『テラーナイト』の口裂け女が可愛い?無料で読める妖怪バトル漫画をネタバレ

更新:2023.3.9

奇想天外なストーリーの妖怪バトル漫画『テラーナイト』。今回はこの作品の見どころを、3つの魅力、3巻までのストーリー展開とともにご紹介していきます!スマホの漫画アプリ「マンガワン」で無料で読むことができるので、そちらもチェックしてみてください。

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『テラーナイト』の見所を3巻までネタバレ紹介!バトルもラブコメも最高!

「恐怖(テラー)」に憑りつかれる「語り部(テラー)」。彼らは共闘してほかのテラーを倒し、喰っていく宿命を背負うこととなります。

この作品ではそんなテラーたちの迫力溢れるバトルはもちろん、可愛い口裂け女と主人公セイとのドキドキなラブコメや、シリアスな展開からの突然現れるギャグ展開など、奇想天外なストーリーも必見です。

そんな『テラーナイト』の魅力を、作中のシーンを交えながらご紹介していきます!

著者
月見 隆士
出版日
2017-07-12

 

『テラーナイト』の謎に包まれた戦いとは?【あらすじ】

『テラーナイト』の謎に包まれた戦いとは?【あらすじ】
出典:『テラーナイト』1巻

オカルト嫌いな主人公セイが住む街で、突然オカルトの噂があふれ出すようになります。まったく信じていなかったセイですが、ある少女との出会いで、オカルトを認めざるを得なくなりました。

その少女こそ、「口裂け女」でした。「恐怖(テラー)」である彼女に憑りつかれたセイは「語り部(テラー)」となり、生活をともにすることになるのです。

そして、テラーたちは殺し合う運命だという、驚愕の事実を告げられます。

他の「恐怖」にも「語り部」にも命を狙われるセイと、彼を守ると誓った口裂け女。2人の絆をかけた壮絶なバトルが始まります。

見所1:口裂け女が可愛い!

見所1:口裂け女が可愛い!
出典:『テラーナイト』1巻

『テラーナイト』を読むにあたって外せないのが、なんといっても口裂け女です。

マスクの下に隠してある口が耳元まで裂けていて恐怖をそそるのが一般的な口裂け女ですが、この作品の彼女は中学生くらいの可愛い女の子。ショッピングを楽しんだり、髪型を変えたり、普通の女の子で「恐怖」という言葉があてはまりません。

しかし感情が高ぶると一変、急に口が大きく裂けて、目つきも鋭くなってしまいます。この変貌っぷりに読者は驚いてしまいます。

そんな口裂け女ですが、セイに付けられていることに気付き、ナンパをされているのだと勘違いして、成り行きから2人はデートをすることに。口裂け女にとっては、人生初のデートです。そこでセイに心を奪われ、その後彼女はセイに憑りつき、彼を守るために奮闘してくことになります。

戦いのシーン以外では、口裂け女とセイのほのぼのとした日常生活を見ることができます。

オカルト嫌いなセイは当初、彼女にキレられることが怖くて家に連れて帰ったのですが、彼女がずっと孤独だった話を聞いてからは

「アイツは一人だから…いっしょにいてやってるだけだよ」(『テラーナイト』1巻より引用)

と言うようになります。さらに「語り部」になったことで命を狙われるようになってしまったセイを見て、責任をとろうと自ら殺されに行く口裂け女に対しては、

「…とっくに家族なんだよ…お前は」(『テラーナイト』1巻より引用)

と伝えるなど、彼の中でも心境の変化がみられます。

傍から見ればすっかりカップル感の漂うふたりが、今後どのように進展していくのか、どのように守り守られていくのか目が離せません。

また普段は可愛い口裂け女ですが、「ブサイク」と言われた時には誰も手をつけられないほど強力な力を発揮します。大好きなセイの前での乙女な彼女と、テラーと戦う時の果敢な彼女のギャップにも注目です。

 

見所2:妖怪同士のバトル展開が迫力!

見所2:妖怪同士のバトル展開が迫力!
出典:『テラーナイト』2巻

 

この作品の要となっているのが妖怪である「恐怖」の存在。それぞれ元となったオカルトを組み込んでのバトルは、かなり迫力のある面白いものとなっています。

たとえば「邪視」と呼ばれる妖怪は、「殺意をこめてにらめば実際に殺せる」力をもっており、憑りついた人間「語り部」が強い殺意をもって相手をにらむことで、殺すことができます。

また人間である「語り部」は、ペアになっている「恐怖」のことをコントロールする力も持っているのです。八尺様という「恐怖」に殺されかけたセイは、その「語り部」であるハルという少年に八尺様を止めるよう呼びかけます。

このときのハルは意識が朦朧としていたため、八尺様の力をコントロールすることはできませんでしたが、ハルを守ろうとする八尺様の心が結果としてセイのことも守ることになりました。

本作でくり広げられるバトルは、このように「恐怖」と「語り部」両方にある感情が勝負を左右するという点で、これまでにない戦いになっています。

妖怪だからと忌み嫌われる「恐怖」たちも、誰かを守りたいという一心で強くなるのです。

 

見所3:織り交ぜられるギャグでゆるむ!

見所3:織り交ぜられるギャグでゆるむ!
出典:『テラーナイト』1巻

 

『テラーナイト』は命をかけたシリアスなバトル展開を含む作品ですが、ギャグ要素もふんだんに使用されていて、突然のギャグ展開に思わず笑ってしまうこと間違いなしです!

ヒサルキという「恐怖」との対決が、セイにとって初めてのバトルとなるのですが、そんな緊張の初バトルで、セイはいとも簡単にヒサルキから逃げることができました。

その理由は、ヒサルキが力任せになんでも壊しながらセイを追ったため、最終的には、

「ブッ潰しすぎてわかんなくなった」(『テラーナイト』1巻より引用)」

と見失ってしまったのです。

またこの対決では、口裂け女がセイに裏切られたと勘違いし、キレて暴れまわります。それを止めるためにはセイの力が必要だと、ヒサルキの「語り部」である紅が教えてくれました。

何ををすればいいのか彼が問いかけると、彼はヒサルキによって担がれ、そのまま一直線に口裂け女のほうへ投げられたのです……それは、セイから口裂け女へのファーストキスでした。

本当にそれでいいのか⁉と突っ込みたくなるようなバカみたいな作戦で勝負に勝ったり、暴れた口裂け女を止めることができたりする驚きの展開に、ほかのバトル漫画では見られない予想外の結末が期待できる作品です。

また、シリアスなバトル中だけでなく、もちろん日常生活のなかにもギャグ要素が組み込まれていて、ほのぼのとしていて笑える内容となっています。

人間にモテるにはどうしたらいいかと口裂け女に聞いたヒサルキは、家で彼女が実践している「おかえりと迎えること」や「一緒に寝ること」を紅に対して実践してみせます。

ただ、可愛い口裂け女と猿のような見た目のヒサルキがそれを実践するのでは雲泥の差があり、ヒサルキは紅に好かれるどころか、「クソ猿」と罵られてしまうのでした。

人間の恐怖譚から生まれた化物であり、本来なら怖い存在である「恐怖」が、彼らを使役する人間「語り部」と絡むことで、おもしろおかしい展開がくり広げれらていきます。

 

徐々に明かされる「テラーナイト」の真実【2巻ネタバレ注意】

今回くねくねという恐怖を倒したことで、そこから出てきた黒い煙を食べた口裂け女。その場にいた紅が詳しく教えてやろう、と持ちかけ、セイは口裂け女と彼女の家へ向かいます。

そこで彼女が教えてくれたのは、超常たちは互いに殺し合い、相手の恐怖を殺し、黒い気体を喰べて成長するということでした。

しかし恐怖は人間に取り憑かないと力を発揮できず、一体につき一人にしか取り付くことができません。そして一度取り憑くと死なない限り離れられなくなり、語り部が死ぬと、恐怖もともに死にます。

そんな人と化け物が力を合わせて生き残りをかけて戦うことをテラーナイトと呼ぶのです。

しかし紅は最後に口裂け女だけは例外だ、といいます。恐怖たちは宗教上の神や悪魔、大昔から伝えられる妖怪ではなく、インターネットで拡散された恐怖に限っています。そのなかで口裂け女はイレギュラーな存在なのです。

著者
月見 隆士
出版日
2017-10-19

そんな紅のすすめでセイは街の本屋にいました。そこでオカルトの本を買い、敵たちの情報をリサーチすることにしたのです。

もちろんそんな彼を見守って(ストーカーとも言える)、近くには口裂け女もいます。セイは彼女を連れ、電車に乗って家に帰ろうとしました。

と、その時、あたりが歪み、急に暗くなります。そして見たこともないような野原にある「きさらぎ駅」というところの到着するのです。

そこにはふたりの語り部らしき人間と八尺様という恐怖、そして何も知らないひとりの少年がおり……。

不利な環境で口裂け女不在の状況でのピンチ。果たしてセイはどうそれを切り抜けるのでしょうか?

ちなみに物語の本筋には関係ありませんが、紅のサービスシーンや八尺様の可愛らしい様子も楽しめますのでそちらもお見逃しなく。

 

謎のきさらぎ駅編、完結!次なる恐怖は…?【3巻ネタバレ注意】

2巻の終盤で現れた、謎の暗闇に包まれる平地「きさらぎ駅」。セイたちは突然ここに到着し、八尺様に遭遇し……。一見怖い存在の八尺様ですが、実はある秘密がありました。詳しくは3巻で確かめてみてください。

セイを助けにやってきた口裂け女は八尺に襲いかかろうとするのですが、セイが「やめろ」といい、止めようとします。

次の瞬間、口裂け女が武器として使っていた大きな鋏が、小さなサイズの鉈に変化。セイの声が届き、パワーダウンしたようにも取れます。これをきっかけに、セイは「”恐怖”は語り部によってコントロールできるのだ」と気づくのです。

著者
月見 隆士
出版日
2018-03-19

シリアスな戦闘シーンの中にも、笑ったり、ほっこりしたりするような描写が見どころの作品です。今回も、セイの身に何も起こっていなかったことに安心した口裂け女が、涙ぐむシーンがありました。2人の間に強い絆が生まれているのだ、と感じられるでしょう。

きさらぎ駅を作り上げた人物は何者だったのでしょうか?セイたちの危機から救ってくれる2人にも注目です。

きさらぎ駅編が完結した後、またしても新たな恐怖が登場。続きが気になる方はチェックしてみてくださいね。

このほかにも『テラーナイト』の魅力はたくさんあります!オカルト好きはもちろん、あまりオカルトに興味がない方でも楽しんでいただける作品となっていますので、ぜひ本編をご覧ください!

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