オロチに協力した老婆・黒炭ひぐらしの正体は世界政府の研究者⁉︎ 【ワンピース考察】

オロチを裏で操っていた老婆・黒炭ひぐらしの正体や目的を徹底考察!

まずは皆さんも違和感を覚えたことかと思いますが、「ワンピース」96巻収録の965話では、オロチを裏で操っていた老婆・黒炭ひぐらしが登場しました。

何者なのかの説明などは一切なく突如として登場した彼女は、マネマネの実の能力で、かつてはワノ国の外にいたということが分かっています。

オロチはひぐらしの助言通りに動き、結果としてワノ国の将軍にまで登り詰めるまでになりました。

今回は、オロチが将軍に上り詰めるまでのあらすじをまとめ、この老婆の正体やワノ国「鎖国」の目的について考察をしていきます!

著者
尾田 栄一郎
出版日
2020-04-03

黒炭家がワノ国の大名家を毒殺……!

かつてのワノ国の将軍は光月家でしたが、その下には5つの大名家が仕えていました。

霜月家、黒炭家、雨月家、天月家、風月家ですね。

霜月家はリューマや牛マル、天月家はトキ、黒炭家はオロチがいますが、雨月家と風月家は今のところ未登場ですね。

もしかしたらオロチ、またはオロチの祖父によって滅ぼされてしまっているのかもしれません。

オロチの祖父は将軍の座を手に入れるために大名たちを毒殺していったと言われていますので、この時にどれくらいの人を殺してしまったのか次第といったところでしょうか。

そして、その悪行がバレたことでオロチの祖父は切腹の上、領土も城も地位も失ったとされています。

その恨みを晴らすべくオロチを動かしたひぐらしですが、彼女とオロチの祖父との関係は未だ明らかになっていません。

黒炭ひぐらしは、悪魔の実の能力を果実に宿すことができた⁉︎

ワノ国には「悪魔の実」という文化は浸透していなく、能力は妖術として認識されています。

しかしひぐらしは、変身出来る能力を「マネマネの実」という果実の能力と表現しているため、海外で悪魔の実についての知識を得たものだと思われます。

また、オロチに渡した悪魔の実が重要なのですが、不思議な実の形をしていますよね。

この実の形が不思議なのではなく、悪魔の実にあるはずの模様が描かれていないことが最大のポイントだと思われます。

というのも、これまでに登場した悪魔の実には全てあのグルグル模様が描かれています。

つまり模様のないこの果実はおそらく、まだ悪魔の実になり切っていない果実ではないかと考えられます。

オロチの幻獣種の能力を考えると、この模様のないただの果実にヤマタノオロチの実を宿した、ということが予想されますよね。

黒炭ひぐらしは政府の研究者⁉︎ オロチの能力を手に入れたのは計画の内?

悪魔の実の能力を果実に宿すといえば、似たケースでパンクハザードでの例があります。

「ワンピース」68巻で描かれたパンクハザードのシーンでは、サラサラの実を食べたスマイリーが消滅した直後に付近にあったリンゴが悪魔の実に変化しました。

シーザーは数年前も同じような実験を行なっており、当時もスマイリーから悪魔の実の能力を同じように写したと考えられるため、悪魔の実の能力の伝達条件などはちゃんと把握しています。

となると、ひぐらしが計画の中でヤマタノオロチの能力を手に入れたのは偶然ではなく、そういうメカニズムを知っていたからだと考えられますよね。

つまり、老婆はただのワノ国からの脱走者というわけではなく、政府の研究成果を何らかの方法で知ることができた人物だということが読み取れます。

政府の研究成果が簡単に漏れるとも思えないので、一番可能性が高いのは老婆自体が政府関係者ということではないでしょうか。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2012-11-02

老婆の姿はマネマネの実の能力で変身した状態だった⁉︎

さて、ここで「マネマネの実」の能力の発動条件を見てみましょう。

マネマネの実は対象の顔に右手で触れることでメモリーが可能で、いつでも顔や体型、声までもマネすることが可能です。

さらに、「左手で自分の顔に触れることで元の顔に戻る」という条件がありました。

そこで注目して頂きたいのが、ひぐらしが老婆の顔に戻るシーンです。

なんと、左手は使わずに戻っていますよね。

つまり、この老婆の顔はマネマネの実の能力で変身した姿で、本当の顔はこれではない可能性があります。

さらに、変身した顔の中には、かつての大海賊・金獅子のシキの顔と思われるものも存在していました。

シキは当時は海軍に捕まる前ですので、ロックス海賊団にいた時などに右頬に触っていたものだと思われます。

となると、この人物はロックスと戦っていた海軍に協力していた人物か、ロックス海賊団の一員のどちらかなのではないでしょうか。

そこで先程考察した「悪魔の実の伝達のメカニズムを知っている」という情報を照らし合わせると、やはりひぐらしは政府関係者である可能性が非常に高いのではないでしょうか。

黒炭ひぐらしの目的は、ワノ国での武器の流通⁉︎ 世界政府が鎖国をしていた?

さて、ここまでの情報が正しければ、政府関係者がわざわざワノ国に忍び込み、オロチを操ることで武器を製造させているという事になりますね。

「ワンピース」92巻にて、CP0がオロチと交渉していたことからも、武器を裏のルートで買い、ジョーカーを通して世界各地に流し、戦争を続けさせていたということが読み取れます。

目的はおそらく国同士を争わせることで国力を低下させることと、武器の売買で資金を集めることだと思われます。

この政府にとってやりたい放題の状況を変えるために必要なのが「開国」ということになりそうですね。

ということで、老婆の正体は世界政府の研究者であり、ワノ国の「鎖国」を続けさせ世界中に武器を流しているのは世界政府の企みなのではないかという考察でした!

著者
尾田 栄一郎
出版日
2019-03-04

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