『最強伝説黒沢』名言、見所を最終回まで全巻ネタバレ紹介!胸に迫る名作

更新:2021.11.28

『賭博黙示録カイジ』で有名な福本伸行の怪作『最強伝説黒沢』の魅力を語りつくします。さえないオッサンの日常を描いた本作ですが、黒沢の生き様に共感する人も多いのでは?今回はそんな本作の見所を最終回までご紹介。ネタバレありなのでご注意ください。

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『最強伝説黒沢』の登場人物、名言、見所を全巻ネタバレ紹介!ある冴えない男の奮闘記

独身で彼女もいない、もっといえば腹を割って話せる友人もいない、正直言ってさえないオッサン黒沢。当然、誕生日を祝ってくれる人もいません。

物語は黒沢がそんなさえない日常をどうにか打破しようと奮起する様を描いているのですが、その過程で予想もしない展開をみせます。

『最強伝説黒沢』は人情マンガとも、喧嘩マンガとも、ギャグマンガともとれる不思議な作品です。主人公のさえないオッサン黒沢が人望を得るために奮起し、様々な事件に巻き込まれていきます。その過程で人望を得るほどではないにしろ、変わった仲間たちとの絆を深めていくのです。『最強伝説黒沢』の登場人物、名言、見所を全巻通して語っていきたいと思います!

著者
福本伸行
出版日
2003-06-30

黒沢は日本対トルコのサッカーW杯試合を応援しながら、他人が頑張る姿に便乗しているだけで、自分自身は何一つ成長していないことに気づくのです。自分以外の者の勝敗に涙を流すほど一生懸命になっていることに意味はあるのか考え始めます。
 

「オレが求めているのは……(中略) 
オレの鼓動……オレの歓喜。オレの咆哮。 
オレのオレによる、オレだけの…… 
感動だったはずだ…!」 (『最強伝説黒沢』1巻より引用)

悲しいことに自分の感動が人生で一番心を動かするものだった時が過去だったことに気づく黒沢。自分が人生において何か残したと言えるものが何もないことに気づきます。

「いったい…いつまで続けるつもりなんだ…?こんな事を…!」 (『最強伝説黒沢』1巻より引用)

浮かれて巻いていた日本代表のハチマキを握り締める黒沢。そして彼はその日から自分の人生に真剣に向き合うようになります。

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物1:黒沢

漫画『最強伝説 黒沢』主要登場人物1:黒沢
出典:『最強伝説黒沢』1巻

 

本作の主人公。独身、工事現場監督、彼女も気の許せる友達もいないさえないオッサンです。身長は高いですが小心者で喧嘩をするタイプではありません。喧嘩においては様々な仕掛けを作るのが得意です。本作品は黒沢が自分の人生を変えるために奮闘するさまを描いています。黒沢がどのような人生を歩んできたかの詳細な描写は本編では語られていません。

 

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物2:坂口

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物2:坂口
出典:『最強伝説黒沢』1巻

黒沢の職場の後輩。黒沢に巻き込まれることが多く、基本的にいいひとのようです。昔は不良だったような描写がありますが、詳細はわかりません。劇中では黒沢に振り回されることが多いですが、次第に協力的になっていきます。最初は黒沢が赤松のお弁当のアジフライを盗んだと勘違いし、黒沢を工事現場に置き去りにしてしまいます。

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物3:赤松

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物3:赤松
出典:『最強伝説黒沢』1巻

黒沢の後輩で、若手の現場監督。黒沢とは違い、人望もあり仕事もできます。仕出し弁当の数が足りなかった時も大騒ぎした黒沢とは対照的に自分の弁当がなくても騒がずに様子を見守っていました。

仕事ができるため、あちこちの現場で引っ張りだこになっています。美人の奥さんと子供がいます。黒沢が一方的にライバル視していますが、本人は気づいていない様子です。

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物4:浅井

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物4:浅井
出典:『最強伝説黒沢』2巻

黒沢の職場の後輩。職場では一番年下(?)のようです。ゲームが好きで頭が弱い青年で、昔いじめにあっていたらしく、黒沢がボコボコにされたのを見て共感し、黒沢を追い回すシーンが印象的でした。時間もお金もゲームにつかっているようです。黒沢が社内で危険人物扱いされたときは周りと同じように黒沢に対してビビってしまって、腰を抜かしていました。

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物5:仲根

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物5:仲根
出典:『最強伝説黒沢』4巻

中学生の番長。長身でモテモテです。劇中で英語とイタリア語を披露している場面があります。一度黒沢に喧嘩で負けてからは黒沢のことを兄さんと慕うようになりました。

ホームレス編では黒沢の仲間として一緒に戦い、御木のバイクのカギを奪うという大活躍を見せました。やくざの後ろ盾もあり、作中では間違いなく最強の人物です。

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物6:小野

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物6:小野
出典:『最強伝説黒沢』5巻

黒沢の職場で働く力自慢の職人。はじめは黒沢を敵視していましたが、のちに黒沢を親分と慕うようになります。周りが迷惑に思っているにもかかわらず、勝手に黒沢会を立ち上げ、黒沢もうんざりしています。

ホームレス編では頼りになる戦力の一人となりました。黒沢が仲根に慕われているのを見て、黒沢の器はドームレベルに大きいのではと勘違いしていました。

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物7:穴平社長

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物7:穴平社長
出典:『最強伝説黒沢』7巻

黒沢が務める穴平建設の社長。黒沢が警察のお世話になるたびに警察に引き取りに行かされる苦労人です。趣味はサイクリングで、黒沢がホームレスと騒いでいるところに自転車で通りがかりますが、その時は気が付きませんでした。何度も警察に身元を引き受けに行った上に、逮捕までされた黒沢をクビにしない社長は、ひょっとしたら黒沢のことを一番理解している人なのかもしれません。

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物8:御木

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物8:御木
出典:『最強伝説黒沢』11巻

暴走族ガロンキッズのリーダー。医者のドラ息子で本人も医学生です。基本的には他人任せでビビりな性格のため、喧嘩の形勢が悪くなると真っ先に逃げようと試みます。

ホームレス編では仲間に置いていかれ、黒沢達にボコボコにやられました。続編の『新黒沢 最強伝説』ではまた違った一面を見せるので続編をお楽しみください。

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物9:茜

漫画『最強伝説黒沢』主要登場人物9:茜
出典:『最強伝説黒沢』11巻

ホームレスのおばあちゃん。他のホームレスに見捨てられそうになったところを見た黒沢が奮起し、他のホームレスたちを巻き込むきっかけとなりました。暴走族にぶたれますが、それを見た黒沢は今までにない喧嘩っぷりを発揮しました。
 

工事現場編(1巻~2巻)の名言をネタバレ紹介!「人望が欲しいっ…!」

工事現場編(1巻~2巻)の名言をネタバレ紹介!「人望が欲しいっ…!」
出典:『最強伝説黒沢』1巻

高校を卒業してから同じ建設会社に勤め続け、雨の日も晴れの日も四半世紀以上ひたすら働いてきた黒沢。しかし目標も持たずにただただ漫然と働いてきた彼は出世する訳でもなく、人望が厚い訳でもありません。

サッカー観戦の日から自分の人生について考え始めた黒沢。今日は彼の44回目の誕生日です。

気づいてほしくて現場のカレンダーにぶっきらぼうに書いた「黒沢」という文字。しかしそれに触れてくる者はおらず、彼は勇気を振り絞って作業員たちに占いの話を振って星座を聞きます。

そして流れで黒沢の星座も聞かれるのですが、自分でチャンスを作ったものの、顔を真っ赤にして何も言えません。その話は休憩時間の終わりによって無情にもなかったことになってしまいます。

そして機会を逃した黒沢は誕生日にひとり居酒屋に入り、つい飲みすぎてしまいます。その間何と3時間。そして帰り道に黒沢以外の作業員たちで飲んでいた場面に鉢合わせしてしまうのです。

彼らと別れた後、黒沢はボロボロの気持ちで工事現場に戻ります。

近くに立って働き続ける作業員型のロボットに話しかける黒沢。彼はそのロボットを太郎と名付け、時々愚痴を聞いてもらっていたのです。 そしてひとり夜空を見上げ、黒沢は泣き続けるのです。

誕生日にそんな行き場のない不安感を味わった彼は、せめて仕事仲間の作業員たちには自分の良さを分かって欲しいと思うようになるのです。
 

「欲しいっ…!欲しいっ…!欲しいっ…! 
人望が欲しいっ…!」 (『最強伝説黒沢』1巻より引用)

熱い気持ちとともに、黒沢は新しく入ることになった現場から変わることを決意します。しかしなかなか噛み合わない彼の頑張りと作業員たちの気持ち。

黒沢はあの手この手で現場のメンバーに気に入られようと奇策をこうじます。 

著者
福本 伸行
出版日
2003-09-30

面白すぎる黒沢の行動

その1 :仕事中の工事現場にビールを差し入れする 

その2 :隠れてみんなの弁当にアジフライを入れる 

その3 :現場に置いてけぼりくらったので誘導用ロボット(太郎)と一緒に寝る 

はっきり言って意味不明です。黒沢が勝手にライバル視している赤松(若手現場監督)の爽やかさとのギャップも相まって異様さが一層際立っています。

さて、そんな奇行を繰り返したために黒沢は一時現場を外されます。現場を外された黒沢ですが、風邪をおして働いた甲斐あって職場で認められ現場復帰、仕事仲間とようやく溶け込めるようになりました。

 

  1. 主人公はさえないオッサン黒沢 
     
  2. 独身、彼女なし、友達なし、職場でも浮いている 
     
  3. このままではいけないの奮起する 
     
  4. ちょっと人とは変わっているところが有り
     

 

決闘編(2巻~5巻)の名言をネタバレ紹介!「みんなそれぞれ理想の姿を…目指すから人間だっ…!」

 

仕事仲間とファミレスで飲み騒いでいたことで不良中学生に目をつけられた黒沢は夜の人気のないグラウンドでボコボコにされてしまう黒沢。

超近距離のノックで身体中にアザを負い、さらにはバットで殴られてしまいます。そしてついに、「バットで頭を殴ろう」と話し始めた中学生たち。黒沢に対して、「殺されたくなければ、土下座をしろ」と命令します。

自らの命を守るために、正座をした黒沢。後は頭を地面につけるだけ。しかし、なぜか頭を下げることができません……。

「あやまらないことによって…! 
 何を守っている……? 
 それは、命より大事なものなのか…?」 
 (『最強伝説黒沢』2巻より引用)

自らのプライドと命の間で、葛藤が起きてしまった黒沢の心。中学生に頭を下げるか、バットで頭を殴られるか。黒沢は迷った挙句、バットで頭を殴られてしまいました。自らの自尊心と命を天秤にかけた結果、自らの自尊心を選んだ黒沢。それが正しい行動だったのかは誰にもわかりませんが、彼は無事に一命を取り留めました。

言葉だけを切り取って考えてみると、様々な意味があるようにも取ることができます。発言しているキャラクターは正直ダメ人間が多いものの、1つ1つの言葉が深く、なぜか妙に胸に沁みる名言が多いというのも『最強伝説黒沢』の魅力。ぜひじっくりと読んでみてください。 

ちなみにその時流れた走馬燈も今回の一つのみどころです。黒沢の走馬燈は山口百恵からはじまりミニモニ。までの歴代アイドル総勢17名でした。

「死ねねぇっ…!」
(『最強伝説黒沢』3巻より引用)

しかしどうにかその時仕事仲間が駆けつけてくれたことで、九死に一生を得ます。そしてその復讐のために決闘を挑むことを決心するのでした。

建設業の仲間達を集め、中学生へのリベンジを決心したことを報告する黒沢でしたが、なぜ決闘する理由があるのかと問われました。その質問に対し、彼は「シートン動物記を読んだんだ」とわけのわからない返答をします。

黒沢はシートン動物記を読み、うさぎや鹿が後ろめたさなしに猟師から逃げことを知りました。彼に言わせれば、動物は生きているだけで勝ち。でも違う、俺は人間なんだ!と黒沢は叫びました。

「連中は生きている事が勝利っ……! 
 でも、生きてりゃ勝利なんてのは…動物の話だ… 
 オレは…人間だ…!生きてりゃ十分なんて…誰が思うかよ…! 
 みんなそれぞれ理想の姿を…目指すから人間だっ…!」 
(『最強伝説黒沢』3巻より引用)

負け組まっしぐらの黒沢。このまま負けていられないという彼の強い思いが詰まった名言です。ちなみにこの黒沢の言葉は、本作のテーマを象徴しているとも言えるもので、最終回まで続く彼の姿勢に繋がります。

あなたもすべてを諦めようとした時に、「生きるからには何かを目指して生きろ」という黒沢のアツい言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。この他にも、たくさんの名言が『最強伝説黒沢』には登場します。ぜひお手にとってみてください。

 

著者
福本 伸行
出版日
2004-03-30

中学生にボコられた翌々日、黒沢は仕事仲間をファミレスに呼び集めました。黒沢はボコられた中学生に決闘を申し込むと言うのです。それを偶然聞いていたファミレスの他の客が盛り上がり、ファミレスの客全体が決闘を後押しすることになりました。引くに引けなくなった黒沢は泣く泣く中学生と対峙します。決闘編のみどころは中学生3人との戦いとそのあとに現れるボス「仲根」との対決です。

40過ぎのオッサンが中学生に決闘を申し込むなんて、いかがなものでしょうか。ちなみに日本では決闘罪という法律で決闘は禁止されていたと思います。

 

  1. 拉致され、ボコボコにされるシーンは恐怖 
     
  2. 仲根との対決シーンは妙にバトル漫画チックで笑える 
     
  3. ギャラリーが勝手に盛り上がるところは高揚感がある 
     
  4. 解説おじさんの解説がくどい
     

 

中学生殺し編(5巻~6巻)の名言をネタバレ紹介!「カルマのようにうごめく……諸問題っ……」

決闘から数日後、中学生をイジメから救うなどして再度中学生相手に立ち回ったことで職場で黒沢は「中学生殺し」と噂されるようになります。さらに、先日激闘を繰り広げた相手の仲根が職場にやってきました。

復讐にやってきたと思いきや、仲根は黒沢を兄さんとしたって、助けを乞います。決闘編では狂気の暴力中学生として描かれていた仲根ですが、中学生殺し編では英語とイタリア語にも堪能なエリート中学生として描かれています。

彼の誘いを断りきれず、つい話を聞いてしまった黒沢。しかし聞けば聞くほど自分より高いスペックにどうしてこんな自分がお前を助けなければならないのだ、と自分の不安を語ります。

「時々…年に何回か…
これでいいのか……?っていう…疑念…不審…不安が胸を押し上げてきて……
面倒な事を全部詰め込んだ………押入れ……
そのふすまを恐る恐る……開けてみるんだ……!(中略)
暗黒へと続く季語い………
奈落っ…!千尋の谷っ…!
その底で……カルマのようにうごめく……諸問題っ……」
(『最強伝説黒沢』6巻より引用)

そこには仕事、薄給、借金という重いものから、血圧、ハゲてきた、腰痛という身近なものまで数多の問題がひしめいています。それを黒沢はいつも見なかったことにしてきていると涙ながらに語るのです。

しかしその話のあとにこうも続けます。
「でも…まぁ…言ってみろ……!(中略)
手伝えなくても……知恵くらいは出せる……」
(『最強伝説黒沢』6巻より引用)
 

こういうところがかっこいいですね。実は仲根はプロレスラーの先輩に金をせびられているとのことで、助けて欲しいと言ってきて……。

著者
福本 伸行
出版日
2004-11-30

 

ここでのみどころは何といっても屈強なプロレスラー3人を撃退するところです。その方法というのが、なんとウ○コを投げつけるという禁じ手中の禁じ手。漫画の主人公がそれやっちゃだめだろうということを平気でやってのけるのが黒沢の面白いところです。

  1. 仲根が万能キャラで笑える 
     
  2. プロレスラーと仲根の間に入っていくシーンは単純にかっこいい
     

 

刺客編(7巻~8巻)の名言をネタバレ紹介!「オレの桶狭間っ…!」

これまでのトラブルで社内でも危険人物として扱われるようになった黒沢は、地元の暴走族や悪ガキからもターゲットとして狙われることになります。はじめは悪ガキを恐れていた黒沢も撃退することに慣れ、一時は刺客の撃退を楽しむようになってきましたが、歩道橋から突き落とされてからは急に自信がなくなり、ビクビクと自宅と職場を行き来する日が続きました。

しかしそんな時、家で見たテレビで桶狭間の戦いで織田信長が命を賭けて今川義元に奇襲をかけたことを見て、自分が刺客たちにただ怯えていたことを反省します。

そんな時、ちょうど仕事仲間から刺客の主犯格5人を見つけたという電話を受けた黒沢。主犯格5人を居酒屋で一網打尽にすることを試みます。

「ああっ……!来たっ…!
突然来たっ…!オレの桶狭間っ…!」
(『最強伝説黒沢』8巻より引用)

そして黒沢は……。

著者
福本 伸行
出版日
2005-10-28

刺客編のみどころは、居酒屋で主犯格を文字通り一網打尽にする大立ち回りです。店内を真っ暗にしてから釣り針付きの網で5人の動きを封じ、身元を調べあげ、鉄パイプで脅します。今までの黒沢の中で一番計画的で押しの強いエピソードです。

 

  1. 刺客が送り込まれてくるのを想像すると怖い 
     
  2. 主犯格を一網打尽にするシーンは痛快
     

 

ホームレス編(9巻~11巻)の名言をネタバレ紹介!

ホームレス編は『最強伝説黒沢』の最終編です。ぜひ読んでいただきたいので、詳しいあらすじは省きますが、暴走族がホームレスを焼き討ちにして追い出そうとするところに黒沢が介入し、暴走族を撃退するという筋書きです。

そこで黒沢がボコボコにされながらも戦う姿を見て、人々は熱い気持ちがこみ上げてくるのを感じます。

「損得だけで生きて何になる…?
ましてや安楽…そんなことはミジンコ……
違うっ 違うっ……!そうじゃないっ…!
オレ達人間は……人間ってのは…
それ以上の……何かだろう…!
それ以上の何か……つまり…
人間を……人間足らしめている…………

心…!感情がある…!」
(『最強伝説黒沢』11巻)

そこからさらにこの名言は続きます。この記事ではあえてここまでのご紹介とさせていただきます。言葉だけでなく、画面から伝わってくる黒沢の生き様をぜひご自身の目でご覧いただければと思います。

著者
福本 伸行
出版日
2006-07-28

ホームレス編のみどころは、キレて覚醒する黒沢の戦いっぷり。とにかく今までの黒沢ではみせなかった凶暴ぶりを発揮します。それから、ホームレスを説得するための台詞回しが多く、心にぐっときます。

  1. おばあちゃんを守る勇敢な黒沢に感動 
     
  2. 最後まで大きな成功は掴めなかった黒沢の最終回は、でもどこか温かい。とにかく泣ける
     

泣ける中年漫画『最強伝説黒沢』を読もう!

著者
福本 伸行
出版日

ひたすらに空回りのような努力を続ける黒沢。その様子は見ていて胸が苦しくなるリアルな悲哀があります。

しかしそんな苦しさが続く中でも彼なりの目標に向かって諦めないのが黒沢の生き様なのです。果たしてあなたは彼からどんなメッセージを受け取るでしょうか?

『最強伝説 黒沢』は見る人によって姿を変える不思議な作品です。誰もが人生のどこかで味わっているはずの挫折感を黒沢に重ねて観る人も多いと思いますが、単純なギャグ漫画としても一級品です。さえないけどどこか憎めない黒沢の生きざまをぜひご覧ください。

そして続編『新黒沢 最強伝説』も出版されています!その後の黒沢がどうなったのか、とても気になります!

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