みついまゆこ
学童クラブ勤務の表現活動愛好者。 幼い頃、今ここじゃない世界に移り住みたいと願っていた。そして、サンタクロースがいた頃は、どんなファンタジーの世界も、どこかにあるかもしれない世界だった。それはわたしにとって希望の光だった。 中学生にもなってからサンタクロースなんていないと知ったら、あるかもしれないと思っていた世界が全てがらがら崩れて消えてった。わたしは絶望した。 それからのわたしは、学校や宿題や入試という社会現象に文句を言いつつ結局は無難に四年制大学に入学し、卒業し、会社へ就職した。でもやっぱり常に、今ここじゃない世界シンドロームから抜け出せなかった。 そして、会社をやめた。つまり、数年で退職するという典型的な若者になった。 その後、大学院修士課程に入って真面目に教育学を学び、研究をした結果、いろいろと吹っ切れた。ので、畑を耕してみたり、とりつかれたように気になるアニメを見倒したり、F1にはまったり、現在は楽しく人生を謳歌中の30代。 今まで楽器、歌、デッサン、短歌、ダンス、詩、論文、演劇、手当たり次第表現活動に首を突っ込んでみたけれど、その結果、幼少期より親しんできた文字による表現の世界と向き合う静かな時間がやはりとても好きだと最近改めて思う。 その一方で現在の職場である学童クラブでは、子どもたちとの肉弾戦を繰り広げつつ日々子どもたちといかに接するか懊悩しており、そんなせわしない日々もこよなく愛している。 それと、キノコが好き。