『聖樹のパン』が優しい。無料で読めるグルメ漫画の見所を全巻ネタバレ紹介!

更新:2017.10.9

和む絵柄に可愛らしいヒロイン……でもパンについては本格派!今回は、北海道小樽市で紡ぐハートフルベーカリー漫画『聖樹のパン』の魅力をご紹介します。スマホアプリの「マンガUP!」で無料で読めるので、気になった方はぜひ読んでみてください。

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漫画『聖樹のパン』の魅力をネタバレ紹介!

著者
["山花 典之", "たかはし 慶行"]
出版日
2016-04-25

北海道小樽市のペンションを舞台に、若きパン職人の活躍を描く漫画『聖樹のパン』。本作は、山花典之が原作、作画をたかはし慶行が担当しています。柔らかな絵柄で描かれる人物たちが、美味しそうなパンを通じて織りなす物語を楽しむことができる、心温まるハートフルストーリーです。

作中では、実際の小樽市に存在する場所が随所に登場します。1巻の表紙も小樽駅近くにある船見坂(ふなみざか)ですし、原作者の生家近くにある桜町熊碓神社(さくらまちくまうすじんじゃ)や定番スポットの小樽運河なども作中に登場します。実際の小樽の素晴らしい景観を見に、思わず旅行に行きたくなってしまうでしょう。

今回は作品の魅力と、最新刊の見どころをご紹介します。

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漫画『聖樹のパン』あらすじ

若きパン職人ほしの聖樹(ほしのまさき)は、過去の出来事から自分に自信が持てず、就職にも気乗りせずにいましたが、母に半ば強引に見送られる形で北海道の小樽にあるベーカリーペンション「雪の森」の採用試験を受け、無事に採用されます。

パン職人として非常に優れた腕を持っている彼が、パンを通じていろいろな人たちと関わり、少しずつ成長していきます。

魅力1:パンがとにかく美味しそう!リアクションも面白い

魅力1:パンがとにかく美味しそう!リアクションも面白い
出典:『聖樹のパン』1巻

今作の魅力のひとつは、何といってもタイトルどおり、美味しそうなパンの描写です。

1話では聖樹が働くことになったペンション「雪の森」で、支配人の雪森羽咲(ゆきもりうさぎ)に頼まれて食パンを焼くことになるのですが、ただの食パンなのにこれが本当に美味しそうに描かれているのです。

窯伸びという、パンの焼きあがり直後に立てる音を細かく描写したり、パンを手で割く時も生地が柔らかそうに伸びたり湯気が立ち昇ったりと、とにかく食欲をそそられます。

深夜に読むことはおすすめできません。間違いなく空腹感に苛まれてしまうことでしょう。

また、そんな美味しそうなパンを食べる登場人物たちのリアクションも見ていて飽きません。パンを食べたキャラクターの心理描写が背景にキラキラ輝いて描かれていたり、豊富な語彙で美味しさを語ったり、パンひとつひとつに対する描写に抜かりがないのです。

間違いなく読んだ後にパンが食べたくなる、そんな作品です。

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魅力2:パンの雑学がタメになる

魅力2:パンの雑学がタメになる
出典:『聖樹のパン』1巻

パンの美味しさが描かれていることはもちろん、本作ではとにかくパンについての解説が豊富です。

主人公の聖樹はパン職人だからということもありますが、作中でも指摘されるとおり、かなりのパンオタク。そのため、とにかくパンについての知識をこれでもかと語り尽くします。

ただ台詞だけで語り続けるのではなく、イメージしやすいように可愛らしいイラストをまじえて説明されています。種類はもちろん、パンを作る工程から、素材に含まれる栄養素、さらにはルーツまで、とにかくパンに関することはすべて語り尽くしているのではないかと思うほど丁寧に説明してくれているのです。

この作品を読んだ後はパンの選び方が変わったり、普段あまり手に取らない種類のパンまで気になったりすることでしょう。

魅力3:ラブコメ展開ににやにや

魅力3:ラブコメ展開ににやにや
出典:『聖樹のパン』1巻

パンオタクでどちらかといえば暗めな性格の聖樹ですが、そんな彼は作中で女の子たちから好意を持たれています。むしろモテまくっている、に近いかもしれません。

彼の周囲には、支配人の羽咲はもちろん、シェフで羽咲の妹の桔音(きつね)や、その他にも多くの女の子たちが集まってきます。基本的には1話完結型の構成がほとんどであるため次々と新しいキャラクターたちが登場するのですが、そのたびに登場する女の子が聖樹に対し少なからず好感を持つようになります。

もちろん、聖樹のパン職人としての腕と、パンを通じて彼女たちの悩みを解決していく実績によるものではあるのですが、それにしてもとにかくモテるのです!

男性としては、少なからず嫉妬の念を抱かずにはいられないかもしれないですが、どちらかというと女の子たちが可愛くて積極的であるため、それに聖樹が振り回されるといったコメディ展開に思わずにやけてしまうのではないでしょうか。

こうしたキャラクター同士の賑やかなかけ合いも大きな魅力であるといえるでしょう。 

穏やかに、着実に、人と関わり成長する。『聖樹のパン』最新刊3巻【ネタバレ注意】

ここからはストーリーのおさらいと、最新3巻の見どころをご紹介します。少しネタバレを含みますので、ご自身の目で確認されたい方はご注意ください。

著者
["山花典之", "たかはし慶行"]
出版日
2017-05-25

あらすじでもご紹介したとおり、ほしの聖樹がペンション「雪の森」で雪森羽咲、桔音とともに働くこととなるところから物語は始まります。

「雪の森」ではもともと彼女らの父がパンを焼いていましたが、入院してしまったため2ヶ月もパンを作っていません。聖樹が働き始めても、かつてのお客さんはなかなか戻ってきてくれませんでした。

それでもペンションの従業員全員で頭をひねり、小樽の風土に合わせたパンや、シェフである桔音の料理に合うようなパン、小樽の名物になりそうなパイの開発などを通し、少しずつ経営状態を改善していきます。

そうしてパン開発をしていく傍らで、聖樹は訪問したお客さんの悩みをパンを使って解決していき、職人としても、ひとりの人間としても成長していくのです。

ペンションの経営も軌道に乗りはじめたある日、ダイヤモンドホテルが札幌駅に立ちあげるレストランフロアに、新たに出店するベーカリーのシェフを決めるためのコンテストの話が聖樹のもとに舞い込みます。彼を含め、3名の腕利き若手シェフが参加することになるのですが、コンテストで聖樹に出された課題は、「お父さんの作ったホールウィート(角食パンの一種)」でした。

父親も偉大なパン職人であり、その背中を追い続けていた聖樹ですが、コンテストでは父親の作ったパンを完成させるために悪戦苦闘します。苦悩のはてに自分のなかの壁を乗り越え、目指していた父親のパンを完成させることはできるのでしょうか……。続きは2巻でご確認くださいね。

そして3巻では、ペンションでの聖樹の人助けが再開することになります。女子小学生の恋のお悩みから、フランス人モデルのわがまま対応まで、ありとあらゆるニーズに応える彼のパンは、次々とお客さんたち(ほぼ女性)の悩みを解決していきます。

そんな3巻のなかでも、コンテストでのライバルだった東雲シェフが再び登場する回は見どころです。これまではっきりとライバルと呼べる存在がいなかった聖樹に、初めて同性の対抗意識を持つ存在ができました。

東雲はことあるごとに聖樹の作ったパンに対する劣等感を露わにするため、聖樹とは違った意味で成長が気になるキャラクターになりつつあります。また、彼は顔立ちが整っている正統派イケメンであるため、作中でも女性からの人気が高いです。

そんな東雲が、聖樹が作ったパンを食べて敗北感から涙するシーンなどは、イケメンからのギャップによるコメディ色が色濃く出ていて、思わず吹き出してしまいそうになるでしょう。今後もますます魅力が増していきそうな彼らの活躍に、注目してみてください。

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穏やかな絵柄に本格的なパンへのこだわり、そしてちょっと心が温まるストーリーが相まって読み応えのある漫画『聖樹のパン』は、スマホアプリの「マンガUP!」で無料購読可能です。ぜひご一読くださいね。

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