異世界ハーレムラノベおすすめランキングベスト5!

更新:2021.12.15

男性諸氏が一度は憧れる美女ハーレム。現実には難しくても、それが異世界ならばまかり通ります。そんな憧れの異世界ハーレムを送る5作品をピックアップしてみました。

ブックカルテ リンク

5位:チート!掟破りの奴隷ハーレムラノベ『異世界迷宮でハーレムを』

高校生の主人公加賀道夫は偶然、怪しげなウェブサイトにアクセスします。道夫はそれを新手のネットゲームだと思い、始めてみることに。運良く引き当てた最高値のボーナスポイントを割り振ってキャラメイクすると、そこはゲームの中のような異世界でした……。

突然異世界に放り出された道夫でしたが、徐々に現状を受け入れます。幸いにも潤沢なボーナスポイントで得たスキルがある道夫。彼は手っ取り早く稼ぐ仕事として冒険者を選びました。そして冒険をより楽にするため、共に戦ってくれる仲間を手に入れます。決して裏切らない、強く美しい奴隷の女の子達による奴隷ハーレムの誕生です。
 

著者
蘇我捨恥
出版日
2012-12-21


この世界の奴隷は魔法による従属契約のようなもので、比較的オーソドックスな階級です。契約者を裏切らない仲間といったところでしょう。年頃の男子らしい欲求を発揮した道夫が選んだ奴隷は多種多様です。犬耳尻尾で豊満な体のロクサーヌを始め、小柄でスレンダーなセリー、猫耳天然娘のミリアなどなど。

女の子達はみんな道夫を慕っています。朝晩にキスを要求したり、お風呂に一緒に入ったり、夜の相手をさせても従順に従います。世界の脅威となる魔王はおらず、亜人の女の子達とのイチャイチャハーレムに浸るにはうってつけの一冊です。

4位:ニートが異世界ハーレム!?20年の雇用期間に何する?『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』

山野マサル23歳、職業ニート。親への面目のためにハローワークを訪れた彼は、思わぬ求人を発見します。

「剣と魔法の世界、ラズグラドワールドのテストプレイ。長期雇用。月給25万+α」(『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』より引用)

マサルは面接に向かい、気楽に契約書へサインしてしまいます。面接官の伊藤に今日から働くよう促された瞬間、彼は異世界へ送り込まれていました。マサルは伊藤改め伊藤神に「契約満了まで20年間過ごすか、特定イベントをクリアするまで元の世界に帰ることが出来ない」と告げられます。

マサルは仕方なく冒険者として生活する決意をします。それと同時に、現実世界では叶わない潤いを求めてハーレム形成を目論みます。

著者
桂かすが
出版日
2013-10-24


テストプレイというのは、神様が気まぐれに実装したスキルシステムのこと。ただのニートのマサルが、ラズグラドワールドで生きるための重要な要素です。これによって一般人では習得困難な技術を、スキルとして獲得(しかも月に一回振り直し可能)出来ます。

マサルはこの世界では珍しい人柄と異邦の知識のおかげでよくモテます。家事万能で神官のアンジェラ、風魔法の使い手でツンデレなエリザベス、主人に尽くす猫耳の獣人サティ、真偽判定の魔眼を持つ大人しいティリカ。

伊藤神によって期限が切られていますが、実はラズグラドワールドは20年後滅亡します。この運命がどうなるのか、回避イベントをこなすことが帰還の条件なのか。それとも他に何か……? マサルがどう選択するのか、そしてハーレムがどうなるのかが見所です。

3位:ヘスティアたんのいるダンジョンでハーレムしたった『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』

強く凜々しい英雄の冒険譚には、美女との色恋がついて回るもの。主人公ベル・クラネルは、幼少より華やかな冒険譚を聞かされて育ちました。

成長した彼は魅力的な美女との出会いを夢見て、迷宮都市オラリオの巨大地下ダンジョンに挑みます。ところが絶体絶命の美女を助けるどころか、絶体絶命を美女に助けられる始末。その美女はオラリオ屈指の実力者、剣姫と恐れられるアイズでした。ベルはアイズに一目惚れをし、彼女に追いつくことを目標にします。

志だけは高いベルですが、実力がなく冒険者の互助組織・ファミリアには入れませんでした。そんな時、新興ファミリアを立ち上げたばかりで構成員ゼロの新米女神ヘスティアと出会います。

神様の加護を必要とする冒険者と、冒険者を必要とする神様。これはベルとヘスティアの二人が二人三脚で歩き出す物語です。

著者
["大森 藤ノ", "ヤスダ スズヒト"]
出版日


ベル・クラネルは類い希な魂を持つ少年です。その魂の無垢な輝きは神様達も注目するほど。そのおかげで彼が出会いを望んだ通り、数々の女性、そして神様までもが惹かれていきます。

筆頭はボクッ娘ロリ巨乳の女神・ヘスティア。神の目線と好意から、彼には過保護に接する母性の持ち主です。小人族のリリルカは、口調の丁寧な毒舌家。ベルに恩義を感じており、同じく好意を抱くスティアをライバル視しています。剣姫アイズはベルの憧れの人でクールビューティ。感情の起伏に乏しい彼女が、ベルに心を許していく様子は微笑ましいです。

ベルはスキル「憧憬一途」によって急成長を遂げます。その特異なスキルは憧れの人を想うほど強く成長するというもの。彼の場合はアイズという個人への憧憬です。強大なスキルですが、憧れが失われた時に能力も失う危険を孕んだ諸刃の剣です。このことが今後ベル自身や、彼を取り巻くハーレムにどう影響を与えるのかも注目点の作品です。

2位:その弓で女心も射貫く!過激なハーレムラノベ!『魔弾の王と戦姫』

主人公・ティグルはブリューヌ王国アルサス地方を治めるヴォルン家の当主です。ある時、突如ブリューヌ王国と隣国ジスタートが戦争状態に陥ります。

田舎貴族とはいえ伯爵位を頂くティグルも、国王の招集でブリューヌ軍に参加することになります。開戦前は圧倒的兵力差でブリューヌ側が優勢。戦争経験もないティグルは後方に回され、戦端が開かれても活躍する場はないと思われました。

ところが、ジスタートの誇る一騎当千の七戦姫の一人、銀閃の風姫、通称エレンの策略でブリューヌ軍は一夜にして壊滅します。ティグルは総大将エレンを討ち取ろうと持ち前の弓術で立ち向かいますが、あえなく敗北してしまいました。その腕前と度胸に感服したエレンは「お前は私のものだ」と宣言し、ティグルを捕虜として連れ帰り……。

著者
川口 士
出版日
2011-04-20


本作の売りは過激さでしょう。ハーレムモノにはお色気が付きものですが、かなり際どいシーンまで描写されます。あられもない入浴シーン、思いがけないボディタッチ、追い詰められたヒロイン……。また、戦闘もまた過激で、北方謙三の『水滸伝』を思わせる対軍戦は圧巻です。

メインヒロインのエレンは、最初はティグルの腕前が目当てでした。しかし次第に幾多の戦いを経てティグルを異性として意識しだします。同じ戦姫のリュドミラはエレンと反目していますが、やはりティグルに惹かれます。礼儀正しいエレンと高慢なミラ、二人は正反対のヒロインです。侍女ティッタのティグルに仕える忠心と想いは、他の戦姫達に勝るとも劣りません。

ジスタート王国の伝説によれば、七戦姫は王にのみ付き従うとされています。戦姫達の惹かれるティグルがその王の器なのか、作品タイトルの「魔弾の王」とはティグルを指すのか。果たしてティグルがどうなるのか、戦姫との関係はどうなるのか、目が離せません。

1位:物語の始まりは契約のキス?ダメダメ?コンビラノベ『ゼロの使い魔』

平凡な高校生だった平賀才人は突然、異世界ハルケギニアに召喚されます。召喚者は「ゼロのルイズ」と呼ばれる魔法学院の生徒でした。ルイズはトップクラスの秀才でありながら魔法が使えません。そんな才能ゼロの彼女が、進級儀式の召喚を成功させたのです。

才人が呼び出されたことで、使い魔召喚の儀式は成立しました。二人は不服ながらも契約を結びます。しかし、ただの高校生である才人は、人並み程度の身体能力しかありません。使い魔としては使えないと揶揄されます。

「ゼロのルイズ」と使えない使い魔のコンビ。それが後に伝説の使い魔「ガンダールヴ」として活躍する才人と、幻の魔法「虚無」の担い手に目覚めるルイズの出会いでした。

著者
ヤマグチ ノボル
出版日
2004-06-22


ヒロインのルイズはツンデレキャラの代名詞的存在。家柄や魔法、小柄な体型がコンプレックスで、必要以上に貴族的に振る舞います。才人にも高慢な態度でしたが、数々の経験から成長して次第に打ち解けるように。独占欲が強いのに矜持が高く、裏腹な言動を取るのが魅力です。

対照的に親身なヒロインがシエスタです。曾祖父が日本人で平民のメイドなため、立場に縛られることなく才人と交流します。普段は控えめな反面、時には大胆に行動することも。スピンオフ作品の主人公でもあるタバサは、眼鏡をかけた無口な少女です。自分を救ってくれる勇者を夢見ており、才人の活躍を夢想に重ね合わせ、想いを募らせるようになります。

才人の「武器であればどんなものでも使いこなせる」という力は国難を救い、世界を変え、より多くのヒロインに見初められます。そしてそれは、その分だけルイズのツンデレが見られるということでもあります。

いかがでしたでしょうか。ランキングで取り上げた作品を知っている方、知らない方、あるいは異論のある方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、『ゼロの使い魔』が不動の首位であることは皆さん納得なのではないでしょうか。2000年代の異世界モノの源流と言える作品です。残念なことに作者急逝で長らく未完でしたが、残されたプロットを元に2016年に続巻が刊行されました。

現代社会で戦う我々ですが、一度体を休めて作品を手に取り、現実には難しいハーレムを異世界で体験してみませんか?

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