『呪術廻戦』最新展開までで、最強は誰?強さランキングベスト15!

更新:2021.11.21

平凡な男子高校生の日常は、超強力な呪物との出会いにより一変する……!呪術師と呪霊の熾烈な戦いを描くダークバトルファンタジー『呪術廻戦』。2019年にはアニメ化も発表され、ますます読者の注目が集まっています。 この記事では本作の最強キャラが誰なのか、最新展開までを踏まえつつご紹介します。最強の称号を得たのは、呪術士と呪霊のどっちだ!?

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『呪術廻戦』が面白い!アニメ化前に原作は要チェック!

 

本作は、1人の男子高校生が超強力な呪物(とりこむことで呪力というパワーを手に入れることができる物のこと)との遭遇をきっかけに、仲間と呪術師を目指すダークバトルファンタジー作品。呪術を使った派手でかっこいいバトルや、独自の世界観が反響を呼び、2019年にはアニメ化も発表されました。

登場するキャラクターが強くて魅力的なのも、この作品の見どころのひとつ。本作の呪術士や呪霊は強さによってランク分けされており、誰が一番強いのか気になった人も多いのではないでしょうか。

この記事では、『呪術廻戦』のキャラクターの強さを、本作の最新展開までの内容を踏まえつつ、ランキング形式でご紹介します。各キャラクターも、それぞれの技も個性的で知れば知るほど魅力的です。

原作をまだ読んでいない人は、ぜひアニメ前に読むことをおすすめします!また、アニメ情報が気になる方は公式サイトなどからご覧くださいね。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

 

また、『呪術廻戦』についてはこんな記事もあるので、気になる方はこちらもご覧ください。

『呪術廻戦』のストーリーをまとめ、結末を考察してみた【ネタバレ注意】

 

漫画『呪術廻戦』の魅力、最新展開までのストーリーの流れをまとめてみた!

 

著者
芥見 下々
出版日
2018-07-04

15位:釘崎野薔薇(くざきのばら)

著者
["芥見 下々"]
出版日

 

15位は、釘崎野薔薇。まずはどんな人物なのか簡単にご紹介しましょう。

彼女は、呪術高専東京校1年の3級呪術師です。サバサバした性格で気が非常に強く、その喧嘩っ早さから「東京高専一の暴れ馬」と評されています。

排他的な地元に嫌気が差し、盛岡から4時間かかる田舎から主人公たちの高校に転入してきました。 

釘崎の使用する「芻霊呪法(すうれいじゅほう)」は、トンカチで釘を飛ばし、刺さった釘に呪力を流し込む術式。 
 

時間差攻撃が可能で、複数本刺せば大木をも倒せる「簪(かんざし)」や、対象の欠損した肉体の一部を、藁人形などの人形(ひとがた)と重ねて同時に呪力を打ち込み攻撃する「共鳴り(ともなり)」を得意技とします。

「共鳴り」は自分自身に釘を刺して発動させることも可能で、敵の毒を喰らった際に、そのダメージを相手にも喰らわせていました。

「共鳴り」は対象との実力差や、欠損部位の希少価値でダメージが変わるため、安定したダメージを出せる訳ではないものの、使い方次第で相手の意表を突く攻撃が繰り出せます。

釘崎はまだ3級呪術師で、近接戦闘が苦手という弱点がありますが、2つの術式が持つ戦術の幅広さや、今後の成長を見込んで15位としました。

 

14位:七海建人(ななみけんと)

 

七海建人は、元サラリーマンの1級呪術師です。非術士の家系出身で、条悟の後輩にあたります。

呪術高専時代、「呪術師はクソ」と考えて一般企業に就職しました。しかしパン屋の女性との出会いをきっかけに自分が「誰かに必要とされる」ことを求めていたことに気づき、「同じクソなら適正のある方へ」と考え呪術師になりました。

七海の術式「十劃呪法(とおかくじゅほう)」は、対象の長さを7:3の比率で分けた点に強制的に弱点を作ります。どんな相手・物体に対しても強制的に弱点を作り出せる強力な技で、格上の相手に対しても有効打を与えられます。

また、海は自身に時間による「縛り」で呪力を制限しており、彼の定めた時間以上に仕事をすると(本人いわく「時間外労働」)呪力が急激に増していきます。

必殺技の「瓦落瓦落がらがら」は、建物をクリティカルヒットで崩壊させ、破壊した対象に呪力を込める拡張術式。広範囲かつ高威力な技ですが、即座に退避しないと自分が巻き込まれるリスクがあります。

彼は、どんな敵にも強制的に弱点を作れる強みがあります。しかし呪術の極地である「領域展開」が行えず、領域展開による能力上昇や「技の必中化」の恩恵が受けられないため14位としました。

 

13位:虎杖悠仁(いたどりゆうじ)

 

本作の主人公・虎杖悠仁は、元々は普通の人間でしたが、学校の先輩を助けるために超強力な呪物「両面宿儺の指」を飲み込み、呪力を宿せるようになります。

宿儺の指を飲み込んでも自我を保てる特異体質の持ち主で、宿儺の「器」としての適性も持っています。

虎杖の特異体質を危険視した呪術高専上層部に死刑を決定されるものの、五条悟の「宿儺の指20本を飲み込んでから処刑させる」という計画により延命。その後、五条のいる呪術高専東京校に転入してきました。

虎杖は身体能力が非常に高く、地上から建物の4階までジャンプしたり、建物を素手で破壊できます。

また、宿儺の指を飲み込んだことで、あらゆる毒性への耐性と、無意識に魂の輪郭を捉える能力も得ました。なので強力な呪霊にも術式なしで直接ダメージを与えることができます。

そんな彼の戦闘スタイルは肉弾戦がメイン。拳に呪力を上乗せして殴る「逕庭拳(けいていけん)」は、拳のダメージと呪力のダメージがズレて飛んでくる、一度の攻撃で2回攻撃できる技です。

他校の先輩・東堂葵(とうどうあおい)との特訓で、「逕庭拳」のダメージのズレをなくし、2回のダメージを一度に与える「黒閃(こくせん)」も習得します。

「黒閃」とは「逕庭拳」の打撃ダメージとの誤差0000001秒以内に呪力ダメージが衝突することで空間に歪みが生じる現象です。その威力は絶大で、通常の25乗と言われるほど。

元々が非術士だったため術式はまだ使えていません。しかしいずれは宿儺の術式を受け継ぐことが五条から語られており、宿儺の領域展開「伏魔御廚子ふくまみづし」も使えるようになる可能性もあります。

宿儺の指20本を全て取り込み、その上で完全に宿儺の意識や呪力をコントロールできるようになれば、作中最強クラスの呪術士になれるでしょう。

ポテンシャルの高さや、彼自身の今後の成長に期待して13位としました。

 

12位:伏黒恵(ふしぐろめぐみ)

著者
芥見 下々
出版日
2018-09-04

 

伏黒恵は、都立呪術高専1年の2級呪術師。呪術界の御三家の1つ、禪院(ぜんいん)家の分家出身で、「少しでも多くの善人が平等を享受できるよう不平等に人を助ける」というポリシーを持っています。

伏黒が使用する「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」は、禪院家に伝わる影を媒介とした式神術。手で作った影絵から10種の式神を召喚し、攻撃や防御、索敵などに用います。

式神は同時に複数召喚でき、2種の式神を合体させて使役することもできるので、状況に合わせた多彩な戦法がとれます。

伏黒は自身や相手の影に干渉することも可能で、自身の影に呪具を収納したり、相手の影に潜って不意打ちをすることもできます。

呪霊の最上位である「特級呪霊」との戦闘では、不完全ながらも領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいて)」を会得。

「嵌合暗翳庭」は領域内を影の海で満たし、影の中から式神で攻撃したり、影に潜って敵の攻撃をかわすことができるもので、対象を一方的に攻撃することができます。

さらに、伏黒は強力な「奥の手」を隠し持っており、呪いの王である宿儺でさえも、伏黒の戦闘センスを高く評価していました。

術式の応用性の高さや、強力な「奥の手」を持っている伏黒。領域展開を完全に使いこなせるようになれば、今後さらに戦闘力が上がると考え、12位としました。

 

11位:狗巻棘(えりまきとげ)

 

狗巻棘は、都立呪術高専2年の準1級呪術師。自身の声に呪力を宿し、言霊を増幅・強制させる「呪言師」の末裔で、言葉だけで相手の行動を制限したり、対象を爆殺させることができます。

呪言はとても強力である分、使用した際の反動も大きく、連続で使用すると喉を傷つけ、乱用すれば自身にも呪言のダメージがくるなどかなりリスキー。強い言霊を使えば弱い呪霊相手にも声が枯れてしまうため、使う戦況を見極める必要があります。

言葉を発するだけで相手を呪ってしまうこともあるため、自分や他者への安全のため、普段はおにぎりの具で会話。肯定のときは「しゃけ」、否定のときは「おかか」と喋ります。

扱いが難しく自身へのリスクも大きい呪言ですが、使いこなせるようになれば相手を言葉だけで倒せる非常に強力な呪術になるため11位としました。

 

10位:漏瑚(じょうご)

 

漏瑚は、人々の大地に対する恐れから生み出された特級呪霊。人語を理解できるほどの知能を有しており、どこか哀愁漂う雰囲気を漂わせています。

負の感情から生まれた「呪い」こそが真の人間であると考えており、本音(負の感情)を隠して建前(正の感情)で生きる人間を「紛い物」として滅ぼそうとしていました。

漏瑚の術式は、火山や火炎を操るもので、壁や地面に出現させた火口から溶岩を噴出して攻撃したり、掌から高温の炎を出したりして攻撃します。

火山蟲(かれきちゅう)」という小さな呪霊も使役しており、火山蟲に触れた相手は大声でひるまされた後に大爆発を喰らいます。

領域展開の「蓋棺鉄囲山 (がいかんてっちせん)」は、領域内が火山内部のような世界になり、並の術士なら一瞬にして焼け死ぬほどの超高温に。漏瑚の火炎攻撃もパワーアップし技が必中するようになります。

特級呪術師の1人の夏油傑(げとうすぐる)からも「宿儺の指8~9本分の強さはある」とその強さを認められており、最強クラスの呪霊なのは間違いないでしょう。

しかし、最初に戦った五条にあっさり瞬殺されてしまい、見せ場があまりないまま退場。同じ特級呪霊の花御はなみに救われ、なんとか首だけで生還しました。

作中では初戦の相手が悪すぎた漏瑚ですが、五条以外の術士であれば大きく苦戦させられるであろう実力を有しており、ランキングで10位としました。

 

9位:花御(はなみ)

花御は、人々の森への恐れから生み出された特級呪霊です。特級呪霊ですが限りなく精霊に近い存在であり、植物に潜り込める特殊な気配を持っています。

意思疎通は花御独自の言語を使って行っており、漏瑚からは「何を言ってるのか分からないのに内容は頭に入ってくるから気色悪い」と言われています。

花御の術式は、さまざまな植物を生み出して操るもの。遠距離の物理攻撃をメインに、呪力を吸い取る種子を飛ばしたり、催眠効果のある花畑で相手の戦意を奪うといった多彩な攻撃を得意とします。

気配を消すのもうまく、心理戦を仕掛けて相手の不意を狙った攻撃も得意です。さらに、作中では未発動ですが領域展開も有しており、術者としても高い戦闘力を誇っていることが伺えます。

何より驚異的なのが、花御自身のずば抜けた防御力。虎杖の「黒閃」を4発は耐えるほど非常にタフで、並の術士の攻撃なら傷一つ付けることさえ難しいでしょう。

漏瑚以上の防御力を誇る花御ですが、実は「目」に相当する頭部の2本の樹が弱点であり、他と比べて攻撃が通りやすくなっています。

普通の攻撃なら弱点を狙わない限り倒せないであろう頑丈さや、未登場の領域展開のポテンシャルに期待し、9位としました。

8位:与幸吉(むたこうきち)/究極メカ丸(アルティメットメカ丸)

著者
["芥見 下々"]
出版日

 

与幸吉は、呪術高専京都校2年の準1級呪術師。生まれながらにして肉体に強制された「天与呪縛」を有し、広大な術式範囲と実力以上に呪力を出せるようになる代償として、重度の身体的ハンデを抱えています。

彼の術式「傀儡操術(かいらいそうじゅつ)」は、メカ丸などの傀儡を操作するもので、その操作範囲は日本全土におよびます。傀儡を複数同時に操作して、集団戦を仕掛けることも。 

普段は人型ロボット型の傀儡「究極メカ丸(アルティメットメカまる)」を操作して戦闘やコミュニケーションに参加。戦闘時はアルティメットメカ丸に装備した武器・装備を用いた多彩な攻撃で戦います。

特級呪霊の真人(まひと)や夏油に、「肉体の治療」と「京都生に手を出さない」を条件に彼らの内通者をしていましたが、花御が京都校の人間を攻撃したことを理由に内通者を辞退。

真人に肉体を治させた後、すぐさま巨大ロボの「装甲傀儡 究極メカ丸 試作0号(アルティメットメカまる モード・アブソリュート)」を起動して、自身は操縦席に乗り込み真人と戦います。

肉体が治った後は特級クラスの莫大な呪力を放出できるようになり、1年分の呪力を消費した「大祓砲(ウルトラキャノン)」や、領域内の対象を自動迎撃する「シン・陰流 簡易領域(しん・かげりゅう かんいりょういき)」で真人にダメージを与えます。

しかし、最後は真人に操縦席を破壊され、真人の術式「無為転変」で魂の形を強制的に変えられ殺害されました。

最終的に真人に敗れてしまったものの、作中で宿儺の次に強いとされる真人相手に拮抗した戦いぶりを見せたため8位としました。

 

7位:東堂葵(とうどうあおい)

著者
["芥見 下々"]
出版日

 

東堂葵は、呪術高専京都校の3年生。非術士の家系出身ですが、1級呪術師と呪術高校の生徒のなかでもひときわ高い実力を持っており、作者からは「ハイセンスゴリラ」と称されています。

本編の1年前に起きた百鬼夜行事件の際には、たった一人で特級呪霊1体と一級呪霊5体を撃破。しかも、一級呪霊は術式を使わずに倒しています。

性格は傲慢かつ粗暴で、「性癖にはその人間のすべてが反映される」という思考の持ち主。性癖が「つまらない」と思った相手にはすぐ噛み付きます。

一方で、「親友」と判断した相手には熱い友情を見せており、女性のタイプが一致した虎杖を親友として非常に目をかけています。

東堂の術式「不義遊戯(ブギウギ)」は、術式範囲内にある「一定以上の呪力を持った」2つの対象の位置を入れ替える技。生物だけでなく無機物にも発動でき、手を叩くことで術が発動します。

発動条件を利用して「手を叩くが術を発動させない」といったフェイントを仕掛けることも。

虎杖に「黒閃」を取得させるほど戦闘センスも良く、過去の戦歴も申し分ない東堂。作中ではまだ未披露ですが、おそらく強力な領域展開も有しているでしょう。

今後の戦闘でさらなる活躍が見られることを期待して7位としました。

 

6位:パンダ

 

パンダは、呪術高専東京校の2年生。その正体は呪術高専東京校の校長・夜蛾正道(やがまさみち)が作った呪骸(じゅがい)です。

呪骸とは「呪力を宿した自立可能な無機物」であり、式神のように操ることもできます。呪骸は本来であれば自我を持ちませんが、パンダは突然変異によって自我に目覚めており、人と喋ったり感情を表現したりしています。

パンダの戦闘スタイルは、強大なパワーを活かした近接戦闘。メリケンサックを装備した拳で敵を殴り、ロボットのメカ丸相手にもパンチを通します。

また、パンダには「通常の核」と「お兄ちゃん」と「お姉ちゃん」の3つの核が存在し、全てを破壊されない限り動くことが可能です。

メインの核を入れ替えて戦闘スタイルを変えることもでき、「通常の核」ではバランス重視のスタイル、「お兄ちゃん」では短期決戦パワー重視の「ゴリラモード」にチェンジ。

ゴリラモードの必殺技「激震掌ドラミングビート」は防御不能の大技で、技が当たった相手は体内中に響く衝撃で大ダメージを受けます。

作中では未登場の「お姉ちゃん」モードにも、ゴリラモードのように必殺技があると考えてよいでしょう。

体術にも優れ、相手に嘘の情報を教えるなど頭の回転も早いパンダ。呪術師のような術式や領域展開はありませんが、パワーのみに頼らないバランスのとれた戦闘力や、戦況によってモードチェンジできる点を考慮し6位としました。

 

5位:夏油傑(げとうすぐる)

著者
["芥見 下々"]
出版日

 

夏油傑は、日本に4人しかいない特級呪術師の1人にして、「最悪の呪詛師」と呼ばれる呪詛師です。

かつては同級生の五条とともに呪術を学び、「非術士を守るために呪術士はいる」と考えていましたが、過去の事件で非術士の悍ましい一面を見たことで、信念が揺らぐように。

ある日、任務で訪れた村で、呪術師の女の子2人が虐待されるのを見た夏油は、「非術士を嫌う」道を選ぶことを決意。村人112人を皆殺しにして女の子たちを救出します。

その後は五条とも決別し、「呪いを生み出す非術士のいない呪術師だけの世界」を目指して暗躍します。

夏油の使用する「呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)」は、降伏した呪霊を取り込み使役する術式です。階級換算で2級以上の差がある呪霊なら無条件で取り込むことが可能。1級・特級呪霊も取り込んで使役することができます。

百鬼夜行を起こした時点では4461体の呪霊を使役しており、その中には有名な妖怪から生まれた特級仮想怨霊「化身玉藻前(けしんたまものまえ)」もいました。

作中ではさらに、4461体の呪霊を1つの塊にして相手にぶつける大技「うずまき」を披露。「うずまき」と同時に化身玉藻前も操作しており、彼の呪力の強大さやコントロール能力の高さが伺えるでしょう。

術式だけでなく体術も強く、近接戦闘も得意など隙がない人物です。

夏油自身は本編の一年前の百鬼夜行時にすでに死んでおり、原作90話にて何者かが夏油の遺体を乗っ取っていることが判明。

偽夏油は「脳を入れ替えて他人の肉体を乗っ取る」術式の使い手で、対象の肉体に刻まれた術式も使えます。今後虎杖たちが偽夏油と戦うことになれば、苦戦させられるのは間違いないでしょう。

優秀な術式展開や、遠距離攻撃から近接戦闘までそつなくこなす戦闘センスを踏まえて5位としました。

 

4位:乙骨憂太(おっこつゆうた)

著者
["芥見 下々"]
出版日

 

乙骨憂太は、呪術高専東京校2年の特級呪術師で、本作の前日譚『東京都立呪術高等専門学校』の主人公です。

日本三大怨霊の一人にして超大物呪術師である菅原道真の子孫であり、五条とは遠縁ながら親戚の関係になります。

乙骨には、呪霊の最上クラス「特級過呪怨霊」である少女の霊・折本里花(おりもとりか)が取り付いています。里花とは呪術における契約「縛り」を結んでおり、彼女から贈られた婚約指輪で繋がっています。

里花は変幻自在で底なしの呪力を持ち、並の呪霊なら腕一振りで吹き飛ばせるほど。その圧倒的な呪力から「呪いの女王」とも称されています。

戦闘時は呪力を込めた刀を武器に、里香とのコンビネーションで戦います。また、里花との「縛り」の影響で「底なしの呪力」と「無条件の術式模倣」を与えられており、作中では狗巻の呪言を見よう見まねで発動していました。

百鬼夜行事件で夏油と戦闘した際は、乙骨の「純愛」によって制限解除された里香の呪力で「うずまき」を打ち消し、夏油に致命的ダメージを与えています。

他にも、正のエネルギーを生み出す「術式反転(じゅつしきはんてん)」で治癒をおこなうなど、呪術士として高いセンスを持つ乙骨。呪術師最強と称される五条も、彼を「自分に並ぶ呪術師になれる」と評価していることから、彼の実力の高さが伺えるでしょう。

百鬼夜行事件の後、里花が成仏したため全体的な戦闘力は下がりましたが、里花が居なくても十分に戦えるだけの強さを有していることから4位としました。

 

3位:伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)

伏黒甚爾は、「術師殺し」の異名を持つ呪術士専門の殺し屋です。伏黒恵の実父ですが、息子に対する態度は冷淡そのもので、息子の名前を忘れるばかりか、息子を担保に金を調達しようとしていました。

稀有な力である「天与呪縛」によって、呪力を一切持たない代わりに驚異的な身体能力を有しています。五感も呪力を感知できるほどに鋭くなっており、さらには呪いへの耐性も獲得。

後に紹介する五条の技を身体能力だけで回避し、直撃しても軽症で済むなど、その肉体はまさに超人。しかし、素手では呪霊を払うことができないため、戦闘時は呪力を込めた武器「呪具」を使用しています。

呪具は甚爾がお腹の中に飼っている、武器庫の能力を持った呪霊に持たせており、武器だけでなく呪霊までも瞬時に召喚することが可能。

伏黒が愛用する呪具「天逆鉾(あまのさかほこ)」は、発動中の術式を強制的にキャンセルできる非常に強力な武器で、五条もこの天逆鉾によって致命傷となるダメージを負わされています。

本編の12年前に五条や夏油と交戦。一度は五条を死亡寸前まで追い詰めるものの、肉体を治癒する「術式反転」で復活した五条に破れて死亡しました。

しかし、原作98話にて降霊術で他の人物の肉体に魂を降ろされ、その人物を逆に乗っ取る形で復活します。

術式なしで五条を追い詰めた唯一の人間であることを踏まえて3位としました。

2位:真人(まひと)

著者
["芥見 下々"]
出版日

 

真人は、人間同士の負の感情から生まれた特級呪霊。無邪気で軽薄な性格で、呪いで人間を駆逐して新世界を創造するため、偽夏油と手を組んで行動しています。

生まれてからまだ日が浅いものの、驚異的なスピードで学習・成長しており、呪術師からは放置できない危険な存在としてマークされています。

真人には魂そのものを知覚できる能力があり、相手の魂に触れて干渉することが可能です。

術式「無為転変」は、触れた対象の魂の形を変えて、肉体を自由に変形・改造できる技。普通の人は魂の変形によりショック死し、生き残っても改造されて使役されます。

さらに、「無為転変」を自身に使用して、肉体を自由に変形させることも可能です。

「無為転変」は「自身の魂を知覚した上で魂を呪力でガードする」しか防御方法がなく、魂を防御できなければ呪術士であろうと即死してしまいます。

真人は魂に直接攻撃を当てない限り、残った呪力で即座に肉体を回復できるため、魂への直接攻撃ができない限り倒すことは不可能な相手です。

「無為転変」は強力な術式ですが、発動させるには原型のときに手で直接相手に触れることが条件であり、自分の肉体を変形させているときは使用できません。

特級呪霊のなかでも最強クラスの真人ですが、そんな彼にも天敵が。真人は魂に攻撃を受けると肉体にもダメージが入るため、魂に干渉できる宿儺と、魂の輪郭を捉えられる虎杖とはとても相性が悪いのです。

虎杖と七海との戦闘で追い詰められた真人は、死を覚悟したことで領域展開「自閉円頓裹 (じへいえんどんか)」を会得。「無為転変」を必中化させた領域内に七海を引きずりこみます。

しかし、そこへ強引に虎杖が領域内に入ってきます。「二度目は触れるな」と言っていた宿儺の魂に触れたことで、宿儺の怒りを買ってしまい、宿儺に領域を破壊されたあげく致命傷を負わされて敗北しました。

並の術士を瞬殺し、魂が攻撃されない限り何度でも蘇る不死身の怪物ですが、宿儺が中にいる虎杖や、真人と同じくらい強力な領域展開を持つ五条には苦戦するだろうと考え、2位としました。

 

1位:五条悟(ごじょうさとる)

著者
芥見 下々
出版日

 

五条悟は、特級呪士の1人にして、自他ともに認める最強の呪術師。乙骨と同じく菅原道真の子孫で、天才的な呪術センスを持っています。

保守的で有名な呪術界の御三家・五条家の出身ですが、若い呪術師に現状の呪術界を変えてほしいと考えており、強く聡明な呪術士を育てるために呪術高専東京校で教師をしています。

五条は特殊な目「六眼」を持ち、初見の術式情報でも視ることが可能。緻密な呪力コントロールもできるようになり、これによって後述の「無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)」を自在に発動させています。

彼の使う「無下限呪術」は、五条家相伝の術式。「無限」を自在に作り出し、対象との間に無限の距離を生み出して、攻撃を減速・停止させる非常に強力な防御技です。

さらに、応用で自身の攻撃を加速させたり、長距離を瞬時に移動することも可能。

「無下限呪術」は非常に呪力コントロールが難しい術式のため、「六眼」のような能力が必要不可欠であり、現状では五條悟だけが唯一使いこなせています。

作中ではさらに、「無下限呪術」の強化術である術式順転「蒼」(じゅつしきじゅんてん あお)、術式反転「赫」(じゅつしきはんてん あか)虚式「茈」(きょしき むらさき)も披露。

「蒼」は無限を「収束」させることで、小規模のブラックホールのような現象を発生させ、対象を移動させたり破壊する技。「赫」は「蒼」とは反対に、無限を「発散」させることで対象を弾き飛ばして攻撃する技です。

「茈」は「蒼」と「赫」の複合技で、「蒼」と「赫」を衝突させて生み出した仮想の質量を押し出して攻撃します。非常に広範囲かつ高火力な技で、森で花緒を倒すために使用した際は、辺りの森が広範囲に渡って地層ごと削り取られ消滅しました。

術式だけでも十分強すぎる五条ですが、彼の領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」はさらに強力。対象を無限の内側に閉じ込め、「知覚→伝達→行動」のうち「知覚→伝達」のみを無限に繰り返させます。

相手は「五感で得た情報をいつまでも処理できない」状況に陥り、永遠に動けなくなってしまいます。真人の「自閉円頓裹」と同様、成功すればほぼ勝利が決まるという、とんでもないチート技です。

作中でも規格外の実力を誇り、現状で五条を倒せる呪術師はまず居ないでしょう。今後もその強さは不動であると考え、本作最強のキャラとしました!

 

呪術を駆使したバトルがかっこいい『呪術廻戦』。最強の呪術師・五条悟を超えるキャラクターは現れるのか、今後の展開に注目です。

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