門地かおりならではの、独特の絵柄から醸し出される色気や魅力は、見る人の目を惹きつけて止みません。コミカルな台詞の言い回しは、リズミカルでテンポが良く、気付いたら一気読みしてしまうこと間違いなしです。今回は、そんな門地かおりのおすすめ漫画をランキング形式でご紹介します。
独特ながら美麗な絵と、個性的なキャラクターから織り成される門地かおりの作品は、台詞量の多さが特徴的です。アップテンポでコミカルな台詞回しは魅力的で、気付いたら一気に読んでしまうほどのめり込むことも。
さらに、綺麗な彩色が目を引く表紙は、思わず手に取ってしまうほどの美しさです。華やかな絵柄で構成される門地ワールドは、ギャグテイストの作品から切ないシリアスなものまで多岐に渡ります。
門地かおりの作品の中でも最長の連載漫画『生徒会長に忠告』をはじめ、超絶バカップルなラブコメや、歌舞伎役者の切ないシリアスなど、魅力的な作品を数多く手掛けているのです。
今回は、そんな変幻自在な万華鏡のような美しさを持つ、門地かおりの厳選おすすめ漫画を、ランキング形式でご紹介します。
優紀は歌舞伎界で人気の女形役者。脚本家の秋川とは遊び仲間でもあり、実は密かな想いを抱く相手でもありました。優紀はノンケの秋川に、軽い冗談を装って身体の関係を持ち掛けます。優紀に恋愛感情はないものの、興味本位でその誘いにのる秋川。身体の関係を結ぶことで、優紀は秋川の心の変化にも期待をします。優紀の切ない気持ちとは裏腹に、秋川の真意は残酷なもので……。
表題作の続編にあたる「小春日和」や、他の読み切り作品も収録しており、旧作版よりさらにグレードアップされた内容となっております。
- 著者
- 門地 かおり
- 出版日
- 2009-02-10
本作は、門地かおりの作品の中でもひと際切ないストーリーとなっています。報われない恋心を抱きつつも、恋い焦がれて止まない秋川に触れてもらえる悦びを感じずにはいられない優紀……。その切ない気持ちが、優紀の女形役者としての演技にも磨きをかけていくのが、虚しくも美しさを感じさせます。
優紀の気持ちを知らず、秋山は行為の最中は優紀に顔を隠すように指示するなど、割り切った態度を示してきます。それでも、あくまで行為だけの関係、と親友の関係を維持しようとする優紀のいじらしさがたまりません。
読み進めるたびに切なさに胸が締め付けられる、優紀の片想いの結末を、ぜひご覧ください。
高校柔道界でトップレベルの戦績を誇る阿久津は、柔道の試合会場で村上に一目惚れをしてしまいます。一人の選手として憧れていた阿久津に突然告白され、戸惑う村上。
阿久津の猛アタックの甲斐あってか、やがて村上は阿久津の気持ちにどんどん絆されていき、ついに二人は両想いになります。しかし、念願の両想いになったのもつかの間、さらなる試練「初エッチ」が二人の前に立ちはだかり……!
コミカルな台詞の掛け合いと、美麗絵とギャグテイストの絵柄のギャップが癖になる作品です。門地かおりワールド全開のハイテンションラブコメディに、笑いと萌えが止まらなくなること間違いなしです。
- 著者
- 門地 かおり
- 出版日
- 2006-08-30
門地かおりの描くキャラクターは、とにもかくにも「美しい」の一言に尽きます。もちろん、今作のカップル、阿久津と村上も例に漏れず見目麗しい二人。しかし、そんな美しい二人が、めちゃくちゃにハイテンションで、シュールなやり取りを繰り広げるのです。ツッコミ不在のやり取りは、抱腹絶倒もの。ぜひ、思いっきり笑える環境で読んでみてください。
悶々としたやり取りを経て、初エッチに挑む二人。相変わらずのおかしなやり取りを繰り広げつつも、美しく色気たっぷりの美麗絵で描かれる初エッチシーンは、思わず見惚れてしまいます。
ポップでキュートなBLが読みたいという人に一押しの一冊。読後の幸福感と充足感に浸ってみませんか?
性知識がまだしっかりと身についておらず、肝心の場面では思わず天然を発揮してしまう主人公の進藤。授業をサボって図書館に来た進藤は、そこで、別の生徒が先生に没収されたエッチな雑誌を見つけます。こっそりと、エッチな雑誌を読もうとしていた進藤の前に、同学年の男子、正津が現れます。
「一緒に見よう」と正津に持ち掛けられ、エッチな雑誌を読み始めた進藤。読み進めるごとに何だか悶々としてきて、二人はその雰囲気に流されるまま、何と初体験へと展開していきます。
表題作を始め、ショートストーリーを数本収録した「可愛い」がギュッと詰まった珠玉の一冊です。
- 著者
- 門地 かおり
- 出版日
- 2012-08-09
美麗絵で描き下ろされた新装版表紙は、爽やかで大人っぽい雰囲気。ですが、実はこの二人、小学生なのです。幼さゆえにエッチな知識があやふやで、ピュアな進藤。そんな進藤とは打って変わって、大人っぽい正津は、巧みに進藤を追いつめていきます。そんな正津に翻弄されて、メロメロになる進藤の姿には、胸キュンが止まりません。
手探りでエッチなことをする二人。進藤のうぶな反応は、まるで性教育を受けているかのような倒錯感を感じさせます。将来有望なカップルの行く末を応援したくなる、幸せなお話です。
細身の体系でドジな五百川は、天然で優しい男子高校生。年上の先輩で超絶イケメンなモテ系男子の倉橋は、そんな冴えない五百川に恋をしてしまいます。恋するイケメン倉橋の暴走は留まるところを知らず、周りの目なんてお構いなしに、ど変態全開で五百川に猛烈アタックを繰り広げます。
超ストレートな下ネタを繰り広げながらも、下品に感じさせないのは門地かおりの美しい絵の成せる業とも言えるでしょう。眩しい程にイケメンな倉橋に、ピュアな五百川が陥落していく様は、笑いと胸キュンが止まりません。
- 著者
- 門地 かおり
- 出版日
- 2009-02-10
台詞のチョイスが絶妙で、思わず漫画に対してツッコミを入れたくなる程コミカルな表題作。イケメン男子、倉橋の暴走っぷりと、天然過ぎる五百川の反応とのギャップが癖になります。テンポ良く繰り広げられる会話は、門地かおりならでは。コミカルなのに、とてもキュートでエッチなストーリーです。倉橋と五百川がくっ付いて、初エッチするまでが中々長い道のりなのですが、念願のエッチシーンは満腹になるほど濃厚です。
表題作の他に、読み切りが二本収録されていて、こちらは雰囲気がガラッと変わって、シリアスなストーリーとなっています。コメディとシリアス、両方を楽しめる濃厚な内容に、大満足すること間違いありません。
門地かおりの作品の中でも最長を誇る長編コミックス。様々な登場人物が織り成す人間関係が、複雑に絡みあいます。
地味な見た目とは裏腹に、天然男たらしの魅力を振りまく生徒会長の国斉。危なっかしい国斉の面倒を見つつ、その無自覚な色気に不覚にもときめいてしまう副会長の知賀。この気持ちは気のせいだと知賀は自分に言い聞かせるけれど、国斉に対するときめき指数は上がる一方で、気付いた時には勢いでキスをしてしまっていて……!?
美しい男・知賀が自身の気持ちに苦悩する姿や、周りの人を魅了して止まない国斉の秘められた魅力に目が離せません。ハイスクールラブストーリーの魅力がたっぷりつまった、門地かおりの代表作です。
- 著者
- 門地 かおり
- 出版日
- 2005-09-30
クールでイケメンな知賀が、地味系なのに色っぽい国斉に振り回される様子は、思わずにやけてしまいます。超が付くほど天然な国斉は、危機感が薄く、電車で痴漢されても気付いていない程。危なっかしくて見ていられないと世話を焼く知賀自身が、痴漢と同じように国斉にムラムラとした気持ちを抱くようになっていってしまう過程にも、萌えが止まりません。
また、二人を取り巻く人間関係も、注目ポイントの一つ。メインカップルとは違った、魅力的なカップルが登場していきます。ぜひ、シリーズ全編通して読んで頂きたい作品です。
独特な絵柄に引き込まれてしまったら、抜け出せない門地かおりの世界。いかがでしたでしょうか?テンポのいい台詞回しと、これぞ王道BL!といった、ポップでキュートな作品、それとは対照的なシリアスな作品と、様々な門地かおりの魅力を、ぜひ一度ご覧くださいね。