ギャグ要素も織り交ぜた格闘漫画で人気を博す漫画家、にわのまこと。笑えて白熱できる、彼の漫画をランキング形式で5作品ご紹介します!興味が湧いたら、まずは気軽に読んでみてください。
スポーツ漫画やヒーローもの、アクションものに、思わず気分が上がるハイテンションなギャグテイストを基調とした作品で知られる漫画家にわのまこと。プロレス、野球、そして特撮の大ファンであり、にわのまことの作品を読んでいると、そういった趣味が自身の漫画に影響を与えていることがよくわかります。
今までに週刊少年ジャンプで計5作品の連載を持っており、週刊少年ジャンプとの専属契約を解約した後は青年誌、児童向け漫画雑誌、同人誌から成人向けまで、かなり幅広く執筆活動を行っているので、様々な年代におすすめできる作品を持っている漫画家です。
にわのまことの絵に関しては、鍛え上げた筋肉を持つ男性や、セクシーでグラマラスな女性に定評があり、緻密な線で描き込まれた絵は、読みやすくとっつきやすいので、まずは気軽に読んでみてほしい漫画ばかりです。シリアスな軸の作品でも、笑いを取り入れることを忘れず、メリハリのある展開が楽しめますよ。
20XX年、世界一の犯罪都市となりつつある東京を舞台に、賞金首の犯罪者を狩りまくるセクシーで敵をも虜にしてしまう美貌を持つ羅生門エミーが、愛用のカスタムトンファーを武器に凶悪犯罪者たちと死闘を繰り広げるというストーリーです。
- 著者
- にわの まこと
- 出版日
主人公のエミーのキャラクターがなかなか強烈です。無邪気で明るく、見た目はとてもセクシーで美しいのですが、かなりのサディストで、犯罪者相手には問答無用、情け容赦なしでぼこぼこに。それを笑顔で楽しんでいるくらいの女王様タイプですが、美しいので許せてしまう、そんなインパクトを持っています。戦いにおいても人間離れした能力を持っており、たった1人でも凶悪犯をサクサク片づけてしまう強くてかっこいい女性なのです。
続編も描かれているのですが、週刊少年ジャンプからヤングコミック、成人向け雑誌にうつって執筆した漫画なので、かなりセクシーなシーンが多くなっています。そういった要素が苦手な方以外は、ぜひ続けて読んでみてください。
モモタロウの師匠の引退試合、余興のゲストにやってきたのは真島零!にわのまことの『真島クンすっとばす!!―陣内流柔術武闘伝』と『THE MOMOTAROH』のキャラクターたちが登場し、敵も味方も入り乱れた戦いを繰り広げます。
- 著者
- にわの まこと
- 出版日
- 2007-04-17
2人の主人公が出会ったことで波乱の幕開けとなり、両作のキャラクターたちが入り乱れて戦うというクロスオーバー作品。『真島クンすっとばす!!―陣内流柔術武闘伝』と『THE MOMOTAROH』を読んでいた読者にとって、これは非常に豪華!懐かしいキャラクターの登場、新たなストーリーの展開を楽しんでください。
また、『THE MOMOTAROH』はにわのまことの連載デビュー作だったため、この作品を読むことで、絵のレベルが各段にアップしていることがわかります。上手くなっているからこそ、笑える描写も満載ですよ。
クロスオーバー作品は、やはりファンには必読の1作でしょう。ぜひ、『真島クンすっとばす!!―陣内流柔術武闘伝』と『THE MOMOTAROH』を読んでみて、にわのまこと作品のファンになったなら、こちらの『MOMOTAROHvs真島零 不死の女神』も手にとってみてください。
戦国時代に生まれた陣内流柔術の使い手である主人公の真島零が、最強の格闘家(おとこ)を目指して様々な武術や流派の猛者たちと戦いながら強く逞しく成長していく、格闘アクション漫画です。
- 著者
- にわの まこと
- 出版日
「今は あれでも 中学の時は こんなのイナイよってぐらい髪はハデなグリーンに染めてサ…おまけに暴力ザタは数知れず!!」(『真島クンすっとばす!!―陣内流柔術武闘伝』から引用)
主人公の真島零は、小学生の頃からケンカに明け暮れ、中学時代は不良として恐れられた男なのですが、正義感が強くてお調子者で、思いっきりスケベな少年漫画の主人公らしさを兼ね備えたキャラクター。普段はふざけていても、ふとした瞬間に見せる真剣な表情と芯のある真っ直ぐな性格がかっこいいのです。男にモテる男といった雰囲気。このギャップが彼の人気の所以でもあるのでしょう。
高校生になった真島は、陣内流柔術と、最強というイメージに惹かれ、ケンカではないもっとハイレベルな戦いを求め不良をやめると宣言。そうして数々の戦いに身を投じていくことになるのですが、真島のアホッぽさが笑いを誘い、ストーリーの軸とのメリハリを持たせているので楽しく読みやすい点が魅力です。格闘漫画、だけではとっつきにくい女性でも、随所に取り入れられた笑いの要素でかなり読みやすいにわのまこと作品でしょう。
第3位でご紹介した『真島クンすっとばす!!―陣内流柔術武闘伝』の約6年後を舞台にした作品です。謎の心的外傷を抱え、6年間渡米していた記憶を失ってしまった真島が、不可解な事件へと巻き込まれてしまうというサスペンス要素が加わります。
- 著者
- にわの まこと
- 出版日
- 2009-10-28
物語の舞台は『真島クンすっとばす!!―陣内流柔術武闘伝』から6年後。成長し、大人っぽい姿の真島を見ることができます。キャラクターも加わり新たな展開を繰り広げる中にも、『真島クンすっとばす!!―陣内流柔術武闘伝』の懐かしいキャラクターたちも登場し、成長した姿を見せてくれるのがファンには嬉しいポイントですね。
続編ということで、ストーリーに入り込むためにも、前作を読んでから読むことをおすすめします。理解しやすさがかなり違ってくるはすです。
ぜひ、強さを求め極めていく真島を応援してあげてください。
第1位の『THE MOMOTAROH』は、日本のおとぎ話に登場人物をモチーフにしたキャラクターたちがプロレスで戦いを繰り広げるという作品。主人公は桃太郎の子孫。なんと太平プロレスという団体に所属し、期待のホープとして活躍する彼に挑戦者たちが次々と現れます。ギャグも満載の、にわのまこと格闘漫画です。
- 著者
- にわの まこと
- 出版日
プロレスというバトルものに、ギャグを織り交ぜたコメディ色全開の格闘ギャグ漫画『THE MOMOTAROH』。格闘漫画であり、笑いも溢れるギャグ要素も満載の本作は、にわのまことの真骨頂を発揮した作品と言えるでしょう。
桃太郎はプロレスのリングでおとぎ話をモチーフとした対戦相手と試合を繰り広げますが、現実的なプロレスとは大きく離れ、「気」を纏うことができたり、もんがーと呼ばれる不思議な生命体に変身することができたり、かなり超人的な技も炸裂します。笑える格闘ギャグ漫画なので、幅広い年代の読者におすすめできるにわのまこと作品です。
明るくお調子者で、リングに上がればギャグをかますことを忘れることのない桃太郎に、ライバルの超美形な金太郎、他にも数々の個性豊かなキャラクターが登場するところも楽しめますよ!おすすめのにわのまこと格闘漫画です。
いかがでしたでしょうか。笑いもバトルもどちらも楽しめる、にわのまこと作品の数々、ぜひ読んでみてくださいね。