みちのくアタミの描く登場人物は、オシャレでかっこよく、洗練された雰囲気です。思わず胸が締め付けられるような切ないシナリオから、甘々なラブストーリーまで、多彩な物語を手掛けています。そんな魅力たっぷりの作品をご紹介していきましょう。
みちのくアタミの描くイケメン男子は、しっかりとした等身で、オシャレでセクシーな雰囲気。表情のバリエーションが豊富で、思わず見惚れてしまうこともあります。コミックスの表紙を飾る彼らの何とも言えない表情には、つい手に取ってしまう魅力を感じます。
どの作品も綿密なシナリオ構成で、読み応えは抜群。丁寧に作り込まれたストーリーや登場人物の設定からは、キャラクターの感情が伝わってくるかのようです。
また、センス抜群の台詞も注目ポイントのひとつ。隅々まで楽しめるみちのくアタミの作品をご紹介していきます。
友人の中山に恋をするゲイの鈴原は、その気持ちをひた隠していました。しかしそんな彼の気持ちを知らずして、金欠の中山はラブホテル代わりに鈴原の部屋を貸してくれと頼んできます。
非常識な申し出ながら、惚れた弱みで中山からのお願いを了承してしまう鈴原。やるせない思いに自暴自棄になっていたとき、隣の家に住む西野と勢いで身体の関係を持ってしまいました。
西野は、ヤれれば何でもいい、という軽薄な男なのですが、片思いに思い悩む鈴原を見ているうちにいつしか心惹かれていき……。
本作はみちのくアタミのBL初コミックス。渾身の切ないラブストーリーは必見です。
- 著者
- みちのくアタミ
- 出版日
- 2016-01-23
きっと思わず胸が締め付けられるような、切ない話なんだろうと予感させるほど、表紙の鈴原の切ない表情に惹かれます。
友人の中山への想いをひた隠しながら平気な素振りで接する鈴原が痛々しく、読み進めるたびに何度も切ない気持ちになってしまうでしょう。さらに、鈴原の想いなんてお構いなしに、身体の関係だけを目的としていた隣人の西野の気持ちの変化にもどんどん引き込まれています。
デビュー作ながらも、表現豊かで魅力がたっぷり詰まった内容の本作、ぜひ手に取ってみてください。
そこそこイケメンを自負するヒロトは、ナンパした女の子に薬を使って楽しもうとしていたクズ野郎。そんな状況に示し合わせたかのように、美少女に逆ナンされちゃいました。
しかし実はその美少女、ショータは「女装男子」で、しかもバリタチ。逆に良いように抱かれてしまいます。そしてこのでき事をきっかけに、ヒロトは内側から気持ちよくならないと満足できない身体になってしまって……。
この他にも2本短編漫画が収録されていて、どれも意外性のあるストーリーやキャラクターが魅力的です。それぞれのストーリーに共通点があり、世界観が繋がっていてさらに作品を楽しめます。
- 著者
- みちのくアタミ
- 出版日
- 2016-12-17
みちのくアタミが描くイケメン男子が乱れるエッチシーンは、超見所ポイント。ノンケでクズ野郎のヒロトが、可愛い女装男子のショータによって快楽落ちさせられちゃう様子は、萌え転がるほどたまりません。
お互い初めての感情や性癖に目覚め、相手無しではいられなくなるほどの恋に落ちていく過程は胸キュンものです。
また、女性ものの下着を付けてエッチをするカップルや、喧嘩の勝敗でエッチの上下を決めちゃうケンカップルなど、キャラクターもストーリーも個性溢れる作品が2作品同時収録されています。こちらも合わせてまるっと楽しめる、大満足の一冊です。
孤児院で育った昭彦は、誰からも必要とされずに疎外感を感じる日々を送っていました。絶望を感じ、生きることを諦めようとしていたその時、彼の命を救ってくれたのは、胸を貫かれても死ぬこともできない孤独な吸血鬼でした。
何かお礼がしたいと、吸血鬼の和重の元に行く昭彦。永遠の時を生き、死ぬことができない和重は、昭彦に殺してくれと頼みますが……。
風当たりの強い世間に絶望し死にたいと願う昭彦と、永い時を生き続け死にたいと願う和重。互いの孤独感に触れ、気持ちが絡み合っていく、人間と吸血鬼の異種間ラブ・ストーリーです。
- 著者
- みちのくアタミ
- 出版日
- 2017-04-22
シリーズ物の第1作目となる本作は、丁寧にシナリオを作り込んでいるためエロ度は少ないながらも、濃厚な内容。また、「死」や「孤独」といった、シリアスな題材ながら、要所要所にコミカルな掛け合いもあり、重たくなりすぎず楽しむことができます。
みちのくアタミの描くキャラクターの、魅力的な表情が冴えるのも本作の魅力。和重が口元から血を垂らすシーンは、何とも言えずセクシーです。そんな彼の表情に思わずムラムラとしてしまう昭彦に、読者も共感してしまうことでしょう。
未完結の本作、1巻を読んでしまえば完結まで追いかけたくなること間違いなしです。
兄の親友である恵は、幼少期は優しかったのに、今は惣次郎に対して冷たい態度をとってきます。惣次郎も、そんな恵に対して距離をはかりかねていました。
そんなある日、惣次郎は兄の部屋の前で、恵の「ある姿」を目撃してしまい……。
恵の特殊な「敏感体質」は、少しでも触れられると感じすぎてしまう厄介なもの。恵が感じてしまう姿は色気たっぷりです。敏感体質ならではのエッチなシチュエーションにも萌える、魅力満載な作品です。
- 著者
- みちのく アタミ
- 出版日
- 2016-03-10
ヤンキーのような振る舞いで惣次郎に冷たく接する恵が見せる、「敏感体質」による反応がたまりません。しかもそのキッカケは、幼少期、惣次郎が眠る恵にこっそりキスマークをつけたせいだということ。再び惣次郎に触れられた恵が真っ赤になって感じる姿は、思わずギャップ萌えしてしまうほど可愛いです。
みちのくアタミの描く色気たっぷりの表情には、思わず目が釘付けになること間違いなし。惣次郎と恵の2人の想いが通じ合ったエッチシーンは、感じている表情がたまらない濃厚なものになっています。
いかがでしたでしょうか?みちのくアタミの描く表情豊かで魅力的なキャラクターや、綿密に練られた切ないストーリーは必見です。気になった作品から、ぜひチェックしてみてくださいね。