可愛い女の子に癒されるおすすめバイク漫画5選!【萌え絵】

更新:2017.6.12

移動手段が多様化した現代ですが、バイクほど趣味性の高い乗り物は他にないでしょう。純正、改造、リペア、レストア。こだわればキリがありません。今回はそんなバイクに強いこだわりを持つ女子の登場するバイク漫画5作品をご紹介します。

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アクセルを吹かせ、女子高生!萌えるバイク漫画

丘乃上女子高等学校の1年生、佐倉羽音(さくらはね)は入学初日から学校までの長い上り坂に悪戦苦闘していました。そんな彼女を尻目に、排気音を響かせて駆け上がっていく1台のオートバイ。それに乗っていたのは、バイク通学の規制のない女子校ということで入学した、天野恩紗(あまのおんさ)でした。

バイクに興味が湧いた羽音は恩紗から、丘乃上女子高バイク部に一緒に入ることを誘われます。恩紗はバイク部の謎の3年生、来夢(らいむ)先輩の愛車に相乗りしたことでバイクの爽快感を知り、免許取得を志すようになったのでした。

「バイクはバカにしか乗れん」(『ばくおん!!』より引用)

著者
おりもと みまな
出版日
2012-03-19

本作は2011年から「月刊ヤングチャンピオン烈」で連載されているおりもとみまなの作品。2016年にはアニメ化もされました。

主人公の羽音は、これまでバイクにはまったく縁がなかったおっとりマイペース少女。通い始めた教習所の教習車に「バイ太」と名付けるセンスからもわかるように、天然でもあります。彼女は、坂道が楽そう、カッコイイ、という単純な動機でバイク乗りの道を歩み始めるのです。

タイトルと主人公像で若干の既視感を覚える方もいらっしゃるでしょう。しかし、それもここまで。舞台となるのはバイク部。自動二輪に情熱を燃やす少女達の熱血具合は、どちらかと言えばスポ根漫画を連想させるでしょう。

ストーリーは主人公が免許取得から始まるところから、バイク初心者向けかと思いきやさにあらず。登場バイクが細かく再現された実在のマシンなのはもちろん、バイク通にしかわからないような知識や用語のオンパレードなのです。

「バイクに乗らない理由ならいくらでもある。だからこそ乗る理由が1つでもあるなら乗るべきなんだ」(『ばくおん!!』より引用)

本作では最初、初心者は置いてけぼりにされることでしょう。その伝わりにくい、わかりにくさ加減が逆に笑いになっており、「バイク乗りあるある」がコメディタッチに描き出されています。

主人公の愛情が伝わってくるバイク漫画

女子大生のトミィこと松戸美弥子(まつどみやこ)。スクーターの魅力に取り憑かれた彼女は、どこに行くにも愛車のシグナスXを駆り出します。

自転車より楽ちんで、自動車より不便な乗り物。それでもこれが1番いい!スクーター愛女子のほのぼのあるある漫画です。

著者
新久 千映
出版日
2014-09-29

本作は2013年から「ヤングアニマル」で連載されていた藤田一己原作、新久千映作画の作品。

面倒な免許を取得して、苦労して貯めた軍資金で手に入れた愛車は、どんなバイク乗りにとっても最高の相棒。その入れ込みようを例えるなら、親馬鹿か猫可愛がりでしょうか。ピカピカに光った愛車を眺めてはニヤニヤ笑い、角度を決めて写真を撮る、など誰もがすることでしょう。

本作で描かれるトミィと愛車シグナスの日常はまさにそれ。

トミィの愛車はYAMAHAの赤いシグナスX-SR。原付よりパワフルで、中型バイクよりは小柄な原付二種のスクーターです。トミィは「武蔵野の赤い風」を自称するほど愛車がお気に入りで、心底惚れ込んでいます。

夏は暑いし冬は寒い。天気の影響は深刻で、風に煽られ、雨に打たれる。ヘルメットを被れば髪型は崩れるし、ライダージャケットやブーツのせいでお洒落の幅も限定されてしまいます。これらは特にバイク女子の悩みの種。

それでもバイク乗りをやめられない、バイク愛が止められない。そういったバイク好きが共感出来る漫画です。原付より格好良くて、中型より可愛いスクーターと共に、トミィが次に繰り出すのは一体どこでしょう?

大事なバイクに大切な思い出を乗せて

女子高生の春日翼は、怪我で柔道を引退してから目標を失っていました。彼女はふと思い立って訪れた亡き祖父の仕事場「エバーグリーン工房」で、祖父の遺したバイクとやり残した仕事を見つけます。

あまりにも美しい祖父の残した大切なもの達。翼は一念発起し、免許を取って祖父のバイクに乗り、残された仕事を引き継ぐ決意をしました。その仕事とは、修理の済んだ大事な依頼品をバイクで届けること――

著者
["せきはん", "大森しんや"]
出版日
2016-06-24

本作は2012年からバイク専門誌「RIDE」に不定期連載されていた、せきはん(当時の名義は大森しんや)の作品。連載は未完でしたが、2016年に描き下ろしの最終話を収録した単行本が発売されました。

祖父の遺したバイク「YAMAHA YDS-1」に感銘を受けてバイク乗りになった少女、翼。バイクは持ち主の整備を必要とする乗り物です。YDS-1は発売から50年以上も経た年代物なので、修復には相当の苦労と費用がかかっただろうと想像出来ます。祖父の死後も簡単な点検で動いたことから、よほど丁寧に扱われて、大事にされていたのでしょう。

翼がYDS-1に心動かされたのも、そういった背景を感じ取ったからなのかもしれません。

ただ、いかんせん翼はバイク初心者。免許は取れても、整備のいろはまでは1人で上手く行きません。祖父のやりかけた仕事、依頼品の配達もそうです。

柔道という幼い頃から続けていた「道」を失い、途方に暮れていた翼。見た目は明るく振る舞っていても、心には抱えたものがありました。そんな彼女の変化のきっかけは、祖父の工房で見つけたバイク。翼はバイクを通して様々な人と出会い、教えられ、支えられて成長していくことになります。

不思議の世界へドライブに行こう

主人公の「すーちゃん」は軽食屋「ランプ」のアルバイト従業員。形の気に入った古い中古のバイクを乗り回し、自由気ままにあちこち出歩きます。

そんな彼女の身の回りでは、幼い頃から不思議な現象が起こっていました。ふとした瞬間に現れる、たった5分間だけの不思議で奇妙な異界の体験とは一体……。

著者
芦奈野 ひとし
出版日
2015-01-23

本作は2014年から「月刊アフタヌーン」で連載されていた芦奈野ひとしの作品。芦奈野作品はこれまで少し不思議なSFテイストの漫画が多かったですが、本作はちょっと不思議なオカルト風味になっています。

芦奈野の持ち味である、まったりした世界観は健在。登場人物にとって日常的な景色が、非日常的な幻想世界として描き出されています。言葉少なに、独特の雰囲気で読者を魅了するのです。

本作のタイトル「コトノバ」とは一体なんなのでしょう。すーちゃんは作中で、たびたび未知の景色や幻を目撃します。そこから考えるに、恐らくは「不思議な出来事の場」か、あるいは「日常とは異なる場」という意味だと解釈出来るでしょう。

すーちゃんの不思議体験は、毎回決まって5分間。どんなに変わった出来事でも、時間が過ぎれば消えてなくなります。それを恐れず、ありのまま受け止めるすーちゃん。その現象についても、見えた幻の意味についても、詳しく語られません。

時に徒歩で、時にバイクで、時に自動車で。暢気なすーちゃんとたらたら出かけて、そんな「コトノバ」を一緒に目にしてみたくなります。

バイクを支え、バイクに支えられる

弱小バイク屋「恋ヶ窪ワークス」で働く店員、あやめ。彼女の技術はまだまだ半人前で、店長の「ボス」の腕前には敵いません。

それでも気持ちは負けてません。お客さんには親身に接し、粗い仕事もガッツで補う。かつてバイク事故で友人を失ったあやめは、バイク乗りとバイクを支える仕事を通して、過去を少しずつ乗り越えていきます。

著者
["せきはん", "大森しんや"]
出版日
2016-12-12

本作は2003年からバイク専門誌「ミスターバイク」で連載されていた、せきはん(当時の名義は大森しんや)の作品。

主人公のあやめは元レディースバイカーです。2年前、バイク仲間のしのぶを事故で亡くし、失意にあった彼女は飛び降り自殺を考えていました。そんな彼女を引き留めたのは、「バイクの妖精」を自称する妙な男。その妙な男こそ恋ヶ窪ワークスの店長で、通称ボス。

あやめは半人前ですが、事故の件を引きずってか、お客さんへの対応はとても親切です。バイクは他の乗り物と違って、乗り手は生身。事故や故障は即、死に繋がります。ですから、お客さんにとっては、あやめはとても頼りになる店員でしょう。

バイクの妖精ことボス曰く、荒れていた2年前ですらあやめは愛車のZXを丁寧に扱っていたようですし、元々整備の素質があったのだと思います。

「バイクってのは止まってると倒れちまうんだ」(『恋ヶ窪ワークス』より引用)

自殺を考えていた当時のあやめは、まさに止まったバイク。あやめは紆余曲折を経て恋ヶ窪ワークスで働くようになり、色々な人、色々なバイクと関わり合うようになりました。立ち止まることをやめた彼女は、倒れないように、前へ前へと進み始めます。

それぞれ事情のあるお客さん。あやめはそのお客さんのバイクを整備することで、お客さんと対話します。そしてバイクを通して世間と繋っていく……。基本的にコメディタッチですが、少しほろりと来る下町人情話です。

余談ですが、あやめとボスは同作者の『グッバイエバーグリーン』にゲスト出演を果たしています。

いかがでしたか?心底楽しそうな登場人物の姿を見ると、思わずバイクに乗りたい気分になります。感化されて、バイクの免許を取りに行くところから始めてみるのも面白いですね。

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