チョッパーが食べた「ヒトヒトの実」はベガパンクが作った⁉︎ 【ワンピース考察】

「ヒトヒトの実」は知能を発達させる悪魔の実⁉︎

今回はベガパンクとヒトヒトの実にまつわる考察を深めていきますが、まずはチョッパーの食べた「ヒトヒトの実」について整理しておきましょう。

ヒトヒトの実の形状は「ONE PIECE magazine vol.6」で明らかになったのですが、キノコの形をしていました。

スマイリーの悪魔の実の例もありましたが、悪魔の実は基本的には果実をベースにしています。

ところがヒトヒトの実に関しては例外で、菌類であるキノコの形状がベースですので、そもそも悪魔の実の中でも特殊なものとして分類されそうです。

ワンピースマガジンの解説でも、元がトナカイであるチョッパーが医術を習得できる程の高い知能を身につけることが出来る特殊な実と紹介されています。

このことと、ドラムに万能薬になるキノコがある、という話はしっかりと関係しており、この実を食べた人物の知能が発達するというのは偶然ではなさそうです。

著者
尾田 栄一郎
出版日

ベガパンクが発見した「血統因子」の謎とは……⁉︎

続いては、ベガパンクが発見したという「血統因子」について考えていきます。

血統因子とは、ヴィンスモーク・ニジが言うには生命の設計図で、これを操作することでジェルマ66は外骨格と呼ばれる硬い皮膚を身につけています。

そしておそらくですが、龍の血統因子を悪魔の実に組み込むことで、モモの助が食べた悪魔の実は龍への変身能力を有していました。

これまでの描写などから、ジェルマだけでなくベガパンクも血統因子の操作をある程度は出来るというのはほぼ確定的と言えそうです。

さて、ここで重要なのは「ベガパンクがいつから血統因子を扱えたか」ではないでしょうか。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2017-02-03

チョッパーが食べた「ヒトヒトの実」はベガパンクがつくり出した⁉︎

まずは今回の仮説ですが、「ヒトヒトの実」はベガパンクが作った悪魔の実ではないかと思います。

そもそもチョッパーの食べたヒトヒトの実はモデルが存在していないにも関わらず、「ワンピース」58巻で登場したセンゴクの悪魔の実は「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル大仏」です。

チョッパーの実にモデルがないのは、ベガパンクが血統因子を操作して作った人造の実だからではないでしょうか。

ベガパンク自身の優秀な頭脳の血統因子を悪魔の実に込めていたとしたら、チョッパーがランブルボールを作れた理由にも繋がります。

そもそも、ランブルボールは悪魔の実の波長を変え、様々な形態に変身可能という信じられない発明とも言えますよね。

これも血統操作の応用と考えると、ベガパンク並みの知能が必要なのではないでしょうか。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2010-06-01

ベガパンクは「海賊王」を陰からサポートする政府の科学者⁉︎

ベガパンクは政府に所属する科学者ですが、その思想や実態はほとんど明らかになっていません。

しかし、2年前にフランキーがくまに飛ばされたバルジモアでは、ベガパンクの優しい部分がピックアップされていましたし、シーザーとの共同研究ではまともな考え方を持っていそうなことも判明しました。

そしてベガパンクはかつてはジャッジと共に研究していたところを政府に捕まり、その後は軍に所属する科学者へと転身しています。

ここでベガパンクは喜んで軍に協力しているのか、あるいは半強制的に協力させられているのかが不明なポイントですよね。

もし、ベガパンクもロジャーと繋がりを持っており、政府の在り方に疑問をもっていたとしたら、ロジャーの意思を継ぐために何かしらの策を打っている可能性は大いにあります。

結果的に麦わらの一味の協力者となったくまの意思をギリギリまで残したのもベガパンクですし、裏でルフィ達の航海を支えているような気もしてきませんか?

ロジャーはかつて不治の病にかかってしまいましたが、これと同じものをルフィが患う可能性は低くありません。

その時に備え、自分の知能を悪魔の実に宿し、次の海賊王を支える万能薬となれるように用意していたのではないでしょうか!

黒ひげがドラム王国を襲撃した理由は「ヒトヒトの実」⁉︎

さらにここで、またひとつ別の角度からの仮説を立ててみます。これまでの大きな謎の一つであった、黒ひげのドラム襲撃の目的は「ヒトヒトの実」にあったのではないでしょうか。

万能薬となり得る知能を身につけられる悪魔の実がドラムにあると知り、ドクQに医術を身につけさせるのが目的だったとすると結構スッキリするような気がします。

というのも、黒ひげがドラムを襲撃した際にはワポルはすぐに国を捨てて逃げ出しています。

その後に黒ひげがドラムを破壊するわけですので、黒ひげの狙いはワポルではないことは明白です。

となると他に目的があるとしたらくれはの医術くらいしか目星がつきませんが、くれははティーチに出会っていません。

やはり、黒ひげの狙いはヒトヒトの実だったのではないでしょうか。

ロジャーと同じようにいずれ自分も不治の病にかかるとしたら、それを治せる手段を確保しておきたいのは自然なことのように思います。

Dの一族が基本的に若いのは、必ず病にかかってしまい長生き出来ないからなのかもしれませんね。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2000-12-04

ベガパンクとヒトヒトの実にまつわる考察のまとめ!

長くなったので最後に簡単にまとめておきます!

ヒトヒトの実は血統因子の操作により、ベガパンクと同等の知能を身に付けるものではないでしょうか。

それによりチョッパーも血統因子の強制操作とも言えるランブルボールの開発に成功出来たのではないかと考えます。

そしてくまの例なども踏まえると、ベガパンクは政府に協力するという体を取りつつも、未来の海賊王の手助けとなるように裏で協力しているのではないでしょうか。

Dの一族が不治の病にかかることが決まっているのだとしたら、その病から救うためにヒトヒトの実を残したのではないかと予想します。

そうしてベガパンクによって作られた人造の実だからこそ、他の実とは違い果物の形をベースにしていないのだと思います。

これが正しければの話ですが、ベガパンクは何かしらの理由で政府に協力することを義務付けられているのかもしれませんね! 彼(?)の正体が明かされる日が楽しみです!

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