声優・花江夏樹主演でアニメ化した漫画『政宗くんのリベンジ』をネタバレ紹介! 幼いころに好きな人にこっぴどく振られた少年の復讐を描く、学園リベンジラブコメ『政宗くんのリベンジ』。TVアニメ化もされた人気の完結作品です。この記事ではその魅力を、コミックス各巻の内容に触れながら紹介していきます!
『政宗くんのリベンジ』の一番の魅力は、なんといっても個性の強いキャラクターたち。
ナルシストな主人公・真壁政宗(まかべまさむね)と、男嫌いで大食いなお嬢さま・安達垣愛姫(あだがきあき)をはじめ、クセのあるキャラクターが次々と登場し、ストーリーを盛り上げていきます。
そんなキャラクター同士のやりとりや、そこから生まれるフレーズも本作の見どころのひとつ。何気なく繰り出されるユーモラスな言い回しは、印象に残ること間違いなしです。
2017年には声優の花江夏樹主演でアニメ化されました。(公式サイトはこちら)
アニメでも漫画でも面白さ満載の『政宗くんのリベンジ』をご紹介していきます!
また、各巻の見所について詳しく紹介していくこの記事は、ストーリーのネタバレを含みますので、ご注意ください。
- 著者
- 竹岡 葉月
- 出版日
- 2013-04-27
幼少期、政宗は愛姫に思いを寄せていましたが、太っていることを理由に「豚足」というあだ名を付けられ振られてしまいます。傷心の政宗は、祖父のもとで過酷な鍛錬を重ねてダイエットに成功し、細マッチョなイケメンへと変貌を遂げました。
8年後、復讐を果たすために愛姫の通う高校に編入した政宗は、彼女の情報を集めつつ、かつて振られた存在であることもうまく隠しながらアプローチを仕掛けます。そんなある日、政宗のもとに一通の手紙が届きました。
そこには、あの忌まわしきあだ名「豚足」の文字が……。
八坂高校に編入したばかりの真壁政宗は、ダイエットの末に手に入れた外見と人当たりの良さのおかげで、充実した生活を送っていました。そんなある日、ひとりの女子生徒が突然に教室に乱入してきます。そして、同級生の男子生徒にあだ名を付けて振ったのでした。
彼女は安達垣愛姫。告白してくる男子を振るだけでなく、変なあだ名までつけることから「残虐姫」と呼ばれ、恐れられていました。それを聞いた政宗は、不敵な笑みを浮かべます。
実は8年前、政宗も彼女に「豚足」というあだ名を付けられて振られていたのです。彼はその復讐を果たすために、わざわざ愛姫のいる高校に編入してきました。彼女を自分に惚れさせ、正体を明かして振るという「デッド・オア・ラブ作戦」を成功させるために……。
しかし、正体を隠していた政宗のもとに、突然「豚足」と書かれた手紙が届きます。差出人は愛姫の使用人・小岩井吉乃(こいわいよしの)。計画は失敗に終わったかと思いきや、彼女はいきなり政宗の復讐に協力すると申し出るのでした。
- 著者
- 竹岡 葉月
- 出版日
- 2013-04-27
さっそく始動した「デッド・オア・ラブ」作戦。
まずは、政宗は愛姫が「大食いである」などの切り札になりそうな情報を集めながら、愛姫に恨みを持つクラスメイトの襲撃から彼女を守るなどして順調にアピールを重ねていきます。しかし、メールアドレスの交換は断られてしまい、なかなかうまく進展させることができません。
ところがある日、吉乃の協力で愛姫とのデートが実現します。吉乃はどうして彼に協力するのかというと、「失恋によって愛姫に謙虚になってほしい」という願いを持っていたのでした。
心強い協力者を得て、政宗のリベンジ計画は本格化していくことになります。
ひょんなことから実力テストで勝負することになった政宗と愛姫。ところが、愛姫が風邪を引きテストを欠席してしまいました。政宗もわざと赤点を取って一緒に補習を受けます。
その後も少女漫画などで得た知識を武器に愛姫にアプローチをかけますが、吉乃から容赦なくダメ出しを受けます。
吉乃は、押してばかりの政宗に引いてみることをアドバイス。さっそく実行に移してみると、効果抜群。愛姫自ら政宗に接触したり、吉乃と一緒にいるところを見てヤキモチをやいたりと、愛姫は政宗のことをかなり意識するように。
- 著者
- Tiv
- 出版日
- 2013-07-27
ところがある日、政宗の前に謎の美少女が現れます。しかもその謎の少女は愛姫の前で、会ったこともないはずの政宗に抱きついたのでした。さらにその少女は後日、八坂高校に転入してきます。
少女の名前は藤ノ宮寧子(ふじのみやねこ)。彼女は「政宗に会うために転入してきた」というのでした。
記憶の食い違いを正すため、政宗は寧子と2人で話をします。しかしその最中に寧子から言い寄られてしまい、慌てた政宗が「自分は愛姫のことが好きだ」というと、寧子は突然愛姫のもとに向かい、彼女に「恋のライバル」として宣戦布告するのでした。
しかし実は、政宗と出会った話が嘘だったり、病弱なフリをしたり、さらにはいきなり愛姫に宣戦布告したりと、その言動はまったく読めません。
彼女の登場により、「デッド・オア・ラブ作戦」に暗雲が立ちこめてきます……。
寧子の出現により、不機嫌になる愛姫。虫のいどころの悪くなった彼女は政宗と口喧嘩に。そのとき、誤ってカバンを体育教師にぶつけてしまい、ふたりは一緒にプール掃除をする羽目になりました。
その最中、愛姫が不意に「自分のことが好きだということを証明しろ」と政宗に言いつけてきます。政宗はその証明としてキスをしようとしましたが、すんでのところで彼女から強烈な一発。
踏んだり蹴ったりな政宗が学校から帰宅しますが、そこで目にしたのは、吉乃と寧子が政宗の母・絹江と料理を作っている光景。どうしてこんな状況になったかというと、寧子を危険視した吉乃が彼女の情報を得るために尾行していたところ、見つかってしまい、そこを通りかかった絹江に招き入れられ、一緒に台所に立つことになったのだそうです。
ひょんなことから皆で夕食を食べ、花火をすることに。楽しい時間を過ごしたかに見えましたが、その帰り道に吉乃は「寧子に流されないように」と、彼に忠告するのでした。
夏休みに入りると、政宗は愛姫、寧子、クラスメイトの双葉妙、朱里小十郎とともに、孤島にある安達垣家の別荘に旅行することになります。島に行く船の中で、吉乃は政宗を「旅行中に結果を出せなければ全てをバラす」と脅します。
その言葉に焦った政宗は、出迎えてくれた愛姫の父親の秘書・由井崎翠(ゆいさきみどり)に自己紹介した時、あろうことか「愛姫さんと交際しています」と宣言してしまうのでした。
- 著者
- Tiv
- 出版日
- 2014-03-27
3巻の愛姫は、寧子による政宗へのアプローチを幾度となく見せつけられてイライラしっぱなし。そのせいで政宗への好感度も下がってしまい、案の定「デッド・オア・ラブ作戦」は難航を極めます。
吉乃が寧子を尾行して情報を得ようとしますが、成果が出ません。そこで、夏休みの旅行で、政宗に難題をつきつけるなど、吉乃からも焦っている様子が見受けられます。
一方、寧子と吉乃が政宗の家に招かれるシーンでは、寧子が政宗の部屋から8年前の写真を持ち出したり、絹江が寧子のことを知っていたりと、ひっかかる点がちらほら。
政宗と寧子には、いったいどんな過去があるのでしょうか?
翠の執拗な煽りと、女性相手には見栄っぱりな愛姫の性格により、政宗の一か八かの交際宣言は成功。「島にいる間は付き合っているフリをする」ということになりました。
しかし、ビーチでは寧子の誘惑にあうわ、愛姫が翠の目を盗んでいつもどおりに振舞うわで、政宗はなかなか計画を進めることができません。状況を打開すべく「肝試し」で愛姫の好感度アップを狙いますが、愛姫に彼氏ができたことに嫉妬した翠の妨害により、またもや失敗に終わります。
結局、吉乃から課せられたミッションは達成できなかった政宗。しかし、吉乃から見て愛姫の好感度は悪くはなかったということで、何とか暴露を免れたのでした。
旅行から戻ったある日、政宗は昔の写真が無くなっていることに気づきます。すぐに犯人は寧子だと察し、彼女の自宅へ。そこでまたしても彼女に迫られますが、今度はきっぱりと振ります。
その後、突然寧子が行方不明に。捜索の末政宗が見つけ出すものの、今までのか弱い振る舞いは嘘ではなく、本当に病弱な彼女は倒れてしまい病院へと運ばれるのでした。そこで政宗は、これまで謎に包まれていた寧子の過去と、真意を知るのでした……。
一方愛姫は、これまでの政宗のアプローチのかいあり、彼への思いについて悩み、考えていました。そんな彼女の前に、謎の人物が現れます。その人物は、幼少期の政宗に似たぽっちゃり体型の男で……。
- 著者
- Tiv
- 出版日
- 2014-09-27
4巻では、いまひとつ掴みどころの無かった寧子について、さまざまなことが明らかになります。まずひとつめが、今までの政宗への気持ちが「嘘だった」ということ。もうひとつは、彼女の目的が「恋をすることだった」ということです。
小さな頃から病弱だった彼女は、生きているだけで不満はなかったといいます。しかし、死を意識したとき、初めて人生に希望がないことに気づいたのです。
「目的のために嘘の思いを伝える自分と政宗は似ている」と寧子はいいます。そして、「思いが届かなかった自分と同じ道を歩むのか」と、政宗に問うのです。その言葉は、これまで復讐を目指して突き進んできた政宗の心に、迷いを生じさせました。
そして今巻のラストでは、8年前の愛姫が、当時のぽっちゃりしていた政宗の体型を、実は気に入っていたということが明らかになります。そしてそこに、見計らったかのようなタイミングでぽっちゃりした人物が登場。愛姫はその人物を、8年前に自分のもとを去った「政宗」だと勘違いしてしまうのでした……。
一難去ってまた一難。波乱の予感がするラストシーンです。
突然現れたぽっちゃり男子・雅宗兼次(がそうかねつぐ)は政宗に対し、「自分は愛姫の許婚だ」と宣言します。吉乃に事情を尋ねると「先代の取り決めでそういう話になった」というのです。証拠もあると言われますが、政宗は納得できません。
そんななか、文化祭のクラス演劇で、政宗のいる2年B組は「白雪姫」をやることになります。ところが、愛姫のいるA組と演目が被り勝負することに。さらに政宗は個人的に兼次と接触し、「後夜祭で愛姫と踊る権利」を賭けて勝負することになるのでした。
しかし、文化祭当日、政宗は風邪を引いてしまいます。保健室で休むことができましたが、突然何者かに連れ去られてしまいました。一方、兼次も吉乃にだまされ、体育倉庫に閉じ込められてしまいます。
白雪姫の演劇は、いったいどうなってしまうのでしょうか?
- 著者
- ["Tiv", "竹岡 葉月"]
- 出版日
- 2015-04-27
突然現れた兼次が八坂高校に転入し、政宗の強力なライバルとなります。
愛姫の許婚だと主張する兼次。先代が交わしたという誓約書がある上に、「政宗が戻ってきた」と思っている愛姫もまんざらではない様子です。「デッド・オア・ラブ作戦」はまたもやピンチを迎えます。
兼次の目的は、安達垣家に婿入りして、没落してしまった雅宗家の台所事情を回復させること。雅宗家当主として出席したパーティーで秘書の翠と出会い、政宗と勘違いされたのを利用して愛姫に近づいたのでした。
愛姫とのダンスを賭けて「白雪姫」の王子役として対決することになった政宗と兼次。ところが、本番直前に2人とも拉致されてしまいます。この勝負、一体どうなってしまうのでしょうか?読者をハラハラさせるラストになっています。
どこかの物置に閉じ込められ、布団でぐるぐる巻きにされてしまった政宗。彼をさらったのは、愛姫の取り巻きでした。
一方、A組も兼次がいなくなったことで大慌て。代役を立てようにも、兼次のサイズに合わせて作った衣装は他の誰にも着られません。悲観する愛姫でしたが、「練習を無駄にしたくない」と、王子不在でも舞台をやろうと決断します。
何とか脱出した政宗は、A組が白雪姫を上演していることを知らされます。王子不在の舞台で熱演する愛姫を見て政宗は、「無駄にさせたくない」と自らが代役となり、A組の舞台に上がることにしました。
風邪の症状が悪化し、歩くことすらままならない状態で愛姫のもとへ行く政宗。キスをする「フリ」のはずが、勢い余って本当にしてしまい、最後は愛姫から彼への強烈な一発で終演。大盛況の中で閉幕します。
後夜祭で、愛姫は結局誰とも踊らず、政宗とのキスを思い出しては殺意の炎を燃やします。そこにやってきた兼次に、神妙な面持ちで「8年前、どうして突然姿を消したのか」と尋ねるのでした……。
- 著者
- Tiv 竹岡葉月
- 出版日
- 2015-11-27
6巻では、これまで強気の姿勢しか見せてこなかった愛姫のか弱さが垣間見えます。文化祭の本番直前で、兼次が姿を消した際には、
「……また政宗……肝心な時にいなくなるの……?」(『政宗くんのリベンジ』6巻から引用)
と悲しげな表情を見せました。また兼次に、8年前に突然いなくなった理由をたずね、はぐらかされた際にも、
「……あなたにとっては『そんな』で片付けられる話なの……?」(『政宗くんのリベンジ』6巻から引用)
と表情を曇らせます。
いずれも、彼女の過去に何か大変な出来事があったことをほのめかすシーンとなっています。
時は進み、八坂高校の生徒たちは、修学旅行でフランスを訪れました。「愛の国・フランス」の舞台を借りて「デッド・オア・ラブ作戦」を進めようと意気込む政宗でしたが、意外なことに愛姫のほうから自由時間に話がしたいと誘われます。
しかし、偶然出会ったフランス人のオタク女子・ミュリエルに、「漫画のモデルになってほしい」と頼まれてしまいます。一度は断る政宗たちでしたが、マフィアであるミュリエルの兄に脅され、協力することになるのでした。
また、兼次の妨害をしようとしていた吉乃は、逆に弱みを握られてしまい、おとなしくするよう釘を刺されてしまいます。握られた彼女の弱みとは……?
一方、ミュリエルの漫画作成に協力しつつ、一緒に行動していた政宗と愛姫。そこで彼女は自分の口から、昔のことを話しはじめます。こうして政宗は、愛姫が兼次を自分と勘違いしていること、そして自分の過去と、彼女の話に大きな相違があることに気づくのです。
- 著者
- Tiv 竹岡葉月
- 出版日
- 2016-06-27
7巻では、初めて愛姫の口から過去の話を聞くことになります。
8年前、愛姫の両親が離婚した際、政宗は「一緒にいて、励ましつづけてあげる」と約束してくれました。しかしそれ以降、政宗は会いに来てくれなくなったというのが愛姫の記憶です。
その思い出話のなかには、政宗を振った話は一切ありません。彼は自分の記憶と、彼女が語った過去との食い違いに違和感を覚えますが、真相にたどり着くことはできませんでした。
一方、兼次に脅されるシーンでは、吉乃が兼次に言い返そうとするものの、彼に握られた自分の過去から口をつぐんでしまいます。彼女にも、何らかの秘密があるようです。
物語が核心に迫ってきていることが感じられます!
過去の話をした愛姫は、「もう二度と悲しい思いはしたくないから、政宗を受け入れられない」と言います。それを聞いた政宗は、振られた自分の過去を思い返して大激怒。「被害者ぶっている!」と愛姫を責め、そのまま喧嘩別れをしてしまうのでした。
帰国しても、2人の険悪ムードはおさまる気配がありません。そんな中、ミュリエルの兄が政宗の前に現れ、ミュリエルの新作漫画を渡します。
それを読んだことをきっかけに、政宗は過去の記憶に何か間違いがあるのではないかと考えます。そして、当時の状況から「あのとき自分を振ったのは、愛姫ではなく吉乃なのではないか」というひとつの可能性にたどり着いたのです。
愛姫の家にいた吉乃に問いただしたところ、本人がそれを認めます。そして当時の真相と政宗の復讐に協力していた理由を明かしました。
真実を知った政宗は、兼次とデートしている愛姫のもとへ。せっかくのデートの邪魔に入られたことに怒る兼次とケンカしながら、政宗は愛姫に告白し、8年前に逃げたのは兼次ではなく自分だということも明かします。
そのケンカの影響で、兼次が隠していた重大な秘密が発覚!彼はその場を後にせざるを得なくなります。
そして2人きりになり、愛姫は政宗の告白を受け入れたのでした。
- 著者
- Tiv
- 出版日
- 2017-01-27
8巻では、ついに8年前の真実の全てが明らかになります。
当時の吉乃は、自分よりも政宗と仲良くする愛姫を見て、愛姫が政宗に奪われてしまうと思ったのでした。そして愛姫になりすまし、彼に「豚足」とあだ名を付けて振ったのです。しかし、それによって愛姫が男嫌いで大食いになってしまい、吉乃は後悔していました。
そのため、彼女は高校に編入してきた政宗を見た際、すぐに「豚足」だと気づき、接近したのです。彼女が彼に協力していた本当の理由は「今度は愛姫に正面から向き合ってほしかったから」だったのです。
全てを知った政宗は愛姫とのわだかまりを解消し、晴れて本物のカップルになりました。それまでは「復讐」という目的でつながっていた2人が、これからどんなカップルになっていくのか、期待が高まります。
9巻では学年のアイドルでもあった愛姫と政宗が付き合ったという電撃発表に周囲がざわついている様子から描かれます。ショックを受ける者、無謀にも告白をしてくる者、その騒々しさに政宗はぐったりしてしまいます。
しかしそれだけでなく、政宗への愛姫の対応は相変わらずで、パシリと彼氏がどう違うのか、と政宗は困惑。しかも愛姫は、政宗を幼い頃のように太らせようとしてくるのです。
政宗は過去の嫌な記憶、最初は愛姫に復讐しようとして近づいたことなどを明かせないので、彼女からの食べ物を断るのにも不自然な態度を取ってしまいます。そしてなかなか恋人らしいことができず、またしても政宗は吉乃を頼ってしまうのです……。
- 著者
- Tiv:漫画 竹岡 葉月:原作
- 出版日
- 2018-01-27
9巻では、映画館デートや、偶然ふたりきりになってしまった政宗の実家でのシチュエーションなど、順風満帆なふたりの関係が描かれるかと思いきや、不穏な空気が漂います。
それは政宗が愛姫にそもそも最初は復讐のために近づいたということを秘密にしており、それがバレそうになっていること、そして、吉乃、寧子という存在によるもの。それぞれの過去、思いが複雑に絡み合っていきます。
いよいよふたりが付き合い、政宗の秘密が明かされそうになるなど、物語はいよいよ大詰めです。ますます目が離せない展開です!
10巻でついに結末を迎える『政宗くんのリベンジ』。果たしてヒロインレースを勝ち取るのはどちらなのでしょうか?
始まりは、夢から。政宗は吉乃と付き合う夢を見ていました。そしてそれを「絶対に認めちゃいけない想い」と称するのです。
そんななか季節はバレンタイン。他の子たちからたくさんのチョコをもらって嬉しがる政宗を見て、切なそうな顔をする愛姫に、この子を裏切れない、と思うのです。
- 著者
- Tiv:漫画 竹岡 葉月:原作
- 出版日
- 2018-07-27
まだまだどちらに転ぶのか、悩む政宗。彼が迷走して祖父の家に逃げ込む一方、ヒロインたちはアグレッシブに行動を続けます。
彼の家に行ったときに、自分に近づいた目的が復讐だと知ってしまった愛姫ですが、それを知ってもなお、何事もなかったかのように付き合うことを決めて、それを不安げながらも覚悟の面持ちで宣言します。その決意は寧子に別れるように言われても変わりませんでした。
それに対して、自分の想いを押し込めることを決めている吉乃は、愛姫にも政宗にもその想いを打ち明けないまま、この恋物語を終わらせようとしていたのですが……。
主人公不在のなかでヒロインたちによって動かされていく物語。しかし、その結末は政宗のまさかの決断で急展開を迎えます。どんでん返しだらけの10巻です!
最終回は、選ばれたヒロインとのキスで終幕。彼女らしい可愛さを見せた終わり方を、ぜひご覧ください。それにしても本当に最後まで予測できない展開でした!
以上、『政宗くんのリベンジ』の単行本10巻までの紹介です。
本記事を読んで、より詳しい内容や結末が気になった方は、ぜひ漫画を読んでいただければと思います!!