「義風堂々!!」の黒田官兵衛がかっこよすぎて惚れた…【名言】

更新:2021.12.22

『北斗の拳』の原哲夫、「半沢直樹」の八津弘幸などがタッグを組んで作り上げた『義風堂々!! 疾風の軍師 -黒田官兵衛-』。面白くない訳がない歴史漫画です。今回は本作の最大の魅力である主人公黒田官兵衛についてご紹介します!

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『義風堂々!! 疾風の軍師 -黒田官兵衛-』の魅力は主人公にあり

著者
["山田俊明", "八津弘幸", "原哲夫"]
出版日
2013-12-20

本作の主人公・黒田官兵衛は戦国時代から江戸時代にかけての武将です。彼が後世に名を残すほどの大名になったのは、優れた知略と柔軟な性格によるものでした。

『義風堂々!! 疾風の軍師 -黒田官兵衛-』では徳川家康が「自分がいなければ天下を取っていたのはある男だ」と孫の竹千代に語るシーンから始まります。彼は懐かしさや憧れすら感じさせるような表情でこう言うのです。

「そやつは風よ
なんとも心地よい風であった」

江戸幕府を築き、日本で最も有名な大名と言っても過言ではない徳川家康にそこまで語らせる人物。彼こそが本作の主人公・黒田官兵衛です。

黒田は敵を最小限の兵力で倒すなど、持ち前の頭の良さを活かして戦う武将でした。しかし自分より優れている織田信長や豊臣秀吉を知ると、その才能を正当に評価し、彼らに全面協力することにします。そして織田信長の優れた参謀として裏方として活躍するようになるのです。

そんな、才能はあるものの影の立役者的なイメージがある黒田官兵衛ですが、本作では彼を新しい角度から主人公として表現。ストーリーは史実に沿うものと、新しい解釈を与える斬新なものとがうまく織り交ぜられ、読者を飽きさせない展開を繰り広げていきます。

読んでいると歴史の教科書をもう一度見直して、違う角度からの黒田を想像してみたくなる本作。今回は新しいタイプの黒田官兵衛の魅力をご紹介!

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男が憧れる男!黒田は「風」である

著者
["山田俊明", "八津弘幸"]
出版日
2014-04-19


徳川家康が言うように、黒田官兵衛をひとことで表すと「風」。彼はつかみどころがなく、自由で、誰しも平等に「その人となり」を見ます。その器の大きさはこうありたいと思わせられるようなかっこよさがあるのです。

黒田は風で行き先を決めます。町家や民家が立ち並ぶ道のど真ん中にあぐらをかき、枝を地面に刺してその倒れた方向でどこに行こうか決めようというのです。

「風を待ってる
次はどっちへ向かうか
風さんに決めてもらおうと思ったんだが…」

漫画の中の人物だと思えば驚かされるような言動ではないかもしれませんが、この作品は歴史漫画というだけあってリアリティに溢れています。こんな自由きままな行動を現代ですることができたらと思うと、その難しさと憧れを強く抱かされる言葉です。

腹筋がやべぇ……

著者
["山田俊明", "八津弘幸", "原哲夫", "堀江信彦"]
出版日
2014-08-20


黒田官兵衛の魅力はその見た目。山田俊明の画風はかなり力強く、登場人物たちの性格を風貌で表すことに優れています。ある者は細面に、ある者は豪気を感じさせる様で描かれているのです。

その中で主人公の黒田は男前でありつつも強さを感じさせる風貌をしています。一文字の太い眉に女性のような長髪、裸にベストのような羽織という出で立ちの彼。普通だと変質者にもなりうる見た目ですが、黒田だとなぜかかっこいい。

特にベストの隙間から覗くバッキバキに割れた腹筋は信じられない完成度。どうしたらこんなに割れるのでしょうか。とにかくかっこいい。

見た目も自由な性格もすべてに惚れさせられる主人公が黒田官兵衛なのです。

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『義風堂々!! 疾風の軍師 -黒田官兵衛-』のかっこよさは作品でさらに詳しく!

著者
["山田俊明", "八津弘幸", "原哲夫"]
出版日
2015-01-20


最強タッグで描かれた黒田官兵衛がかっこよすぎる『義風堂々!! 疾風の軍師 -黒田官兵衛-』。彼の魅力は物語でどんどん展開される戦いのシーンでもより引き立ちます。

ぜひその様子は作品でご覧ください。彼の男らしさに惚れてしまうこと間違いなしです!

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