トモセシュンサクがイラストを描くおすすめラノベ5選!人気作「よう実」など

更新:2021.11.10

豊満な胸とむっちりとした太ももで少しエッチな絵を得意とするイラストレーターのトモセシュンサク。その魅力的な絵はライトノベル界でも人気を博しています。今回はトモセシュンサクの挿絵が楽しめるおすすめのラノベ5作をご紹介しましょう。

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エロゲーからラノベの挿絵まで、幅広く活躍するトモセシュンサク

トモセシュンサクは福岡県出身のイラストレーター、原画家です。ペンネームは自身の本名をアナグラム化して友人に名付けてもらったそうです。

デビューは「マジキュー」というムック誌であり、「電撃萌王」「月刊コミック電撃大王」などアスキー・メディアワークス関連の雑誌のイラストレーターとして活躍しました。2011年には『ようこそ実力至上主義の教室へ』の作者である衣笠彰梧とともに美少女ゲームブランド「てぃ〜ぐる」を設立しました。

また一方で「無限軌道」という同人サークルも主催しています。

「よう実」の愛称で親しまれている学園系ラノベ

 

衣笠彰梧の小説にトモセシュンサクがイラストを手がけた人気ラノベシリーズです。

小説のみならず漫画、アニメ、Webラジオなど多岐に渡って親しまれています。トモセシュンサクが手がけたものは小説の挿絵と、漫画およびTVアニメのキャラクター原案です。

 

著者
衣笠彰梧
出版日
2015-05-25

「よう実」の愛称で親しまれている本シリーズは、希望の就職先、進学先にほぼ100%応える名門校・高度育成高等学校を舞台としたラブコメラノベです。

トモセシュンサクがアダルトゲームの原画で鍛えたグラマラスな挿絵は、少女たちの豊満な胸、そして制服の短いスカートから垣間見える太ももが絶妙に描かれています。ただし決していやらしいものではなく、ストーリーの邪魔をしない美しいものとなっています。無駄な線のないわかりやすい背景と男女問わずきれいに描かれた挿絵は、ストーリーに想像力を持たせるために欠かせないものといえるでしょう。

本作品で描かれている高度育成高等学校にはあらゆる場面でポイント制が採用されています。ポイントが高いと進路が100%保障されたり、クラスのレベルに応じて毎月電子マネーとして利用できるポイントが支給されたりするのです。ただ、成績がよいだけではポイントはもらえません。さて、あなたならどのような方法でポイントを獲得しますか?

ぜひ主人公やヒロインになりきって読んでみてくださいね。

魔鏡にまつわる眼鏡っ子の戦いを描いたアクションファンタジー

「眼鏡HOLICシンドローム」というタイトルでノベルジャパン大賞の優秀賞を受賞したものを改題し、出版されました。

主人公の深鏡めめこは特殊能力を持つ「魔鏡」(眼鏡)を収集し、保全する組織「アルハゼン」のエージェント。とある調査のために御園学園高等部へ編入しためめこは、クラスで唯一の眼鏡っ子であり、寮の同部屋でもある黒野亞衣を護衛することになり……。

著者
上栖 綴人
出版日
2008-07-01

表紙だけ見ると眼鏡っ子好きのための萌え系学園ラノベのようにも思えますが、「魔鏡」をめぐっての戦いも描かれているアクション系ラノベです。

ストーリーのみならず、トモセシュンサクのアダルト感溢れる挿絵も魅力的です。太もも周辺が描かれるサービス挿絵が何点か収録されています。

主人公、深鏡めめこの身長は144.5cmと小柄で、高校生でありながら小学生にしか見えないという童顔の持ち主。その脇を固める黒野亞衣や「アルハゼン」のスタッフであるルシアは長身美女です。彼らが対照的に描かれていることに加え、眼鏡で萌えること間違いなしでしょう。

一方戦闘シーンでは、日常で見せる可愛らしい姿を封印し、カッコ良く緊迫感溢れる彼女たちの姿を堪能できます。

主人公たちのいろいろな表情が楽しめる1冊となっています。

トモセシュンサクの絵が萌える、天使と悪魔のちょっとエッチなラブコメラノベ

衣笠彰梧の作品に、トモセシュンサクがイラストを手がけたファンタジーラノベです。ドラマCD化もされました。

主人公の鮫島聡一郎は西高山高等学校に通う、少し不良っぽい男子高校生。ある雨の日、高架下で倒れている中学生くらいの少女を見つけ、保護するために自宅に運びました。タオルで濡れた体を拭いてあげようとよくよく体を見てみると少女の背中から黒い羽が生えていました。ほどなくして意識を取り戻した少女は、自分は悪魔のティーリであると言いはじめ……。

著者
衣笠彰梧
出版日
2012-07-23

不良少年と悪魔っ子、そして天使の少女まで登場する、少しエッチな居候系ラブコメです。

なんといっても本作の魅力は、アダルト系絵師であるトモセシュンサクの絵を存分に堪能できる点でしょう。カラー絵も含めてきわどい描写が描かれていますので、電車の中など公共の場でなく、自宅で読むことをおすすめします。

悪魔であるティーリは中学生くらいに見え、まだまだ未発達のような体の少女です。一方で、ティーリが登場した翌日に現れた天使のエリーゼは、なんと爆乳系少女。エリーゼの体の描き方が美しいのはもちろんですが、ティーリの凹凸のないながらも何となくエロティックで萌える肉体はたまらないものがあります。

テンポのよいストーリー構成で、深く考えずに楽しんで読むことができますので、すき間時間にピッタリの1冊です。

飛び出す絵本からやってきた少女とともに、古典文学と戦うファンタジーラノベ

ラノベの読みやすさをそのままに古典文学に関する記述も少々出てくる作品です。

失踪してしまった書物中毒の父親と、雑誌の編集者である母親の間に生まれた主人公・江本文人は本が大嫌いな男子高校生です。

ある先生へのいたずらの罰として、放課後に図書室の整理を手伝わされた彼は、なだれた本の中から奇妙な声が聞こえることに気づいて……。

突如、飛び出す絵本から裸の少女が現れたのです。

著者
ゆうき りん
出版日
2008-07-10

絵本から飛び出してきた少女フィフは事情により常にノーパン。事あるごとに「パンツ穿いてない…」と描写される本作は、ちょっとHな学園コメディに相当するでしょう。
 

ストーリー的にはこのようにきわどい描写が多数散りばめられています。ですが、トモセシュンサクが描くフィフはスレンダーで、エロさよりも美しさが感じられるでしょう。

本作はコメディ要素だけでなく、アクションシーンも魅力的です。文人とフィフは、街を混乱におとしめている古典文学たちと戦うことになります。文人がペン回しで戦闘するシーンやフィフが大きなハサミで戦うシーンはかっこよく描かれ、アダルト系のイラストを描くことが多いトモセシュンサクの違った一面が見られるでしょう。

エロティックなトモセシュンサクのイラストを期待している方には少し物足りないかもしれませんが、かっこよくも可愛いヒロインの挿絵が堪能できる1冊です。

トモセシュンサクのエッチな絵が堪能できる、人気18禁ゲームのその後を描いた作品

18禁PCゲームのクリア後を描いた同居系エロティックラノベです。

挿絵はすべてトモセシュンサクの書き下ろしで、4人のヒロインと恋人同士になった後の夏休みを描きます。ゲーム同様にそれぞれが独立したストーリーです。

著者
はちまん
出版日
2008-05-30

ゲームを楽しんだ方には非常におすすめできる作品となりますが、ゲームをやったことのない方には少々物語がイメージしづらいかもしれません。

ただ、アダルト系絵師であるトモセシュンサクの本領が存分に発揮されているラノベでもありますので、彼のイラスト作品が好きな方にはおすすめです。

基本的には豊満な巨乳とむっちりとした太ももの堪能できる絵が多く、さらに可愛い系、ツンデレ系など違ったタイプの女の子が描かれています。ゲームが好きで手に取った方も、すべて本作品の書下ろしとなっていますので、ぜひ堪能してみてくださいね。

トモセシュンサクの人気作を5作品ご紹介しました。アダルト系の絵師として有名でありながらも、ラノベなど小説の挿絵ではかっこよくも可愛いヒロインたちを堪能できる、多彩な絵師であることがお分かりいただけたでしょうか。ぜひさまざまな作品の絵を見比べてみてくださいね。

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