池玲文のおすすめBL漫画5選!多彩なストーリーが魅力

更新:2021.12.3

現在発売しているコミックスの数々のタイトルを見る通り、独特で個性的な印象を与える池玲文。キャッチーで王道なBLから、ヤクザものやオヤジ系など、多彩なジャンルを手掛けています。高い画力で描かれる作品は、どれも見応え抜群です。

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変幻自在に多彩なジャンルを手掛ける池玲文

池玲文の描く登場人物は、とても華やかで魅力的です。美男子が絡み合う姿は思わずため息が出る程美しく、見る人の目を引き付けて止みません。

また、現在発売されているコミックスは、王道BLからガチムチ系・シリアスや甘々など、一つのジャンルにとらわれず、多彩なラインナップ。そして、エッチシーンにおいては、池玲文のこだわりが随所に感じられる気合の入り方を感じられます。

今回は、そんな池玲文の作品をご紹介させていただきます。
 

ヤクザBL漫画の真骨頂!池玲文の描く美しく強靭な男たち

加賦は梅崎組の組長の息子。そんな加賦は、父に組を継ぐように言われますが、どうにも気が乗りませんでした。その一方で、周りから跡目だと噂される佐川は、加賦に韮沢を手渡すようにと言ってきて……!?

自分の使える手駒、そしてそれ以上に可愛がっている情人である韮沢。そんな韮沢を、加賦は佐川に引き渡してしまうのでしょうか。

先が気になる、池玲文のヤクザBLのシリーズ作は必見です!
 

媚の凶刃(1)

2014年05月10日
池玲文
リブレ

本作は、シリーズ物として構成されていて、池玲文のしっかりと構成されたストーリーの中でもひと際こだわり抜かれた一作となっています。血生臭い印象があるヤクザものですが、作者の描く美男子はとても美しいので、読みやすいのが魅力的。

若頭である加賦はとても男気が溢れていて、かっこいいのですが、受けである韮沢が、凛々しく男前で、攻めの加賦を上回るのでは?と、思うほど。強く美しい二人が絡み合う光景は、思わずうっとり見惚れてしまいます。

シリーズの第一弾となっており、先が気になる展開となっていますので、1巻を読んだらすぐさま2巻が読みたくなること間違いなしです。
 

前作には『媚の椅子』という1巻完結の作品もありますので、そちらから読むのもおすすめです。

愛してはいけない人を愛してしまった禁断の愛を描くBL漫画

ある夏の日、14歳の果の前に現れた涼。2人は自然に惹かれ合い、ずっと一緒に居たいと願うほどに愛し合う仲になります。しかし、不意に涼は果の前から姿を消してしまい……。

それから22年の時を経て、2人は再会します。実は、涼は過去にタイムスリップしていて、当時14歳だった涼の実の父親・果と出会い、恋に落ちていたのです。

果は涼の父親ですが、涼が幼いころに別離していました。タイムスリップしたとはいえ、2人は血が繋がった親子。倫理観や禁忌に苛まれながらも惹かれずにはいられない、苦悩と愛しさが入り混じった、切ない禁断の愛の物語です。

著者
池 玲文
出版日
2010-10-09

男同士、血の繋がった親子、そんな背景を抱えながらも、どうしても惹かれずにはいられない果と涼の関係が切なくも胸を締め付けるストーリー。特殊な設定を得意とする池玲文ならではの、タイムスリップものです。

池玲文のこだわりが感じられる、しっかりとした構成力で、2人の一途な愛情が読者にもしっかりと伝わってきます。それらは、倫理観や常識に囚われることなく、素直に伝わってくるのです。池玲文の美しい絵柄で描かれる、親子の禁断の愛の結末を、ぜひご覧ください。
 

独特な世界観が癖になる、疑似親子のイケナイ関係

池玲文の描く、ファンタジー要素満載の本作は、おとぎ話のような世界観が魅力です。変わり者で孤独なとと様は、様々な機械を扱うメカ屋。そんなある日、幼いころに両親を亡くしたツノが、孤独な彼の元へやってきます。小さなツノの、無垢で純真な愛らしさに、徐々に癒されていくとと様。

そして、次第に仲睦まじい親子のような関係になっていきます。成長し、愛らしさに色っぽさが加わったツノ。自分を拾ってくれたとと様に、保護者以上の気持ちを抱いていたツノは、とと様に迫るようになります。そんなツノの色気と愛らしさに、理性が効かなくなってきたとと様はついにツノに手を出してしまいます。
 

著者
池 玲文
出版日
2012-04-24

本作は、何と言ってもツノの可愛さに癒される一冊となっております。幼いツノの純真無垢な愛らしさから、話が進むにつれ成長していく中で加わった色気が、さらに魅力的です。常にとと様の後を追いかける小さなツノの可愛らしさは悶絶必至!

とと様がツノに初めての自慰を教えるシーンは、いけないことをしているような、何とも言えない色っぽさがたまりません。エッチシーンでは、とと様の男らしい身体とツノの可憐な身体が対照的で、体格差萌えの要素がふんだんに詰まっています。

可愛くて幸せな2人にほっこり癒される、そんな一冊です。
 

池玲文が描く美しく切ない契約関係

3代目画廊オーナーの安藤は、ビエンナーレ会場で青の絵画と、その作者・紲熔に心奪われてしまいます。安藤は紲熔のパトロンとして名乗りを上げ、森の屋敷に紲熔を囲います。次第に、彼らは契約関係以上の関係・恋人という関係を持つようになり……。

美しい環境で、ただ絵を描き続ける紲熔。そんな紲熔を、安藤は愛しく優しい眼差しで見守りながら、時折身体を重ねます。浴室で、書きかけのキャンバスの前で、様々なシチュエーションで愛を育む2人の様子は、まるで絵画そのもののようです。

あなたもその美しさに酔いしれてみませんか?
 

著者
池 玲文
出版日
2006-09-09

若く財力のある美男子・安藤が、天真爛漫で才能あふれる紲熔に惚れ込み、パトロンになってまでして紲熔を囲い込んでしまう深い愛情に、思わずうっとりとしてしまいます。2人きりの環境で、愛情を育む様子は幸せそのもの。

しかし、紲熔との関係が世間に露呈しそうになってしまいます。紲熔の将来を考え恋人関係を放棄してしまう、そんな安藤の心情には、思わず胸を打たれます。本当に愛しているからこそ様々な苦悩を抱えながら葛藤する、安藤と紲熔の2人の結末を、ぜひその目でお確かめください。
 

めくるめくプレイの数々に唖然騒然!

時は2107年。近未来が舞台となる本作は、天才科学者の銀閣と、その助手・茅ノ谷の、主従ラブ・ストーリーとなっています。

銀閣に憧れ、念願の助手となった茅ノ谷。彼は、都市再生の研究に携わることを夢見ていましたが、現実は銀閣の実験台として身体を弄ばれる日々でした。
 

天才で潔癖症の銀閣は、気難しく孤独を背負った科学者。しかし、茅ノ谷との日々で、少しずつ銀閣の心境に変化が生じていきます。

笑いあり、涙ありの、破天荒ストーリーは必見です!
 

著者
池 玲文
出版日
2009-05-30

潔癖症で気難しく、孤独を背負う科学者銀閣。そんな難ありだらけの彼が、モルモット同然の扱いの助手・茅ノ谷にどんどんとのめり込んでいく様子に目が離せません。実験と称したプレイの数々を、事細かに説明する銀閣には、とんでもない羞恥プレイなのでは?と、思わず突っ込んでしまいたくなります。

しかし、長年孤独に過ごした銀閣が茅ノ谷に愛情を感じ始め、心を開いていく過程には切なさを感じてしまい、思わず泣けてしまうほど。2人が結ばれてからの銀閣は、以前の彼とは違い、可愛らしい一面も垣間見え、思わずギャップにキュンキュンしてしまうでしょう。

萌えポイントがぎゅっと詰まった本作に、大満足すること間違いなしです。
 

いかがでしたでしょうか?王道BLから、異世界パラレル、ガチムチなヤクザものまで、幅広いジャンルを手掛ける池玲文の作品は、飽きることなく読者を楽しませてくれます。ぜひ、池玲文の描く、麗しい美男子の魅力に酔いしれてみてくださいね。

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