百合ライトノベルおすすめランキングベスト５！ 　

５位 戦争が残した物と者

魔法や機械が存在する世界での世界戦争は新型魔力爆弾投下により終焉を迎えるはずでした。ですがその影響で壊れたはずの兵器（野良戦車）が再起動し人々を襲い始めました。

それから5年後、村の戦車隊で奴隷のような扱いを受けていた少女ニーナは脱走し遠くを目指していましたが、とある結婚式場で食料を盗もうとし殺されかけてしまいます。

対抗手段も封じられ必死に命乞いをする彼女ですがそれを助けたのは戦車に乗った「ラビッツ隊」と呼ばれる野良戦車と戦う少女達でした。
 

ニーナとうさぎと魔法の戦車 (集英社スーパーダッシュ文庫)

著者

兎月 竜之介

出版日

2010-09-25

戦車、魔法、魔道兵器といったファンタジーと機械が混在する世界の戦争が終わった後の世界が舞台の物語です。

無人兵器が稼動していて人々を襲ったり、兵器を新たに開発して戦いを起こそうとする者達がいたりとファンタジーの王道を行くような設定になっています。

そんな敵に主人公達も戦車で応戦です。兵器と戦うには頼りなさそうですが、そこに魔法という物が加わり、普通の砲弾以外にも色々な弾を打ち出せる魔道戦車として戦ってくれます。

登場キャラの女の子達も可愛いだけでなく重い過去を背負って、ただの可愛いキャラの話では終わらないしっかりとした掘り下げも出来ており、世界観も含めRPGゲームが好きという方には楽しめる内容ではないでしょうか。

4位 ギリギリアウト？なストーリー

高校生のタツヤはとある日の部活帰り、小学校時代に知り合いだった少女御厨句美子と出会いました。

久しぶりの再会で話に花を咲かせる中、句美子は現在自分の通ってる女子高に自分の姉が通っていた頃にあった「サロン」と呼ばれる集まりの中であった物語を話し始めます。

四人制姉妹百合物帳 (星海社文庫)

著者

石川 博品

出版日

2014-12-11

サロンのメンバーである句美子の姉、御厨杜理子(みくりやとりこ)と佐用島紗智、時岡有希奈　そこに新一年生の田北多恵が加わり、この4人が他の生徒を巻き込み色々な騒動を巻き起こします。

男の子が描く女子高のイメージから遠くかけ離れ、夢も理想も壊す女子だけだからできるシモネタ、悪ノリ全開な学校生活と少しほろっと来るような女子高生の青春を描いたライトノベルです。
 

3位 サボりから始まる物語

高校一年生しまむらはいつもどおり授業をサボるため体育館の二階を訪れます。誰も居ないはずのソコにいたのは同じく授業をサボっていた安達という少女でした。

サボる時は体育館二階が定位置となった二人はそこで段々と仲良くなり友情を深めていくのですが、安達だけはしまむらに対して友情以外の特別な感情を持っていくようになってしまいます。

安達としまむら (電撃文庫)

著者

入間 人間

出版日

2013-03-09

語り手が何回も入れ替わる独特な手法で描かれており、安達の視点、しまむらの視点と何回も入れ替わります。

序盤は二人のサボり中の女子高生のどこにでもある会話という感じで淡々と進みますが、一緒に学校生活を送る中、友情を深めていくうちに安達だけはしまむらに友情以外の特別な感情を抱くようになり、その感情にとまどい振り回され空回りします。

しまむらは、普通より仲のよい友人という視点で少し気になる程度で安達を見ていましたが、段々と友情以外の気持ちを持つようになっていき……。

色々なイベントをこなしていきゆっくりと近づいたり離れたりを繰り返し進んでいく、じれったいと感じてしまうような二人の関係に注目です。

2位 やさしくない世界

家庭環境に問題がある二人の少女、真淳と照乃は小さい頃に出会い仲良くなりますが、照乃が家庭の事情で遠くに行ってしまい離れ離れになってしまいます。

それから少し時は立って偶然にも同じ学校で奇跡の再会を果たしますが、再会を喜び話しかける真淳に対して照乃は拒絶し冷たい態度を取るのでした。

あまいゆびさき (Yuri‐Hime Novel)

著者

宮木 あや子

出版日

2013-04-18

生まれる親は選べない、親に逆らうと生きていけない、自分達は子供で無力というそんな理不尽な環境で生きている二人の物語は最後まで予断を許さない展開。

ライトノベルというとカッコいい男の子や可愛い女の子達が登場して魔法や不思議な力を使うというファンタジー作品のイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、本作は大人向けに構成されており、百合は好きだけど子供っぽい話やご都合主義が嫌い、重い話が読んでみたいという方におすすめの一冊となっております。

1位 百合ブームの火付け役

リリアン女学園の高等部1年生の福沢祐巳は、ある日、学園内で高値の花とされている山百合会の一人「紅薔薇のつぼみ」（ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン）と呼ばれる小笠原祥子に呼び止められ制服を正されてしまいます。

この出会いがキッカケになり、祐巳はとある案件で山百会本部に行く事になってしまいました。一般生徒には敷居が高すぎて近づくことさえ恐れ多いそこで待っていたのは彼女の運命を大きく変える出来事で……。

マリア様がみてる (コバルト文庫)

著者

今野 緒雪

出版日

原作は30巻以上刊行されアニメ化やOVA化　実写映画とメディアミックス展開までされた本作は数々の名シーンや名台詞を生んだ作品と知られており本来のターゲットである女性層だけでなく男性層まで取り込んだ、男性にとっては百合ブームの火付け役とも言える作品です。

百合と言えば『マリ見て』と言われるくらい浸透した本作は作中の独特の専門用語などが流行り、作中の人間関係を理解しているか、専門用語を言えるかなどはファンの間で一種のステータスになりました。

本作は主人公組だけでなく多くの百合ペアがあり、メインの祐巳以外にもしっかりとスポットが当たり、それぞれの魅力を深く引き出しております。

なお時間は固定でなく普通に進級し、1年生の時は平凡な生徒だった祐巳が学年が上がり一般の生徒から憧れられる側になるというような時間と成長を感じさせるストーリーも作品の魅力の一つです。

理想の女子高での理想のような綺麗な女の子達という百合世界で王道を行くような設定での姉(上級生）妹(下級生)という姉妹という関係で結ばれたの彼女達の紡ぐ物語をお楽しみください。

さて今回ご紹介いたしました百合ライトノベルおすすめランキングベスト５、ファンタジーから大人向けや理想の世界の話など色々ありましたが皆様が興味を持たれた作品はおありでしたか？もし興味を持たれたのでしたらこれを機に百合作品というものを読んで見てはいかがでしょうか？