今時のスマホゲームを題材にした、ちょっとHな女勇者育成コメディー漫画『Sレア装備の似合う彼女』。可愛い絵柄に似合わず女の子キャラたちが痛めつけられるシーンが多く、マニアたちから絶大な支持を得ています。今回は、そのリョナエロな魅力を全巻解説していきます。
近江のこによる『Sレア装備の似合う彼女』は、裏サンデーにて連載中の漫画作品です。スマホゲームを題材としており、美少女キャラクターたちが次々に出てくる作品として話題となっています。「ソシャゲあるある」的なシーンも多いため、実際にゲームをプレイする人ならば作品の世界により入り込みやすいでしょう。
しかし、何といっても本作の一番の魅力は美少女たちが痛めつけられる、いわゆる「リョナ」展開です。「リョナ」とは「猟奇的なものをオカズにしたオナニー」の略で、サディズムの一種です。リョナを嗜む人たちは「リョナラー」と呼ばれ、主に2次元の女性キャラが痛めつけられるシーンを見て興奮します。
そんな「リョナ」要素を持った本作ですが、実は「やられリクエスト」という、やられシーンのリクエスト募集企画が開催されるほどのリョナ人気を誇っています。読者からは何と500通以上の応募が集まったそうです。なかでもダントツで人気だったのは「触手攻め」だとか。
ここでは、そんな『Sレア装備の似合う彼女』全巻の中から、リョナラー注目のリョナシーンを含めた見所を紹介していきます!
- 著者
- 近江 のこ
- 出版日
- 2016-07-19
主人公の瀬古大吾(せこだいご)は、節約に命をかける男子高校生。彼はある日、幼馴染の結城絵亜(ゆうきえあ)に勧められて仕方なくスマホゲームを始めることになります。そのゲームのタイトルは「環裏グリムゼリア」、通称「グリゼリ」です。
しかしゲームを始めようとした瞬間、スマートフォンが強い光を放ち、ゲームの主人公であるユリナ・エアが現れたのです。
ゲームからは彼女だけでなく、モンスターたちまで現実世界に溢れ出してしまいます。それらを倒すには「ガチャ」からアイテムを得てユリナの武器を強くしなければなりませんが、ガチャをたくさん回すには課金が必要で……。
果たして、超節約家の大吾はゲームにお金を使うことができるのでしょうか?
いきなり現実世界にゲームのキャラクターが現れて混乱する大吾ですが、とにかくゲームを進めてモンスターたちを倒さなければなりません。そこで、『環裏グリムゼリア』に詳しい幼馴染の絵亜に相談に行きますが、彼女はどこか様子が変です。
そしていきなり服を脱いでスクール水着姿になった絵亜は、口からグリゼリのボスモンスター「マッドゴーレム」を吐き出して大吾に襲い掛かってきます。
ユリナはマッドゴーレムに立ち向かおうとしますが、マスターである大吾がまだゲームを始めたばかりのため、彼女のレベルはまだ1です。攻撃もまったく歯が立たずにマッドゴーレムに体を掴まれ、強く締め付けられてしまいました。「ボキッボキッ」という悲惨な音が響き渡ります。
このマッドゴーレムとの対戦が、物語で最初のリョナシーンです。締め上げられるユリナの表情は苦しそうではやく何とかしてあげたいと思うのですが、その悩ましい表情は読者を釘付けにし、もう少しだけ見ていたい……、とも思わせます。
- 著者
- 近江 のこ
- 出版日
- 2016-07-19
一気にピンチに陥ったユリナを救うため、大吾はついにガチャを回します!1回500円のガチャに震えながらボタンを押す大吾でしたが、出てきた武器はユリナの初期装備と同じ「村人の剣」。これでは勝ち目がありません。しかし、10連ガチャならば確実に強力な武器が一つ手に入るらしく……。
意を決して10連ガチャを回した大吾。出てきたのはSレア装備の「ケイオスブレード」で、装備したユリナの衣装も変化しました。
こうして大吾はバトルのたびに10連ガチャを強いられる毎日を送る羽目になるのです。また、それだけではなく絵亜も勇者の一人としてバトルに参加することになってしまいました。さらに、レベル859の強プレイヤー「悠久の風」なる人物も登場。しかもそれは大吾たちがよく知っている人物で……?
第1巻の見所は、ボスモンスター「ポイズン・ネペンテス」とのバトルシーンです。植物のような外見をして太い触手を持ったモンスターで、それを使ってユリナと絵亜を捕らえます。勘のよい皆さんはもうおわかりかも知れませんが、ポイズン・ネペンテスの攻撃はいわゆる「触手攻め」。太い触手に体の自由を奪われ、服を溶かされ粘液まみれにされていくユリナたちが非常にエロいシーンとなっています。
フレンドとしてゲームに強力してくれる「悠久の風」に頼りきりの大吾でしたが、ユリナはその他力本願な姿勢をあまり快く思っていません。
そうこうしていると、またしてもモンスターが現れました。ボスモンスターの「ムスカルゴ」です。見た目はカタツムリのようでファンシーですが、攻撃するごとに体が硬化していき、ダメージを与えることができません。
さらにムスカルゴは、口からベタベタの粘液を吐いて絵亜を捕食してしまいます。結局また悠久の風を呼び出して危機を脱した大吾たちでしたが、何でもかんでも悠久の風に頼る彼を見ているうち、劣等感を感じたユリナは「私は勇者失格……」と自信を失ってしまうのでした。
- 著者
- 近江 のこ
- 出版日
- 2016-11-18
その時、絵亜に寄生したムスカルゴが窓を割って大吾の家に侵入してきます。「分裂」のスキルで小さくなって増殖したムスカルゴ。口から吐く粘液によって服を溶かされてしまう悠久の風は必見です。
しかも彼女は小さなムスカルゴたちによってたかって吸い付かれてしまいます。体中を這い回られ、粘液でドロドロにされてしまった彼女の姿は、第2巻の中で一番エロいシーンかもしれません。
しかし、そのピンチを救ったのは大吾でした。
彼はスマートフォンをもう1台持っており、サブアカウントでリセットマラソン(よい武器が出るまでリセットをくり返す)で、超強力なSレア武器「アポカリプス」を手に入れていたのでした。しかも、何と大吾本人が女勇者に変身してムスカルゴと戦います。今までちょっと頼りなかった彼が敵に立ち向かう姿は必見です。
また、現実世界に来てしまったユリナは「グリゼリカフェ」でアルバイトを始めていましたが、そこに正体不明の敵が入り込んできます。どうやらユリナの存在がバレてしまったようなのですが……彼らは一体何者なのでしょうか?新勢力の今後の動きに注目です!
第3巻は、美少女モノにかかせない「水着回」です。絵亜の家が持っている別荘に出かける大吾たち。女の子たちの水着を妄想してドキドキする大吾ですが、向かった海水浴場にはモンスターがいました!
クリオネ型のモンスターに襲われてしまったユリナは、「脳をかき混ぜる」というぞっとする攻撃を喰らいます。このシーンもリョナとしての見所です。
モンスターバトルは新たな局面、水中戦へと突入します。さすが海だけあってタコや貝などいった触手攻めの宝庫ですが、そこへ追い討ちをかけるように、エリアボスの「ロリヴァイア」も登場。彼女は「オキシジェンドレイン」(という名のディープキス)を使って大吾とユリナを攻撃してきます。
しかし、女勇者の姿から男に戻った大吾の股間を見て「あなたこそ第二の魔王!」と叫んだロリヴァイアは、「水着ガチャ」を回して復活したユリナの攻撃により、撃退されたのでした。
- 著者
- 近江 のこ
- 出版日
- 2017-02-17
大吾たちが次に向かったのは夏祭り。Sレア装備の「りんご飴」でユリナも今日は浴衣姿になります。そんな彼女に思わずドキッとしてしまう大吾。
そして、ユリナはお祭り会場で偶然バイト先のチーフと出会います。ユリナから、どうしてここにいるのかと聞かれたチーフは「昇格試験」と告げて、ユリナをみんなから離れたところへ連れて行きます。実はチーフには、モンスターの「毒ミズクラゲ」が憑りついていたのです。
クラゲということで、攻撃方法はまたもや触手です。ユリナは毒ミズクラゲに捕まって、口から無数の触手を突っ込まれ、毒薬を注入されてしまいます。触手攻めに加え、毒のせいで朦朧とするユリナも見られるリョナシーンです。しかも仲間たちは先の海中戦で体力を消耗しきっていて、呼び出すことができません。ユリナたちがこの危機を乗り越えるために取った行動とは……?
実は『環裏グリムゼリア』では、同じレア武器を50本集めるとSレア武器に進化させることができます。ユリナの元に駆けつけ、「村人の剣」を50本集めることに成功した大吾は、Sレア武器「村人のコロナブレード」を完成させて毒ミズクラゲを打ち倒しました。
するとそこへ、悠久の風の取り巻きである少女・アミが現れます。なにやら大きな秘密を握っているようですが、彼女は何者なのでしょうか?
激しかった海での戦いを終えた大吾たち。しかし、絵亜とユリナは大吾を巡って微妙な空気に。しかし、大吾の気持ちが絵亜にあると知ったユリナは自ら一歩引き、あくまでゲームを進めるパートナーとして大吾を応援するという立場を選択します。
前回現れたアミとグリゼリカフェで会うことになっていた大吾は、絵亜とともにカフェに向かう途中で謎の女性と遭遇します。彼女は「絵亜の家はどこか」と聞いてきますが、その正体は何とモンスターたちの大ボスである「ラミア」だったのです。
そしてラミアの体内に飲み込まれてしまう絵亜。駆けつけたユリアも襲い掛かられ、その太い尻尾でお腹を貫かれます。しかし、彼女はわざとラミアの体内に飲まれることによって、絵亜を救出しようとしていたのでした。
しかし、大ボスであるラミアは一筋縄ではいきません。ラミアのお腹の内壁から管が生え、身動きの取れないユリアを刺したのです。ラミアはその管でユリアを溶かそうとしてきますが、そこへ悠久の風が。彼女によるとラミアは「共闘クエスト」という、大人数で戦うことを想定したボスモンスターとのことで、悠久の風でもたった一人で勝てるかどうかわからないというのです。
さらに相手の攻撃を飲み込み、何倍にもして返す能力を持つラミアに悠久の風は苦戦を強いられます。そこからさんざんなぶられた彼女は、ラミアの即死攻撃「首ちょんぱ」を喰らって死亡。ゲーム上から消滅してしまったのです。
頼みの綱だった仲間を失い、絶対説明の大吾たち。この窮地に駆けつけたのは、アミとグリゼリカフェの店長でした。
- 著者
- 近江 のこ
- 出版日
- 2017-07-19
店長の本名は空木梨穂(うつぎりほ)。アミの姉で『環裏グリムゼリア』の元開発者だったのです。しかし彼女はグリゼリのリリース直前に、なぜか記憶を失っていました。やがてグリゼリからはモンスターが出現するようになり、アミは姉に代わって裏で独自に調査をおこなっていたのです。
ラミアに殺された悠久の風も無事でしたが、何とここまで育ててきたアカウントが削除されていました。しかし、気を取り直して初めからプレイすることに。彼らの戦いはますます激化していきます。
第4巻で注目のリョナシーンは、アミと梨穂がキノコ型モンスター「キノコーン」の攻撃を受けるシーンです。キノコーンが飛ばした胞子は梨穂たちの体内で育ち、彼女たちを養分にして大きくなっていきます。そして、手のひらから毒キノコーンを生やしたキノコーンに、口内を蹂躙されるアミ。またキノコーンのお腹の部分からは黒くて大きなキノコが。それを今度は梨穂の体内に挿入してしまいます。
次々と現れる美少女たちが、ことごとくモンスターたちに襲われ、ピンチになる『Sレア装備の似合う彼女』。これからも続くであろうスリルとリョナ展開の連続を、大吾たちはどう乗り越えていくのでしょうか?2017年11月発売予定の第5巻への期待も高まります!
5巻では上位ランカーたちがこれでもかと登場する内容です。病弱で潔癖症のプレアデス、その時に描いている作品でキャラが変わる漫画家のつるぺた・まりも、彼女のアシスタントで巨乳の鈴芽衣などなど。それぞれエロシーンが用意され、作者の性癖網羅の幅広さには困惑してしまいます。
そんななかでも最も見所と感じられるのが悠久の風、もとい悠花の活躍。4巻でラミアの攻撃を受けて致命傷を負った彼女は、本体は無事だったもののペナルティーとしてアカウントが削除されてしいまいました。
それから正体不明の悠久の風から悠花として大吾たちとゲームを続けることになっていました。
- 著者
- 近江のこ
- 出版日
- 2017-11-15
そんな彼女ですが、「悠久の風」の代わりになってあげる(もともと本人なのですから当然ですが)と大口を叩いておきながら、どれだけガチャを回してもハズレばかりで悩んでいました。
そこで場の流れで大吾が彼女の代わりにガチャを引くことになるのですが、節約命の彼に、悠花がバイトを頑張って貯めたお金を使うというのはプレッシャーが大きすぎました。
そのまま泡を吹いて倒れてしまうのですが、その時にたまたま当たった手で何と七つの大罪(Sレア)アガートラームを引き当てるのです。
しかしそれを使いこなせるのか、上位ランカーで守ってあげるという周囲からの言葉を聞いて、自分ひとりでも活躍できるわ、とザコを相手に戦ってみせることになります。
見事に悠久の風をコピーしたかっこいい(恥ずかしい)決め台詞で変身。さぁ早速倒してやるとなった時に、悠花はあることに気づきます。
そう、実はその衣装は何とノーパンだったのです。
さすがの店長クオリティ。やはりここは「店長GJ」と言いたいです。
実力的には余裕であるものの、ノーパンということで派手な動きができない悠花。ザコ相手ではあるものの、十分に実力を発揮できない悠花は、敵の蜂に消化液をかけられベトベト、後ろから抱え込むように針を刺されて……。
ノーパンがモロすぎてよくないという声もあるでしょうが、やはり他人から無理やりノーパンにさせられて恥ずかしがる女の子は眼福ではないでしょうか。しかもベトベトになって後ろから……なんて、さすが作者さんです。詳しい内容は5巻本編でお確かめください!
ボスキャラにさらわれた絵亜を、必ず救い出すと決意するユリナ。マスター・大吾の大切な人は、自分にとっても大切な人だという思いを胸に、敵の本拠地である少学館へ。いよいよ新章突入です。
出発早々、個性を発揮する「環裏グリムゼリア」の上位ランカーたち。みんなそれぞれに戦いに対して思いを持っていたり持っていなかったり(?)しますが、大吾とユリナは彼らを頼るより他にありません。目的地は少学館ビルの最上階にある社長室。そこに絵亜がいるというのです。
ところが勢いも束の間、あっという間に罠にかかり、敵に捕まってしまうユリナたち。ビルに入った瞬間、大吾のグリゼリが接続エラーになり、変身が不安定になってしまいます。リコ葉にスマホを預けることでその場をなんとか回避しますが、少学館ビルの受付に座っていたのはなんと絵亜で……?
- 著者
- 近江 のこ
- 出版日
- 2018-03-19
敵の罠にハマり、全員バラバラになったままで敵たちと戦うことになった大吾とユリナたち。それぞれのランカーの元へ様々な刺客が襲い掛かってきます。酸の中に落とされて装備を溶かされたり、鉄球に体を潰されたり、ランカーの少女たちがここでも酷い目に遭います。
今回は割と体への物理的な攻撃が多い印象。大吾たちとランカーはそれぞれに機転を利かせて何とか強敵に勝利しますが、敵が強い分リョナも増量されているのではないでしょうか。そして、「魔王様」と呼ばれる大吾と、グリムゼリアベータ版の存在とは?ユリナとランカーたちの戦いが激化する6巻です。
- 著者
- 近江 のこ
- 出版日
- 2016-07-19
リョナ、触手、ぶっかけなどなど。様々な性癖というものがありますが、それをすべてこの作品で網羅してやろうという作者の熱い意気込みが感じられる?のが本作です。
それぞれのキャラの性格もまた萌えのポイントを抑えたものですし、彼女たちがあられもない姿で責められる様子は、必ずどこかに自分好みの「何か」を見つけることができるでしょう。
そんな夢が詰まった本作をぜひご自身でご覧ください。スマホアプリで無料で読むこともできるので、そちらからまずその様子を覗いてみるのもいいかもしれません。
モンスターにこれでもかと痛めつけられる女性キャラたちの姿に、自分はリョナじゃない!と思っていた人たちも思わず何かが目覚めてしまうかも知れません。『Sレア装備の似合う彼女』はまだまだ連載が続いていますので、新しい自分を発見するためにも一度読んでみてはいかがでしょうか?