四角関係のNTR(ネトラレ)漫画「捏造トラップ」。小悪魔女子と真面目女子の百合展開がエロいと話題の作品です。昼ドラ並のドロドロした展開に引き込まれる本作のキャラクターと見所シーンをご紹介!最終巻となる6巻までのネタバレを含みますのでご注意ください。
- 著者
- コダマナオコ
- 出版日
- 2015-06-18
1ページ目からエロ展開が楽しめる本作は、巨乳女子高生の百合展開が注目の作品です。タイプの違うふたりが性別の壁を超えて惹かれあい、ドロドロしていく展開は見ごたえのあるもの。
けれど、普通の百合作品とはひと味違います。主人公の女子高生それぞれには彼氏がいて、その関係性も含めたストーリーは、複雑にそして濃い展開に。昼ドラのような四角関係にハラハラさせられます。
主人公の女子高生、由真と蛍はマンションの部屋が隣同士の幼馴染。幼少時おとなしかった蛍はいつもいじめられており、それを由真がかばってきました。しかし高校生になると上下関係は逆転し、黒髪美少女に成長した蛍は純真な由真に、ちょっとエッチないたずらをしてくるようになるのです……。
説明不要、まずは読んでいただきたい!……と言いたいところですが、その魅力を少しでも伝えるべく、この記事では登場人物と見所シーンをご紹介します。最終6巻までのネタバレを含みますのでご注意ください。
メインストーリーでは小悪魔な蛍に振り回されるのですが、幼い頃はむしろ蛍を守る姉御肌の人物でした。おとなしくて気弱な蛍が男子に泣かされているのを見ては駆けつけ、彼女の面倒を見ていたのです。
自分だけを頼りにしてくれる蛍にお姉さん心が芽生えた由真はそれからずっと自分が守ってあげなきゃと考えていました。
あの頃は天使のようだった幼馴染の蛍でしたが、今では小悪魔。そして由真が同じバスケ部の武田と付き合い始めた頃に、徐々に彼女はエッチなイタズラをしかけてくるようになります。
それまで普通に毎日を過ごしていた由真ですが、蛍にイタズラをされるようになってから自分の好きという気持ちや、蛍への感情に疑問を持つようになり……。
幼い頃は気弱だったものの、どんどん変化していき、果ては由真にエロすぎるイタズラをしてくるのが幼馴染の蛍です。
彼女が変わり始めたのは中学1年生の時でした。美人の蛍は男子から注目の的になりますが、人見知りが激しく由真にべったり。男子どころか女子ともうまく話せませんでした。
しかしそれとは反対にバスケ部に入り、どんどん新しい友達と過ごす時間の増えていく由真。そんな彼女を切なげな表情で見つめている蛍。
そしてある日蛍は噂のイケメンの先輩と付き合い始めるのです。何も聞いていなかった由真は驚いて彼女に噂は本当なのかと聞きます。表情を変えずにそうだと言う蛍。
そして彼氏に呼ばれて由真のもとを離れた蛍は彼女の目の前で先輩とキスし、冷たい表情で振り向くのです。
そこからどんどん変わり始めた蛍は高校でも男をとっかえひっかえし、同じように彼女を何回も変えていた藤原とシンパシーを感じて付き合い始めます。
蛍自身は彼氏を変えまくって気を紛らわせているのですが、由真に初めての彼氏ができるとこんなことを言うのです。
「由真ちゃんオトモダチ多いし
彼氏とも順調で
私のことなんていらなくなるかもね」
普段は由真をからかう言動ばかりする彼女ですが、時々切なげな表情を見せてドキリとさせてきます。そして気持ちが暴走した彼女はどんどんイタズラをエスカレートさせていき……。
同じバスケ部で仲の良かった由真に告白し、彼女と付き合い始めた武田。彼はもしかすると由真よりも常識人なのかもしれないのですが、ストーリーでは人柄の良さと反比例して残念な扱いをされます。
付き合い始めて初めてのデートなのに実は目の前で由真が蛍にイタズラされていたり、何か隠しているような雰囲気の由真と気まずい状況になってからのデートでは1時間以上彼女と連絡が取れなかったりと散々な扱い。
そしてそんなひどいことをされておきながらも由真には変わらず優しくあり続け、一度別れて距離を置くことになった彼女が蛍への気持ちに気づいた時には片思いの相手が誰かは知らないものの応援する言葉をかけるのです。
まだ由真のことが好きなのにひたすら耐え、彼女が幸せになるようにサポートする武田は本当にただのイイやつ。メインキャラではあるもののあまり見せ場のない彼ですが、見ていてつい応援したくなるキャラです。
由真&武田カップルがいい人同士のほのぼのカップルなのに比べ、蛍と付き合う藤原は彼女に似合いの訳ありそうなクズ男です。
高校になってから蛍と付き合うことになったきっかけもお互いクズ同士で一緒にいるとラクだからという理由ですが、その付き合うことを決めた時の条件もなかなかにドライ。
「面倒なことは言わない お互い余計な詮索はしない 相手の要求には応える」
お互い割り切った関係なのです。しかしこの条件があるものの、蛍は由真に彼氏ができて精神的に不安定になることが多くなり、「そんな気分じゃない」とキスやセックスを断ることが増えてきてしまいました。
そんな彼女に藤原は物に当たって脅すようなポーズをしたり、果てには彼女を殴りつけたりします。最低です。
しかし彼も何かその性格に訳がありそうな雰囲気がある人物。まだ由真と付き合う前の武田を見て女関係でそんなに悩む理由が分からないと言う藤原。どうせモテるお前に気持ちは分からないよとふてくされる武田に対し、彼はこう言います。
「俺 女キライだから」
それまで散々彼女をとっかえひっかえしていたのに何を言ってるんだと武田に言われた藤原は「女はキライだけどセックスは好きだから」と言うのです。完全に腐っています。
そこまで女性を嫌う理由は何か訳があるのでしょうか?蛍のように何か過去にきっかけがあるようにも思われます。
クズすぎるけど何やら訳ありそうな設定に惹かれる謎の多い人物が藤原です。
物語は、純真な女子高生・由真の恥ずかしそうにしている表情から始まります。1ペ―ジ目、1コマ目からエロくて、たいへんよろしい、すばらしい。
由真は、初めての彼氏・武田と付き合い始めたばかり。迫るデートで、ふたりっきりではまだ緊張するからと、親友の美少女・蛍を誘い、彼女の彼氏・藤原とダブルデートをしてもらいます。デートの途中、カラオケに行く4人。彼氏たちふたりが歌っている間、なぜか蛍が突然に、由真の太ももを触ってきて……。
「どうして こんなことに なってるんだろう――?」
このシーン、実はまだ物語が始まってから2、3ページ目。1コマ目のサービスカットに続いて、序盤からかなりハイスピードなエロ展開です。
攻める蛍は、武田たちに気づかれないように触り続けます。そして、恥じらいながらも強くは拒めず、どうにか我慢する由真。目の前にはつき合い始めたばかりの彼氏がいるのに、蛍を受け入れてしまうというこの展開は、まさにタイトルそのままなNTR展開です。
百合にNTRに四角関係にと、ぜいたくに要素を詰め込みながら、序盤で読者を一気に引き込んできます。
なんとか蛍のいたずらから逃れた由真は、蛍とトイレに行き、どういうつもりなの、と彼女を問い詰めます。それに対して蛍は涼しい顔でこう言うのです。
「武田くんの前で緊張してる由真ちゃんがおもしろかったんだもん」
さらに蛍は、そう言いながらも由真をトイレの個室に追い込みます。そして、付き合ったばかりの由真に対して、これから男の子とすることは怖いよ、と脅してくるのです。
だから私が予行練習をしてあげる、と……。
「 してあげるよ 予行演習 ♡ 」
彼氏が待っているから早く戻らなきゃと言いつつも、蛍の攻めに由真は目をトロンとさせ、だんだんとほおを赤らめていきます。そんな由真を蛍は楽しそうに見つめ、「由真ちゃん可愛い」と弄ぶように笑うのです。
由真は、美少女の蛍について、「昔は天使のようで、今は小悪魔のようだ」と表現します。幼いころにはかよわくて由真のあとを付いてくるタイプだった彼女を、何がこんなにも変えてしまったのでしょうか?
カラオケのあとに蛍たちと別れ、ふたりっきりになる由真と由真の彼氏。帰り際にふたりはファーストキスをします。
その余韻が冷めやらず、自分の家に帰ってからもついぽーっとしてしまう由真。そんな時携帯に、蛍から「ベランダ」というメッセージが届きます。ベランダに出た由真は、今日の一部始終を蛍に打ち明けます。
キスをした、と聞いたとたんに、面白くなさそうな蛍。けれど、ディープキスではないと聞いて少し嬉しそうにしたあと、由真の顔に何かついてるからとってあげるよと言ってきて、そのままキスへと持ちこみます。
ちょうどその時、洗濯物を届けにきた由真のお母さんが由真に声をかけるのですが……。
「ぐっ」 「ヌル」 「!」
それでも由真を離さず、キスをやめない蛍。由真の舌に自分の舌を絡ませてきます。すると由真もつい、その気持ち良さに口を開いて彼女を受け入れてしまうのです。
どうにか誘惑に打ち勝ち、蛍から身を剥がす由真。焦る彼女を見て、蛍は嬉しそうにこう言います。
「武田くんより先にディ―プキスしちゃったね
これからも全部私が先にしちゃおうかな」
それを聞いて怒って蛍を拒否すればいいのに、できない自分がなぜなのかが分からない由真。心の中で蛍のキスを反芻します。
「蛍のキスは 武田のよりはるかにやわらかくて
甘くて ゾクゾクした」
ここから蛍のイタズラは、更に度を増してゆくのです。
- 著者
- コダマナオコ
- 出版日
- 2016-03-18
武田といてもつい蛍とのことを考えてしまい、上の空になることが多くなった由真は彼と微妙な雰囲気になってしまいます。
その日の夜、学校を休んだ蛍の様子を見にいった由真は、またしても彼女とキスし、その気持ち良さを拒めずベッドに押し倒されてしまいます。
そんな時、武田から由真に電話がかかってくるのです。変な空気になってしまって悪かったと謝る彼の電話もおかまいなしに蛍はさっきまでの続きをしてきます。
そしてさらに蛍は由真のパンツの中にも手を入れてきて……。
電話越しとはいえ、彼氏のすぐ近くでする情事。ネトラレものの見所であるスリルが最も感じられるシーンです。
彼氏の存在もおかまいなしに由真の肌に直接触れてくる蛍に、それについ反応してしまう由真がエロすぎます。
蛍との問題のせいで約束をすっぽかしたり、嘘をついたりしている彼女の気持ちに不信感を持った武田は一度距離を置こうと別れを切り出します。
いつも自分のことを気遣ってくれた優しい彼氏を傷つけたことに自己嫌悪に陥る由真。翌日蛍の家にあがらせてもらいますが、彼女に「もうそういうことはやめるから」と言われて自分でも驚くほどショックを受けます。
蛍の服をつかみながら何も言えない由真。彼氏と別れて寂しいという気持ちに支配され、何も考えられません。
今まで男をとっかえひっかえする蛍の姿に嫌悪感を抱き、「いい加減な恋愛」をする人間を軽蔑してきた由真ですが、今自分がその立場になっていることに罪悪感を抱きます。
由真の罪悪感があればあるほど余計にこのシーンがエロく感じられます。肉体的なエロいシーンよりも心のねじれや欲望があらわになったシーンの方がエロいのだと感じられるものです。
「ふつう」とされている感覚から外れた自分の気持ちに気づいた真面目だった由真。固い印象だった彼女の柔らかな心の様子に興奮してしまいます。
しかしこの現場を藤原に写真にとられてしまい……。
- 著者
- コダマ ナオコ
- 出版日
3巻ではいよいよ由真の隠された強い想いが溢れ出し、徐々に蛍へと向かってぶつけられていきます。
彼氏と別れて落ち込む由真を見て、蛍は武田と話をすることに。そして彼女は由真に想いを寄せる人物がいて、その相手がしつこくて由真が困っていたと打ち明けるのです。
「今は もう大丈夫
その人やっと由真ちゃんのこと諦めたみたいだから」
切なげな表情をしてそう語る蛍。そしてその夜、彼女は由真にこう言います……。
それに対して切ない表情で「うん…」と答える由真。自分の由真への気持ちに友情以外の何かがあると気づいている彼女ですが、「これで良かったんだよね…?」と言い聞かせ、もとの関係性に戻ろうとします。
その息苦しい様子は見ていてこちらまで辛くなってくるもの。「普通」から外れないために自分の気持ちを押しとどめたことがあるという体験は誰しもあるはず。
ふたりが交わした言葉は普通の仲直りのようなものですが、その裏には説明しきれない気持ちが隠されています。
初めて自分の「ふつうではない」部分を自覚しはじめた由真がこれから起こしていく行動とは……。
最近家に帰らない蛍を街で見かけた由真は彼女がいかがわしい店で夜のバイトをしていることを知ります。バイトのことも、そのバイトをする理由が引っ越したいからだということも知らなかったことにショックを受ける由真。
そして予備校やバイトで無理をしていた彼女は心労もあってか熱を出してしまいます。由真がいる保健室へやってくる蛍。心配そうにしてはいるものの、距離を感じさせる彼女の言葉に寂しくなった由真は自分からキスをして……。
嬉しそうにする蛍はそのままベッドに乗って続きをしてこようとしますが、その場を武田に見られてしまい……。
徐々に友達に戻っていこうとする蛍に制御できない気持ちをぶつけていく由真。今まで常識的な立場から意見を言っていた彼女が、ついに溢れ出た気持ちを行動に移してしまいます。
しかしまだ蛍への気持ちにブレーキをかけようとする由真。彼女がキスした後に照れてそっぽを向く初々しい様子も可愛いです。
しかしついにふたりのそんな現場を彼氏の武田に見られてしまいます。
武田にぐちゃぐちゃな本音を話し、詳しい事情は分からないけれど本心を伝えてみてはどうかとアドバイスされた由真。彼女は今まで蛍に聞きたくても聞けなかったことを打ち明けてみようと考えます。
今までの切ない関係に終止符が打たれるかと思いきや、この由真の決意によってふたりの溝が明らかになってしまうのです。
真面目に話そうとする由真はなかなか言葉が出ずに困ってしまいます。そんな彼女に対して、蛍は触れられたくない話題の流れを止めるようにキスしてくるのです。
真剣に向き合おうとする自分と、茶化すようにごまかす蛍。ふたりの認識のズレに由真は泣き出してしまいます。
そしてその場から走り去るのです。蛍が自分とまともに話す気がないのだと気づいた由真。彼女の苦しい気持ちが涙として溢れ出たシーンはどうしようもない気持ちにさせられます。
そしてそこからしばらくふたりは会わない日々が続くのです。
決定的なズレを感じ、傷ついた由真。蛍と離れて自分の思い通りにならない暴力的な気持ちを俯瞰します。平穏で、心穏やかではあるものの、会わなければ会わないほど想いは複雑になり、強くなっていくのです。
平和だけれど心が動くこともない日々を過ごす彼女の表情は見ていて切なくなってくるもの。親友だからこそ言えない気持ちに胸が締め付けられます。
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- コダマ ナオコ
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自分の気持ちと蛍の気持ちにズレがあることを感じた由真ですが、それでも彼女に会いたくて仕方ありません。会えなくて膨らんだ想いを抱えている時に、偶然蛍と会います。
そして彼女の家にいくことになった由真は流れで好きな人がいるということがバレてしまいました。それに対して笑顔で「応援するからね」と言われ、ついに由真は抑えきれない気持ちがあふれ出します。
しかしそこは「親友同士」。彼女は現実との折り合いをこんな形でつけるのです。
「じゃあさ また練習させてよ
あたしが好きな人と上手くいったときのために」
それに対し、驚きながらも、それを受け入れる蛍。
そして一見今までと変わらない、しかし全く違うふたりの秘密が生まれるのです。
NTR展開で大きな山場を迎えた4巻。同じように見える関係性の裏に隠されたそれぞれの本音、そして表情にスリルを感じます。
人の恋愛感情の、暴力的で無軌道な力がリアルに表現された本作。このあとふたりの関係はどう展開させていくのでしょうか?
これからも練習してよ、という由真の求めに対して再び始まった秘密の関係。由真はあれから蛍との距離をはかりかねていました。
しかしそんな彼女の戸惑いを知ってかしらずか、蛍は教室で他の人がいるところで大胆にもキスをしてくるのです。それに対していつも自分の気をかき乱すかのようなことをする彼女に苛立った由真は蛍の腰を抱き寄せ、自分から激しいキスをします。
いよいよ気持ちに歯止めが効かなくなってきた由真。そして今まで通り、もしかするとそれ以上に大胆になってきた蛍はある雨の日、帰ろうとする由真を止め、家に寄っていかないかと誘います。
ドアが閉まるなりキスをし、部屋に向かうふたり。部屋ではすぐに服を脱ぎ、お互いを求めます。
由真は痺れるよな頭でこんなことを考えていました。
「これは恋なんだって思う時もあるし
子供みたいにいつまでも友達の一番でいたがってるだけなのかもしれないと思うこともある
いいよ この感情の正体なんてなんだっていい
蛍のいちばん近くに入られたらーー…」
そんなことを考えながら終わった後に寝てしまった由真を見て、蛍はおそろいで買ったネックレスを握りしめ、何やら切なげな顔をします。
最近は再び仲の良かった頃のような平和さがありましたが、何やら蛍は隠し事があるようです……。
いちゃいちゃすることが習慣になり、一時期の険悪さがなくなった由真と蛍。しかし蛍のある発言でその束の間の平和も壊されてしまいます。
「妊娠しちゃったかも」
そう、蛍は由真と行為に及んでいながらも未だに藤原とも関係を持っており、それで妊娠の可能性まであるというのです。そして事情がすぐには飲み込めない由真に、「由真ちゃんとじゃできないでしょ」と現実を突きつけるのです。
彼女の言葉に、そもそも蛍は藤原と付き合っていて、自分とはただの友達同士で、そもそも女同士で……と考え込む由真。しかし自分が頼んだからといって彼女がどういうつもりであんなことをしてきたのかが分かりません。
あんなことを言われて普通に接する自信がないなと思う由真でしたが、その後蛍は2日も学校を休み、連絡も取れませんでした。
そして帰ってきてからもいつも通りに接してこようとする蛍に、何で藤原という存在がいるのに自分と関係を持ったのかと聞きます。それに対して練習してと言ってきたから、とあくまで言われただけだというスタンスの蛍。
まったく響いていない様子に見える彼女に、由真は耐えきれなくなって声を荒げます。
「本当に純粋に100%練習って思ってた!?」
そしてさらに自分の気持ちに気づいていただろうと蛍に詰め寄るのです。それに対して蛍はこう返します。
「女の子同士のエッチなんてノーカンでしょ? それとも由真ちゃんってレズだったの?」
それに対してカッとなった由真。
そしてショックを受け、泣き顔のまま、一緒にオープンキャンパスに行くと約束していた武田のもとへと向かいました。
そこには藤原もいましたが、涙を止めることのできない由真。そんな彼女を見て武田は自分が彼女についていなければと決意し、藤原はある行動を起こすのですが……。
蛍と由真のきわどい写真を藤原がSNSに投稿してしまい、学校中で2人の関係が噂されてしまいました。いち早く事態に気がついた武田は、藤原にすぐに消せと迫ります。
由真は、クラスメイトからの指摘によって気づかされました。教室に入ってきた蛍に確認しようとすると、さっそく写真を見た男子たちから「お前らレズだったんだw」とからかわれます。
関係ないでしょ!と男子たちに食ってかかる由真に対して、蛍はあっさりとこう言うのでした。
「私と藤原くんで
からかってやろうと思っただけ」
- 著者
- コダマ ナオコ
- 出版日
蛍の涼しげな発言に対して、由真は怒り、憤り、虚しさ、裏切り……さまざまな気持ちが混ざった表情をしていました。
帰り道、蛍の発言がずっと気にかかっていた由真。学校中で噂され、女同士だとこんな目で見られるのか、と居心地の悪さを感じています。
だから、蛍もあんな嘘をついたのか。そう自分で納得しようとしたとき、気づくと目には大粒の涙が溢れてきて……。
2人で過ごした一瞬一瞬がよみがえり、そこで初めて、蛍が自分にとってかけがえのない存在であることに気づいたのです。
最終巻となる6巻で、やっと気づけた自分の気持ち。由真は、蛍に正直に想いを伝えますが……。
一筋縄ではいかない切ない恋、衝撃のラストまでお見逃しなく!
- 著者
- コダマ ナオコ
- 出版日
校庭で、観覧車で、そしてついにはお風呂でと、どんどん激しくなっていく蛍のイタズラ、そして由真の気持ち。エロい描写はもちろんですが、ただのNTRではなく、百合漫画×NTRならではの心の葛藤にも惹き込まれることでしょう。
本作のドロドロで濃密な世界を、ぜひ作品でチェックしてみてください!
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