漫画『呪術廻戦』の魅力、最新展開までのストーリーの流れをまとめてみた!

更新:2021.11.21

アニメ化も決まり、ますます盛り上がる漫画『呪術廻戦』。しかし何となく目にしたことがある、くらいの人もいるのではないでしょうか。 そんな方のために、この記事では、本作の魅力、ストーリーの流れを徹底解説します!

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『呪術廻戦』の魅力を徹底解説!まずは概要やあらすじをご紹介!

両親の顔を知らず、祖父に育てられた高校生・虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)。彼は驚異的な身体能力を持つ以外は普通の高校生でした。しかし病床の祖父が「オマエは強いから 人を助けろ」と遺言し亡くなったその日……、悠仁の通う学校に存在していた「呪物」の封印が解かれ、彼の日常は一変してしまいます。

封印が解かれて現れた、呪い・呪霊と呼ばれる化け物たち、怪現象……。その原因は、悠仁が持ち出し、所属しているオカルト研究会の先輩に渡した怪しげな箱の中身でした。

それを知った彼は、祖父の遺言に従って行動する事を決意します。夜の校舎に取り残された先輩たちを救うため、化け物が闊歩する学校へと乗り込むのですが……!?

2018年より週刊少年ジャンプにて連載中の本作品。累計発行部数は2019年7月の時点で200万部を突破しています。

全国書店員が選んだおすすめコミック2019で1位、みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019年大賞を受賞など、さまざまなところで注目を浴びています。また、同じくジャンプで『僕のヒーローアカデミア』を連載する堀越耕平が、「次にジャンプを背負っていく漫画です。一緒に戦えて光栄です」と言うほど。

ちなみに作者の芥見下々(あくたみ げげ)は、2014年にデビューし、2017年に初めて連載を持ちました。

その連載は『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』として単行本化もされています。こちらは『呪術廻戦』のプロトタイプ、正式な前日譚で、あわせて読むとより深く作品の世界が楽しめるでしょう。

実質初めての連載で大ヒットを飛ばした作家ということで、才能を感じさせられますよね。

この記事では、そんな本作の魅力を徹底的に解説させていただきます!

アニメ化も決まり、ますます盛り上がっていますので、公式サイトや公式Twitterもご覧になっていただき漫画とアニメ一緒に楽しむのもおすすめです。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) · Twitter

また、『呪術廻戦』については、こんな記事もあるのでこちらもご覧ください。

『呪術廻戦』のストーリーをまとめ、結末を考察してみた【ネタバレ注意】

魅力その1:呪術を駆使したバトルが面白い!

 

『呪術廻戦』は、呪術を駆使したバトルも魅力のひとつです。様々な呪術を使う呪術師達と、呪詛師・呪霊との戦いと言うと、魔法使い同士の戦いのように思われるかもしれませんが……。意外にも主人公のメイン戦法は肉弾戦。

術式は遺伝……つまり術師は「才能が8割」と担任教師・五条が語っていますが、主人公・悠仁は非術師。そのため術式を持っていません。しかし特級怨霊を取り込んだ事で、呪力だけは持っています。驚異的な身体能力での近接戦闘に、呪力をのせて叩き込むという粗削りでスピード感溢れるバトルは見ていて爽快です。

しかし、それだけではないのが本作品。術師の術式は遺伝でありながら人それぞれで、敵も味方も様々な方法で戦います。影法師を操る、呪いのワラ人形を使う、言霊を使う……バリエーション豊かな術式バトルは、見ていて飽きません。羊毛フェルトが動いてバトルする事も!?

ワラ人形でどうやって敵と戦うのか?羊毛フェルトがステゴロで襲いかかる?……ちょっとでも気になってしまったら、ぜひ本作品をお手に取って、チェックしてみてくださいね。

 

魅力その2:キャラたちが、一味違う!

 

『呪術廻戦』に登場するキャラクター達は、一筋縄ではいかないくせ者ばかり。緊迫した場面でのちょっとした突っ込み、端々に挟まれている謎の会話に思わず笑ってしまいます。呪術というダークな要素が人の死や悪意を描き出していくストーリー展開の中で、なぜかそれを重すぎると感じさせないキャラクター達……。そこが本作品の魅力のひとつなのです。

とくに主人公である悠仁は、コミュニケーション能力の高さと根明な性根も手伝って多くの場面でストーリーの重さを吹き飛ばしてくれます。物事の重みを真摯に受け止めつつ、生来の前向きさに支えられて常にプラスの方向に思いを持ち上げていくのです。明るいですが、軽薄ではない所に好感が持てるといえるのではないでしょうか。

読んでみて、キャラクター達が好きになる。一味違うキャラクター達の魅力は本作品が持つポテンシャルの高さを感じさせてくれます。

 

著者
芥見 下々
出版日
2018-07-04

魅力その3:予測不能な展開!

 

最後にご紹介したい魅力が、予測不能な展開です。思いもよらない方向から訪れる展開に振り回される面白さがあります。

たとえば、京都姉妹校交流戦のエピソードはその魅力が顕著に表れた内容です。

日本に東京と京都の2つしかない呪術高専。この2校が一堂に会し、バトルをくり広げるのがその交流戦。悠仁は団体戦で、京都校生随一の実力者・東堂葵(とうどう あおい)と戦う事になります。彼は、非術師の家系ながら在学中に一級術師になった人物。緊張感あふれるマッチングです。

しかしそこは、通称ハイセンスゴリラと呼ばれ、初対面の男子に「女の好みのタイプ」を尋ねる変人である東堂のこと。戦いの序盤でいつもどおり好みを聞いた彼は、その答えに一方的にシンパシーを感じ、突如として悠仁をベストフレンド認定してくるのです。

どういうことかというと、東堂はシンパシーを感じた一瞬のうちに、記憶をねつ造。彼の激推し長身アイドル・高田ちゃんと悠仁の2人と同じ学校に通っていたという存在しない思い出をつくったのでした……。

しかもベストフレンドということで、悠仁に呪術戦の極意を伝授し始めたのです。ひたすらアツく鍛え上げようとする東堂に、ツッコミもできないまま、2人のバトルは東堂ブートキャンプか?という謎の展開に突入します。

そしてこの出会いが、悠仁の体術スキルを格段に底上げするきっかけになっていくのでした。

こんな展開、まったく予想出来ません。うっかり笑ってしまったら、そのまま変人・東堂がキモかわいく思えてきてしまうかも……?彼らが最終的にブラザーとなってしまう理由については、読んで笑って頂きたいポイントです。5巻でその様子がメインで読めますので、ぜひご覧ください。

また、これ以外にも真面目なバトルシーンでも予想外の展開が満載。ぜひその勢いを作品でご覧になってみてください。

さて、ここまで魅力をお伝えしてきましたが、このあとは最新までのストーリーの展開をポイントを押さえてご紹介していきます!

 

著者
["芥見 下々"]
出版日

『呪術廻戦』のこれまでのストーリーをまとめてみた

 

この項では、渋谷事変までのストーリー展開を、ざっくりとご紹介。ストーリー展開自体も面白いので、こちらが気になった方は絶対におすすめです!

大まかに、これまでのストーリーをまとめると以下になります。

  • 仲間を救うため、悠仁が猛毒・特級呪物を身に宿す!
  • 非術師から呪術師へ……悠仁が東京都立呪術高等専門学校、入学!
  • 怒りと殺意を覚える人物……最悪の呪霊「真人」現る!
  • 思惑が交錯する、謀略の京都姉妹校交流戦!
  • 最強術師・五条悟の過去とは?
  • 渋谷事変勃発!

これ以下は、この流れをもう少し追加で説明いたします。

 

著者
["芥見 下々"]
出版日

 

同好会仲間を救うために、特級呪物・両面宿儺の指を食らって呪力を得た主人公・虎杖悠仁。彼に待ち受けるのは、呪術師としてのハードな日常でした。

尋常ではない方法で呪力を得た悠仁は、宿儺の器としての異常な耐性があり、受肉した宿儺の意識を押さえ込む事に成功。しかし、半分呪いと化してしまった悠仁は、呪術規定に則れば秘匿死刑の対象となってしまいます。
 

現在の最強術師・五条のゴリ押しで、秘匿死刑に執行猶予はついたものの……宿儺の器を危険視する上層部保守派によって命を狙われることにもなったのでした。そして悠仁は宿儺の器としての役割を果たす呪術師となるため、東京都立呪術高等専門学校に入学する事になるのです。

高専にて仲間となる、伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)、釘崎野薔薇(くぎさき のばら)らとの出会いを経て、呪術師というシビアな世界に向き合い始める悠仁。呪霊との戦いで、自身の死や理不尽な他者の死を目の当たりにし……天敵ともいえる凶悪な呪霊・真人との戦いが、彼の心に大きく影響を与えます。

真人の際限ない純粋な悪意に、強い怒りと明確な殺意を覚え、「呪霊と戦うこと」「呪術師であること」の重みを体感した悠仁。強くなることを誓い、新たなステージへと自らの意識を引き上げていきます。

そして迎える高専同士の交流戦。暗殺対象として狙われる悠仁、予想外の特級怨霊の高専襲撃……怒濤の展開を経て、呪霊たちと呪術師の戦いは続きます。呪術師と敵対し呪霊側に与する謎の呪詛師・夏油傑(げとう すぐる)の暗躍。彼の行動から垣間見える、高専側に内通者がいる可能性……。

呪術師として成長していく悠仁たちは、呪霊たちの思惑を挫く事ができるのでしょうか。呪霊たちの勝利条件のひとつ、「最強術師・五条悟を戦闘不能に追い込む」ため、本格的な活動を開始する渋谷事変の展開も見逃せません。10巻から本格的に始動するストーリーなので、ぜひご覧くださいね。

 

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