「メインのヒーローよりも2番手男子の方が好き!」そんな方は多いと思います。「主人公と結ばれないけど、幸せになってほしい」そう応援したくなるような2番手イケメン男子が登場し、映画やドラマ化、さらにアニメ化されている大人気少女漫画を紹介します。
主人公・吉岡双葉は、男子が苦手な女の子。そんな双葉ですが、中学時代の「田中くん」だけは、特別な存在でした。
夏休み中のある日、田中くんは何も言わずに転校してしまうのです。その後、男子からモテる双葉は女子から嫌われ、つらい中学生活を過ごします。高校に入学して、女子に嫌われないようにわざとがさつに振舞って男子からモテないように過ごしますが、想いを伝えられなかった田中くんと高校で再会しました。
しかし、喜びもつかの間、田中くんは全くの別人のように意地悪な性格に変わっていたのでした。名字も馬渕に変わっていた彼。再会して、2人は両想いだった事が発覚しますが、過去の話だと言われ……。
- 著者
- 咲坂 伊緒
- 出版日
- 2011-04-13
『アオハライド』の2番手男子は菊池冬馬という双葉たちとは違うクラスの男の子です。
図書室で起きた事故により双葉のことを最初は痴女だと思っていたのですが、少しずつ双葉に魅かれていきます。双葉が自分ではなく、馬渕に想いを寄せていると分かっていながらも積極的にアプローチするのです。
すごく見た目は可愛いのに、双葉に積極的に近づき、ライバルである馬渕に対しては強気な発言をするなど、男らしいところもあるので、そのギャップがたまりません。バンドをやっているのもかっこいいと思うポイントになりますよね。
冬馬が自己紹介の流れで「彼女はいません。でもすごく好きな人がいます」というセルフをすごい笑顔でいうシーンはとてもかわいくてキュンとしてしまいます。
主人公は、成績トップになることしか興味のないガリ勉の水谷雫です。となりの席の吉田春(通称ハル)は入学式当日に流血事件を起こしてしまい、停学処分解除された後も不登校のままです。高校へ入学して間もなく、雫が担任から、ハルの自宅までプリントを届けるように頼まれたことがきっかけで2人は知り合います。
本当の友達がいないハルは、プリントを届けにきた雫を気に入ってしまい、雫がいるなら学校へ行くと言い出します。雫は迷惑に思いながらもハルのお世話をするようになり……2人の感情は友情から少しずつ恋愛へと変化していくのです。
- 著者
- ろびこ
- 出版日
『となりの怪物くん』の2番手男子は、雫やハルとは別の高校に通っている山口賢二で通称「ヤマケン」です。
ヤマケンは病院の息子でお金持ち、成績も優秀でプライドも高くエリート高校生ですが、かなりの方向音痴で1人で出歩くと迷子になってしまうという可愛らしさもあります。
見た目は金髪で髪の毛を耳にかけています。プライドが高くて自信家、さらには作中の数少ない常識人でもあり、親しみやすいキャラクター。たまにメガネもかけているのですが、印象が変わってドキッとするのです。
素直になれず、好きな人に自分の気持ちを表すことのできないツンデレ男子が好きな人は、ヤマケンに胸キュンしてしまうでしょう。
主人公・牧野つくしは、ごく普通の一般庶民の女子高生です。母のすすめにより玉の輿を狙ってお金持ちのエリートたちが通う名門英徳学園高校に入学します。学園はF4(花の4人組)と呼ばれるグループが牛耳っていました。そのF4に少しでも逆らえば全校生徒からイジメにあい、退学に追い込まれてしまうのです。
ある出来事をきっかけに、正義感の強いつくしは、学園でやりたい放題に振る舞うF4のリーダー・道明寺司に立ち向かいます。そのせいで、F4のターゲットにされてイジメられてしまうのです。
しかし、リーダーである道明寺司はつくしと関わっていく中で、彼女のことを好きになってしまい、イジメられていたつくしの人生はこの事により大きく変わり始めていきます。
- 著者
- 神尾 葉子
- 出版日
『花より男子』の2番手男子は、F4の1人で、あまり顔に感情が表れずクールな花沢類です。
マイペースな性格なため、よくボーっとしていて、昼寝が好きな彼。芸術センスが高く、感性豊かな一面もあります。そして、つくしがピンチになると必ず駆けつけてくれるのが、花沢類です。
「オレ、本気で好きになった人とは結ばれない運命みたい」というセリフがあります。このセリフ、すごく切ないですが、自ら身を引く花沢類の潔さ、友達思いな人の良さに読者は心掴まれるでしょう。
主人公は、東京で雑誌のモデルをしていた小学6年生の美少女の望月夏芽。彼女は、ある日突然父の故郷に引っ越すことになってしまうのです。東京にいた頃に比べると田舎町には刺激がなく、夏芽は落ち込んでしまいますが、同い年の長谷川航一朗(コウ)に強烈に魅かれていきます。
- 著者
- ジョージ 朝倉
- 出版日
- 2005-03-11
『溺れるナイフ』の2番手男子はコウの幼馴染でクラスのムードメーカー的存在の大友勝利。
夏芽とコウとは中学時代のクラスメイトです。大友は夏芽と同じ高校に進学します。幼い頃から地元の海で遊んでいたのでサーフィンが得意であり、短髪で爽やかな見た目がすごくカッコイイ少年です。
「俺じゃ、駄目か?俺が笑わせちゃるけぇ」というセリフがあります。方言で言われると、思わずドキッとしてしまいますよね。方言男子が好きな女子は多いのではないでしょうか?カッコイイ人が方言を話すと少しかわいい印象になるので、そのギャップがとても良いです。
主人公は、田舎に暮らしている高校1年生の与謝野すずめという女の子です。すずめの両親が海外に転勤になってしまい、東京の叔父の家で暮らすことになります。上京してきたものの慣れない土地なので初日に東京で迷子に。獅子尾五月との出会いは、迷子になったことにより助けてもらったことがきっかけになります。しかも、獅子尾はすずめの転校先である高校の担任の教師だったのです。
転校してきたすずめは、早速学校生活初日から教科書を忘れてしまいました。隣の席に座っていたのはクラスメイトの馬村大輝。彼に教科書を見せてもらい、その後まだ友達がいないすずめは、思い切って彼に友達になってくれるようお願いするのでした。こうして慣れない東京での学校生活がスタートしていきます。
- 著者
- やまもり 三香
- 出版日
- 2011-10-25
『ひるなかの流星』の2番手男子はすずめが通う高校の担任の教師である獅子尾五月です。
身長が高くて面倒見がよく、イケメンで生徒たちから親しまれていて人気者の先生。禁断の恋ですが、だからこそ燃えるものがあるのではないでしょうか。人気者の彼と周りに内緒で両想いなんて憧れてしまいますよね。煙草を吸っている姿もとてもかっこよくて、年上で大人な雰囲気がとても素敵です。
一方、オフの時は普段はワックスでセットされている髪が起きたままの無造作ヘアで、メガネ姿というたまらないギャップがあります。
どの男子も共通して思うのが、ギャップです。やっぱりギャップがある男子はいいですね。今回ご紹介した5作品は全て本編が完結しているので一気に読むこともできちゃいます。どうぞ気になる作品ありましたら、ぜひ読んでみてください。