ギャグとシリアス、どちらを取っても素晴らしい!そんなBL作品、あなたはいくつ思い浮かびますか?今回は、エンゾウが描く笑いあり涙ありの素敵なBLを5つご紹介します。
エンゾウが描く作品の魅力は大きく3つ、挙げられます。
まず1つ目は、ストーリーのなかでギャグとシリアスがしっかり描き分けられている点です。思い切り笑えて、最後には感動する、そんなお話が多いです。
2つ目は、登場人物の美しさ。エンゾウの描くキャラクターは、肉体も表情も大人の男の色気が溢れています。
そして3つ目は、独特の世界観です。神様と人間、遠くの国の部族と日本人などの個性的な組み合わせが多く、ついつい惹き込まれてしまいます。
今回はそんなたくさんの魅力を持つエンゾウのBL漫画を、5つご紹介します。
八百富永寿は、その縁起が良い名前の通り、幼いころから全てが順調な生活を送っていました。しかし、白紙の封筒を受け取った日を境に、毎日ツイていないでき事に見舞われるようになります。
会社に遅刻したり、彼女に距離を置かれてしまったり……なぜこんなにも不運が続くのか原因が分からず、イライラしている彼の元に、ある日疫病神だと名乗る男、ヤトが現れました。
自分以外の人間には見えないヤトに頭を抱え、お祓いに通う永寿。しかしその効果は表れず、彼が自分の家から消える気配はありません。そんなとき、永寿が他の神に悪戯されているところを、ヤトが助けます。このことがきっかけで、2人の距離は縮まっていき……。
- 著者
- エンゾウ
- 出版日
- 2014-12-25
この作品の萌えポイントは、なんといってもヤト!普段は永寿にどれだけ文句を言われても控えめな態度で、それどころか美味しいお茶まで淹れてあげるような優しい神様です。長い前髪から時折覗く瞳も素敵です。
しかし、永寿にちょっかいを出してくる相手を一喝した時の表情は、鬼気迫るものがあります。この作品はギャグ要素が多めなので、だからこそ真剣な顔のヤトとのギャップが胸キュンせずにはいられません。
また、彼は神様ですが、物に触れることができます。さらに容姿も人間とほとんど同じなので、永寿の家に住み着いていると同棲しているように見えます。その状況はまさにBL。神様と人間のドタバタラブコメディです。
皇城大学で事務仕事をしている稜一郎。ある日教務課から、留学生をホームステイさせて日常的に世話をしてほしい、というとんでもない仕事を任されてしまいます。
そしてやってきたのが、カルタカです。彼は遠い国の集落からやってきて、日本で1人で生活するのは難しいとのことでした。
- 著者
- エンゾウ
- 出版日
- 2015-11-25
2人の初々しさや、カルタカのカタコトの日本語がとにかく可愛らしいBL作品です。少しずつ日本語を覚えていくカルタカのひたむきさにキュンとしてしまうでしょう。はじめは文化の違いに戸惑う稜一郎でしたが、いつしか彼のことが気になるようになります。
部族と日本人の組み合わせを描いたBLは珍しいですが、笑いと涙がありますし、カルタカのがっしりとした体つきは見飽きないほどキレイです。
主人公の三國が、会社に生けられている花に興味を持ち、花屋に足を運ぶところから物語がはじまります。そこで出会ったのは、花屋の店長とは思えないほどガラが悪い一ノ宮でした。
三國は既婚者である課長に想いを寄せていて不倫をしていましたが、ある日その現場を、一ノ宮に偶然見られてしまいます……。
- 著者
- エンゾウ
- 出版日
- 2010-05-12
ドSで俺様な一ノ宮と、彼にいじめられて困ったり泣いたりする三國。いじめっ子といじめられっ子のような関係性の2人に萌えてしまいます。
三國に対して酷いことばかり言う一ノ宮ですが、序盤から彼を気に入っていることがひしひしと伝わってきて、愛のあるSっぷりが光ります。三國と上司は不倫という関係を断ち切ることができるのか、そして一ノ宮とはどのような関係を築いていくのか、ぜひ見届けてください。
本作中で流行しているフェロモン症は、自分に好意を持つ人間を引き寄せて、襲われてしまいかねない病気です。自分のことが好きな相手をフェロモンによる甘い匂いで誘い、理性を崩壊させてしまうのです。
- 著者
- エンゾウ
- 出版日
- 2016-08-27
このフェロモン症は、自分のことを想う相手にしか効果が発揮されません。それはつまり、引き寄せられてきた人は自分のことを好きなのだと、言葉にされなくても伝わってしまうということも意味しているのです。
甘い匂いを感じ取った瞬間が恋に落ちた時なので、好きになったポイントが明確に分かってとても萌えます。
本作には複数のカップルの話が収録されていて、フェロモン症を取り巻く様々な人間模様を見ることができます。研究員同士の恋、学生同士の恋など、きっとあなたのイチ押しカップルが見つかることでしょう。
優しくてコミュニケーション能力が高い安藤は、ヘアメイクの仕事をしています。職場には、女性からとてもモテているスタイリストの羽賀がいました。
羽賀は容姿端麗で寡黙なところが素敵だと評判ですが、実際は人の気持ちを汲み取ることが苦手で、友達がいません。そんな彼の様子を見て放っておけないと思った安藤は、友達になろうと持ちかけます。
- 著者
- エンゾウ
- 出版日
- 2012-04-25
どんどん羽賀に絡んでいく安藤。自分にしか見せない羽賀の表情に惹かれ、徐々に恋愛感情が芽生えていきます。
なかなか想いが通じあわず、読んでいてもどかしくなる2人ですが、その関係性は時間が経つにつれて確実に変化しています。それぞれが自分の気持ちに気付く場面は胸キュン必須です。
本作は全2巻で、2人が結ばれていく様子が丁寧に描かれています。好きなカップルのお話をたっぷり堪能したいという人には特におすすめ。1巻目と2巻目の、2人の表情の違いは必見ですよ!
エンゾウの描くBLはどれもおすすめなので、ぜひ読んでみてください。