おてんば姫×生意気王子のいきなり婚は前途多難! 世界を征服した太陽王リビに嫁入りすることになった、お姫様ニケ。ところが、彼がニケを呼んだのは単なるワガママだったことを知り、もともと嫌々だった結婚に大反発!しかし幼き王であるリビの心が乾いていることを知って放っておけなくなり……?最初は反発しあっていたふたりがだんだん惹かれていく姿に、心がときめくこと間違いなしの『それでも世界は美しい』。 スマホの無料漫画アプリで読むこともできますので、ぜひ試してみてください。
椎名橙が描く漫画『それでも世界は美しい』は「花とゆめ」で3度の読み切り掲載を経て、2012年から同誌で連載されました。2014年にはアニメ化もされています。
- 著者
- 椎名 橙
- 出版日
- 2011-12-20
世界を征服した太陽王リヴィウス1世(通称リビ)に嫌々嫁入りすることになった、小国家の末っ子お姫様のニケ。後々、悪名高い太陽王が実は子供で、しかもニケを呼んだのは単なるワガママだったことを知ることになります。
彼女はお姫様とは名ばかりのおてんば娘。口調は荒々しく仕草は男性的で、衛兵を4人も張り倒したり、リビに手をあげたりするなど少々野蛮なところがあります。その奔放さはリビに不良王女、さらには他国の大使に山猿といわれてしまうほどでした。
ヒロインは邪道な設定となっていますが、反発する2人が惹かれあうストーリーは王道というギャップが面白い作品です。
ド田舎の小国家である「雨の公国」の公女ニケ・ルメルシエ(通称ニケ)は、たった3年で世界を征服した、「晴れの大国」の太陽王リヴィウス1世(通称リビ)に仕方なく嫁入りすることになります。天候を操り雨を降らせるニケの能力を見たいという、単なるワガママで嫁に選ばれたと知った彼女は大反発!しかし幼き王であるリビの心が乾いていることを知ってしまい……。
少しずつ歩み寄る2人ですが、簡単に縁談が進むわけではありませんでした。リビの統治を反対する派閥にニケが暗殺されかけたり、リビの自称婚約者で幼馴染の「湖の王国」の王女アマルナ・ルイラサエル(通称ルナ)が登場したり、2人の結婚に反対する神官庁が陰謀を企てたり……と前途多難です。
- 著者
- 椎名 橙
- 出版日
- 2012-06-20
リビを狙って飛んできた矢の前に飛び出したり、執務室の火災を消すため雨を降らせたりするニケがかっこよすぎます!お姫様が王様を救うという型破りな展開ですが、複雑な環境で育ったせいで人に助けを求めることを知らないリビには、頼んでもいないのに救いに現れるニケがピッタリなのです。
また、ニケが自称リビの婚約者のルナに、あの手この手でいびられ落ち込むシーンでは、そんな彼女を励ますリビの言葉にドキドキさせられます。
最終的にルナが申し込む決闘はまさかのチキンレース!お転婆すぎるお姫様同士の意外な決闘方法は、本作ならではの魅力でしょう。
そしてなんといっても、神官庁のある思惑が絡む闇返りの儀に挑むニケと秘密裏に彼女を助けるリビ、2人の勇ましい活躍はかっこいいの一言。また、神官庁の思惑にはめられてしまうものの、ニケらしい解決方法を導き出し、血を流すことなくまとめようとする彼女の姿に思わず惚れてしまいます。
2巻で登場したリビの叔父バルドウィン・シシル・イフリキア(通称バルド)。ニケを口説こうとした結果リビの怒りを買い、バルドは投獄、ニケは監禁されることに。バルドの真意を知るニケは拗れに拗れた叔父と甥の関係修復に乗り出します。
その後、ニケの祖母トハラが倒れたとの連絡が届き、気丈にふるまうニケの異変に気付いたリビは、ニケとともに雨の公国へ向かいます。しかし、トハラとニケの従兄キトラには思惑があり、ニケはまたしても囚われの身になってしまい……。
- 著者
- 椎名 橙
- 出版日
- 2012-12-20
いつも通り大人しく監禁されているわけがないニケが大活躍します!バルドとリビが互いの思いを吐き出すシーンは、美しい雨の描写も相まって胸をギュッと締め付けられるような切なさを感じ、リビの性格が歪む原因となった過去を垣間見ることができます。
リビのために干からびるほど力を使うニケ、そして彼女のおかげでほんの少し素直になるリビの表情は心を温かくさせ、晴れていく空がわだかまりの解けた心情を表すようで感動的です。
3巻ではニケの一族が登場します。キトラはニケを手に入れるため、またトハラはある事情があってニケを監禁します。力を封じられたニケに、リビへの感情は恋じゃないと詰め寄るキトラ。しかしニケは自分の気持ちを自覚し、体を傷つけてでも脱出しようと試みます。血が流れても柵に体当たりするひたむきな姿に胸を撃たれ、彼女のリビへの気持ちに胸がキュンとすることでしょう。
一方、リビはトハラと対峙します。トハラに与えられたチャンスを逃さないために、命がけで沼からニケの監禁場所の鍵を探すことに。夜の沼で視界は最悪なうえに、雷雨という絶望的な状況でも諦めない彼の姿はかっこよく、世界王という身分なのに小国の姫のためにボロボロになるさまは、ニケを本当に必要としていることが伝わってきます。
4巻で登場した砂の皇国の皇太子イラーダ・キ・アークから、皇国の現状を聞いたニケは単身、砂の皇国へ視察へ向かうことに。しかし、彼女の力を欲した皇太子により国に閉じ込められてしまいます。
ニケが砂漠で遭難との知らせを受け、リビは彼女を助けるために砂の皇国へ乗り込みます。しかし、なぜかニケからも悪者扱いされてしまい、リビの嫉妬は大爆発!2人の心はすれ違ってしまうのです。
さらに、帰国した2人を待つのは久々登場のルナ。今度はルナの望まない結婚を阻止するために、湖の王国に向かうことになります。そこで、ルナを守るために男装したニケが、婚約者フォルティス公クロードに宣戦布告し……。
- 著者
- 椎名橙
- 出版日
- 2013-08-20
皇太子の国の現状を憂う切ない思いや、皇国の辛すぎる現状に胸を痛め、自分の力不足に苛立つニケが読者の感情移入を誘います。また、この騒動に対する処罰はリビが男らしく決めてくれるのです。ニケと過ごしてきた彼の心情の変化が感じられるこのシーンは必見です。
またニケが皇太子の味方をしたり、その後も擁護を続けたりしたことでリビの嫉妬を煽ってしまい、2人は喧嘩してしまうのですが、読者はそれぞれの思いを理解できるためにやきもきさせられます。
やっと帰国したと思いきや家出してきたルナがお出迎え。悪い噂の多い男と結婚させられそうになり、気位の高いルナが素直にニケたちに助けを求めるシーンは可愛すぎて胸がキュンとします。
そして男装したニケが、カナリスを名乗り、彼女の婚約者のふりをするシーンでは、ドレスを着るよりも騒がれ、女性たちを一瞬で虜にするイケメンなニケが堪能できます。邪道設定のヒロインだからこそ、かっこよすぎる姿には彼女が女の子と分かっていてもドキドキしてしまうのです。
引き続き湖の王国でクロードと対峙中のニケたち。クロードを無人島に閉じ込めようとして、ニケ、リビ、ルナの3人まで閉じ込められることになってしまいました。そんな緊迫した状況で、クロードとルナは少しずつ距離を縮めていきます。そして、彼の悪い噂の真相を聞いたルナは徐々に彼を信じていくことになるのです。
しかし、実はクロードがルナに求婚した本当の理由には、平和な湖の王国を揺るがす悪事が隠されていました。目的を果たした彼は、ルナに婚約破棄を言い渡してしまい……。
一方、湖の王国から帰国したニケは、リビの身長が伸びていることに動揺したり、リビの誕生会を開くために奔走したりするのです。
- 著者
- 椎名橙
- 出版日
- 2014-04-18
サバイバル生活のなかで自分を助けてくれるクロードに心を開いていくルナ。しかし彼の本心が分からず、彼女は傷ついてしまいます。ルナを傷つけたことに怒ったニケが、クロードに賭けを申し出るシーンは迫力があり、男装してないのに誰よりもかっこいいです。
また、互いに惹かれあっているのに、幼い彼女の未来のために婚約破棄するクロードと、傷つくのを恐れて素直になれないルナにハラハラさせられます。今回活躍の少ないリビがルナに発破をかける姿には、幼馴染の彼女への思いやりと男らしさが感じられるでしょう。
8巻では、やっと帰国したリビとニケの久しぶりにほんわかしたお話も読めます。2人の甘酸っぱい展開には、胸キュンが止まらなくなります。
7、8巻は、またしてもおてんば姫が予想外の行動に出たお話でした。お姫様たちが考えるとは思えないようなことを、平気でやってのけるのが本作の魅力のひとつです。そんな自由奔放な彼女たちだからこそ、読者を惹きつけることができるのでしょう。
大国祭の準備中にニケはスランという少女から、彼女の故郷の薬入れをもらいます。しかし、その薬入れを見たリビは、過去に起こった血なまぐさい事件の復讐者であることに気づきます。スランの正体はかつてリビが滅ぼした氷の王国の王女、ウルスラ・レイルイチャーニエだったのです。
これまで自分の過去をニケに隠してきたのに、彼女の登場で説明せざるを得ない状況に追い詰められ、リビは心の闇に飲み込まれ、彼女の言葉すら届かなくなってしまい……。
そんな状況で迎えた大国祭当日、ウルスラとカラオス会(反大国派)による奇襲を受け、リビをかばったニケは刺されてしまいます。幸いにも軽傷で済みますが、剣には毒が塗られていたうえ、解毒剤が効かないことが発覚。元老院によると、毒に冒された彼女を助けられるのは、惑いの森の魔女カッサンドラだけでした。
- 著者
- 椎名橙
- 出版日
- 2015-01-20
苦しくも前巻のクロードの警告が現実のものとなってしまいました。
リビの心の闇が表に出るのですが、追い詰められた彼の心情には、胸が張り裂けそうな思いにさせられます。
9巻では、幼いその身にどれほどの苦しみを抱えて生きていたのか、リビの性格がどうして歪んだのかが明かされ、ニケはある決心を伝えるのです。
心の闇から出られるよう説得する彼女は、まるで聖母のような包容力でリビを包み込みます。そのシーンは非常に感動的。ただ慰めの言葉を羅列して誤魔化すのではなく、きちんと彼と向き合ったうえで無理にでも闇から引きはがす、ニケならではのやり方はかっこよさも感じられるのです。
父の始めた戦争を終わらせるしかなかったリビ、そして大国に故郷も家族も奪われたウルスラ。2人の因果関係を描くシリアスな展開のなか、初登場の元老院が予想外にコミカルで可愛く描かれています。おじいさんたちの会談がガールズトークのように展開されるという、『 それでも世界は美しい』ならではの個性が光るシーンです。
魔女に会うためひとりで城を出るリビは、身分がバレないように、と執事のニールに渡された女装グッズで変装します。
惑いの森へ入るには森を守る盗賊団と交渉する必要がありました。その後、ジシンという男が女装したリビに一目惚れし、ともに行動することになります。しかし、実はジシンが盗賊団の頭領で、魔女の唯一の家族だったのです。
ジシンから打ち明けられた、大切な人を守りたいという気持ちに共感したリビは、女装をやめ素性を明かしますが、彼はショックを受けて森へ入れることを拒否してしまいます。しかしリビが自分を追ってきた謎の少女を助けたことで、魔女の家への道を教えます。
リビを待っていた魔女カッサンドラはセクシーな美女で、試練を受けることと、神官庁が介入してきたら魔女は手を引くことを条件に力を貸りられることに。
しかし、最後の試練で待ち受けていた亡き母シーラと話しているうちに、彼はニケのことを思い出せなくなってしまいます。そのうえ、謎の少女の雇い主からの密告で神官庁まで介入してきてしまい……。
- 著者
- 椎名橙
- 出版日
- 2015-10-20
必ずひとりで魔女に会わなければならないリビのため、こっそり仕事を片付けてしまう家臣や元老院たちの姿が微笑ましいです。リビが心を閉ざしていただけで、家臣たちはずっと見守っていたことや、心配しているのはニケだけじゃないことが、やっとリビに伝わったことでほっこりします。
そして11巻では、2度目の可愛すぎる女装リビが堪能できます。男装のニケが隣にいたら、間違いなく王道のカップルでしょう。女装リビの方がなぜか普段のニケより女性らしく見える、そんなキャラ設定も本作の魅力です。
魔女の試練が掃除や洗濯から始まったのは、傷だらけでも痛みすら感じないリビの異常さを察した魔女の気遣いでした。言われるがままに体を動かしているうちに、ニケが言っていた世界の美しさを感じられるようになるリビの成長が心を温かくさせます。
愛するニケのためにと、女装して男とデートしたり、やったこともない家事をしたりと、プライドを捨ててなりふり構わず乗り越えるリビの姿に胸がキュンとしてしまいます。
神官庁を黙らせる策を思いつき、魔女を側室に迎えることに。こうして魔女は城に入ることに成功し、魔女の解毒薬でニケは一命を取り留めます。しかし案の定神官庁を怒らせ、婚約が無効の危機に。そんな彼らのためにバルドがひとりで直談判へ向かい、初登場のバルドの兄と2巻で登場した悪徳神官アリステスも大活躍します。
体調が回復して側室の件を知ったニケは複雑な心境のなか、カッサンドラへの恩返しに城下の観光へ行くことになります。ニケのモヤモヤが爆発したり、リビが記者の前で爆弾発言したりと波乱の観光を終え、カッサンドラたちは帰国。やっと平穏が訪れるかと思いきや、ニケはアメフラシが使えなくなり、バルドは女難騒動でカラとともに地下迷宮へ向かいます!
- 著者
- 椎名橙
- 出版日
- 2016-06-20
「はじめて 全身全霊で祈る 神様でも悪魔でも 何でもいい 俺からニケを奪わないでくれ(中略)それ以上何もいらないから どうか……」(『それでも世界は美しい』13巻より引用)
解毒剤が効き安心のあまり泣くリビの表情に、思わずこちらまで泣けてきます。目が覚めたニケとリビのラブラブなやりとりは甘酸っぱくて可愛らしいです。その後のニケのモヤモヤの正体やリビの爆弾発言も必見で、特にリビの爆弾発言は甘すぎて国民が次々と倒れるほどの破壊力です。
その裏で奮闘していたバルド。珍しく男らしい姿を見せる彼が、その地位を捨ててでも2人を守りたいと思っていたのに驚かされました。また、2巻で2人の婚約を邪魔しようとした、悪徳神官のアリステスがまさかの大活躍で、思わず彼の事を見直すはずです。
カッサンドラの試練のおかげで成長したリビが、彼女との別れ際の感謝の言葉はより成長を感じさせます。
ニケの姉であるカラとともに地下迷宮へ落ちたバルドは、彼女がシーラと同じ台詞を言ったことで、未だにシーラの死を乗り越えられないという胸の内を吐き出します。
そんななか、やっと見つけた出口は水没していて、泳がなければならなくなる羽目に。カラは息が続かなくなり、バルドは足に怪我をしていて命の危機に陥ってしまいます。
一方、リビの執事ニールが倒れてリビとニケが看病することに。熱にうなされたニールが見たのは出会ったばかりの冷酷無慈悲なリビの夢でした。
ニールが回復したことで、ニケとリビは慰安旅行に出かけました。母の故郷へ続く街道で、リビはニケにプロポーズします。
その後、到着した温泉街でニケは謎の男に目をつけられ、警護のガルタとともに拉致されてしまいます。ガルタを人質に取られたうえ、ニケは薬を飲まされ声を奪われて絶体絶命の状態で……。
- 著者
- 椎名橙
- 出版日
- 2017-02-20
シーラの死から前に進めずにいたバルドが抱えた彼女との思い出や、複雑な胸中に心苦しくなります。しかし、そんな彼にカラがかけた言葉は、さすがニケの姉だけあってなかなか個性的で面白いです。
自分の美貌が通用しないカラが苦手なバルドですが、そんな彼女と行動をともにするうちに、ささやかな変化が訪れるのも見物です!
この巻ではリビのプロポーズのシーンが描かれていますが、ロマンティックでちょっぴりくさいセリフは見逃せません。苦難を乗り越えたリビの決意とニケの思いが心を温かくさせ、幸せの絶頂にいる2人は本当に可愛くて微笑ましいです。
その直後にニケが拉致されたのは衝撃的で、苛立ちや不安などの感情が入り混じりますが、一筋縄ではいかないところに本作らしさを感じられます。
12巻の魔女の試練で持ち帰った黄金鳥の卵から孵化したヨルは、不思議な力でニケの居場所をリビに伝えます。急いで救出に向かうも、あと一歩のところで逃げられますが、敵は空の大公国の大公ネフェロであると分かりました。いったん帰国したリビは早速奪還作戦へ乗り出します。
一方、ニケは自力で縄を抜けたガルタの救出で逃走。手負いのガルタは自分を見捨てるようニケに告げますが、ニケは自らガルタの治療と引き換えに拘束され、空の大公国へ連れていかれます。
そんななか、ネフェロは自分を拒絶するニケを城下へ連れ出すことに。ニケは国民とふれあい、彼から国の現状を聞いたことで敵なのに感情移入してしまい……。
- 著者
- 椎名橙
- 出版日
- 2017-06-20
大公ネフェロは、過去の戦争や厳しい国の現状には多少同情の余地はあるものの、それを差し引いても腸が煮えくり返るようなことを次々としてくれます。彼が裏で繋がるある組織とは、またニケを拉致した目的とは一体何なのでしょうか?その内容はぜひ本作で確認してください。
一方リビはやっと幸せになれると思ったその直後、最愛の人を奪われたことで、また闇に飲まれてしまうのでは……と家臣一同が心配してしまいます。そんななか、リビはニケをひとりで奪還する決意を固めるのです。国をあけることに反対の家臣たちを説得する彼は、大人になったことを感じさせてくれます。また、国をあけるための作戦とニールの暴走もなかなかにユニークで面白いです。
そしてなんといっても16巻での見どころは、ニケがネフェロに対して啖呵を切るシーンでしょう。初めて大国の王妃らしく、凛としてかっこよく描かれる彼女の姿は必見です。ネフェロへの意思表示としてあることをするのですが、それがなんとも彼女らしいのです。拉致されてもなお自分らしい方法で抵抗する彼女には、思わずよくやった!と感心させられることでしょう。
血なまぐさい世界で生きてきたリビに、世界の美しさを伝えるニケの物語は波乱万丈ですが、いろんな障害を乗り越え強まる絆と、2人の成長が感動的です。今回紹介したのはほんの一部で、まだまだ語りつくせないほどの魅力が詰まった『それでも世界は美しい』は、本編だけでなく番外編やおまけ漫画も面白いのでぜひ読んでみてください。