のぎるか)は、棗の親友。動物たちを自在に操ることのできる「動物フェロモン」のアリスを使用していて、大の動物好きでもあります。

日本人とフランス人のハーフで、元々は「アリス」の持ち主であることにコンプレックスを感じていました。棗と出会ったことで、そういった心境に変化が訪れます。

 

著者
樋口 橘
出版日
2004-03-19

「こんなに女の子を……好きになったのは佐倉が初めてだから……」
(『学園アリス』23巻から引用)

 

Zとの戦いの際に、それぞれが離れて行動することになり、別れ際に流架が蜜柑に向けて言ったものです。しかし、親友である棗も蜜柑のことを想っているため、三角関係となってしまい……。

物語のなかでは、蜜柑や棗と共にZと戦っていますが、そのなかで揺れる三角関係に注目したいところです。

 

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「な、やめるんだ蜜柑ちゃん」【鳴海・L・杏樹】

鳴海・L・杏樹(なるみ・える・あんじゅ)は、蜜柑のアリスを見出した「アリス学園」の先生です。

他者の心を自分に惹き付けることのできる「フェロモン体質」のアリスを持ち、男女を問わずに虜にします。

派手な服装の見た目とは似ても似つかない思慮深さや真剣さを持っています。後述するペルソナの能力である「腐食」による病で死にかけていた場面では、蜜柑の「無効化」のアリスに助けてもらうことになりました。

 

著者
樋口 橘
出版日
2004-07-16

「な、やめるんだ蜜柑ちゃん」
(『学園アリス』12巻から引用)

 

物語のなかでZのスパイとして動いていた鳴海が「病」に倒れてた際、関係としては敵対していた蜜柑に助けてもらうシーンの言葉です。彼女が登場する場面のなかでも、特に見応えのあるシーンでしょう。

 

「ごめんナル……あたし行くから……」【安積柚香】

安積柚香(あづみゆか)は、元はZの一員で、蜜柑と同じく「盗み」のアリスや「入れる」アリスのほかに、瞬間的に場所を移動することのできる「瞬間移動」のアリスを持っています。

何の前触れもなくアリスを失ってしまうという、学園で起きた「アリス紛失事件」の主犯格でもあります。

久遠寺(くおんじ)初等部校長の監督下に置かれていたときに裏任務を任されていたことから、彼の愛人と噂されていました。

 

著者
樋口 橘
出版日
2009-03-19

「ごめんナル……あたし行くから……」
(『学園アリス』20巻から引用)

この名言は、柚香に思いを寄せていた鳴海に対して、彼女が「盗み」のアリスを使い、鳴海の「フェロモン」のアリスを奪ってしまうシーンのもの。2人の心情を推し量ることのできる名シーンといえます。

蜜柑たちとZの戦いでは、Zの一員であるにもかかわらず、蜜柑の手助けをしてしまいます。そしてZから追われる身となり、最終的に彼女が迎える結末には胸を動かされるでしょう。

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「裏切り者に一生後悔しても足りない人生を送らせる」【ペルソナ】

ペルソナは、常に顔の上半分を覆う仮面をつけています。

これは制御アイテムのひとつで、彼が身に付けているアイテムのなかでもっとも高い制御力があります。

近づくものすべてを腐らせる「腐食」のアリスを持ち、過去にこの能力で自らも腐食してしまいました。

その見た目が原因でいじめられた過去があり、他人の視線を人一倍気にしています。物語が進むにつれて過去を反省するようになり、蜜柑を守るために戦いはじめます。

 

著者
樋口 橘
出版日
2005-12-16

「裏切り者には、この先一生後悔しても足りないくらいの人生を送らせてやる」
(『学園アリス』22巻から引用)

 

この名言は、アリス学園に裏切り者がいると知ったときに発せられました。物語の後半では、Zを手中に収めようとしていた初等部校長に反発して、蜜柑たちとともにZと戦い、励まし合いながら歩んでいきます。

 

「どんなに抵抗したところで所詮籠の鳥」【久遠寺初等部校長】

久遠寺(くおんじ)初等部校長は、3人いるアリス学園の校長のひとりです。

以前は大人の姿をしていましたが、年齢を2で割ってクローンを作ることができる「クローン」のアリスを多用しており、現在は蜜柑と同年代のような見た目の美少年となっています。

校長のなかでも権力者で、「盗み」のアリスに対して強い執着心を持っています。

「国の仕事」という名目で、危険能力系の生徒たちを裏仕事のために利用していました。

 

著者
樋口橘
出版日
2013-09-20

「どんなに抵抗したところで所詮籠の鳥」
(『学園アリス』17巻から引用)

行方をくらませていた棗に向かって、初等部校長はこう言います。しかし、棗は引き下がりませんでした。このことから蜜柑たちは、この校長のもとではうまくやっていけないと思い、学園を離れることを考えるようになるのです。

彼は「クローン」のアリスを悪用し、ずっと生き長らえながら学園を私物化していました。さらに、Zまでも手中に収めようとしていたのです。

しかし最終的には、蜜柑の監視役として学園に紛れ込んでいた小泉月(こいずみるな)の他者を操る「吸魂」のアリスを受け、体が退化していき、自らの意思すらもなくなってしまいました。

 


『学園アリス』の数か月後を舞台にしたスピンオフ続編『歌劇の国のアリス』。そんな『歌劇の国のアリス』については以下の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

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『学園アリス』の魅力やあらすじについて、簡潔にご紹介しました。駆け足でご紹介してきましたが、興味を持たれた方は読んでみてください。

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