西形まいオススメ漫画ベスト5!イケメンとの駆け引き『GAME』など

更新:2017.5.19

絵柄もストーリーもクオリティが高いと評判の作者。艶っぽく、色っぽく描かれるキャラクターたちにハマってしまう人が続出しています。恋愛の駆け引きなど、「大人の恋愛」を描くことに長けた彼女の作品にはドキドキしてしまうこと間違いなし!

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西形まいって、どんな漫画家?美しい絵と気になるストーリー展開が魅力!

 

出身地や年齢など特に詳しいプロフィールは公表されていませんが、主に雑誌『花とゆめ』で活動する少女漫画家です。

2002年に『クロスロード』という作品でデビュー。その後も人気作となった『ヴィーナス綺想曲』で白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を獲得するなど、漫画家として華々しい道を歩んでいます。

その魅力として取り上げられるのは、一筋縄ではいかず読者をドキドキさせるストーリー構成+繊細な画力。ただでさえ惹き込まれるストーリーにあわせた艶っぽく綺麗な絵で、数々のファンを虜にしています。

今や少女漫画界のバイブルといわれる超人気雑誌『花とゆめ』に掲載を続けるほどの実力と人気を持つ漫画家、西形まいの魅力に迫っていきましょう。

 

5位:外見と中身のギャップ差に萌える!

 

主人公は明神ハル、高校2年生の女の子です。そんなハルが足しげく通うのは、幼馴染かつ人気モデルである太刀川早桐のアパート。とはいえ2人は同棲しているわけでも、恋人同士でもありません。

ハルの勧めでモデルになった早桐は美形で大人なイメージを売りにしていますが、実は超絶無精者!部屋が散らかっていたりカレーが服についてしまっても気にしない性質です。ハルはそんな早桐の世話をしに、彼の元へ通うのです。

 

著者
西形 まい
出版日
2007-10-19

 

背も低く胸も小さく子供っぽいハルですが、早桐とは反対にしっかり者。掃除も料理もお手のものです。周りにはなんの素振りも見せず、幼馴染だから世話をしている風を装うハルですが、実は昔から早桐のことを想っています。

しかし早桐は自分とは正反対の華やかで大人っぽい女性に囲まれ、彼女がいるような気もして想いを伝える勇気が出ません。そんなとき、あるきっかけで「もう平気なふりして早桐といるのはつらい」と思ったハルは初めて彼から離れ……。

早桐はぼんやりした性格のせいか、自分の気持ちもわかりません。それでもいなくなって初めてハルの大切さに気付き、行動を起こします。長年のハルの片想いが報われるシーンは必見です。

ちいさくて可愛らしいけれどしっかり者のハルと、美形で大人っぽいけれどぼーっとしていて子供っぽい一面も持つ早桐。見た目と中身のギャップが大きくて2人を見ているだけでも楽しいです。身長差カップル好きにもオススメです。

そして、そんなぼーっとしている早桐ですが、モデルの仕事をしているときの表情や佇まいは本当にかっこいい!男性キャラにここまで色気を感じさせるのは西形まいならでは。紙面いっぱい楽しめる作品です。

 

4位:幼馴染の急な豹変にドキドキする

 

主人公の宇海(たかみ)には、兄が4人おり、子供の頃から男っぽい性格。見かねた母親に入れられたピアノ教室で白(アキラ)と出会います。白は繊細な美しさを持つ美少年。

それから7年、宇海と白は姉弟のように仲良く一緒にいました。美しい外見の白を妹のように可愛がる宇海ですが、宇海自身は高校生になっても性格は変わらず、告白されて彼氏ができても長く続いたことはありません。

 

著者
西形 まい
出版日
2006-11-17

 

ある日、とあるイベントでピアノを弾くことになった白に誘われ、宇海も同伴することに。久しぶりにドレスを纏い、女の子らしい格好をする宇海。自分では似合わないと思っていましたが、白は綺麗だと褒めてくれました。さらに、なんとその場で白は宇海を自分の婚約者だと発表!

翌日になっても宇海はなにがなんだかよく分からないまま登校しますが、そこでもとある事件が。鈍感な宇海に白は「俺は女の子じゃない」とキスをし、宇海は初めて白を「男の子」なんだと認識。それでも自分の気持ちはよくわからず……。

幼馴染の恋愛とは少女漫画の定番ですが、宇海は本気で白のことを男の子として意識していませんでした。そんな関係がある日突然に壊れ、少しずつ変化が見えていきます。そんなさまはドキドキしつつもとても微笑ましいものです。

全5巻で完結していますが、1巻ごとに新しいキャラが登場し、読んでいて飽きることもありません。もちろんライバルとして登場してくるキャラもいますが、少女漫画特有のドロドロネチネチした感じもなく、終始爽やかな展開です。

恋愛に不器用なところがかわいい宇海と、繊細そうにみえて男らしくかっこいい白。そんな魅力的な2人の何気ない日常が淡々と描かれ、キュンとしながら読みやすい作品です。

 

3位:西形まいが描く、イメチェン男子のドタバタラブコメディ!

 

麗南高校で大人気のイケメンコンビ、九条清澄と鷺野真木。いつも一緒にいる2人はイケメンで目立ち、入学以来学校の女子を二分する大人気者!しかし清澄にはとある秘密がありました。

それはまさに黒歴史!中学を卒業するまでは超大人しくガリ勉で、好きな女の子からも振られ、クラスに友達もいないという状況でした。そんな過去を捨て生まれ変わりたいと思った九条は、元々のイケメン、鷺野に指導を頼んで見事イケメンモテモテ男子に生まれ変わったのです!

 

著者
西形 まい
出版日
2009-07-17

 

イメチェンに大成功し、今のポジションを手に入れた清澄。高校生活を謳歌しているところに、気になる女の子ができました。高校生になってから得たモテテクを使いアプローチをかける清澄でしたが見事に惨敗……。なんと、その女の子は大の「イケメン嫌い」でした。

清澄と同じクラスであり目立たないけれど優しい三上という女の子は、ホストの父親を持つせいでイケメン男子やチャラい言動が大嫌い。清澄がイケメンテクニックを身につけるほど三上は遠ざかってしまいます。三上に近づきたい、でもイケメンでいたいと悩む清澄の姿が描かれていきます。

西形作品にしては珍しく、終始明るい雰囲気のラブコメディ。イメチェンに成功したものの中身は変わらず、クラスのクリスマス会に呼ばれただけで感激したり突発的な会話や出来事に対処できずあたふたしたりと、九条清澄というキャラクターが本当に魅力的に描かれ、見ていて可愛くて楽しくて面白い!

また、九条たちが入学するまで学園のイケメンポジションであり、そこに返り咲きを狙う「零南イケメン会」という男子たちも現れ、イケメンバトルがくり広げられます。バトルの理由が理由なだけに滑稽で、こちらも見ていて面白いです。

ラブコメ+日常学園コメディとして楽しめる秀逸な作品。いい意味で期待を裏切ってくれますよ!

 

2位:西形まいの異色作。女性騎士の華麗なる戦い!

 

舞台は聖ログレス学園。その広大な学園を経営している大鳥家の令嬢、大鳥セイと常にセイに仕えるランが中心のお話です。大鳥家は古くから続く名家であり、セイはそんな家の次期当主。全てにおいて優秀で気高く美しく、学園でも有名なお嬢様です。

そんな彼女から離れず守っているのがラン。第一騎士、人呼んでファーストナイトと呼ばれる地位につき、セイと同じ高校に通っています。ただし、そんな地位は皆が目指すもの。大鳥家の他の騎士たちから挑戦を受け、勝ち続けなければファーストナイトで居続けることはできません。そんなランには秘密が……。

 

花の騎士

2010年07月16日
西形まい
白泉社

 

ときには命までかける戦いを続けるラン。元々ファーストナイトの後継者であった兄が死んだことでその後を継くことになったのですが、実はランは女の子でした。そのことを知っているのはセイも含めたごく少人数のみ……。男性騎士相手に過酷な戦いを強いられます。

セイはその立場から何度も危ない目にあいますが、毎度ランが助けてくれます。ランを信用しているからこそ、セイはどんな状況でも冷静。度胸の据わった美しいお嬢様と、華麗な技でセイを守る騎士。そしてそんな2人に絡んでくる1人の男子生徒が……。

彼の名は天王イバラ、セイの婚約者です。普段はチャラついていて浮かれた男ですが、実は頭脳明晰でランより秀でた武道技術を持っています。とあるきっかけからランが女性であると知ってしまったイバラですが、ランの過酷な人生と決意を知り、それ以降ランを助けるようになっていくのでした。

ファーストナイトであることにこだわっているランと、守られながらも見守るセイ、そしてその2人にさりげなくかつ深くかかわってくるイバラ。そんな3人を中心に、過酷だけれど華麗な日々が描かれます。

何度も起こる事件を通して、ランとセイの絆の強さが伝わってきます。友情や家族愛に似ているような、でもどこか違う。そんな2人の独特の絆が特徴的です。

そして出てくるキャラクターがもれなく美しい!「華麗」「煌びやか」などの言葉がぴったりな世界観です。男装麗人のランがとにかくかっこよく、宝塚のような雰囲気を醸し出しています。普通の日常とは違う雰囲気を楽しんでみたい方にオススメです!

 

1位:西形まいが現代の女性を描く!強がりキャリアウーマン×後輩男子の駆け引き恋愛

 

主人公は藤井小夜、27歳のキャリアウーマンです。仕事が好きでなによりも優先する小夜は、それが原因で過去に何度も彼氏に振られています。しかしそれでもいいと言うほど仕事が第一!

そんな小夜の会社に桐山遼一という社員が入社してきました。そして小夜は彼の指導係になることに。どことなく謎めいているもののエリートでイケメンな遼一は女遊びにも慣れています。遊び感覚で口説かれる小夜ですがもちろんこれを一蹴し……。

 

著者
西形まい
出版日
2016-07-05

 

「そんな恋は他の女の子として」とドライに拒否する小夜。ところがこれが桐山の心境に変化をもたらすのでした。

いつもは強気な小夜ですが、ある日自分の陰口を聞いてしまい落ち込んでいました。そこに桐山が現れ、本気で小夜を好きになりかけていると言います。本当か嘘かはともかく、桐山の優しさにほだされた小夜は一晩をともにすることに。

思いがけず熱い夜を過ごした2人でしたが、小夜は完全に桐山を信じたわけではありません。お互い「真実の恋」がわからないまま生きていたため、「お互いが本気で好きになるまではカラダの関係のみ。もし他に好きな人ができたら関係を解消する」という条件で駆け引きゲームが始まったのです。

桐山は小夜に迫ってくるもののそれがゲーム感覚なのか本当なのかは図りかね、心を開かないようにガードしています。しかし時折見せる彼のいつもと違う表情を見たり、率直なアプローチを受け、少しずつ桐山に引かれていく小夜。果たして2人の「ゲーム」の結末とは……。

キャリアを持つエリートなのにどこか陰がある、という2人が織り成すラブストーリー。「大人でかっこいい」という2人の設定が西形まいの絵柄にぴったりです。ベッドシーンも生々しさなどもなく繊細で綺麗に描かれ、終始どことなくセクシーな雰囲気に思わずドキドキしてしまいます。

多くの女子にとっては、イケメン男子に迫られたら心が揺れ動いてしまうもの。しかしやすやすとはなびかない小夜だからこそ先が読めず、興味が惹かれる展開になっています。心理描写が細かく、まさに「大人の恋愛」。仕事に恋に頑張る大人の女性にぜひ読んでほしい作品です。

 

登場人物の素敵さ、美しさに思わず目を奪われてしまう西形まい作品。一筋縄では終わらないストーリー展開とあわせて、読んだ後の満足感がすごい作品ばかりです。大人の恋にドキドキしてみませんか?

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